ohshimaさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

2.8

「ソー?誰?あ、トールのこと?アメコミで?神様?監督がケネスブラナー?嘘でしょ?アメコミだよ?てか主演誰こいつ?」という困惑だらけの状態から見事お家芸的シェイクスピア悲劇とロマンスをロイヤルストレート>>続きを読む

悪党に粛清を(2014年製作の映画)

3.5

セットやグリーンバックを多用してそうな、歪さと無臭性を伴う奇妙な画面。お話は普っ通なんですが普通であればあるほど際立つ彼岸、あるいは異界感。ミケルセンの欧州的エロスと相まって好きな人は死ぬほど好きそう>>続きを読む

EDEN/エデン(2014年製作の映画)

3.0

映画としては退屈とクソつまんないの間くらい、主人公がバカな上にチ○コでしか物を考えられないのでどれだけ不幸になろうがなんの感情もわかない。フランス映画はいつも「その会話なんの意味があるの?」って思って>>続きを読む

悪人は生きている(2014年製作の映画)

3.5

実質90分切るランタイムでコンパクトながら抑制的な画面、唐突な暴力描写、最終幕での回想による物語の回収などコリアンノワールの典型をキレイに押さえている佳作。問題解決の一手段として暴力が十分な選択肢とし>>続きを読む

ザ・ディスカバリー(2017年製作の映画)

2.5

死後の世界が科学的に証明、っていうわりにその辺の説明がめちゃくちゃフワッとしてるのでそれでウン百万人自殺しました!っ言われても全く説得力ないし全然ノレない。これ見よがしの命を大切的な広告もウザい。この>>続きを読む

神は死んだのか(2014年製作の映画)

5.0

おっnetflixにあるじゃーんと思ってチラ見、見る前からわかってたけどただのポルノ。それ以上でも以下でもないけどだいたいの人間が生きていく上でポルノって結局必要だし悪いのはまるで哲学映画みたいな触れ>>続きを読む

優雅な世界(2007年製作の映画)

4.0

結局何が起きてる映画なのか?すごく説明しづらい。どうにでもなりそうなものなのにボタンをかけ違うように過ちを犯し、ちょっとずつズレていったまま進みいつの間にかもう戻れないところまで来てしまう。バカばっか>>続きを読む

ハイヒールの男(2014年製作の映画)

3.5

あらすじだけなら超つまんなさそうですが技巧と力業できっちり仕上げてくる安定のクオリティです。スタイリッシュに振ってるアクションでもリアリティのレイヤーがやはり一段違いますね。個人的に一番胸踊ったのは明>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.8

多くのSFというのは生まれた瞬間から宿命的な時限爆弾を抱えています。技術の発展、社会の変化、そもそもの年代設定に現実が追いついちゃったり等々。別にそれで作品の価値がゼロになるわけじゃございませんがしか>>続きを読む

サンシャイン2057(2007年製作の映画)

2.0

宇宙船やらなんやらのデザインがワンダー感あってグッド、その中でヒューマンエラーをきっかけに不和が表面化し乗組員が一人ずつ死んでいく序盤から中盤の緊張感は素晴らしいと思います。ノーランよりずっと良いです>>続きを読む

SCOOP!(2016年製作の映画)

1.0

久しぶりに邦画を見た気がするけど導入からムダばっかりチンタラしててイライラします。演技も状況や台詞に反射的なだけのアプローチばかりで造型もクソもない。見てて恥ずかしくなってくる。人を騙さんとする気概が>>続きを読む

監視者たち(2013年製作の映画)

5.0

比較的ヘルシーな部類に入る痛快娯楽作、なれどお国柄暗がりのアクションはいつも通りバチバチです。終始キメキメケレン味たっぷりテンポかつ最小限の描写で描き出す師弟愛がたまらん。韓国映画に珍しくヴィランが生>>続きを読む

最後の追跡(2016年製作の映画)

3.0

ボトルの蓋は素手で開けるしビールはお酒じゃないから飲んでも運転していいしアメリカ人まじアメリカ人

ある会社員(2012年製作の映画)

3.2

こいつ、誰それに似てるな…っていうあれをそのまま映画の感想にしてしまうのは敗北主義者の行為ですが主人公が芸人の某マンラッシュアワーの人に見えてしかたなかったです。ある種のブラックコメディなんでしょうが>>続きを読む

悪魔を見た(2010年製作の映画)

3.4

韓国版ダークナイト(嘘)
歴代さっさと豚のように殺されて欲しいおじさん堂々の第一位

コロンビアーナ(2011年製作の映画)

3.2

内容的にはランタイム80分切って欲しいとこですがそうなると必然的にゾーイサルダナの出番が減るわけでそれは許されないわけでこれくらいがギリギリの落とし所ではないでしょうか

サウスポー(2015年製作の映画)

3.6

チョロい人間なので中盤以降子ども出てくる度に落涙、画面見えねえ…
基本的に上手な嘘を見るのが好き、ということに加えどうしてもより良い適任者の機会損失を招いているのでは?みたいにもやっとしちゃうのでこう
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オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

2.0

全然悪くなかったですよ、全然悪くなかったです。オチもこっちの方がきれいだし(文字通り行きて帰りし物語なので)、マザファカおじさんのオマケつきだし。
ただぶっちゃけ人生を奪われた男の悲哀とか、監禁の理由
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泣く男(2014年製作の映画)

5.0

バンドが演奏するSadeのSmooth Operator をバックに僅か10分足らずで全てを語り終える導入部でもう完全に虜。ハリウッドのガンアクションを鼻で笑うかのような最適化されかつ剥き出しの暴力。>>続きを読む

夜に生きる(2015年製作の映画)

3.8

ゾーイサルダナの背中とダンスだけで映画一本分

グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独(2009年製作の映画)

2.0

これはクラシックもののドキュメンタリー全般に言えることですがアナリーゼを軽視しすぎ、思いつきで弾いてるわけじゃないんだから。安易にテクニックとか才能とか人間性に回収しないでほしい。

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.5

まさかあのくそつまんない有象無象シリーズからこれほどの映画が作られようとは誰が想像できたでしょうか。奇跡は美しく映画とは数奇なものですなあ。10年後くらいにこの子の続編が見たいです。

スプリット(2017年製作の映画)

3.0

この手の映画普段なら絶対見ないけど例の噂が気になってウィルスしたはいいものの案の定マナーが全くわからずそのわからなさが快感に変わることもなくウィルスました。そもそもこんな低脳ババア実際にいたら結構問題>>続きを読む

奴が嘲笑う(2015年製作の映画)

4.0

邦題&ジャケのせいでてっきりノワールものかと思いきやリアリティライン低めのエンタメで拍子抜けでしたがこちらの姿勢も修正できればノンストップかつ後味すっきりで楽しめます。キムゴウンの全力でその辺にいそう>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

1.0

 雰囲気だけは立派でしたが雰囲気しか考えてない結果悪手が目につき結果としては全然ダメでした。小説が映画化される際、両者の違いの鬼の首でも取ったみたいにあげつらうのは醜悪でしかないと思うんですが、ここま>>続きを読む

26年(2012年製作の映画)

4.0

冒頭、「戦場でワルツを」に着想を得たであろう(よく言えば。悪く言えばパクリ。このなりふりかまわないハングリーさと反面きっちり高水準で実現させてしまう確かな技術がまさに韓国映画といったところ)ロトスコー>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.8

「ルークケイジ」でもほぼ主演を務めていたマハーシャラアリの(マイクコルター?誰ですかそれ?)演技が本当に素晴らしい。
「アデル」が情熱と性愛を描かなければならなかったように、「ムーンライト」が今日にお
>>続きを読む

ヨコハマメリー(2005年製作の映画)

2.0

なんだかんだ横浜住んで長いし、それなりに思い出も愛着があるので自分の知らない昔の風景を垣間見るのは楽しい。少しだけ寂しかったり悲しかったすることも含めて楽しい。しかし映画の印象としては死んだ人に対して>>続きを読む

ファイアbyルブタン(2012年製作の映画)

2.0

個人的にピンヒールはショーケースに並んでる時が一番エロくて人が履いたら終わり、みたいなとこがあるんですが(サモトラケのニケと同じ理屈ですね)それを抜きにしてもこれじゃあエロいとかきれいとかよりだんだん>>続きを読む

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

3.0

音楽が臭すぎとか小説家の嫁とか精神科医のくだりまじ要らねえなとかいろいろありますがまあ昔の映画だからしょうがないよね

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.0

珍しく予告編すらほとんど見ない下調べゼロの状況だったんですがなるっほど〜そういうことだったんですな〜!という納得の秀作。ある意味とても類型的な物語というか、まああれでよね、出エジプト記ですよね要するに>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.0

・みんなすぐセックスの話しすぎ
・フランス人もパスタすする
一応最近文芸映画見て何も感じないことにあんまり罪悪感を覚えなくなってきました。加齢は悪いことばかりじゃない。

ニーナ・シモン 魂の歌(2015年製作の映画)

3.4

初期のアルバムは本当に美しくて愛聴してたんです公民権運動に没頭していくにつれどんどん発言が凡庸かつ定型的になり音楽も単線的で退屈なものになっていくのが悲しかった。別に音楽家は政治的な発言をするべきじゃ>>続きを読む

パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト(2014年製作の映画)

4.0

晩年のパコデルシア、他パートのミュージシャンのディレクションもDAWの波形編集も自分でやってるの衝撃でした。しかもコードネームのメモにiPad使ってるし…頭硬い伝統芸能のおじいさん感ゼロでめちゃくちゃ>>続きを読む