あまがえるさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

あまがえる

あまがえる

映画(377)
ドラマ(83)
アニメ(0)

ムーンライト(2016年製作の映画)

3.8

日本人として日本に住んでる私にはまったく違う世界の物語なんだけれど、シャロンの繊細な感情がわかるような気がする。フアンの家にある日本風なインテリアを見たせいなのかな。フアンの包み込むような父性に出会っ>>続きを読む

マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.8

最初はスパイ映画と思ってドキドキしながら観ていた。途中でかっこいい夫とかわいい妻の夫婦の話になり、さすがにブラピはすてきと思いながら観た。終わりの方で苦悩するブラピもまたいいなあと思った。悲しい話だっ>>続きを読む

草原の実験(2014年製作の映画)

3.8

大地に吹く風、地平線から登る太陽、沈む太陽どれをとってもうっとりする風景。父親のシーンはいつも少しユーモラスでほのぼのしている。キリッとした美少女と思いを寄せる2人の若者が主な出演者だがセリフは一切な>>続きを読む

靴ひも(2018年製作の映画)

3.8

父親として身勝手な分かれ方をした父と息子。不器用に歩み寄る2人を丁寧に描き、次第に父も息子もとても魅力的になっていく。
周囲も優しい人ばかりで心が癒された。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.6

ユリアの母親世代としては目を覆いたくなる生き方だと最初は思った。しかし自分の生き方が良かったかといえば、時代の空気に流されていて大切なことも自分で決めることができてなかった。結局自分が主役ではない人生>>続きを読む

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

小説を読んだあとに見てしまうと、映画はとても物足りなく感じる。これだけの長い小説をたった2時間に集約するのは確かにとても難しいだろうなと思う。逆に映画だけ観ると、背景があまり描かれていない分、この2人>>続きを読む

ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.5

ゾンビ映画とは知らずに見たけど、最後まで面白く見た。エンディングも面白かった。

オールド(2021年製作の映画)

3.4

いつのまにか登場人物の見た目が変わっていて同じ俳優さん?と思いながら見るのも面白かった。ワナに嵌められた家族の話だが動悸も描かれていてなるほどなあと思った。シャラマン監督はとても久しぶりだった。

スープとイデオロギー(2021年製作の映画)

4.1

済州事件というものを全然知らずに観ていたけど、普通にこのオモニの魅力で楽しめた。参鶏湯は美味しそうだし、娘の夫はいい人だし。
最後の方でアニメで済州事件を解説してくれてよーくわかったけど、これじゃ確か
>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.9

日本と韓国は地理的に近いだけあって、女性に対する社会的な立場が似ているなあと感じた。女性同士でも、立場の違いによっては相手を思いやれず、あからさまに傷付けるところは見ていて辛かった。しかしバスのおばさ>>続きを読む

すべてが変わった日(2020年製作の映画)

3.6

歳をとってじいじになったケビンコスナー。最初は無力なただのじいさんになってしまったのかと思ったが、孫と嫁を守るために命懸けで戦う姿がすてきだった。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

まったくプロミシングヤングウーマンからは程遠いところから映画は始まる。あらすじをまったく知らずに見ていて、主人公の目的がイマイチわからないまま終盤に入る。クライマックスにきて一途さ賢さに驚く。日本より>>続きを読む

星の子(2020年製作の映画)

3.5

新興宗教のリアルが描かれている。宗教2世の中学生役を芦田愛菜が見事に演じている。宗教に疑問を持っても、姉のように善良な両親から離れていくことができない。もう少し大人になって、好きな人ができたら変わるこ>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.4

愛する人と結婚して妊娠し、幸せになるのが普通と思うが、そこからハンターの内面が崩れ始めて行く。自分の出生にまつわる忌まわしい事件を乗り越えるための試練なのかもしれない。エンディングが日常に戻る主人公を>>続きを読む

スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

4.1

支援者の、世間では問題ありの若者たちが、自閉症の人とペアを組んで生き生きと活動しているのがとても素敵に思えた。こういう仕組みを作り出したブリュノとマリクも素敵だが、経済的にも苦しく、私生活もままならな>>続きを読む

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.1

ドミニカからの移民の街の物語
歌って踊ってる若い人たちよりも、みんなのお母さん、アブエラの方が歳が近くて、とても貧しいコミュニティの中で、血縁がなくても居所があって尊敬されてる感じがとても素敵だなと思
>>続きを読む

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

2.5

この映画の中の人間関係で丁寧に描かれていたのは娘と親友のピーターだけだった。妻とは心が離れていたのはわかるけど、死を前にした夫が出ていくのを止めないなんてどうかしてると思った。死に対する個人や家族の感>>続きを読む

バッド・グランマ(2017年製作の映画)

4.1

年取ったらこうあらねばという概念をぶち壊す爽快感!もう年なんだから節制はせずにお酒グイグイ、大麻もやるし、友人のためなら人も殺しちゃう。ただいつもみんな集まって寂しくないのがいいなあと憧れる。
警官も
>>続きを読む

冷たい晩餐(2017年製作の映画)

4.0

家族って本当に難しい。日本人には養子や人種の違いもあって、さらに複雑に感じる家族の在り方。でも単純に子供を守りたい母達の気持ちはよくわかる。それがよくない事であるとわかっても感情的にはスタンの意見に簡>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.9

ドラマを見た後映画を観た。
なるほどね〜ふむふむというシーンがあって面白かった。
残虐な場面がたくさんあるけれど、それだけではないドラマにも共通した面白さがある。
しかしながらアカデミー賞を受賞した理
>>続きを読む

ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.8

大学教授のバカンス、海辺の部屋を借りて、おしゃれな洋服を着て、海辺で読書、憧れるのは最初だけ。せっかくのバカンスなのに子育て中の過去を思い出し、見ている私も何故だかあれこれ思い出し辛くなる。今では娘た>>続きを読む

親愛なる7人の他人(2022年製作の映画)

3.5

レバノンの映画は初めて。
女性のドレスが赤青黄色と分かりやすく、男性陣もメガネやら髭やらで見分けやすくてありがたかった。
あんなに感情的に揉めたのに最後は収まっていたのはなぜ?

あなたを見送る7日間(2014年製作の映画)

3.0

兄弟関係のめんどくささや暖かさや鬱陶しさはどこの国でも変わらないけれど、喧嘩や浮気の仕方が派手だった。
豪華キャストでした。

ストレンジ・アフェア(2019年製作の映画)

4.0

おもしろかった。
いくつも謎があって、最後の方で一気に解き明かされていく。登場人物も最低限で無駄がない。ちょっとそれはないなあってところもあったけど、ミステリーとしては大満足。
マーガレットクアリーが
>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

3.5

3人の知的金髪美人が、権力者からセクハラされて、それぞれに対処し、立ち上がる話。
女性の社会進出が遅れていると言われる日本人から見たら、現代のアメリカのマスコミでこんな性差別があったなんて、とても信じ
>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

短い映画とはいえ、司令室から一歩も出ることなく、電話のやりとりだけという潔い映画だった。しかも息を呑む展開で全然飽きさせない。北欧イケメンのアスガーの苦悩する姿もすてきだった。

たちあがる女(2018年製作の映画)

4.0

北欧映画ということで気になっていた。49歳の普通の女性が、とにかく激しく企業の妨害をしているところが面白くスカッとする。自然の美しさ、柔らかそうな苔や草原、映画音楽のバンドやコーラスも映像に入ってとて>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

おとなしいタイプの認知症の父のケアをしているので、娘アンの気持ちがよくわかる。そして認知症の父親アンソニーを演じるアンソニーホプキンスの演技力がすごいなと思った。気分がコロコロ変わったり、忘れた事をご>>続きを読む

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん(2019年製作の映画)

3.6

オンラインゲームというものを見たこともやったこともなかったので、2倍楽しめた。ああいう不器用なお父さんっていそうだなと思った。

マッド・ハウス(2019年製作の映画)

3.4

日本の田舎には普通にあるご近所さん同士のお付き合いも、都会に行くとこういう不自然な形でしか見られないのかもしれない。というかこんなコミュニティがあったら恐ろしいが。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.2

最後に祝祭みたいになっていて、ミッドサマーを彷彿とさせる。
登場人物はほぼ家族のみ。