FHTさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.9

初めての感覚!ストーリーの進め方がめちゃくちゃうまい!起承転結ハッキリしたものじゃないので、普通なら少し退屈する感じの作品なのに全く見飽きる事はなかった。先が知りたい!という欲求さえもなく純粋に見届け>>続きを読む

薄暮(2019年製作の映画)

3.0

背景、声優がいい!

高校生でロメール知ってるとか恐ろしや。
緑の光線を作品に絡めるのはいいけど、どうせならオマージュがてらラストに緑の光線のワンシーンを入れて欲しかったな。
告白シーン夜やった、、、
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ストックホルム・ペンシルベニア(2015年製作の映画)

4.7

めちゃいい作品なのに日本では公開してないんだよなー、、

ストックホルム症候群に陥った23歳の女性

4歳の頃に誘拐され、役17年の歳月を犯人と過ごす。

犯人は捕まり、両親との奇跡の再会を果たすのだ
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凪の憂鬱(2019年製作の映画)

3.6

辻凪子さんの出ている作品で一度楽曲提供をした事があり、その時も魅力的な人間で個性的な演技をする人だなと思いましたが、今作も引っ張る引っ張る!

凪という人物の憂鬱な毎日の中で少しずつ光が差し込んでいく
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そしてまた私たちはのぼってゆく(2018年製作の映画)

3.7

磯部監督トークショー付き上映にて。

この作品だけイビツだったのでどういった経緯で作品を作ったのかを知れてよかった。

いただいた脚本を調理する能力素晴らしいな。

ループホラーというジャンルだろうか
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.0

名俳優でも越えられないリアルさが今作にはある。

本人が本人を演じ、ドキュメンタリーではなく映画を作った。

ロデオライダーが致命的なケガをし、選択肢のない選択を余儀なくされ、葛藤と現実と戦う作品。
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モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

4.7

男女差別、女性軽視にスポットを当てたティーンエイジャーストーリー。

モキシー=勇気

ローレン・サイ映画出てる!と思ってみたんだけど、傑作で何度も見てる。


ミッチェル(男)が学校の中心になって
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.3

シン・エヴァンゲリオン完結。

容赦のない新構想に思わず笑ってしまった。庵野監督最後の最後まで攻めたねー。

旧劇に比べると本当に見やすいし、より身近に感じれるような作りだったり、共感性を与える部分も
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君をこえて(2020年製作の映画)

3.0

大阪アジアン映画祭の作品。

少ないスタッフ、キャストで撮影に挑んだにしては、かなり踏み切った作品。

本編かなりゆっくり進みますし、長回しが殆どなので誰かを追っかけてるという視点が多いのですが。
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ホテルアイリス(2021年製作の映画)

3.7

大阪アジアン映画祭にて。

永瀬正敏さんの演技はいつも素晴らしい!


拷問と愛が生み出した究極の依存。


登場する人々が抱える "満たされないもの" をそれぞれの形で偶然にも満たされていく。

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ワイルド わたしの中の獣(2016年製作の映画)

3.6

なんか渋い! こういうの嫌いじゃない!


この作品はストーリーとかそういうものはサブに置いていて、テーマを追求した感じかな。コンテンポラリーな表現多かった。手すりにまたがって駆け下りていくシーンとか
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マイリトルゴート(2018年製作の映画)

4.1

今話題のモルカーを制作した監督が東京藝術大学大学院修了制作で作った作品。

いやーこの人やっぱ闇の部分持ってて安心した!笑

今やモルカー考察という深く作品を追求するファンも出てきて今後が楽しみですね
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回転ドア(2014年製作の映画)

3.2

これぞショートフィルム!

回転ドアに偶然挟まった男女。

これは運命なのか?

会話をしていくうちに明らかになる偶然。

焦点を絞って狭い空間でのやり取り。
無理がある点は多少あるが面白い。

撮影現場ではお静かに!(2016年製作の映画)

3.5

クワイエットプレイス並みの静かな会話劇。

本番中はお静かに。

撮影現場の一コマ。

出番まで待機している俳優とスタッフ。
サイレントで遊んでいるうちに、俳優の彼はデートをサイレントで誘う。

うま
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.7

菅田将暉の役が標準だったら僕は菅田将暉DXなんじゃないか。

それはさておき、鑑賞者が 「ん!?」と、目を丸くさせる程細かな演出をさり気なく取り入れていて面白かった。

あったかいんだから〜

この作
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.3

作品の良い悪いを判断する1つとして、観終わって映画館を出た後 " 街の見え方が変わっているか " を判断基準に入れてますが、今作も変わりましたね!

元殺人犯の三上の一生を描いた作品。

キャスティン
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トト・ザ・ヒーロー(1991年製作の映画)

4.9

ミスターノーバディの監督 ジャコ・バン・ドルマル監督の長編デビュー作品

めちゃくちゃおもしれええー!

スタンドバイミー、ニューシネマパラダイスに匹敵するほどの名作!!
これで処女作なんだよなあ。
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はじまりはヒップホップ(2014年製作の映画)

4.5

人生には波が必要だし、人生を送るという事はそういうものだから。

このお話は老人の方々がいつも同じ日常を過ごしていて、年老いても刺激を与えてあげたいと思い行動を起こした福祉事務所の方。これはドキュメン
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パラダイス・ネクスト(2019年製作の映画)

4.0

ヤクザと家族 the familyよりはるかに良い!

1枚の紙が空気中の水分を徐々に徐々に集めていき湿っていくような作品。

音楽もWashed OutのFeel it All Aroundというチ
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幕あい(2019年製作の映画)

4.0

映画ってコンテンツの何がいいって、流行りが無い事。そのおかげで性別年齢関係なく映画を楽しむ事ができる。

これは偶然お金がなく、ワイルドスピードが観れない為、半額の5ユーロで観れるクラシック映画を観る
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青く震える娘(2020年製作の映画)

3.2

伏線回収の構図今までにみた事ないやり口で面白い!

女が付き合ってる男の元恋人達によって女が拉致されるんだけど、女がクレイジーすぎてみんなを滅多刺し!

男の元へ帰りドライブの続きを。

音楽センスよ
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友だちの友だち(2020年製作の映画)

3.0

主人公には彼女がいて、ある日彼女は主人公が男性に襲われ迫られている所を目撃してしまう。

主人公は地下室にその男を閉じ込め "何をしてくれたんだ" と怒鳴る。

男は縛られて "そういうのもありだな"
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.0

ポランスキーの脚本は圧巻ですね。

元祖カルトホラー。
今の時代にあふれているカルトホラーの何倍も不気味だ。

ローズマリーがピュアで可愛らしくて赤ちゃんが生まれるのをすごく幸せに思っていたのに、段々
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みんな死んだ(2020年製作の映画)

3.8

説明不要!

誰が犯人とか殺人まがいの事が1つもなく

悲劇の連鎖だけでマジでみんな死んだ...
(生き残りもいるけど)

ビッチなパーティーに起こる偶然の悲劇の連鎖がなかなか巧妙!みんな頭おかしい!
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ペンギンが教えてくれたこと(2020年製作の映画)

5.0

この映画に出会えて本当によかった。
もうこんな素晴らしい作品に出会えたから死んでもいいと思うくらい個人的に刺さりました。

人生の目標。


ありがとうネットフリックス!!
これぞ映画!ネトフリ作品で
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緑の光線(1986年製作の映画)

3.8

自然と入ってくるストーリー。
現代でも通用する脚本っていっても30年ちょい前の作品か。

今で言う " リア充 " " コミュ障 " の相対的映画にも見えた

めちゃ共感することが多くいつの時代でも端
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.3

舘ひろしが好きなので鑑賞!

新聞記者の監督がどうヤクザ映画を撮るかと思ってワクワクしてましたが。

全体的にちょっと綺麗すぎたかなぁ。

内容はよかったんだけど、尺の足りなさが足を引っ張った感じがし
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動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

4.2

現代アートハウス入門イベントで鑑賞。

これは監督のバックグラウンドを知れば知るほど傑作映画ですね!

監督のある種自伝的映画。

若い頃無実の罪で8年?程監獄におり、外の世界へ戻ってきた時に作った作
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プラスティック(2014年製作の映画)

3.1

良くも悪くもな作品。

悪い事をしてお金を稼ぐグループが謎の高圧的なグループに圧力をかけられて、解放されるには多額のお金が必要となった。

役者が豪華な割に脚本が弱かったかな。

このストーリーで見せ
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.3

コッポラさんはブリングリングで好きになったけど、今作は仕方ない部分もあるがあまりハマらなかった。

恐らく今の時代に見たから。

2004年公開日に観ていたら度肝を抜く作品だっただろうな。。

という
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恋する遊園地(2020年製作の映画)

3.8

さすがおフランス!と言わざるを得ないほど対物性愛を美しく描いた作品。

物や機械に恋する。なんてラノベでありそうな題材ですが、一応事実に基づいたお話。
この作品の凄いところは対物性愛の描き方が本当に美
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目撃者(2017年製作の映画)

3.8

いきなりカメラに向かってハンマー投げてきて思わず避けてしまった笑

とんでもない殺人鬼を目撃してしまった事で犯人に狙われ、暗黙の脅しをかけられ通報する事も出来ない。
家族を守るため。犯人を目撃していな
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ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

4.0

エドガーライトは細かいお遊びとテンポ感を作るのがとても上手い!

ゲームオタクに音楽オタク、そして映画オタクにわかるクスッとポイント満載でテンポ感も良く軽快なゾンビ映画だった。

だらしないけどムード
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.3

なんだかまとまりが薄い作品でした。

色味とかカラーフィルターの取り入れ方とか拘っている感じだけど何故かしっくりこない。統一性があまりなくカメラアングルが微妙すぎた。
ザ・オシャレ撮りをチラホラ見せつ
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.4

新年1本目。

映画史に残る新たな刺客現る!!

映画全体からフェロモンを感じるという新たな映画の提示。
この監督のエロチシズムがとても深くて美しい。
性的快感を知ってる者は今作の不思議なマジックに掛
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