あおいさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

あおい

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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

3.7

歪過ぎる愛もここまで来ると恐ろしい。
変化球過ぎて、受け止めかねるけれど、
ダニエル・ディ・ルイスが、リアリティ満載の存在感で、目をそらさせない。

一風変わった愛の映画。
お互い了承済みな点が、これ
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.5

期待したほど面白くはなかった。
飛行機の中で観るのに、最適かも。

万引き家族(2018年製作の映画)

4.2

血の繋がりとは、なんなのか考えさせられる。
ラストのリンちゃんが切ない。観客に委ねる終わり方。

出演者が皆、上手い。樹木希林は、どうやって歯の無い口元やってるのかしら??

安藤サクラには、泣かされ
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犬猿(2017年製作の映画)

3.6

兄弟、姉妹アルアルで面白いけれど、
こんなに、兄弟違い過ぎると母親は辛いなあと、親目線で観てしまった。

2人とも同じように育て、同じように愛し、同じように幸せを願うのでね。

なので、このデフォルメ
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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

3.8

ネタバレにならないように書かなければ!

不思議な面白さのある映画。
ルイが何故、生まれてから生死を彷徨うような事故や病気に見舞われるのか。
ラストの本当の愛情には、ジーンとくる。

寿命を超えたモノ
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.5

映画好きには、楽しくなるオマージュ満載の映画。

あれこれ、探すのも楽しい。
でも個人的にこういうゲームっぽい映画は、苦手。退屈してしまった。
VRとか言われてもね。

シャイニングの怖さを思い出した
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.9

折角、公開初日に観たというのに、レビューし損ねました。

スピルバーグの手にかかると、固く地味なドキュメンタリーな内容もドラマ性が充実する。
切り取り方が、潔いのかも。
真実云々より、真実を伝える勇気
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

3か月以上前に観たのに、レビューし損ねてました。

水の映像の美しかった映画。雨が印象的。
ストーリーも飽きさせなくて、サスペンス調の盛り上がりもある。
でもちょっとマイノリティーの孤独をやり過ぎの感
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.2

テレビでよくある、再現ドラマの高級版みたいだった。

テロという事件の点に向かって、子供時代から線を繋げるのは、わかるのだけど、その線があまりに魅力がない。本人出演だし実話だから仕方ないけれど、突っ込
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ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

3.9

アメリカ移民のパキスタン男性と白人女性の恋が巻き起こす騒動。びっくりするぐらいドラマのような展開だけど、実話。

恋愛と言うよりは、むしろ家族愛にジーンとした。宗教や民族の慣習というBIG SICKを
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.6

初のカウリスマキ作品を鑑賞

ヨーロッパが抱える難民問題を深刻に、だけど少しのユーモアを織り交ぜて描いた作品。

兎に角、みんな笑わない。
特にドラマティックでもなく淡々とカーリドを助ける。困っていた
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ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

3.8

2日続けて試写会で鑑賞。
運を使い果たしたのではないかと心配になりますが^ ^、様々なジャンルの映画を観られて、嬉しかったです。
ありがとうございました。

今日の作品は、女子レスリングを舞台に、父親
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.9

試写会にて鑑賞

正直なところ、アイドル映画かなと期待してなかったのだけど、全く違う。かなり見応えある映画。

ストーリーは、扇情的でここまでやるかって感じの極端ではあるのだけれど、ラストまできっちり
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.3


最近、実話ベースの感動作品が多い気がしていたけれど、これは虚構が持ち得るインパクトの凄みを感じた。
3枚の看板広告が閉鎖的な田舎町の人の心を動かしていくという発端が秀逸だ。
広告が、他人事な人の心に
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.5

うーん。音楽は最高!

ミュージカルとしてのエンタメ感は、抜群に優れている。
This is me などの群舞の迫力と華やかさと楽曲の良さは、本当に心に残る。
never enoughもいい。オペラ歌
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

オープニングが、凄すぎる!
音楽が、クールにスタイリッシュに、バッチリ合っていて、初っ端からウキウキしてしまう

BGM的ではなく、主人公が自ら音楽聴いてないと動けない設定が面白い。おばさんの車でイケ
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パターソン(2016年製作の映画)

3.9

見逃してしまった映画をやっと鑑賞。

日は登り日は沈む。当たり前の生活の中でも、ささやかな事件はあるもので。

当たり前の日常に包みながら、ラスト、鮮やかに喪失と再生を描き、心温まりながらも力強いメッ
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ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

3.6

試写会にて鑑賞

ウォーターゲート事件において、強力な情報を晒し内部告発をおこなった「ディープスロート」なるFBI副長官マークフェルトにスポットを当てて、彼の視点から描いた映画。

彼の高潔な姿勢とF
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劇場版 進撃の巨人 Season2 覚醒の咆哮(2018年製作の映画)

3.8

子供達の付き添いで!とか言いながら、かなり楽しんで観てきました^^;
普段アニメ、好きではないのだけど、これは別!

ダークファンタジーお好きな方はオススメです
巨人バトル迫力あったし、最後はストーリ
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.6

「デトロイト」ショックで、スッキリ爽やかエンタメ100%の映画を観たくて、チョイスしたのだけど…

これまた、何が正義なのか、なんだか考えさせる上に、設定も突っ込み所満載で…^ ^

フェラーリとベン
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.2

鑑賞後、やり切れない想いと、物凄い疲労感が残る映画。

社会に鬱屈した黒人の若者達の暴動が根底にあり、ふざけた浅はかな行為を引き金に、事件は起きる。
デトロイトでの一夜の白人警官の暴行事件。誰かがヒー
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.8

お料理系の映画は、大好き!
食べたくなるような、真似したくなるような場面が沢山^ ^バターとチーズがじゅうじゅうするのは鉄板ね!

話は上手く運びすぎの気もしたけど、監督、製作、主演のファブローさんが
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.1

妄想のイチと現実のニの男の子の間で、ちょっと面倒くさい自己中な女の子から成長していく話を、笑いと涙を交えながらセンス良く描いた映画。
フレディには、笑う!

先日観た、スィート17モンスターを思い起こ
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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.6

フィルマークスの試写会にて、鑑賞。

LGBTの重いテーマを孕んではいるけれど、どちらかというと家族間の葛藤がメインでしかもユーモラスに描いてるので、肩の力を抜いて観られる。

トランスジェンダーの娘
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エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

3.8

元気をもらいたくて、2度目の再鑑賞。

タイトル通り、ジュリアロバーツの魅力たっぷりの映画。汚い言葉とハスッパな佇まいは、プリティウーマンを思い起こさせるけど、エリンの方が子供や生活を背負ってる分だけ
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

4.0

前作が大好きだったので、期待値を上げてたけれど、大満足!
カントリーロードのかかる、ちょっと野暮ったいアメリカ風味が楽しい

コリンファースが、ちょっとボケてる感じもまた、楽しい^ ^
2時間,あっと
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婚約者の友人(2016年製作の映画)

3.9

モノクロと、時折入るカラーの映像が印象的で美しい。映画館で観られてよかった。

第一次大戦後のドイツとフランスが舞台。
隣同士なのに、これほどまでに憎しみあうとは。世界どこにでもあるのだなあ。

フラ
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.8

家族皆が既に観てる中、私だけ初鑑賞。
わかる?理解できた?って皆聞くけど、私一応年間100本ぐらい映画観てるのよー!
ストーリーぐらいわかりますっ!!

想像してた以上にずっと面白かった!

ただパラ
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.6

昨年末、今年最後の一本という事で、夫と行ってきました。
クリスティ好きとしては、チビで気取ってて、ヨーロッパの人種差別感の中ちょっと滑稽なポアロが、颯爽と謎を解く爽快感が肝なのだけど、そこは残念でした
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.6

友人から招待券をいただき有り難く鑑賞。

千と千尋のようなファンタジックな世界観は思いのほか面白かった。
鎌倉に、魔物や妖怪や幽霊がウヨウヨしていて普通に暮らしてる。

これがかなりのインパクトだから
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.5

イザベルユペール、凄い演技。

ミシェルの人に対する憎しみまたは、信用できない姿を最後になって、ようやく理解出来た。愛とか信頼とか世の中の善なるものの対極にあるような映画。

だからこそレイプされても
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリー映画なので、採点もヤボだけど、取り敢えず記録。

そんなにバレエに詳しい訳じゃないけれど、素人でもセルゲイポルーニンが超人的天才ダンサーで、神から才能を与えられた、数少ない1人であると
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

2.5

行ってはいけない領域に踏み込んだ気分。初めてのホドロフスキー映画。
確かにフェリーニぽい気もしたけれど、
私には難解過ぎて、良さがわからなかった。残念

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.2

美しいけれど、残酷な映画。

オープニングから美しさと醜さの残酷な対比映像。
美も金も成功もハンサムな夫まで、持っていながら幸せでない様子のスーザン。
元夫から送られてきた本の劇中劇と共に過去が少しず
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.8

おばけ屋敷みたいなアトラクション映画!怖いシーンはてんこもり。

特に前半。図書館のベンがデリーの歴史を調べる写真。
黒人の子が焼死事件の現場での、映像。
鳥肌が立ちました。
イジメっ子がTVに唆され
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.8

メアリー役の女の子が、本当に可愛くて、
結構定番通りの設定と展開で期待したより感動しなかったのだけど、彼女の魅力はグイッとくる。

7歳にして、大学教授をも凌ぐ数学の天才で、大人びていて、辛辣クールな
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