あおいさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

あおい

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アルゴ(2012年製作の映画)

3.7

アルゴ くそったれ!

登場人物のセリフだけどそんな事を言いたくなるような映画でした!荒唐無稽、奇想天外な救出ストーリーを実際やってのけたお話。

アメリカが世界を牛耳るのかい?そんな事していたんか
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あの日のオルガン(2019年製作の映画)

4.2

戦争の中にも当たり前の生活がある。
「この世界の片隅で」を思い出した。

子供達はおねしょするし、ちょっと鬱陶しい時もあるし、お腹は空くし、キャラメルは本当に嬉しいし。
この保母さん達も、戦地へ行かな
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運び屋(2018年製作の映画)

3.8

87歳の老人が麻薬カルテルの組織からの大量の麻薬を運んだ、という報道記事から膨らませた話。

テンポも良く、組織の仲間とも徐々に心通わせ合うバディムービーさながらの道中。クスリと笑わせ、流石イーストウ
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.0

これが30年前の話とは!!

日本の戦前を思わせる、軍部独裁のアカ探し。
これで拷問死した、大学生の事件から話が始まる。

全体を通して、その熱さにドキュメンタリーと思いがちだけれど、ブラッククランズ
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.1

ずっと観たかったのを、やっと鑑賞。

カンニングがメインと知っていたので、もっとコメディ要素が強いのかと思いきや、タイの社会事情も感じさせながら、かなりサスペンスフルな映画だった。

頭の良い人が、カ
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

ふぅ〜2時間ノンストップアクションホラー映画。

ワイン飲みながら🍷観てたのに、終わってもまだ残ってる^ ^

結果、何の謎解きも解決も、しないのがいい。
理由のわからない恐怖みたいな。

韓国映画は
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.5

「グリーンブック」「ブラッククランズマン」ときて、この映画!^ ^
差別は差別でも、愛のこもった、埼玉ディスり映画。娘と脱力して楽しく鑑賞してきました!
キャスティングもハマっていて、みんなノリノリで
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

試写会にて鑑賞

黒人警官が、ユダヤ人警官と共にKKKに潜入捜査する、実話に基づくけど実話じゃない話。

スパイク リー監督の他作品も観ておらず、KKKにも詳しい訳でもないけれど、重いテーマにも関わら
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

まるで1人芝居のような映画だった。
カメラは、緊急ダイヤルの電話室と隣の部屋だけ。
ほぼ、主人公アスガーのアップとヘッドホンを付けた横顔。

この設定の中で、アスガーの置かれてる状況や彼の抱えてるもの
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.2

いやあ〜面白かった!
イギリスの女王が舞台というから、歴史モノかなと思ったのだけど、いきなりエマストーンの泥だらけの姿から、只者の映画じゃないと。

女王のお気に入りに、誰がなるかという野心渦巻く出世
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最高の人生のはじめ方(2012年製作の映画)

3.7

アル中気味の頑固で偏屈な昔の有名作家が、夏の避暑地に選んだ家のお隣には、美人で3人の子持ちのシングルマザー。いろいろな関わり合いで、自分を取り戻していく話。

子供達も犬も可愛いし、避暑地の湖は素敵だ
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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

3.9

みな、どう感じるかばかり気にするが、大事なのはどう考えるか。
考えが言葉となり、言葉が行動となり、行動が習慣となり、習慣が人格となり、人格は運命になる。

これらのセリフに裏打ちされたサッチャーは、本
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ヒート(1995年製作の映画)

3.6

コインの裏表というセリフのように、追う者と追われる者だけど、似た者同士。どちらもプロフェッショナルで孤独。

レストランのシーンは、ビトーとマイケルのコラボが嬉しい!渋い2人の会話は、それだけで味わい
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.4

試写会にて、鑑賞

1960年代の人種差別が色濃く残る時代、南部に演奏旅行に出掛ける黒人ピアニストと、腕っ節の強さを買われたイタリア人運転手の、織りなすロードムービー。

最初は、黒人に対して偏見を持
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.1

シャーヒダーちゃんが文句なく、可愛い!

おでこにポンと打つ、参った!の仕草も、手をはいはいっと挙げるポーズも、あまりに可愛過ぎて。

お話は、インドとパキスタンの宗教が絡んだ根深い対立と闘争の裏で、
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.0

アトラクション型映画というジャンルがあるとすれば、まさにそれ!映画館で観たかった〜

テレビの小さい画面の中でさえ、無重力のもどかしい動きと宇宙の果てしない怖さに、ライアンと同化してこんなに手に汗握っ
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フューリー(2014年製作の映画)

3.5

戦争が殺人であることをまざまざと、実感させる映画だった。

血や肉の飛び散るのを2時間半観ると肝心のラストの戦いには、麻痺してしまった
こってりコテコテなんだけど、心には刺さらない、不思議。

若干ネ
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マダム・マロリーと魔法のスパイス(2014年製作の映画)

3.3

邦題が、全然違うでしょ。
マダムマロリーがシェフで、魔法のような料理を作る話と思ってしまいました。

2つの向かい合ったレストランで異なる民族、慣習を乗り越えて料理が結びつける様は、ほっこりします。イ
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パディントン(2014年製作の映画)

4.0

子供の頃によく読んだメアリーポピンズとともにパディントンシリーズも大好きだったなと懐かしくなり、鑑賞。

子供用映画と侮るなかれ。ほっこりしながらも、きれいに纏まって、楽しい。

ヨーロッパの移民問題
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.2

レディガガの、派手で奇抜なイメージから消極的になって、終わる1日前の駆け込み鑑賞だったけど、観て良かった。
素顔も歌も魅力的で、鼻歌でさえとても上手い!こんな上手な人だったのね。
特に初めて2人で上が
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.8

絶対に、本家を観てから行った方が楽しめます。
制作者の人達の、メリーポピンズ愛を随所に感じるくらい、関連性高いです。

「メリーポピンズ全然変わってないね〜」には、笑っちゃったけど、このエミリーポピン
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.8

PCの中だけで、話が始まり終わる。
設定が斬新だし、キチンと完結してお見事だけど、やっぱりアクトが無い分、ちょっとだけ単調に感じた。

前半の分かり合えているつもりだった父親が、娘の抱えていた孤独を知
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.2

ずっと観たかった映画。
重苦しく悲惨だけれど観てよかった。
ラストのテロップが、女性の命を命とも思わないようで悲しく辛い。

未来も希望もないような、極寒の地。ネイティブ・アメリカンのジャンキーも白人
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七つの会議(2018年製作の映画)

4.0

池井戸作品常連さんの豪華なキャストと、そのアップで迫る顔の濃さと、テンポの良いわかりやすいストーリー運びで、2時間集中して楽しめる。

八角にまつわる謎と会社の抱える大きな闇とが、絡み合うミステリーぽ
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もののけ姫(1997年製作の映画)

3.8

真剣に再鑑賞。
ながら見では、咀嚼出来なかった、自然対文明の争い、喪失と再生がストンときました。

回答の難しいテーマながら、ラストは、サンもエボシもアシタカにも、全員に都合の良い落とし所で、残酷な描
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.3

これは、絶対に絶対に映画館で観る映画!
そして万人にオススメです^ ^

フレディマーキュリーのセクシャルマイノリティーである事や成功からくる壮絶な孤独や苦悩が胸を打ち、それが楽曲の歌詞と、何とも言え
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斉木楠雄のѰ難(2017年製作の映画)

3.5

く、く、くだらないけど、面白い!
B級感が、たまらない^ ^

でも、これ映画館で観てたら、金返せー!かも

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.9

文句なく心が洗われる映画。
この映画を観て泣ける自分にまた酔うところもあるけれど。

俺様はティガ〜♪と、実写で歌われたら、涙しちゃうでしょ。
子供時代の郷愁と、大人への哀感と。
ディズニーの作り込ま
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.7

イジメの加担者の様々な形と共に、石田の自分への罪の贖いの想いが、興味深かった。
人は、取り返しのつかないほど、他人を傷つけた時、どこまで背負うのだろう。
人にバッテンをつけ、関わらないで生きていくこと
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.7

愛こそ全てだった昔を思い出させる恋愛映画。
麦と自分しか見えない朝子の幼いけど突っ走るような恋。
2度目の麦と見た荒涼とした震災の風景が、他人の痛みや喪失感を初めて朝子に気付かせたのか。

3.11が
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

ネタバレもレビューも読まないように頑張った甲斐がありました!
コメディと聞いていたのに、これは何?ホラー?しかも手ブレで気持ち悪いし。と後悔した30分を取り戻すような怒涛の回収!
面白い構成と緻密な脚
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.5

とにかく映像と音楽、ピアノの音色が美しい。

ひと夏の経験って感じの話だけれど、男同志というのが、今風。

男の子達も美しいけれど、それを丹念に丁寧に描いた映画。だけど途中で飽きてしまいました。

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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

面白くて、テンポも早くて、広島弁がカッコよくて、暴力苦手でも仁義なき戦い観たことなくても、怒涛の2時間であっという間!

凄いオールスターキャストで、あの人もこの人も出てます。朝ドラのスーパー大納言の
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.1

明るいロードムービーかと思いきや、政治的黒歴史を孕んだ映画です。

この事件は知らない日本人が多いのでは無いでしょうか。
映画としては無骨な感じもするけれど、ぐいぐいと心に迫る熱さを持つ。
おススメで
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.0

チャーチルの、生涯の、ほんの何十日間という一部分を上手く切り取って端的に効果的に、伝えた映画。二度の議会での演説の暗闇の中、スポットライトのような映像が好き。
ダンケルクも違う角度から見られて、興味深
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.2

人間誰しも自分が主役の人生を生きてる事が、
素直に理解出来る映画。

押し付けがましく無く、説教臭くも無く、お涙系では、少しあるけれど、それでも問題を多角的な見方で切り取っている点が、とても好感が持て
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