marimoさんの映画レビュー・感想・評価 - 30ページ目

エルネスト(2017年製作の映画)

3.2

全編の殆どがスペイン語なので邦画であることを忘れます。

オダギリジョーも役柄上、ずっとスペイン語での演技、とにかく自然で違和感がありません。ほんとすごい!
※ネイティブの人が聴いたら分かりませんが。
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

4.0

黒塗りの車列からのタイトルバック。
もう心はわしづかみ。完璧。

アクが強い役者様たちが自由に演じながらも、作品としてはすごくまとまりが良い。
北野武監督すごい。

普段ヤクザ映画に出ない役者も多くて
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

3.7

子供を1人しか持てない世界で生まれた7つ子の姉妹。彼女たちは月曜日から日曜日と名付けられて外の世界では1人の人間として生きている。
。。。なんだ、このワクワク設定!

1人で7役なんて無理でしょ?
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亜人(2017年製作の映画)

3.8

もう和製ジョン・ウィック!面白かった。

とにかくガンアクションがカッコいい。
もうそれだけで大成功の実写化。本広監督ガンフーやりたかったんだろうな。

原作読者ですが、満足でした。
設定変更、省略は
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劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ(2017年製作の映画)

4.1

ユーフォニアム愛に溢れた傑作。

本人に言えなかった思いを反芻して止まらない涙。
理路整然としない気持ちを感情に任せて言葉にした時の涙。
今回の黄前ちゃんは、とにかく泣きまくって泣かせてきます。

T
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ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

1.5

控えめに言って、面白くない。

この映画をいま劇場で観る大半の人は、「新感染」の前日譚を期待してのことだと思う。。。いや何も満たせません。

韓国の格差社会に対する問題提起をゾンビ映画という形にして伝
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.7

観た人の数だけ回答があって、そのどれも決して真実ではないのだろう。

私もただそう思いたいだけ。
そうでなければ恐ろしいから。

自分の価値観とか真実とか、地に足がつかなくなる感覚。恐い作品です。

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.6

ベイビードライバーが神作だったので、エドガー・ライト監督作品を追いかけ中。

なんだこれwクソくだらないw

好きになった女の子と付き合うために、7人の元カレ軍団と戦うとか、内容これだけ。マジ全然分か
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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

4.4

生理的に険悪感を抱く描写も多かったので、かなり人を選ぶ作品ではあると思います。
中でも前半の人が死ぬ描写は正直観てられないぐらい嫌です。

吉高由里子の演技が素晴らしく、だから彼女が喜びを知って愛に気
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あさひなぐ(2017年製作の映画)

3.0

乃木坂ヲタとして、ひいき目にみてこんな感じです。

アイドル映画としたら悪くはないのです。

ただ毒にも薬にもならないゼロカロリーの食事をした感じです。

白とびしたみたいな映像も乃木坂ちゃんは美しく
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劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ(2016年製作の映画)

3.8

「悔しくって死にそう」

何かに本気になった人間だけが味わうやり場のない思い。

映像から伝わってくる言葉に出来ない感情の表現が素晴らしい。

すべてをぶつける演奏シーンの緊張感と高揚感は圧巻。

T
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PicNic(1996年製作の映画)

3.5

不快な何かを胃に詰め込まれたような感覚。

岩井俊二の変態性が気持ち悪い。

心が弱ってる時に観たら、戻ってこれなくなるトラウマのような作品。

でも嫌いじゃない。なんかよくわからない感覚。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

5.0

音楽に合わせて高まる心拍数
アクセルと同時に気持ちの高まりはピークに!
もう最高のアバン
タイトルバックで今年最高傑作を確信

続くオープニングもカッコ良すぎて休めない
幸せすぎるぞ、この興奮とワクワ
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.3

未開の星でヘルメット外しちゃうプロメテウスな方々。
未開の星にノーヘルで降り立っちゃうコヴェナントな方々。

いや、登場人物多いからメット付きだと顔が分からなくなるとか見せ方上の理由はあると思うんです
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エイリアン2(1986年製作の映画)

4.5

キャメロンおそるべし。
他人の生み出したシリーズで、大胆に自分色に染めた大傑作を作ってしまう。

ちゃんと続編なんだけど、方向性が全く違う。2作目でこれだけフルモデルチェンジしたので次回作は何やっても
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エイリアン/ディレクターズ・カット(1979年製作の映画)

3.8

古さは感じるがビジュアルデザインがとにかく素晴らしい。
自分の生まれる5年も前に作られたのが信じられない。

最近の映画に比べるとテンポがゆったりではあるが、そこがまたいい。
CGとは違う味わい深い感
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交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1(2017年製作の映画)

3.0

冒頭のサマー・オブ・ラブで、これは神作と胸を躍らせるのも束の間。ただひたすら続くPLAY BACKとPLAY FORWARD。
なんじゃこりゃ。

TV版は全部観てます。ポケ虹も観てます。総集編なのは
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

4.4

猫ちゃんが出てくるハートフルなお話だと思って観に来てしまいました。

いざ始まったら、ゴリゴリの社会派ノンフィクション映画じゃないっすか。
そう、実話だってことをエンディングで知るっていうね。

それ
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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

4.2

くだらないけど面白い。国産タイムスリップものの名作。

クーラーのリモコンが壊れたからタイムマシン使って過去から持ってきちゃおうぜっていう、ただそれだけの映画です。

とにかく伏線ばら撒きまくって、し
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

4.0

あれっ?
水原希子ってこんなに可愛かったっけ?

最初から最後まで水原希子に翻弄されメロメロです。狂わされましたw

今、好きな芸能人聞かれたら食い気味で「水原希子」って言ってしまう。そんな映画です。
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.8

これはっ!ただの超絶神作でした。

昔、岩井俊二にハマった時に、どうせただの恋愛映画でしょってスルーしていたクソガキな俺を小一時間説教してやりたい。

しっかり岩井俊二だし。ストーリーも良いし。伏線回
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undo(1994年製作の映画)

3.6

縛られた山口智子がとにかく美しい。

湿気を帯びた映像は素晴らしく、岩井俊二の変態性も全面に出た作品。94年にこれを作ったとか考えられない。

こういう作品が好きな自分は、やはり厨二病なのだなと。

花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

4.0

なんだこれ、めちゃくちゃ良い!

公開当時はなんでアニメ?って感じでスルーしてました。
アニメだからこそ2人が出会った時のはなしをオリジナルキャストで語れる。ありがたい。

やっぱり2人の掛け合い最高
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彼女はパートタイムトラベラー(2012年製作の映画)

1.8

私はダメでした。

だってタイトル見たら絶対、過去に未来をまたにかけたドタバタコメディだって思うじゃん。しかもあのお約束展開100%のジュラシックワールドのコリン・トレボロウ監督の長編デビューっていっ
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.8

マジックは3つのパートから成り立つ。
そのルールをノーランは作品の中にいくつも重ねてくる。

観客に気づかれないまま最後の「プレステージ(偉業)」まで話は進む。
映画そのものがマジックのショーの様。凄
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インソムニア(2002年製作の映画)

3.2

学生の時以来の鑑賞。

この不眠症の感じ。嫌です。

この映画、仕事でトラブった時の事がよぎってしまう。
日付が変わって、日が差しても寝れない状況。思い出します。嫌な感じ。

眠いのに、視界に広がる昼
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フォロウィング(1998年製作の映画)

3.9

ノーラン監督の長編デビュー作。初めて観ました。
なんだこれ大傑作!!

明らかに低予算作品なのに、ストーリーの組み立て方とか、タイトルバックの出し方とか、隙がなくてめちゃくちゃカッコいい。

シンプル
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Doodlebug(1997年製作の映画)

3.5

超短編でも魅せるノーラン。

3分間の中で移り変わる世界観。
見事しか言えません。

今週はノーラン作品を振り返ってみます。

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

IMAXスクリーン全面に広がる映像。
空気を震わす大音響。

ノーラン監督、ご馳走様です。

。。ただ映画館(しかもIMAX)で観ないと魅力が激減しそうなのも事実です。

兵士の絶望感や緊張感を追体験
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.6

黒沢清監督って正直苦手なんです。
ただ本作、面白かったです!

SFであることが私が苦手とする"黒沢清監督らしい演出"にすごくハマってました。良かったです。
日常の景色の中に紛れ込む不穏感や違和感抜群
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きみの声をとどけたい(2017年製作の映画)

3.2

ド直球の青春映画。
信じられないぐらいのご都合展開でも、爽やかで心地良いのでアリ。

主要メンバーは三森すずこ以外は、全員新人だとか。パンフ読むまで気づきませんでした。微かなぎこちなさが、なりたてのラ
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メメント(2000年製作の映画)

4.5

結末から逆行することで、観客は主人公と同様に過去がわからないまま物語を知る。
そのアイデアはもちろんだが、とにかく脚本が素晴らしい。

記憶が消えるまでの各区切りが、海外ドラマのように立て続けに伏線を
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.4

岩井俊二の映像センスが異常。
個性的な監督は数いれど、ここまで自分のイメージをストレートに映像化できる監督は他にいない。そして作品としても面白い。

ひたすら美しい映像に少年少女の言葉にできない闇が紡
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

出尽くしたゾンビ映画で、まだこれだけ面白い作品が作れるのか。大傑作!

最近のトレンドかな、身体能力高い系ゾンビです。

展開はベタですが電車と組み合わせることで緊張感を維持したままスピーディーな展開
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四月物語(1998年製作の映画)

3.5

オープニングで吹き出す。
リアリティを求めた結果なのか、監督の悪ノリなのか。まぁこういうの好きですけど。

むず痒くて、ほっこりして、優しい気持ちになれる作品。

映像の色使いとか空気感がすごく好き。
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花とアリス(2004年製作の映画)

4.2

淡く繊細に青春を切り取った名作。
岩井俊二はやっぱり良い!

2人の関係性とか掛け合いがすごい自然。

まぁでもアリスの方、好きになっちゃうよな。