あさのさんの映画レビュー・感想・評価 - 27ページ目

あさの

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バスターのバラード(2018年製作の映画)

3.8

非情な行為を相変わらずコーエン兄弟はあっさりと描いております。
誰がどうなるかわかりにくいから、ハラハラする。個人的には第1章、4章が好きです。

幸せな感じ(2018年製作の映画)

3.5

段々と兄弟二人の関係が変わっていく様子がいい。肉体的、精神的脆さは誰もが平等にある。それを認めて支えてくれる人を大切にすると、幸せが見えてくるのだろうか。

E.T.(1982年製作の映画)

4.2

なんでだろう。あの有名なシーンで号泣していた。そんな自分に嬉しく思った。まだ少年の心はある。

幸福なラザロ(2018年製作の映画)

4.2

これはとても政治的な映画だと思いました。ラザロはあくまで指標。ラザロを軸に自分はどこまで正直でまっすぐにそして周りに振り回されずにいられるかを考える映画。何だか変わってしまうこと、全然変わってないこと>>続きを読む

アレッポ 最後の男たち(2017年製作の映画)

3.8

ただ助けた人たちの様子を見たいだけなのに、助けたことを自慢しに行っているみたいに思われるのが嫌だというところが忘れられない。本当に本当に早く終わってほしい。

私の少女時代 Our Times(2015年製作の映画)

3.8

青春映画の王道になりそう。やっぱり王道だけどいいね。
あの時のあれは実はこうでしたのシーンに目がうるうる。
現代のところ、もう少し長めに、そして学生時代と同じキャストでもいいのではと思いました。

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.8

結局、みんな完璧な恋愛なんてできない。他人の恋を見て傍から見たら、「なんでそうなるかな~」って思っちゃうんだけど、かという自分もそこは大丈夫かもしれないけど、べつのところがほかの人からみたら「なんでそ>>続きを読む

青春神話(1992年製作の映画)

4.0

若者と大人。前者は輝かしいポジティブな印象だが、やはり脆さにあふれている。
悪ガキだろうが、まじめ君だろうが、若さは何とも言えないつらさを伴うと感じる作品。それは有り余るエネルギーのぶつける場所がない
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台湾新電影時代(2014年製作の映画)

4.0

とっても勉強になりました。これまでホウ・シャオシェンやエドワード・ヤンの映画を見て感じたことをなんかそのまま言葉にしてくれた感じが心地よかった。アピチャポンも言うように、確かに眠くなることが多々あるの>>続きを読む

グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

4.0

久々の鑑賞。改めて見ると、テンポの良さが余計に目立つ。早送りになってところも結構ある。たぶん、あれだけ長く続いた東ドイツ社会があっという間にがらりと変わってしまったことを訴えたかったんだろう。社会派な>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

3.5

チェイニーのダメ男から策士への変貌ぶりが劇的すぎるので、もうちょっとそこを丁寧にやってもらいたかった。映画として笑えるんだが、これが本当にあったかと思うと全く笑えない。

ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.8

すべてがうまく行き過ぎているとき、それを壊すのが自分じゃないかというプレッシャー。周りに気を使いすぎる人間にとって、唯一解放できる場所は自分の中。ティモシーはすごくそこを上手に表現していた。”見放す”>>続きを読む

荒野にて(2017年製作の映画)

3.5

前半まではすごくよかったが、残念。まあ、青年の成長物語なのかもしれないが、出会う人との交流がちょっとうすい。その場その場で乗り換えていく感じが納得できず。現実はそうかもしれないが、自分が見たいものと少>>続きを読む

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.8

掴めないかもしれないがとてつもなく大きな(と自分が考える)大義か、目の前にあるちっぽけなでもリアルな愛か。

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.5

持っているものを余すことなく使う人間と、何を持っていいのかわからない人間の対比がこの映画の魅力の一つ。芸術的なものが近づけば近づくほど、努力で得られないものの違いが露呈されていく感じ、悲しい。

ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.2

どんな人間も弱さを持ち、それを見せる権利がある。それはどんなに周りから勇敢でたくましいと思われている人間でも。劇場公開を熱望。

希望の灯り(2018年製作の映画)

4.2

いろんなことに共感した。限られたルールがあるからこそ、自由がほどよく制限されてるからこそ、得られる幸せはあると思う。単調な毎日の中でも灯りはある。隠れてタバコを吸うシーンや1時間の遅刻など、色々とかわ>>続きを読む

未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

3.8

その実態が見えないけど脅威を感じさせる技術はさすがスピルバーグ。
コミュニケーションの原点:相手の作法を理解したうえで、時にはそれに沿ってこちらのメッセージを入れ込むべし。
この”音”が自然と平和的な
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半世界(2018年製作の映画)

3.0

色々と中途半端な印象を持ってしまいました。別の終わり方もできたのでないでしょうか。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

4.0

好きなシーン:電話してる際にそれを聞いてるみんなが笑うのをこらえているところ。でも、本当、笑っちゃうぜ、というようなことを本気で信じてすべてを捧げている人がたちがいる。そしてその数が増えている。そこに>>続きを読む

ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

3.8

この映画で登場する人物は、それぞれタイトル通りの行動していると信じている。でも見ている側(少なくとも自分)はそこまでそれを感じられなかった。誰の言い分もその全部を納得できなかった。

壊れそうな積み木
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セメントの記憶(2017年製作の映画)

3.3

移住先のレバノンでも、シリア人に許されるのは地下と天空。レバノン人と同じ目線では世界を見させてもらえず、得られるのはテレビからのセンセーショナルな報道。人としてのDignityをこの映画も強く考えさせ>>続きを読む

草原の実験(2014年製作の映画)

3.8

セリフがない分、各動作に込められるメッセージを余計に感じてしまう。自然や少女がたたらと美しく感じるには、ちゃんと訳もあった。

オアシス(2002年製作の映画)

4.0

人の心はそう簡単には他人にわかってもらえない。がゆえに、見た目やこれまでのふるまいからそう判断される。そういう人間同士の悲しさがある一方、本当に腹の奥で通じ合える人と出会える人もいる。それはひょっとし>>続きを読む

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

4.2

優しさだけじゃこの世の中、生きていけない。時には社会や運がそれを許さない。人間はやはりそれに翻弄されてしまうのか…。列車の線路切り替えのように人生の中で何度か訪れる選択。一度間違えても何度もやり直せる>>続きを読む

アメリカン・ハニー(2016年製作の映画)

4.0

やっぱり自分の中でしっかりとしたモラルを持っていないとね。ドキュメンタリー感のおかげで臨場感があり、一緒に旅している印象を持つ。映像も美しい。