あさのさんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

あさの

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運び屋(2018年製作の映画)

3.8

こんなにポップなイーストウッドは見たことがなく、新鮮だった。内容も思っていた以上に軽い。この作品でも必要以上に描写しないところはやっぱりイーストウッド作品だなと思った。

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.2

日本、世界をも巻き込む壮大なストーリーが進行するも、話の中心はカネダとテツオのとてもプライベートなストーリー。2人の人間は決して分かり合えないということか。何かあったらいつでも守ってやるという兄貴分気>>続きを読む

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.5

地獄のような光景の連続でもほんの一瞬だけ輝く時がある。まるでそれが生き続ける理由であるかのように。ストーリーはもう、なんというか見てられないほど酷くて残酷だけど映画としての完成度がものすごく高い。そう>>続きを読む

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.8

臨場感はもちろんのこと、いかに冷酷卑劣な事件が起きたかを最後の最後まで見ている人に知らしめる。あくまで参加者一人として目線にこだわっている。

父から息子へ ~戦火の国より~(2017年製作の映画)

4.0

学校か戦士としての訓練校。この選択が後の人生に与える影響はあまりに大きい。父をはじめ、力づく何度も主張するシーン、まるで本当の気持ちを押さえつけるようだった。

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.2

ひょっとしたらどこか別の次元に自分と同じ役割を期待され、奮闘している仲間がいるかもしれない。違う悩みを抱えながらも。そう思うとなんだかとても心強い。たくさんキャラクターが出ているのにごちゃごちゃ感がな>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.8

3人それぞれが別の2人は自分の手中にあり物事は自分で動かせるとと思っているが、みんなうまく行かない。その空回り具合が愉快。

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.3

原作を読んでいないので読んだらまた意見が違うかもしれないが、なんとか2時間に詰め込むために“急いでる”という印象が否めない。特に最初と最後。ゆえに、キャラクター同士の関係性が余計に複雑に感じた。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.2

シリアスな問題だけどそう見せないように笑いどころをたくさん入れてくる監督の思いを感じた。コメディー映画をずっと撮ってた人がヒューマンドラマを作ると絶対に素晴らしい作品になりやすい。

ちょっと扉を開く
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ナディアの誓い - On Her Shoulders(2018年製作の映画)

3.8

英語のタイトルがこの映画をうまく言い表している。あくまで自分は被害者の一人と信じているから、彼女は活動家と呼ばれることを好まない。世界の人々にこの問題を知ってもらうため、毎回つらい体験を身を粉にしなが>>続きを読む

あの日のオルガン(2019年製作の映画)

3.3

最初はちょっと朝ドラ感が強くて映画を見ている気がしなかったが、後半から変わってくる。「文化的な生活」をどんなつらい状況でも貫けるか。その人にしかできないことはやっぱりある。

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.5

よく練られた作品だが、どうしても「サーチ/searching」と比べてしまう。劇中での短い時間で主人公の性格や過去の事件が容易に想像できる作りになっているところはさすが。過ちをちゃんと自分で認めないと>>続きを読む

ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

3.5

誰だってその地位を得ると、モンスターみたいになってしまうというメッセージを伝えたいとは思うんだけど、本作に限っては、主人公のもともとの詐欺師的な性格も影響していると思う。なので、目指していたものと違っ>>続きを読む

あみこ(2017年製作の映画)

3.5

「あんな女、大衆文化じゃん」の名言がきらり(笑)。結局はファンタジー。経験もないとつい少しの重なりからすべてを都合よくとらえてしまう。これを青春の代償とでもいうべきか。

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.5

2回見た。思ってた以上に1回目では気にならなかった所作に目がとまる。ジョンスの見つめられるとしらじらしく顔を背けるところ。ベンの何とも言えない笑い方。どこまでが現実でどこまでが虚構か、監督はあえて答え>>続きを読む

終わった人(2018年製作の映画)

3.3

"終わった"というのがいろんな意味にどんどんなっていくので、物語としてちょっとふらふらした感がありました。もっとセカンドライフをどう生きるかにフォーカスしてほしかった。

キンダーガーテン・ティーチャー(2018年製作の映画)

4.0

度を越えたobbsessionがいかに目の前のものを見えなくするか、暴走するか、とても上手に描かれていた。日本での劇場公開を希望。

天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

4.0

色んな意味で収まりがいいエンディングではないだろうか。彼女自身も彼を選んでしまった責任を自ら積極的に負っている気がした。音楽も好み。

藍色夏恋(2002年製作の映画)

4.0

矢印がみんなが幸せになれる方向を指し、うまく収まればいいのに…と願うけれど、人生そんなにうまくはいかない。客観的に見ているからこそそう思えるのであって、当の本人たちにしたら余計なお世話?かな。青春には>>続きを読む

デイアンドナイト(2019年製作の映画)

3.5

今一つ主人公側の大義に説得力が欠けていた気がする。善と悪の違いの難しさを訴えながらも、主人公側の善と相手側の悪はとても簡単に分けられていた。

愛と銃弾(2017年製作の映画)

3.0

ごちゃ混ぜ感があまり自分にはしっくりこなかった。ミュージカル、サスペンス、バイオレンス、コメディーを4分の一ずつ切り取って張り付けた印象。何を見ているのか混乱しました。

チチを撮りに(2012年製作の映画)

4.0

名言:「お母さんはそんな風に育てなかったてなんで言ってくれなかったの」

ジュリアン(2017年製作の映画)

4.0

この映画を見て、あの人が悪いというのは非常に簡単だけど、それでいいのか?問題はもっと根深い。行き場を失えば、誰だってああなる可能性はあるんだという、フランスらしい?社会的なメッセージを感じたのは自分だ>>続きを読む

家へ帰ろう(2017年製作の映画)

3.5

もうちょい過去のシーンをしっかり描写して、娘との関係も意味を持たしてくれたらもっと良くなったはず。

夜明け(2019年製作の映画)

3.8

もう一度人生をやり直すことは、他の誰かになることではない。そんなもん、長くは続かない。あくまで自分の人生。