あさのさんの映画レビュー・感想・評価 - 26ページ目

あさの

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誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

3.8

過去作ほどのパンチはないとしてもファルファーディ監督が映画を通して伝えたいことは一貫している。そこは本当素晴らしいと思う。どんな人間も一時的には損得、利益不利益で差がつくかもしれないが、それは永遠には>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.8

政治家も国民もほとんど出てこず、メインはその合間にいる官僚と記者のせめぎ合い。でも結局、国を動かしてしまう中心はここかと思うと悲しくなる。より見栄え良く伝えたがる政府と、生のままで届けたがる記者。ちま>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

3.0

自分はそこまででした。特に多くの方が絶賛している香取さんの演技が、どうしても自分にはまらず、ゆえにリアリティー感を欠いた状態で鑑賞となりました。

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.8

惜しいよ。自分はこの編集、置いていかれてしまった感じがありました。そんなに急がなくても…すべてが一級品だったので残念。。

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

4.0

まるで一緒に旅して、場所も心もさまよっているようでした。表と裏のシーンが笑いを誘うと同時に、次第に痛々しさも感じてきた。風をうまく使うのは、さすが黒沢監督。カメラマンの俺、ドキュメンタリーとれてるって>>続きを読む

さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.5

せっかく一緒にいるんだから、一人で溜めるに溜め込んでドカーンよりも、ちょっとずつ話し合っていけばと思うけど、そうもうまく行かないのはまとめちゃうと若さという名の棘のせいでしょうか。

青の帰り道(2018年製作の映画)

4.0

ドストレートに描く監督が、青春の光とそれが終わっていくところをさらに闇を盛ってさらにストレートに描き切った作品。ここまでやりきるとやっぱりすごい。あと、音楽は本当はまっていたね。

アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.0

急に悲劇が起きたとき、向き合い方や、それにかける時間は人それぞれ。そのことで何か新しい歯車が動くこともある。ふとしたことで思い出すこともある。すごく現実的な悲しみへの向き合い方でした。今のパリの様子も>>続きを読む

海獣の子供(2018年製作の映画)

3.5

見ている人それぞれに深み読みが求めらているのかもしれないが、僕をこれを感じる映画だと、途中から見方を切り替えました。するとリラックスして楽しめました。

金子文子と朴烈/朴烈(パクヨル) 植民地からのアナキスト(2017年製作の映画)

3.5

本当は日本人キャストを要所で使いたかったんじゃないのか。それができなかったことが凄く残念。日本でもこういう作品も見れる喜びと、シネコンでは見れない(多くの人には見てもらえない)悲しさ、両方を見ながら感>>続きを読む

町田くんの世界(2019年製作の映画)

4.2

こんなに胸キュンした映画は久しぶりだった。そしてめちゃ笑った。前田あっちゃん、池松君、はまり具合が素晴らしかった。町田君の感染力、恐るべし。でも裏を返せば、周りにこんな人がいないから、免疫ないからこそ>>続きを読む

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.5

もう本当、めっちゃくちゃのごっちゃごちゃなんだけど十分に堪能。にしても本当、人間こそモンスターかよと突っ込みたくなるシーンもちらほら。

ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた(2018年製作の映画)

3.8

父も娘もそれなりに人生があって、でも大好きな音楽と亡き妻/母への思いは同じ。妙にドラマチックじゃないからこそ、音楽の良さが自然で際立っているように見えた。

僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.5

どこかから主人公たちを覗いているようなカメラワークが効果的だった。宗教の問題より、誰もが味わうであろういいことと悪いこと両者が起こてしまう矛盾にどう向き合うかが鍵とみた。

イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語(2017年製作の映画)

3.5

ザ・スミスの大ファンとしてはたまらない映画。モリッシーのネガティブ度がぶっ飛びすぎて、いとおしくさえ思える。でも根はやさしい人間。内容もデビュー前までに限られているところもいいと思った。

嵐電(2019年製作の映画)

3.8

ほっこりとした空気の隙間に練りこまれているファンタジー。新さんがいい意味で目立ちすぎていないのがよかった。京都出身でもないので、新さんと一緒に傍観して、素敵なお話を覗かせてもらった気分。

メモリーズ・オブ・サマー(2016年製作の映画)

3.5

母は友人ではなく、自分を生み育てた一人の女性なんだということを思い知らされた夏。とっても苦い。

長いお別れ(2019年製作の映画)

3.5

どちらかというとお父さんの周りの人たちの成長ストーリー。家族の変化をきっかけに自分も変わることがある。前作ほどのパワーはないし笑いどころが多いが、随所にぐっとさせられるシーンあり。中田監督、観客が共感>>続きを読む

ウェスタン(2017年製作の映画)

3.8

一歩踏み出すのは、変化を与えるのは、いつだって偏見なく少しだけ勇気があるやつ。言っていることが十分に理解できなくても、分かり合えることってある。だって、十分に理解しあえる言葉があっても、分かり合えない>>続きを読む

RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

3.8

とってもシャイな彼女が、胸に秘めたゆるぎない想いを実現させていく。彼女に魅力を感じた人がそれに貢献していることも大きい。声がでかくなくても、人の心を動かし、世の中を変えられることはできる。

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.8

人は前に進むためには、選択が必要なんだ。つらいかもしれないけど、必要なんだ。エリックが突きつけられる現実、つらいよなあ。

トニー滝谷(2004年製作の映画)

4.2

「トニー滝谷の本当の名前は、本当にトニー滝谷だった」というセリフが素敵すぎる。配役、完璧。

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.2

小学生の万引きにちょっとだけ知恵をつけたバージョン。そこに覚悟や度胸もない。クールっぽいのにめちゃダサい。でもそこに人間らしさがあってもとてもよかった。あと、家族が重要な役割を担っているところもよかっ>>続きを読む

風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.8

イデフォーのこの映画に対する熱い想いを感じた。言葉もどこまでネイティブ並みかわからないけど、すごい。イノベーションのアイディアはそこらへんに転がっている。この映画の鑑賞を学校のカリキュラムに取り入れた>>続きを読む

ガルヴェストン(2018年製作の映画)

3.3

監督がメラニー・ロランということで鑑賞。見終わった感想としては、彼女がなぜこの映画を作ったのか、すごく知りたくなった。

足跡はかき消して(2018年製作の映画)

4.0

いつか自分だけが歩むべき道が見える。そのために、自分が歩いてきた足跡を消すことも時には大事かもしれない。

主戦場(2018年製作の映画)

4.0

良いところだけをかいつまんで間違いを見なかったことにする、こんなことで誇りなんて得られるのか。それは誇りなのか?自己愛に溢れかえった誇りなんて、誇りなのか。間違いを犯さない=誇りのロジックが全く理解で>>続きを読む

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.8

思っていたよりポップ。人間誰しも失敗するし落ちる。でも、人間らしさは忘れちゃいけない。人間らしい生活をしていてもヒューマニティがない人なんてたくさんいる。

スパイネーション/自白(2016年製作の映画)

3.8

人権あっての国家なはずが、まったくその逆として考えられている。この考えは時代のせいだけにできるのか。