Atsuiさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

Atsui

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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.5

前向きな頑張り屋さんだけど頑張るジャンルが最悪だから応援する気持ちが微塵もわかなかったのが良かった。突き放して描いてる感じも良かった。楽しかった。

キャビン(2011年製作の映画)

3.0

楽しかった。最後らへんまでどう転がるのかわくわくしながら見ていた。でも背景の設定がもう少し煮詰められていればきっともっと面白かったのに……と少々残念。

アルカディア(2017年製作の映画)

2.5

設定は独特で目を引かれたけど、それが魅力的に活用されていたかといえばそうでもないし面白かったかといえば全くそうでもない。

キャビン・イン・ザ・ウッズ(2012年製作の映画)

1.5

これ単体では全く体を成さない映画。この後アルカディアを見てやっと意味を把握した。もしアルカディアを先に見てたらこっちを見たかというと多分見なかった。

ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.0

「ディック・ロングはなぜ死んだのか?とか聞いてきてんじゃねえよ」って気持ちになった。知性的な何かがあと一つでもあればもっと違う見え方になったかもと思う。

嗤う分身(2013年製作の映画)

3.0

こうなってこうなってこうなるんだろうなーっていう予測を一切超えない映画だったけど、作中世界のディストピアな雰囲気はけっこう好みだった。

笑う故郷(2016年製作の映画)

3.5

面白かった。田舎に帰らない側の人間である自分にとっての田舎に帰らない理由がこれでもかと詰まってる。そして何が好きかより何が嫌いかに自覚的な方が人は前向きに生きられる気がするな。

イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.0

そういう状況ならまあそうなるだろうし、自分もそういう行動・判断をとるかもしれない。と思いはしたけど、それだけに留まる。やっぱ逸脱がないとただの出来事の羅列としか感じないんだな。

リトル・ジョー(2019年製作の映画)

3.0

よくこれでいこうと思ったなと感心するくらい画と音楽が合ってなかった。それ以外は虚無。明日には読んだことを忘れてる15ページ程度の漫画くらいの虚無。

アス(2019年製作の映画)

4.5

すげー面白かった。結末で一瞬あれってなったけど、あっそうかと気づいた瞬間全部のシーンがバチバチバチッと頭の中ではまっていく感覚がものすごく気持ち良くて、そのあとコワ〜ってなった。非常に良くできたミステ>>続きを読む

ユー・ウォント・ミー・トゥ・キル・ヒム(2013年製作の映画)

3.0

「実話に基づく」って補足、面白かったときはフーンとしか思わないけどそうでもなかったとき「でも実話だからしょうがないよね」って免罪符にされてる気がしてうるせえってなる。うるせえってなった最後。

透明人間(2019年製作の映画)

3.0

序盤は面白かったし怖かったけど、話が進むにつれて深まっていく謎より雑になっていく筋の方がインパクト強くて、最後はちょっと拍子抜けだった。

コリアタウン殺人事件(2020年製作の映画)

4.0

なんでこんなのが全世界に公開されてるのかとか監督・主演表記が「わからない」とか、存在自体の面白さもさることながら、白眉なのは圧倒的なドライブ感とライブ感。うわー見てよかったーってちょっと感動してしまっ>>続きを読む

サンダーロード(2018年製作の映画)

3.0

ただただただただ悲しい話だった。ここまで悲しいとむしろ笑わないほうが失礼だよねっていう気持ちになりながら笑った。

スピリッツ・オブ・ジ・エア(1988年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

青い空と赤い砂がたいへん綺麗で、これがCDのジャケットだったらジャケ買いしちゃうなってくらいどの絵も良かった。
ただし雰囲気に頼りすぎてて話は絶望的。夢を追う兄と現実的に逃亡中のスミスとでは飛ぶことの
>>続きを読む

コロンバス(2017年製作の映画)

2.0

何かを目指しすぎててどっかで見たような絵面ばっかになっちゃってるし、いらないことベラベラ喋りすぎだし、ずっと湿っぽくめそめそしてるしで、邦画のダサいやつを見せられているようでいたたまれない気持ちになっ>>続きを読む

電人ザボーガー(2010年製作の映画)

2.5

せっかく色々ちゃんとしてるのにギャグに見えるのは一部の人の演技が軽いせいかなあ。こういうのって子供の頃はギャグだなんて微塵も思わず見ていたし、作り直すなら子供時代と同じ感覚で受け入れられるものが見たか>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

3.5

映画自体は退屈なんだけど奥行きがあって懐が深い。ぼんやりしてるアダムドライバーはやたら絵になる。見て良かった。

涙のコメディ(2017年製作の映画)

2.5

取り返しのつかない後悔があるため偏屈な老人になってしまった、というのはわかる。が、風呂場であんなにベラベラ喋るならそれより前のシーンほとんどいらなかったんじゃないかと思う。

ホドロフスキーのサイコマジック(2019年製作の映画)

3.5

解放というのは自己vs他者、世界、コンプレックス、何でもいいけど対立するものへの歩み寄りで、それは逃げではないしましてや自己を毀損するものでもない。てな感じで色んな人をひたすら肯定してあげる変で良いお>>続きを読む

ルック・オブ・サイレンス(2014年製作の映画)

5.0

アクトオブキリングはまだ加害者たちを蔑む視点で見られたけれど、こっちはそんな余裕もなかった。
責任の放棄は人間らしさの放棄なのだと感じる反面、好き好んで放棄した人もいないと思うし、翻って自分を見ればた
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

4.5

壮大な目的に向かい、すごい仲間を次々と集めていく。語り口のテンションは高く(映画会社をディスってる時以外は)終始軽妙で楽しそう。そしてデヴィッド・リンチのくだりでのカタルシス。これ単体でも一本のエンタ>>続きを読む

ポップ・アイ(2017年製作の映画)

3.0

道中のほとんど全部が空回りだったとしても、旅は心の洗濯だな、と。

VHSテープを巻き戻せ!(2013年製作の映画)

3.5

期待したより遥かに面白かった。ビデオテープあるあるとビデオ映画文化史を織り交ぜつつ、物理メディア喪失の時代の保存と購買についても言及していく。ところどころ差し挟まれる映画のシーンはどれも興味をひかれる>>続きを読む

デヴィッド・リンチ:アートライフ(2016年製作の映画)

3.0

やるべきことを、というよりかは、やりたいことをコツコツとやってきた人なんだなと思った。

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.0

面白かった。些細な個人間の諍いが外野によってコントロールできない大事にされていく。ままあることだけど、普遍的な人間の業なのだなと感じた。それにしても、敬意を持つことと人の下に立つことの区別はこの現代に>>続きを読む

サバイビング・モロッコ(2011年製作の映画)

4.0

面白かった。行き当たりばったり場当たりその場しのぎの人生、ドブから這い上がったと思いきや別のドブに両足突っ込んでる。少しも楽しくない世界。関わりたくない野蛮さ愚昧さ。でもそういうのの方が絵になるんだか>>続きを読む

ブラックソウル(2016年製作の映画)

1.5

画面づくりも展開も妙にカリカチュアライズされていて、ひたすら安っぽい三文芝居を眺めている状態だった。自分はこれを見る対象ではなかったのだと思うほかない。

メランコリア(2011年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

漫☆画太郎の漫画みたいだった。奇行への走り方とか、理屈の飛躍の仕方とか。そして達観しようがテンパろうが最後はみんなドカーンてなって何も残らない。

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.5

命の価値が軽い映画はフィクションと割り切って見ちゃうときあるけど、子供の価値が軽い映画を同じように眺めるのには抵抗があるな。自分は自分を育てられる親のもとに生まれて幸運だった以上に言いようがない。

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.0

ピカチュウかわいい以外特に思うところのない映画だけどそれが全てでそれで充分とは思う。

パラダイス・ナウ(2005年製作の映画)

4.0

誰かを守るとか平和を目指すよりも自分が救われることこそが行動に繋がる動機だと。頭の中を変えるのは現実を変えるよりはまだ簡単なはずって思っちゃうけどな。