Atsuiさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

Atsui

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サバイビング・モロッコ(2011年製作の映画)

4.0

面白かった。行き当たりばったり場当たりその場しのぎの人生、ドブから這い上がったと思いきや別のドブに両足突っ込んでる。少しも楽しくない世界。関わりたくない野蛮さ愚昧さ。でもそういうのの方が絵になるんだか>>続きを読む

ブラックソウル(2016年製作の映画)

1.5

画面づくりも展開も妙にカリカチュアライズされていて、ひたすら安っぽい三文芝居を眺めている状態だった。自分はこれを見る対象ではなかったのだと思うほかない。

メランコリア(2011年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

漫☆画太郎の漫画みたいだった。奇行への走り方とか、理屈の飛躍の仕方とか。そして達観しようがテンパろうが最後はみんなドカーンてなって何も残らない。

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.5

命の価値が軽い映画はフィクションと割り切って見ちゃうときあるけど、子供の価値が軽い映画を同じように眺めるのには抵抗があるな。自分は自分を育てられる親のもとに生まれて幸運だった以上に言いようがない。

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.0

ピカチュウかわいい以外特に思うところのない映画だけどそれが全てでそれで充分とは思う。

パラダイス・ナウ(2005年製作の映画)

4.0

誰かを守るとか平和を目指すよりも自分が救われることこそが行動に繋がる動機だと。頭の中を変えるのは現実を変えるよりはまだ簡単なはずって思っちゃうけどな。

みかんの丘(2013年製作の映画)

3.5

見て良かった。感傷を押しつけあったりおどけてみせたりしない彼らの距離の取り方に、諸行無常をひしひしと感じる。

マイ・ライフ・ディレクテッド・バイ・ニコラス・ウィンディング・レフン(2014年製作の映画)

3.0

監督、ネガティブになることで心のバランスをとっているのかもしれないけれど、家族からするとちょっと鬱陶しいだろうな。この先、やっぱ撮影の旅は一人で行きたいなって思う監督といやネガティブ癖を直せよって思う>>続きを読む

ハッシュ・マネー(2016年製作の映画)

2.5

すごく悪趣味な映画なのでは、と後半になって気づいた。才能的精神的経済的に弱い人はかけがえのない存在とか作るもんじゃないよ。不幸にするからね。とバッサリ切り捨てる感じで、こういう話を見せられても困るなー>>続きを読む

サンキュー・スモーキング(2006年製作の映画)

3.5

議論しろと言いつつ論点ずらす主人公みたいな人間は嫌いだし、それにすぐ反論できない頭の鈍い議員みたいな連中も嫌い。好きな人間が全く出てこない。ラストも当たり前の事しか言ってない。主人公が落ちぶれた時は心>>続きを読む

ハロルドが笑う その日まで(2014年製作の映画)

3.0

俺の不幸はIKEAのせいだから社長誘拐してやるって何だよと思ったけど、妄想に取り憑かれて奇行に走る人って現実にもよく見るし、問題は何も解決してないけど当人が我に返ることで収束に向かうあたりも現実的。好>>続きを読む

ドライヴ(2011年製作の映画)

3.5

この主人公みたいな感情のスイッチが0と1しかないタイプの人って自分も自分と関わった人もみんな不幸にするよな。

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)

3.5

面白かった。人の命が軽すぎると逆に笑ってしまうのはなんでだろう。他人事だからだな。粛清文化を他人事だと笑ってられる境遇でラッキーだな。

プラネタリウム(2016年製作の映画)

3.0

ストーリーだけ取り出したら面白そうな映画なのに、なんかずっとヒステリックなピリピリ感があって見終わったときやっと終わったって思っちゃったな。やっぱ遊びを排除すると味気なくなるのかな。妹が変な装置つける>>続きを読む

ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

4.0

展開ゆっくりだしこれ最後きっちりスッキリさせてくれないとやだぞと思いながら見てたけどきっちり予想を上回って来たのでかなりスッキリした。良かった。

コンテイジョン(2011年製作の映画)

4.0

映画は見るタイミングも大事っていうのを久しぶりに思い出した。展開もスピーディーで、ラストまで固唾を呑んで見てしまった。

プラネット・テラー in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.0

足マシンガンは実際動いてるとこを見ると普通に不便そうで期待したよりうおーってならなかった。他のあらゆるところはB級でもいいけどそこだけはビシッとしてて欲しかったな。

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.0

風船がジワジワ膨らんでいくのを眺め、膨らみきったら今度はいつ割れるのかとハラハラしながら見る感じ×2。1回目は呆気にとられ、2回目は爆笑した。

キラー・メイズ(2017年製作の映画)

1.0

芯と呼べるものが何一つ見当たらない、ただの映像の羅列であった。映画ってここまで空虚にできるんだって逆にビックリした。人の心がない。

ファインダー・キーパーズ/拾ったものはボクのもの(2015年製作の映画)

3.5

馬鹿馬鹿しいとか見苦しいとかの一言で切り捨てるには勿体ない奥妙さがあった。何だこれ。

REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

3.0

話が単純明快な分、間の取り方が贅沢で良かった。もっと面白い死に絵面が見られたら更に良かったけどまあそういう映画じゃないんだろうしそれはいいや。

ブロー・ザ・マン・ダウン~女たちの協定~(2019年製作の映画)

3.0

冒頭がファーゴじゃんというのはさておき、ラストが描き方含めて印象的だった。必要悪という考え方は好きでないけど、小さくて閉鎖的なコミュニティの調和維持には公共のルールから逸脱した行為も不可欠だという点に>>続きを読む

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.5

「この世界は僕が照らしてみせる」良くも悪くもこのキャッチフレーズに全て集約されている。
世界は一つでも、どこを照らしたい/照らして欲しいかは人によって全然違う。でも社会が閉塞してると視界が狭まり自分の
>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

3.0

ふとした引きの構図とかドレスコーズとか良いところもたくさんあったけど、アップデートされてないサブカルを懐古的に眺める感じになってしまった。古武術よりも古美術の話だったらきっともっと業に満ちてもっと音楽>>続きを読む

テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

4.0

極めて偏屈な映画であるはずなのに作中現実と作中虚構の接続が割とちゃんとしててそれが逆に笑えた。見てよかったな。出来てよかったね。

ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷(2018年製作の映画)

2.5

舞台設定だけが良くて、あとは何もかもありきたりのよせあつめ。しかも舞台のお屋敷は増改築を繰り返してるはずなのに全然広く感じられないし大して活かされてないしで結果ただのありきたりのよせあつめ。

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.5

チキン店が繁盛していく様に大きなカタルシスを感じ、正直あのチキン食べたくなった。構成が上手なんだろうな。最後まで楽しかった。

フェアウェル(2019年製作の映画)

3.0

個人の考え方の問題を東西の文化の違いにすり替えたことで結果両側とも個人がスポイルされてしまっているのが滑稽ではあるが、物語としては普遍的で良いものだと思う。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.0

過不足なくちゃんとしてて面白いし楽しめたけど、ちゃんとしすぎてて奇抜さすら類型的になってしまった印象。もったいないような、それが味とも言えるような。

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.0

vsフェラーリ感はあんまりなかった。ずっと内輪揉めのイメージ。ラスト、実話をベースにしたことで映画としての面白さを損ねてしまった感じがある。

ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

2.5

ずっとスベってるし話も虚無なのに何とか見てられるのは、出てる人のヤケクソ感あふれる姿が世界観とマッチしてアツかったからだと思う。それ以外は特にポジティブな感想のない映画。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

面白かったし笑ったけど、作ってる側が全力で笑わせに来てるグイグイ感がちょっとなーってなった。音楽と、コミューンにも理詰のルールがあってそこは遵守してる感じは良かった。

キャッツ(2019年製作の映画)

3.0

前評判で聞いていたほど酷いものとは思わなかったが、手品猫がマジックを成功させないと殺されるんじゃないかって勢いで仲間たちに追い詰められていくシーンにはさすがに恐怖した。あと元気な日に見たのに帰宅したら>>続きを読む

プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

3.5

誰の子供時代にもこういう出会いや導きがあってほしいなって思います私。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

見てる側に何らかの感情を押しつけてきたりしないのと、時にちょっと、時に大きく予想を超える展開が最後まで続いたのが良かったです。良かった。