auchanさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

コロッサル・ユース(2006年製作の映画)

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特に何かに狙いを定めてるわけじゃない気がするけど、見てる最中はそんなことないんだろうね。本人は一点しか狙えないって言ってるけど、均等にモノをただ捉えてるような印象を持たせるのがあのカメラのマジック。ヴ>>続きを読む

スケアリーフレンド(2022年製作の映画)

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映画好きの二人の間で取り交わさ得るのはフィクショナルな領域で育まれた記号だけ。

赤い風船(1956年製作の映画)

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非常に鮮烈な傷を生み出すことが風船で可能だということの証明。

ルーヴル美術館訪問(2004年製作の映画)

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これでなければ触れることはなかったであろう大概変なおっさんのテクスト

ポン助の春(1934年製作の映画)

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コマを落として色を落とすだけであんなに笑えるのは天才としか言いようがない

くもとちゅうりっぷ(1943年製作の映画)

5.0

現代アニメに連なる幾つかのモチーフが見れた。アニメ的活劇や空間の使い方が抜群に上手い才人が作った大作。

シルビアのいる街で(2007年製作の映画)

4.0

見る映画の面白さがいまいちわからない中で、これは面白い。

音に仕事させすぎているけど、ダメな音より全然良い。用事のある人たちが写っているが、それが演出されていることはよくわかって、この構成ならそれが
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アンナ・マグダレーナ・バッハの日記(1967年製作の映画)

5.0

さいこー

くっそ音割れてるけど、白目剥いて聞いてたら魂が喜ぶ響きが聴こえてくる。ハンニバルマッツの言葉を借りるなら、チェンバロだのハープシコードだののサウンドは神の時代の音楽のためだけに存在している
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

5.0

なんかでウェスアンダーソンと精神疾患の関連の指摘をチラと見たが、映画に対する観客個人の環境というのはどの人にも一度は鬱が訪れるというようにあるのだろう。それはもちろん物語的な話ではなく、注意の所在=落>>続きを読む

ビデオドローム 4K ディレクターズカット版(1982年製作の映画)

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クローネンバーグは環境音が地味に上手
クライムズオブザ・フューチャーの港もそう。

キラーカブトガニ(2021年製作の映画)

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思えばこれが劇場でみた新作のアメリカ映画で一番出来が良かったかもしれない

フィフィ・マルタンガル デジタル・レストア(2001年製作の映画)

5.0

ロジエを数本見て何に感動したかというと、類稀なるバランス感覚で誰も傷つくことない映画を作っていること。取り返しのつかない傷を描きつつそれを緩和するものは多いが、それを回避し着地させる細かなコントロール>>続きを読む