ayumiさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.5

程よい高校生っぽさだなあと思った。会話のテンポもわざとらしくなくて面白かった。家で観るのに丁度いい。

池松壮亮がどうしてもちょっと苦手なので、斜に構えて観てしまったかも。

奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

4.6

デヴパテルが本当に儚く尊く見えてくる。これは100年前の話だけど、現代でも至る所で人種、学閥、イデオロギーによる不当な扱いは繰り返されていて、虚しい。

たくさん出てくる英国紳士たちの皮肉の応酬が軽妙
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ラブリーボーン(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

スタンリートゥッチのマジキモ具合がすごかった。ファッキンサイコだった。『プラダを着た悪魔』の頼れる同僚役や『ターミナル』のいじわるコミカル役と全く顔が違う。マークウォールバーグの父親役も素敵だった。>>続きを読む

40歳の童貞男(2005年製作の映画)

3.6

エンドロールが謎に素敵で困惑する!!!
童貞と言いつつあっさりヤっちゃって後悔する、みたいなありがちな展開じゃなくて良かった。同僚が貸してくれたエロビデオのタイトルにセンスを感じる。

ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.8

帰りの飛行機でまた勝手にIMAX。最後、はいはいまたマンネリドタバタエンドですね、って半ば白けてたけど、インドミナスにとどめを刺した恐竜の登場が予想外でかなり良かった。クリスかっこいいー。ザックがずっ>>続きを読む

ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.7

割と揺れる飛行機の中で観て勝手にIMAXした。わたしは2より好きです。
イスラソルナ素人たちがいちいちイラつかせてくるけど、そういう演出なはずなので、まんまとイライラできた。

聖の青春(2016年製作の映画)

4.2

静かに熱い。最近『盤上の向日葵』『盤上のアルファ』を立て続けに読んで将棋に興味が出てきたこともあって、じっくり観入ることができた。羽生さんが美しい。多分将棋や棋士を知っているほど熱くなれるだろうけど、>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.7

池脇千鶴の横顔が、はっとするほど綺麗だった。全体的にまっすぐなセリフが多いけど、あんまり嘘っぽくなくて良い。妻夫木聡の左手に恋しそうになった。

青と赤が綺麗な映画だと思う。ルミノール反応の話の時に台
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インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

良い!『ディパーテッド』と比べて、結末は圧倒的にこっちの方が好き。序盤がスピーディーな分、終盤に向けての葛藤とか倫理観の反転とか内面の描き方がリメイクより丁寧だと思った。アンディラウの絶望が良い。香港>>続きを読む

ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

最後のマークウォールバーグがただのヤケクソな人に見えてしまった以外、ずっとハラハラできて面白かった。ディカプリオは脂汗かきながら錠剤飲むのほんと似合う。

間を空けずに『インファナル・アフェア』を観て
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

4.1

函館は市民の幸福度が日本で一番低い、という調査結果を聞いたことがある。その意味でこの映画はとてもリアルで、誰も幸せじゃない町で誰も幸せにならないまま続いていく物語だった。冒頭の「僕」と静雄2人のシーン>>続きを読む

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.5

子供の頃『ジュラシックパーク』で震え上がった思い出が強すぎたせいか、物足りなかった。ヘリで救出される前のアクションシーンがあっけなく終わった印象。でも壁の下からバッと恐竜が出てくるとこはドキッとできた>>続きを読む

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.9

終盤のイリュージョンシーンが圧巻だった。エンターテイメント性抜群。カード盗むとこのやりとりもスリリングで面白かった。もう少し前作のおさらいがあると、すんなり話に入れたかなと思う。今度もマークラファロが>>続きを読む

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.4

大きな感動はない。身近にある現実を描いてる。
阿部寛のクソ感が良い。元妻に向かって言う「それくらいしかできないからさ」ってニヒル気取った台詞に一番痛々しさがあって、ぶちのめしたくなった。全体的には『歩
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ラッシュ/プライドと友情(2013年製作の映画)

4.1

車ってほんとマスキュリンな世界だなあ。レースシーンはもっとあっていい。まだ見たかった。
邦題についてる副題「プライドと友情」は蛇足。ニキとジェームズは友情ってカテゴリーじゃ表せない関係だと思う。ジェー
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マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

かなり定跡というか多分そやろなって展開だけど、スリリングで飽きずに楽しめた。スラム捜査に出てきた蜘蛛がめっちゃ未来感あって良い。

黒幕候補の疑いが唐突に薄まってから真黒幕に消されるまでがなんか異様に
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.3

良い!好き!間の取り方とか感情の溢れ出し方とか超良い。人のいない所でファックファック呟くの私もやる...
序盤の二のキモさウザさがリアルだった。一人にさせてごめんね、頭ぽんぽん、ってほんとキッツい。で
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トレマーズ(1990年製作の映画)

3.3

アメリカを煮詰めたみたいな台詞、演出、キャラクターがもりもりで面白かった。土地が有り余ってる国だからできる発想の映画だなあと思う。

つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.0

短いので評価が難しいけど、すごく好き。音楽も良かった。人生を積み重ねていった先の世界は、ほんとにあんな風に小さく狭くなるんだろうなあと思った。きっとそれで良いのだと思う。

ブルックリン(2015年製作の映画)

4.4

I'd forgotten what this town is like.
色々と他人事と思えなかった。閉塞的な田舎町から外へ出て新天地が帰る場所になって、でもなんとなくどこにも本拠地がない感じ。前半
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恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム(2007年製作の映画)

4.1

一回観たらあと何回か垂れ流しにしておきたくなる映画だった。ダンスシーンの迫力とディーピカーの神々しさが良い!あと悪役がイケメンなので、普通の役で出てる映画を観てみたい。恋の風かなり強めでクラクラした。>>続きを読む

シャークネード(2013年製作の映画)

1.9

ほとばしる午後ロー感!天気も言動も目線も景色もまったく一貫しないシーンの連続!一人で見るんじゃなかった。ツッコミが追いつかない。玄人向けの映画でした。エンドロールの歌は好き。オーマイガッはこっちの台詞>>続きを読む

オーシャンズ(2009年製作の映画)

3.5

Netflix契約してるのに読みたい本がたくさんある。映画観ないともったいないけど本も読みたいどうしよう、という貧乏性が発動した時に「これ流しながら本読めば良いじゃん」と再生して、結果本そっちのけで思>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.9

序盤からなんとなく予想してしまった通りの結末ではあったけど、演出と演技が良いのか緊張感保ったまま観れた。マークラファロ好きになりそう。(もうだいぶ好き)目線の演技がすごいと思う。


ラストで施設の雰
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.6

ダサさとかっこよさのバランスが良い。70年代の服やアイテムの色使いが鮮やかで映像見てるだけで楽しくて、特に黄色が印象的だった。テンポ早くてなかなか話についていけなかったけど、見るごとに好きになれそう。>>続きを読む

あん(2015年製作の映画)

3.9

陽射しが綺麗な映画でした。そこにハンセン病患者の「私たちも日の当たる場所で生きたい」というメッセージが重なります。店の中と外の映し方とか、心の動きや人間関係に合わせた構図が丁寧だと感じました。

若菜
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チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(2015年製作の映画)

2.8

スコアのほとんどはジョックの功績。モルデカイとジョックのやりとりは面白かった。
その他の部分のテンポと下ネタが中途半端で退屈。あと後半もっとユアンマクレガーに活躍してほしかった。

マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)

4.2

やばいもん見た気がする。『カメラを止めるな!』と同じ映画館で観たけど、終わった後のどよめきが全く別種のものでシュールだった。
『バーフバリ』と同じ構図が何回かあって興奮したので、それを楽しめるかもポイ
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.4

多分みんなお洒落に血みどろになるんだろうなと思って観たらその通りだった。怒ってる時の帽子と湯気の使い方とか、多分人間関係の隠喩になってる馬の色と数とかが面白い。舞台観てるみたい。

噂のモーガン夫妻(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ヒューグラントのヌケサク感がめっちゃ良い。ただ最後に授かったのが養子だけだったらもうすこし評価上がった。「妊娠=幸せ」の図式に収まってしまったなと思った。もちろんそれが幸せであることに異論は無いけど、>>続きを読む

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

4.5

めっちゃ良い〜!『ララランド』より好き!!!息子のむっちり思春期臭がリアル。あともうライアン・ゴズリングが黒のVネックカットソー着てるのが最高だった。エマストーンの口元も最高にかわいい。

エマの友達
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300 <スリーハンドレッド>(2007年製作の映画)

3.7

多勢に無勢の奮闘は古今東西問わず美談になるんだなあと思った。戦闘シーンのスローモーションがかっこいい。王妃もかっこいい。主要な戦士が何人かもう少し掘り下げて描かれていたら、もっと入り込めたかもしれない>>続きを読む

茄子 スーツケースの渡り鳥(2009年製作の映画)

3.8

ペペー!!チョッチー!!!
空の色が綺麗で、雨上がりの匂いがしてきそうだった。雲の流れと光の変化の描写が素敵。疾走感もすごい。選手たちの息遣いですっかりレースに入り込んでしまった。ペペのお尻が超キュー
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ゴッド・オブ・ウォー 導かれし勇者たち(2011年製作の映画)

2.1

このレビューはネタバレを含みます

邦題とパッケージで完全にファンタジーだと思い込んでしまってた。それを差し引いても、いまいち。信仰の危うさがテーマだとは思うけど、誰の視点で観ればいいか混乱した。エディ・レッドメインの少年っぽさが残る映>>続きを読む

めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

3.5

幸せな話ではないけど、丁寧な映画だと思った。鏡とか窓が効果的。最後の歌も余韻が続く。上の階にいるアウンティーの姿は最後まで見えなくて、まるで神様みたいだった。
映画は別として、インドのこのお弁当配達シ
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