牛猫さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

牛猫

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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

2.8

近未来を舞台に、脳以外は全身義体の少佐が指揮する捜査組織公安9課の活躍を描いた話。

原作未読。

日本のSF漫画が原作ということもあり、日本人キャストが多く出演している。
冒頭のジュリエットビノシュ
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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

3.3

ノルマンディー上陸作戦開始直後のフランスで、アメリカ軍が未知の敵と戦う姿を描いた話。

ナチスとゾンビを絡めた破茶滅茶な設定でも、一応起承転結があって大味ではあるものの話は分かりやすいし、映像の迫力も
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アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中の1995年、国連で通訳の仕事をする主人公が家族を守ろうとする話。

週初めに観る内容の映画じゃなかったかもしれない。直接的な描写や残虐なシーンがあるわけではないけど、悲
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暗数殺人(2018年製作の映画)

3.5

韓国で実際に起きた殺人事件を基に、連続殺人の容疑者と刑事が心理戦を繰り広げる話。

韓国映画にこの手の題材を撮らせたら本当にハズレがない。

実話ベースということもあってか、派手さはないけど殺人犯と刑
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グリンゴ 最強の悪運男(2018年製作の映画)

2.2

負け犬人生を送ってきた男が、極悪な上司への復讐を試みる様を描いた話。

豪華なキャストに惹かれて観たけど、シンプルなはずの話が変に回りくどくて分かりにくい。

仕事も上手くいかなくて、妻にも逃げられた
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スパイ in デンジャー(2019年製作の映画)

3.9

濡れ衣を着せられた上にハトになってしまった敏腕スパイを描いた話。

ウィルスミスの役のビジュアルがまんまウィルスミスで笑った。
生化学用語がたくさん出てきて勉強になるかも。総排出腔という単語も初耳だっ
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未来のミライ(2018年製作の映画)

1.7

小さな妹への両親の愛情に戸惑う男の子と、未来からやってきた妹との不思議な体験を描いた話。

つまらないとは聞いていたけどマジでつまらなかった。

散々言われてることだけど、主人公の男の子の声があってな
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殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

1.5

連続殺人事件の現場を目撃した聴覚障害者の女性の行く末を描いた話。

魅力的な設定と韓国映画という点で期待値が上がってしまったけどこれは駄目。マジでつまらなかった。

聴覚障害というハンデを負いながら、
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.3

極秘に進行しているエイリアンの地球侵略の中で、正体を判別できるサングラスを手に入れた主人公が抵抗運動に参加する話。

問題となっていた格差社会の原因が実は宇宙人の支配によるものだった、という導入はなん
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人生タクシー(2015年製作の映画)

3.6

イラン政府への反体制的な行動によって、映画制作を禁じられた監督がタクシーの運転手に扮さ、イランの現状を映した作品。

ドキュメンタリータッチで撮られているけど、乗客が個性的過ぎてドラマに事欠かない。相
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ベラのワンダフル・ホーム(2019年製作の映画)

3.0

迷子になった犬が、家から遠く離れた場所から家族のもとへ帰ろうと奮闘する話。

「僕のワンダフルライフ」のシリーズとタイトルが似ているけど、どうやら同じ原作者らしい。こちらは前述の作品よりもアドベンチャ
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山の郵便配達(1999年製作の映画)

3.9

80年代初頭の中国の山間部を舞台に、定年を迎えた郵便配達員が息子に引き継ぐために最後の仕事へと出発する話。

日本人がイメージする郵便配達の規模じゃない。改めて中国はスケールがでかいと思った。
山奥の
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サスペリア(2018年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

1970年代のドイツを舞台に、アメリカからバレエを学びにやってきた少女と、舞踊団の恐ろしい秘密を描いた話。

オリジナル版は未見。

あの有名なキャッチコピーと耳に残るBGMの印象しかなかったけど、サ
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.5

就職も決まり卒業までの日々を漫然と過ごす大学生が、暴力や児童虐待、ネグレクトなど自身の周囲に潜む社会の闇に直面する話。

オンライン試写会にて。

冬の空気が澄んでる感じが画面から伝わってきてこちらま
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.9

悪の組織を率いる父親の恐ろしい計画に巻き込まれていく主人公の姿を描いた話。

マーベル初のアジア人ヒーローということで、良くも悪くも話題性が先行していた今作だけど、やはり特筆すべきはカンフーや古武術を
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.1

本につづられた恐ろしい物語が現実になり、若者たちを恐怖に陥れる話。

児童書が原作ということもあり、話の大筋はよくあるホラー。学校の階段とか着信アリにも似てると思った。
特筆すべきはなんといっても、ク
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哺乳瓶(2016年製作の映画)

2.9

赤ちゃんにミルクをあげようとしている男性が哺乳瓶の口を探して家中を探し回る話。

途中までのコミカルな雰囲気とは打って変わってかなりブラックな結末だった。
セリフはないけどタイマーの音やピアノの音色な
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同僚と(2014年製作の映画)

3.0

人付き合いが苦手な内向的な男性が、新たに同僚となった盲目の男性と共にバイクレースに出場することになる話。

最初は偏屈であからさまに壁を作りまくる主人公にイライラしたけど、そんなことを気にせず歩み寄ろ
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言葉にならない(2017年製作の映画)

2.5

サマータイムへの切り替えに失敗した男が辿る慌ただしい一日を描いた話。

寝坊しているのにコーヒー淹れる余裕はあるのかとか、急いでいるのだから電話やインターホンなんか無視してればいいのにとか、疑問に思う
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アグネス(2014年製作の映画)

3.1

彼女ができたことで構ってくれなくなった兄を振り向かせようと、幼い女の子が奮闘する話。

なんとも可愛い話だった。
北欧の家具やおウチの雰囲気も洒落ていて映像が綺麗だった。

あれだけ年の離れた兄弟がい
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回転ドア(2014年製作の映画)

2.6

静まり返った夜のオフィスビルで、回転ドアに閉じ込められてしまった男女の出会いを描いた話。

危機的な状況に陥った二人が打開策を考えるうちに距離が縮まっていく、いわゆる吊り橋効果というやつ。エレベーター
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絶対に割れない花瓶(2013年製作の映画)

2.7

絶対に割れない花瓶を作れるおじいさんと、その花瓶で儲けようと企む花屋の女性の不思議な駆け引きを描いた話。

設定が面白い。
ルービックキューブや詰めチェスなどパズルが趣味のおじいさん。いよいよ解くもの
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スノーマン(2015年製作の映画)

2.9

8歳の男の子が雪だるまを作るために、父親に助けを求めようとする話。

海外の雪だるまって3段が一般的なのかな。マイケルキートンのジャックフロストも3段だったし、ドラマとか見ていても日本や韓国だと2段の
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Delivery Health(2019年製作の映画)

4.0

夜の渋谷のホテルの一室に呼ばれた風俗嬢と、そこで待っていた客の男が織りなす気まずい空間を歌と踊りを交えて描いた話。

めちゃめちゃ笑った。
映画というよりコントを見ているみたい。

森山未來多才すぎる
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C'est La Vie(原題)(2016年製作の映画)

3.4

奇才アリアスターの短編。

8分間ずっとホームレスのおじさんがこちらにラップで語りかけてくるだけの映像。

取り止めのないことの羅列のようで、ところどころ的を得ている部分もあった。
何が起こるか分から
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窓から見える世界(2017年製作の映画)

3.1

妻に先立たれ心を病んだ父親とキャンピングカーで暮らす少年が、トランスジェンダーの男性と出会うことで救われる話。

セリフはほぼないけど、登場人物の心情がじんわりと伝わってくる。

主人公の子が大きい耳
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EVERYTIME WE SAY GOODBYE/エヴリタイム・ウィー・セイ・グッドバイ(2014年製作の映画)

2.8

「ツチノコを見つけたい」という余命わずかの妻の願いを叶えるために、夫婦でツチノコ探しの旅に出る話。

ツチノコ探しというゴールのない目的が2人の時間の尊さを際立たせていて良かった。
どちらかに死が迫っ
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愛のポストカード(2016年製作の映画)

2.7

ビーチで偶然出会った男女が手紙のやりとりを交わしながら、本当の気持ちを確かめ合う話。

綺麗な映像とロマンチックな展開。10分程度の作品でこの2つを満たしていれば大体満足できる。
日本ではあまり見ない
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私の惑星(2018年製作の映画)

3.0

肥満体のパン屋の主人が、写真家の女性と出会ったことで、冷え切っていた妻との関係を見直す話。

タイトルは壮大だけど、描いているのは倦怠期の熟年夫婦。

うだつの上がらない夫と、なにやら新しい趣味に夢中
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マイリトルゴート(2018年製作の映画)

3.8

母親の留守中に襲ってきたオオカミに、子ヤギたちが立ち向かう話。

フェルト人形で作られたアニメの柔らかさと、ダークな世界観の融合に惹きつけられた。
最初の腹の中視点の開腹手術で始まる感じもハイセンスだ
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キャプテンEO(1986年製作の映画)

3.8

宇宙を旅する落ちこぼれクルー達が、偶然不時着した暗黒の惑星に歌とダンスの力で色を取り戻させる話。

東京ディズニーランド開演当初に存在していた劇場型アトラクション。主人公のキャプテンEO演じるマイケル
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不思議な黒いシミ(2015年製作の映画)

2.7

引っ越し先のアパートで見つけた部屋の壁を移動する不思議な黒いシミと女性の戦いを描いた話。

天井や壁に現れる黒いシミといえば、ホラーでは割と序盤の脅かし要素として定番だけど、そういうわけではなかった。
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リアリティ・プラス/リアリティ+(2014年製作の映画)

3.2

体に埋め込むことで1日12時間だけ理想の姿になれるという特殊なチップが巻き起こす泡沫の夢を描いた話。

理想の姿になれるというのはかなり魅力的だけど、脊髄に埋め込むって時点で怪しすぎるし怖すぎるし、う
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バス停留所(2014年製作の映画)

2.9

バス停で偶然隣り合わせたクビになった男とフラれた女が、思いつきで始めた街の観光をするうちに惹かれ合う話。

クビになった時にダンボール箱に私物を詰めて立ち退くというのを海外の映画とかドラマでよく目にす
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.1

自分がビデオゲームの世界に生きるモブキャラだと知った主人公が、ヒーローになろうとする話。

「レディプレイヤーワン」+「トゥルーマンショー」って感じ。中盤ゲームオーバーを繰り返しながらレベルアップして
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撮影現場ではお静かに!(2016年製作の映画)

2.8

戦争映画で死体役を演じるエキストラの男性が撮影の合間に女性スタッフと恋に落ちる話。

俳優同士が撮影現場で恋愛に発展するというゴシップはよくあるけど、エキストラと撮影スタッフの恋となると、より生々しさ
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