ベルベーさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

ホワイトアウト(2000年製作の映画)

3.2

そらまあ細かく見てくとツッコミどころ満載だけど、元ネタの往年のハリウッド大作群自体そんな感じなんだから、意地悪しなくたっていいじゃない!って擁護したくなるくらいには、楽しめました。何も考えずに観るサス>>続きを読む

デンジャラス・ビューティー(2001年製作の映画)

2.7

20年も経つとジェンダー観も全然変わってくるんだなあと。当時としてはフラットな感覚?のコメディアクションのはずが、今観るとそれでも女性差別感があり、結果ちょっと観てるとしんどい。それ以前に、FBIが恐>>続きを読む

アリス(1988年製作の映画)

2.9

脚本が一緒でも演出家によって作品はこうも変わるというのが分かりやすい一本。なんせ、ストーリー自体は「不思議の国のアリス」なのにとにかくグロくて気持ち悪い笑。暗黒人形劇。

ロリータ(1962年製作の映画)

3.0

超精神薄弱な大人たちが超自分勝手で残酷なロリに破滅させられる話。ユーモアも交えつつ、男の破滅を描くキューブリックの演出が光るものの、長すぎである。

オープニングがエンディングになってる倒置法スタイル
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.1

うん。うーん…決してつまらないことはない。むしろ映像とか半端なく豪華だし、誰が観ても一定の面白さはある。平均点ど真ん中みたいなゾンビ映画。故に物足りない面もある…。

しかし序盤〜中盤の使い捨てキャラ
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フェノミナ(1985年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

エンドクレジット一番最初なことからも分かるけど、ゴブリン主張強すぎる笑。「サスペリア」くらいの時がちょうど良かったような。しかし基本的な設定は「サスペリア」より好き。蟲使いの少女、中二心が刺激されます>>続きを読む

静かなる叫び(2009年製作の映画)

3.4

初期ヴィルヌーヴ。実際に起こった銃乱射事件を(設定変えてるとはいえ)生々しい描写で描く。それだけなら「ウトヤ島」とか、他にも色々あるのだけど中盤、PTSDを患った青年の話をシームレスで入れてくる演出に>>続きを読む

MEMORIES(1995年製作の映画)

3.0

大友克洋やりたい放題って感じ。本人が全部やったep3がダントツでストーリーないのもさもありなん。しかし、岡村天斎、今敏、片渕須直とその後の名監督が揃っているのが面白い。音楽もこの当時石野卓球とは中々凄>>続きを読む

ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

3.6

ニコラス・ケイジ渾身の「ルーラァァァァァ!!」が全て。所々の演出がリンチらしさ全開なキワモノなんだけど、大筋はリンチらしからぬ?明朗なラブストーリー。でも本質的にはリンチでしか書けないラブストーリーな>>続きを読む

人造人間ハカイダー(1995年製作の映画)

3.5

ストップモーションの出来などに言いたいことはあるものの、やり過ぎな世界観が好き。ダークすぎるよ井上敏樹。ロボトミー手術によるディストピアって…(ドン引き)。

ハカイダーのダークヒーローさもさることな
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CASSHERN(2004年製作の映画)

1.7

このレビューはネタバレを含みます

??←これになってしまいます…。やりたいことを察すると面白くできた気がする。美術や世界観、独特すぎる演出を見ると紀里谷和明に才能はあるのだと思うし。しかし、その見せ方がこんなに下手なことある?ってくら>>続きを読む

バッドボーイズ(1995年製作の映画)

2.6

悪人軍団の麻薬強奪劇から、騒がしい黒人刑事二人組登場!まではおお面白そう!と思ったのだが…ヒロインが出てきてからイライラ溜まるしうるせえしイライラ溜まるし。マイケル・ベイ、ドアホみたいな話しか作れない>>続きを読む

ザ・コール(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

韓国「オーロラの彼方に」大好きなんだなあ…「イルマーレ」も「シグナル」も全部あれを意識してるもんなあ…。ま、日本人も好きなんだけどねあのネタ。琴線に触れるよね。

しかし本作に関しては、時間交錯ネタに
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ジョンQ 最後の決断(2002年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

デンゼル・ワシントンが迫真の演技だし、アメリカの保険制度の問題を描く重要性にも共感。しかし、これではテロリズムの肯定になってしまうのでは?というモヤモヤも残る…。

保険が効かないことの恐ろしさ、怒り
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デビル(1997年製作の映画)

2.4

ハリソンフォードとブラピの名前だけで映画がバカ売れした時代だ。中身はこれ日本人ウケする題材じゃないだろ。派手なアクションとかスリリングなサスペンス期待すると肩透かし喰らいます。

ジェームズ・ホーナー
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.1

しんどすぎて見るの大変だった。しかし、この映画の公開から20年以上経った今も全然変わっていない、むしろ悪化してんじゃねえのかと思っちゃうくらい向こうの国は今もしんどいよな。憎しみは耐え難いほど重い。怒>>続きを読む

遥かなる大地へ(1992年製作の映画)

2.0

そんなに面白味のないロマンス。よくありそうな展開に辟易。トム・クルーズもニコール・キッドマンもこんなお遊戯みたいな映画で良かったのか。訳わかんなかったけどキューブリックの時の方が溌剌としてた(でもあれ>>続きを読む

青春の殺人者(1976年製作の映画)

3.8

エグい暗い悲しい。主人公が両親を惨殺することに納得できる理由は存在しない。ただなんとなく殺っちゃった、みたいな。その取り返しのつかなさを描くドロドロ青春奇譚。

一番凄いのは父親殺しの息子と無理心中し
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