krc20さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.9

奇抜な設定に興味を引かれました。
面白くもあり、恐ろしくもある作品でした。

大掛かりなドッキリのような世界ですが、「真実を伝えようとする者」「罪悪感を持ち続けている者」がいたところは救いだったと思い
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.0

9.11アメリカ同時多発テロを題材にした作品です。
最愛の父親を亡くしてしまった少年は、失意のどん底に突き落とされます。
少年はショックから心を閉ざし、母親との関係は悪化の一途をたどります。

『そん
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2001年宇宙の旅 新世紀特別版(1968年製作の映画)

-

全体的に冗長であり、難解です。
何度か早送りしようとしました(^^;)

しかし映像の質と内容の斬新さは、とても50年前のものとは思えません。
これをリアルタイムで観れた人達の衝撃はきっと凄かったんで
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セブン(1995年製作の映画)

3.5

とにかくやるせません。
モヤモヤが残っています。

数々の猟奇殺人が描かれている本作。
殺害シーンはありませんが、恐ろしいまでの拷問を想像させられました。

サマセット(モーガンフリーマン)の『無関心
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.1

ずっと見返そうと思いながら随分と月日が経ってしまいました。
最後の衝撃と後味の悪さは何とも言えないものがありますが、時折始まるミュージカルとビョークの歌声がこの作品に良い影響を与えていたと思います。
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.4

世の中の不条理をまざまざと見せつけられます。
更に良子(尾野真知子)の「自分ルール」が自分自身を追い詰めていたような気もします。
重い内容ですが、どうなっていくのか目を離すことができませんでした。
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ある事件をきっかけに仕置人と化した女性が標的を追い詰めていくお話です。
重い題材でありながらもポップさを兼ね備えた作風は斬新だったと思います。

なかでもオープニングと終盤の出陣シーンは鳥肌ものでした
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.9

朝の情報番組で紹介されていた本作。
直感で「観てみたい」と思い、映画館に足を運びました。

映画館は、冬休みに加え呪術廻戦フィーバーで凄い賑わいを見せていました(本作は落ち着いた環境で観ることができま
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.9

皆様、明けましておめでとうございます🎍
早速ですが今年一発目に選んだ作品はこちら(大ヒット中の呪術廻戦)です!

今回、できる限りの予習をしていこうと思っていましたが、時間的に厳しかったです…
そこで
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くれなずめ(2021年製作の映画)

3.1

この男子校のようなノリは分かります。
しかし客観的に見ると痛々しくもありますね(^_^;)

後半のぶっ飛んだ展開には戸惑いましたが、余興のシーンは素直に感動しました。
ウルフルズの曲がとても合ってい
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恋の罪(2011年製作の映画)

3.3

『強烈』でした…

人間の隠し持っている部分を惜しげもなく表現しています。
まさに園子温ワールドでした。

とんでもない展開になっているのに、少しずつ慣れてきている自分も怖かったです(^_^;)

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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

一年前、映画館で鑑賞
(よく分からぬまま)
    ↓
ノベライズ版小説を読む
(大体 把握できた)
    ↓
先日、WOWOWで再鑑賞
(再び混乱が生じる)


ラストで「えっ⁉︎」となりましたが
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羅生門(1950年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

人間の本性を思い知らされました。
今も昔も、誰もが都合のいいように物事を解釈しているのでしょうね(自分も含めて)

少しだけ先日観た「ミセス・ノイズィ」が頭をよぎりました。

せめて、最後の杣売りだけ
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ミセス・ノイズィ(2019年製作の映画)

4.5

まさかの傑作!

確実に自分の考え方に影響を与えたと思います。
観て良かったと思える作品でした。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

『数%に満たない生存率の恋愛を私は生き残る』(作中のブログより)
恋愛の生存率ってこんなにも低いのかと思いましたが、考えてみるとこんなものかもしれませんね…

恋愛の「盛り上がり」から「すれ違い」まで
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

評判どおりの感動作です。
昨年の「浅田家」並みに泣きました😭
(なんかスッキリしました)

勝手に永野芽郁さんのピアノがクライマックスと思っていましたが、まだまだここからでしたね!

途中からは完全に
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.1

『いつもと違うことを、少しだけやってみよう』
そう思わせてくれる作品でした。

見終わった後の爽快感は格別です!

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

主人公の恒夫(妻夫木聡)は女性にだらしなく「ひどい奴」という印象を受けました。

しかし思い返すと、ジョゼ(池脇千鶴)とはしっかりと向き合っていたし、優しい男であることは間違いありませんでした。

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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

3.5

BTTFの世界観そのままに、SF・恋愛・アクション(西部劇)の要素が絶妙に絡みあっていました。

あのテーマ曲が流れるクライマックスにはドキドキさせられ、マーティの成長が感じられるラストはとても良かっ
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風の電話(2020年製作の映画)

3.8

「風の電話」とは岩手県の三陸海岸に実在する電話ボックスです(電話線は繋がっていません)
亡くなってしまった人に想いを伝える為、約3万人の人がこの地を訪れたそうです。

「もう一度、あの人と話をしたい」
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.0

ある程度の覚悟はしていましたが、しんどいです。
頭の中が負の感情で埋め尽くされました。

周平君(息子)は悪い流れから抜け出せるチャンスがあっただけに、なんともやるせません😓

こんなに嫌な気分になり
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予兆 散歩する侵略者 劇場版(2017年製作の映画)

-

「散歩する侵略者」のスピンオフ作品

・東出昌大の異物感がハンパない
・染谷将太の不気味な目が印象的

前半は期待が膨らみましたが、なんとなく尻すぼみに・・・
どうしても、本家(散歩する侵略者)と比べ
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.2

宇宙人役の松田龍平
最高にハマってます!

無機質で心が通っていない松田龍平とイライラが止まらない長澤まさみの会話は、とにかく面白い!

また、様々な概念を吸収していく宇宙人の進化にも注目です。

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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.5

どんな過酷な環境であっても、望みだけは捨ててはいけないですね!
アンディの鋼のメンタルに感服です。

溜まりに溜まったモヤモヤを一気に吹っ飛ばしてくれる終盤は圧巻!

ラストカットは最高です。

※再
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.4

言葉を失いました・・・

物凄い衝撃
わずか21分でありながら、この内容の濃さ…
(無駄なシーンが一切ありません)

立て続けに「SKIN長編」を観ようと思っていましたが、今日は辞めておきます(^_^
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.1

曜日ごとに異なる人格を持った主人公(中村倫也)のお話です。

「火曜日の僕」と「月曜日の僕」
対照的な人格を演じた中村倫也さん。
外見は同じなのに、全くの別人に見えました。

【火曜日の僕】
優しすぎ
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人数の町(2020年製作の映画)

3.5

現代社会の闇を浮き彫りにしたような内容です。
(予想以上に深いお話でした)

物事に無関心でいることの恐ろしさ、何事にも疑問を持つことの大切さを教えられた気がします。

少し堅苦しいレビューになりまし
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タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.5

雑居ビルの事務所で繰り広げられる群像劇。
訳ありの人達が集まっているだけにトラブルが絶えません。

主演の伊藤沙莉さんも良かったのですが、恒松祐里さんとモトーラ世理奈さんの存在感が抜群でした。
妹(モ
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燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.6

司馬遼太郎の作品は大好きです。
もちろん「燃えよ剣」も読みました。
それだけに実写化が楽しみな反面、これを2時間半でどうまとめるのだろうか?
と余計な心配までしていました。

話は土方の回想から始まり
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AWAKE(2019年製作の映画)

3.4

少々、内向的な性格の英一(吉沢亮)。
しかし、将棋に対する情熱だけは誰にも負けていません。
英一が挫折を味わいながらも、たどり着いた境地とは⁉︎

大河ドラマでは血気盛んな若者を演じ、今作では陰キャを
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ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)

3.5

15年前、六代目ジェームズボンドに決まったダニエルクレイグ。
(候補者の顔ぶれが豪華過ぎます)

人気シリーズの主役の宿命なのか、相当なバッシングを受けたようです。

逆境の中、全てを受け入れて最高の
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

-

白石和彌監督・門脇麦主演 これは見ない訳にはいかないでしょう!
この頃を知らない世代ですが、若者達の熱気と狂気さが十分に伝わってきました。

右も左も分からずに若松プロに足を踏み入れた一人の女性の物語
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

5.0

上映館が伸びてくれたおかげで、ついに見ることができました!

とにかく緊迫感が物凄い。
雰囲気が乗り移ったのか、物音一つ立たない劇場内…
飲み物を飲むのも躊躇したほどです。

ごく稀に現れる笑顔にホッ
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.4

18世紀のフランスを舞台にした女性画家と貴族令嬢の恋物語です。

圧倒的な映像美に加え、端正な顔立ちの二人が凄く絵になります。

ラストは必見!
切ないながらも心にしみる作品となっています。

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

主人公のウォルトは、ひょんな事からアジア系ギャングと泥沼の抗争に突入してしまいます。

この手の争いは解決策が見つからないだけにタチが悪い。
物語中盤、ウォルトの行動が逆効果となる展開は不憫でなりませ
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.3

ふとした時に漏れる友人(佐々木)の本音・・・
こんなに恐ろしいものはありません。
あるシーン以降、いい意味で佐々木を見る目が変わりました。

外面だけでその人の事を決めつけていないだろうか?
自分も気
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