女性は子宮で夢を見るらしい。んなわけあるか。サイケな夢映像やら首吊り地下室やら、濡れ場の隙間にブチ込まれる外連味たっぷりなシーンにアガる。子宮内アングルのバカバカしさに呆れ、突如燃え盛る病院の激しさに>>続きを読む
『死は誰も経験したことがない』
これは怖い。 深夜の鬱蒼とした森でいきなり人とすれ違うなんて体験俺だったら心臓停止モノである。幽霊が薄暗い木々の間にボーっと突っ立って、ゆっくりとこちらに手をこまねいて>>続きを読む
黒人の顔面にハンマーを叩きつけるファーストカットに始まり、ラストは金玉に銃弾を思いっきりブチ込む。とにかくありとあらゆるアクションとエモーションが一本のフィルムに焼きつけられている。語りの省略もスピー>>続きを読む
開幕早々、主人公の女がカメラに向かって何度も何度も何度もハンドバッグを叩きつけてくる。成すがままボコボコにされる男。勢いのあまり女の髪がズレ落ち、スキンヘッドが露わになる!......初っ端から度肝を>>続きを読む
混沌とした編集と音響。シンメトリックな「ショックの廊下」。唐突に暴発する患者たちの狂気。当時のアメリカにおける精神病院の異常な実態を、フラーがエネルギッシュな演出力で抉り出した傑作。狂人のフリをしなが>>続きを読む
『告白』
ウェイ系の奴らの演技がリアルで良い。『闇動画』シリーズは演者の皆さんがいちいち上手い。幽霊そのものより、遠くから捉えられた女の子の様子がある瞬間から明らかにおかしくなる所が一番怖かった。血溜>>続きを読む
令和の時代にこんなエログロド変態映像を映画館の大画面で目にすることが出来たという事実だけでもう満足と言う他ない。超絶クリアーな4K画質で見るリック・ベイカーのアナログ特殊効果はただただ眼福の一言であり>>続きを読む
「もう戻れない」系青春ウェスタンの傑作。自由を求めて家を飛び出た青年三人組の前に現れる様々な人生の岐路。そのひとつひとつを着実に踏み外し、彼らが破滅へとズブズブ沈んでいく様は胸が苦しくなる。金ない→仕>>続きを読む
長閑な田舎町に流れる緩慢とした時間がひたすら静謐に描かれるので二回ほど寝落ちた。
夜中に電気消した部屋でぼんやり見てたら結構ハラハラドキドキ出来て楽しかったです。夏の初めに見る低予算POVホラーは良い。
もっとたくさん殺してほしかった。
色情狂の風間舞子が此岸と彼岸を行ったり来たりする変な話。あまりにも濃厚な死とエロスの充満にたじろいでしまった。熱にうなされた時に見る夢のような感触。トランクの中でうねる大量の電動バイブみたく。それにし>>続きを読む
デニス・ホッパー in トラック野郎・宇宙版! レトロフューチャーなSFガジェットやキッチュなミニチュア特撮が盛り沢山でホント胸がいっぱいになる。無重力ダイナーとか遊園地のアトラクションみたいな宇宙>>続きを読む
ここでの評価はなぜか低いが、最近増えてきたワンカット長回し系映画の中では結構面白いほうの作品だと思う。何気ない日常が突如戦場へと変貌する恐怖。行く先々で虐殺が行われ、引っ切り無しに爆撃が繰り返される。>>続きを読む
なるほどすごい。これはすごい。内容的にはほとんどAVと言っても差し支えないんだが、構造の工夫とシンプルな仕掛けで映画的な面白さにまで昇華されている。ストーカーキモおじさんの奮闘劇から、見る/見られる関>>続きを読む
『デモンズ』シリーズを銘打っているが周知の通り日本の配給会社がハッタリをかましているだけで、中身はアルジェントの弟子分:ミケーレ・ソアヴィが監督したアートチックなゴシック・ホラー。悪魔化した人間たちが>>続きを読む
もしも60年代の日本で第三次世界大戦が起きたとしたら?というシミュレーション映画。ストーリー展開やキャラクターの台詞の節々に滲む説教臭さは拭えないが、大勢のエキストラを動員したであろう群衆パニックの描>>続きを読む
『封印されたカード』と同時上映された短編アニメ。何気にこっちも面白かった。ミクロな視点から世界を巨大なものとして描くという手法は『トイ・ストーリー』からの影響を強く感じるが、あれをセル画でやったらこう>>続きを読む
悠久の時をさすらい続けた男の哀愁が炸裂するラストに爆泣き。川尻善昭という作家が辿り着いたひとつの到達点。
外人が日本のNINJA像を未だに勘違いしてる原因はわりとマジで本作にあるんじゃないかなってずっと思ってます。
アルドリッチによる超絶カルト・ノワール。ギャング団とかファム・ファタールとかそんなんじゃ比にならないほどの巨大な「何か」と対峙することになった探偵の物語。主人公が聞き込みを繰り返すというオーソドックス>>続きを読む
雑い脚本、ダサい演出、アイドルたちの大根演技、廃校とは思えないほど小綺麗な校舎。諸々の仕上がりはカス極まりないが、しかしたった一つ、グロ描写のクオリティだけは、スプラッターホラー全盛期もかくやの仕上が>>続きを読む
ホラーピンク。全体的に安っぽいが、終盤の色情霊vs.オネエ霊媒師バトルだけは映画的な外連味があってちょっと面白い。濡れ場目的で見たら話もそこそこ楽しめた、的な。そんくらいのノリで見ると良いのではないか>>続きを読む
黒沢清の映画はいつもいつも斬新奇抜な幽霊を編み出してくれるから好きです。『回路』のずっこける幽霊とか、『蜘蛛の瞳』の木偶人形と化した幽霊とか。本作の幽霊もすごいです。「キェェェーーッ」と耳をつんざくよ>>続きを読む
『CURE』の出来損ないみたいな映画。心の死にきった面をした探偵哀川翔と気づいたら殺人鬼になってた西島秀俊がひたすら空疎な都市空間を歩き回る。「この街は悪意と殺意で溢れかえっている...」みたいな厨二>>続きを読む