新生DCの「ザ・バットマン」スピンオフ。
映画の方はそこまで好きじゃなかった(見直したら中々良かったですよ!念のため)ので、そんなに期待していなかったのだが…… これは2024年を代表する素晴らしいテ>>続きを読む
同時代の傑作「Succession」などとは違い、なんでもない市井の人々(多少なりとも問題を抱えているのは誰だってそうでしょう!笑)にフォーカスしたTVシリーズ。セレブな人々のバカやってる様子やアメリ>>続きを読む
言いたいことはいっぱいあるけど、せっかく出てきた日本製テレビシリーズ会心の一撃を盛り上げたい気持ちがあるのでここではあえて言わない。テンポよくサクサク視聴できる犯罪ものとしてはなかなかスタイリッシュで>>続きを読む
シーズン2は前半に関してはさすがいつものウェスタロス世界といったような展開の連続で安心して(?)観ることができるが、後半にかけて謎のデイモンパートの蛇足感だったり、ややパッとしない演出といった綻びが目>>続きを読む
エログロ描写(いつになっても慣れない…)はさらにパワーアップし、その作風はE6「ヒーローガズム」で脚本的にもひとつのピークを迎える。色々な物事が動いた節目のシーズン。
相変わらずエンターテイメントと>>続きを読む
フィンチャーの「セブン」といった怪奇事件系サスペンスの系譜に連なる名作テレビシリーズ。今作の素晴らしさは再三語られてきているとは思うが、なんといっても主演の2人(特にマシュー・マコノヒー)が名演過ぎる>>続きを読む
批評家からの大酷評、演技が大根過ぎてミーム化など、色んな意味で話題をかっさらっていった2023年の大注目作品。
確かに脚本はウンコ。特に最終話の前半は(恐らく打ち切りの影響もあるだろうが)急展開の連>>続きを読む
最終シーズン。紆余曲折ありながらも、着地点はきっちり「Succession(継承者)」についてのお話だった。
争いにケリをつけなくてはならないというのもあってか、これまでよりグッとシリアス要素を強めた>>続きを読む
ドナルド・グローヴァーによるトキシック・ファンダムの暴走を主題としたドラマシリーズ。
最初のエピソードから幻想的な雰囲気マシマシだが、終盤の2エピソード、そしてラストシーンで我々の混乱はさらに加速す>>続きを読む
日本のテレビメディアの裏側、そして冤罪事件を巡って司法制度や警察、はたまた政治の欺瞞に迫った挑戦的なTVシリーズ。制作の過程ではたくさんの障害があったと聞くが、最終的に地上波での放映にこぎつけた制作陣>>続きを読む
Twitterのタイムラインでちょっとした話題になっていたので息抜き程度に観てみたら、これが大当たり!1話30分程度で駆け抜けるようなテンポの編集が特徴で、特に7話のワンカット演出は白眉。映画的な快楽>>続きを読む
本家「ゲーム・オブ・スローンズ」が王座をめぐる争いを描くアクションファンタジー作品なら、その前日譚にあたる今作は同じHBO作品「サクセッション」の系譜に連なる政治ドラマと言えるだろう。ただ、要所要所で>>続きを読む
アイルランドの風俗を詰め込んだ、ウィアードなドタバタコメディ。予備知識があればさらに面白いが、国境を越えたギャグセンスの高さは日本人の琴線にもきっと触れるはず。ダサいけど美術センスはバッチバチにキマっ>>続きを読む
史上最高のTVシリーズ "だった"「ブレイキング・バッド」に出てくる、言ってしまえばたかがサブキャラクターのスピンオフ作品が、本家超えを果たすレベルの完成度を誇るTVシリーズになってしまうとは一体誰が>>続きを読む
昨年の大大大傑作映画「ザ・スーサイド・スクワッド」のメインキャラクターであったピースメーカーのスピンオフ。
映画で受けた印象から、正直言ってこの作品にはそんなに期待してなかったのだが… これがとんで>>続きを読む
シリーズ開始当初から一貫した、手ブレとズームを多用したドキュメンタリー的カメラワーク、ニコラス・ブリテルの優美な劇伴、シーズンラストのお約束・絶景ロケーションといった演出上の様式美だけでもはや百点満点>>続きを読む
相変わらず最高。
前シーズンの良さはそのままに、ウィリアム・ハースト(市民ケーン)、ワインスタインとMeToo、バーニー・サンダースとトランプなど現代アメリカを賑わせる様々なコンテクストをこれでもかと>>続きを読む
原題「Succession」(色んな邦題が配信プラットフォームによって混在してるの、ホントにどうにかしてくれ)
流石HBOと言うべきか、完成度が圧倒的。重厚な作品ではあるもののテンポの良さと軽妙なブ>>続きを読む
まず大前提として、脚本・編集・撮影など全ての面において、最も優れている現在進行形の映像作品はこの「ベター・コール・ソウル」であるということは断言しておかなくてはならない。
今シーズンは「善悪の境界線>>続きを読む
チャックの死という大きな出来事を経て、愛憎激しく入り混じった兄弟の関係の清算が大きなテーマとなったシーズン4。序盤では完全に壊れていたジミーだが、結局その傷は癒えることはなく、ソウル・グッドマンとして>>続きを読む
「普通」という言葉の持つ加虐性についてよく考える事がある。所謂「変わった」人たちが、マジョリティとされる事柄に自らを押し殺して迎合することの辛さは個人的にも凄く共感できる。そしてこれはパブリックな場だ>>続きを読む
パラサイト、BTSとBLACKPINKに続いて、韓国はこの「イカゲーム」によってついにドラマシリーズ界でも覇権を奪ってしまった。
作風は完全にビジュアル重視。これは!と思うようなキメのショットがいく>>続きを読む
シーズン3。
本作、そしてBrBaの映像面における卓越性は再三語ってきたが、それはこのシーズン3の第2話でひとつの完成形に行き着いた気がする。冒頭のシークエンスは間違いなくドラマシリーズ史上に残る完成>>続きを読む
シーズン1と変わらず、堅実な作りの期待を裏切らない良作だった。
ひとつ違う点は、「ジェダイ」の存在が結構前面に押し出されている点。
前にも述べたが、今作はローグワンと同じく「力を持たざる者たちが道を>>続きを読む
シークエルのあまりのダメっぷりに心底落胆し、SWサーガとはキッパリ縁を切ることに決めた自分だったのだが… この新しいドラマシリーズ「マンダロリアン」の出来の素晴らしさには流石に感動してしまった。結局>>続きを読む
エンドゲームで活躍(?)したソーの弟、ロキが主人公のドラマシリーズ。
話の内容や展開からして、まさに「ロキ」というタイトルが何よりも似合う作品。ラストもなんだかとぼけている様な終わり方で、どこまでも>>続きを読む
「キャプテン・アメリカ」シリーズの正統続編となるドラマシリーズ。
演出は前時代的で、ちょっとダサさを感じる瞬間もある… しかし、今作のキモはそこではなく、徹底的な自己批判精神なのかなとも感じる。
ア>>続きを読む
MCU初のドラマシリーズ作品。同時に、フェーズ4の始まりを告げる作品でもある。
フェーズ4の大きなテーマとして「マルチバース」というものがあり、これは現行ポップカルチャーにおける重要命題でもあるため>>続きを読む
シーズン2。相変わらず構成が巧みすぎる。
車椅子のあの人をはじめとして、BrBaのキャラクターもちょくちょく出てくる。チキン屋の人もそろそろ出てきそうな予感…!
今回のシーズンで明確に一線を越えたジ>>続きを読む
4〜6月期の地上波テレビシリーズは「大豆田とわ子と三人の元夫」「今ここにある危機とぼくの好感度について」などかなりの傑作揃いだが、この「コントが始まる」もそういった傑作のひとつだろう。先に挙げた2作に>>続きを読む
坂元裕二による、徹頭徹尾完璧な傑作テレビシリーズ。
この作品がネット配信でなく、地上波で放映されていたという事実が何よりの驚き。誠実な企画と優れた作家、そして良い役者さえいればプラットフォームは関係な>>続きを読む
現代日本を徹底的に風刺しまくった強烈なテレビシリーズ。特に4, 5話のあたりはまさに今のオリンピックを巡る絶望的な状況をそっくり反映したものになっていて、製作チームの胆力には心底感銘を受けた…
また、>>続きを読む
現代の神話として名高い傑作テレビシリーズ「ブレイキング・バッド」に登場した悪徳弁護士ソウル・グッドマンを主人公に据えたスピンオフ的作品。
ただ、スピンオフとは言えども、単体で十分楽しめる作品になってい>>続きを読む
91年の名作テレビシリーズ!
現代の感覚で見ると流石に古臭さは否めないですが、普通に楽しめる良質なエンタメ作品に仕上がっていると思います。坂元裕二は23歳の頃から半端ないですね…
赤名リカはもちろん>>続きを読む
坂元裕二による、驚くほど精微に作り込まれた脚本が最高な作品。
1話1話にフックがあって、全く飽きることなく完走することができますね!そして椎名林檎による主題歌の歌詞は、この作品を端的にしかも的確に表し>>続きを読む
ついに完結のシーズン。
これまで積み重ねられてきた全ての伏線が綺麗に回収された、集大成に相応しい最高のシーズンでした。色んな事がありましたが結局は「ウォルター・ホワイトの物語」でしたね…
回を重ね>>続きを読む