帰宅するやいなや手際よくスキー道具を積み込んで、赤いカローラⅡを走らせる。冬の夜道を駆け出して、カセットテープをデッキに入れれば、流れ出すのは〝サーフ天国、スキー天国〟歌うはもちろん松任谷由実😊
垢>>続きを読む
「三十四丁目の奇蹟」「素晴らしき哉、人生!」と誰もが知るクリスマス映画の王道を続けて見てきたので、この辺りで少し変化球を。
アメリカのテレビドラマ〝ミステリー・ゾーン〟から聖夜に起きた25分の不思議>>続きを読む
アメリカでは今でも、クリスマスになるとテレビで放送される〝定番のクリスマス映画〟が2本あると聞く。1本は「三十四丁目の奇蹟」そしてもう1本がこの映画だ。
人は誰もが、自分では気づかずに世の中に影響を>>続きを読む
この映画をクリスマス映画として見る人は少ないかもしれない。一般的には奇才ティム・バートンによるアクション・ダークファンタジーとして語られることが多い本作だが、これは紛れもなく3人のフリークス(奇人)の>>続きを読む
1947年版のリメイク作品だが、脚本にジョージ・シートンの名があるようにオリジナルにかなり忠実に作っている。
脚色を加えたジョン・ヒューズは、1980年代に「ブレックスファスト・クラブ」や「フェリス>>続きを読む
〝サンタクロースは本当にいるの?〟という子どもたちの疑問に鮮やかな解答を与えてくれる名作。
監督・脚本は「大空港」のジョージ・シートン、主演のドリスはジョン・フォードの数々の西部劇でジョン・ウェイン>>続きを読む
Netflixの 新作クリスマス映画。ある朝目覚めると自分が自分でなくなっていた。「ビッグ」「フォーチュン・クッキー」「ザ・スイッチ」「君の名は。」「転校生」などいわゆる、入れ替わりもの映画は昔からあ>>続きを読む
〝ハリウッド10〟とは、1947年アメリカの下院非米活動委員会に喚問され証言を拒否し、後に議会侮辱罪で投獄されてハリウッドを追放された10人の映画人のことだ。
同委員会はハリウッドを標的にすることで>>続きを読む
30年振りの新作が来年公開されるシリーズの第1作目。当時アメリカの超人気コメディ番組〝サタデー・ナイト・ライブ〟にレギュラー出演して人気絶頂であったエディ・マーフィを主演に据えた痛快アクションコメディ>>続きを読む
追われるのは心優しき犯罪者。
追うのは愛を忘れた孤独な男。
孤独なバウンティ・ハンターと彼に追われる心優しき犯罪者との、逃避行の中で芽生える奇妙な友情を軽快なテンポで描くアクションコメディ。
デ・>>続きを読む
江戸時代、日本国中を測量してまわり、初めて実測による日本地図を完成させた人は誰か?
誰もが知っている〝郷土の偉人 伊能忠敬〟を主人公にNHK大河ドラマを作り上げようと、地元の職員たちは大いに盛り上が>>続きを読む
ケイト・ブランシェットによる159分間の圧巻の演技を見るための映画と言っても言い過ぎではないだろう。
冒頭のプロローグで主人公の細部にまでこだわる完璧主義が、うかがい知れる。その後続く、有名司会者の>>続きを読む
人は元来、主観に基づくクローズアップの世界のみで生きていたことを思い起こさせる。
世の中の現象を客観的・俯瞰的に見ることができるのは、他者からの知見や情報があるからだ。一昔前なら新聞・ラジオ・テレビ>>続きを読む
「ロッキー」の大成功で、勢いに乗るシルヴェスター・スタローンが自身初の監督の他、脚本・主演も務めたこの映画、公開前から見るのを楽しみに待ち焦がれた。
脚本は、彼がロッキーで成功する前に既に書き上げて>>続きを読む
700本目の映画は自分の人生に最も大きな影響を与えたこの映画。人生には勝つことよりも大切なことがあると教えてくれた。
最初に観たのは中学に入学した直後、仲の良かった友達と2人で観に行った。弱かった主>>続きを読む
シルヴェスター・スタローンの波乱に満ちた半生を振り返るドキュメンタリー。
自分の10代20代は、そのままスタローンとシュワルツェネッガーの全盛時だった。2人はアクション映画のトレンドを完全に変えた、>>続きを読む
誰だ誰だ誰だ〜
空の彼方に踊る影〜
白〜い翼の(ジャン)ガッチャマ〜ン
勝った‼︎と思わず思ってしまった自分がいた😅
自分では決してそうは思わないのだが、サチエさんの説によれば、どうやら私はいい人>>続きを読む
実際に起こったスーパーボウル史上最大の逆転劇を背景に、親友4人組のいくつになっても変わらぬ友情と忘れられない冒険を実話をもとに描き出すハートフルコメディ。
人生の黄昏れを迎えようとする4人の女性たち>>続きを読む
中学生の時に劇場鑑賞して、猛烈に感動した映画だがDVD化もされてなく、配信にも見当たらなかったので、もう見る事はできないかと諦めていたら、何とYouTubeで視聴出来るとの情報が。通勤時間の往復を利用>>続きを読む
スポーツを題材にした映画は、今では毎年数多く作られる人気ジャンルだ。だが、かつては〝スポーツ映画は当たらない〟と言われていた時代があった。
決定的なターニングポイントとなったのは、1977年に日本公>>続きを読む
あらゆるプロスポーツの中で、最も身体能力が高い者が集まると言われているNFLの世界からこぼれ落ちた文字通りの〝負け犬(underdog)〟が、下克上を果たすアメリカン・ドリーム。
野球・サッカー・ラ>>続きを読む
サブスクでサクっと見るのにもってこいの〝大人のおとぎ話〟。人生ままならぬ事もあるけれど、頑張って生きていけばきっといい事もある。
日常の小さな奇跡を描いたヒューマンストーリー。〝嫌な人間が1人も出て>>続きを読む
13年の刑期を終えて出所し、堅気として人生の再出発を期す、どこまでも一本気で不器用な元殺人犯の三上。
だが、人生のレールを大きく踏み外してしまった男にとって、この世はヤクザ社会や刑務所の中よりも厳し>>続きを読む
原作 パトリシア・ハイスミス
監督 アルフレッド・ヒッチコック
脚本 レイモンド・チャンドラー
あらためて文字に起こしてみると、途轍もない組み合わせであることを実感する。
〝天才女流ミステリー作家〟>>続きを読む
公開時にアメリカで絶賛されて日本でも大ヒットした映画。当時2度見に行ったのだが、世間が絶賛するほどには感動することは出来なかった。
アラバマ州の小さな田舎町に生まれたとびきりピュアで善良な白人の男、>>続きを読む
監督はハロルド・ライミス、主演がビル・マーレイ、あの「ゴーストバスターズ」のメンバーによるタイムループ映画の原型とも言える傑作ラブコメ。
自己中心的な性格の天気予報官フィル(ビル・マーレイ)は、地方>>続きを読む
ブライアン・デ・パルマの「キャリー」を思い起こさせる、冒頭の美しいスローモーションが、その後の彼女の不幸を予感させる。
女子中学生がスーパーで万引しようとしたところを店長に見つかり、追いかけられた末>>続きを読む
「破戒」とは戒めを破ることである。
被差別部落出身の小学校教師・瀬川丑松は、父の強い戒めを守り自らの出自について蓋をして、息をひそめるように生きていた。被差別部落出身と分かれば、仕事・結婚・住居など>>続きを読む
映画の舞台となるデトロイトは、かつては自動車産業で栄えたが、70年代の石油危機で日本車との競争に負け、自動車産業が破綻した。
中心地を丸く囲む環状道路「8マイル」の内側はゴーストタウンと化し、南側に>>続きを読む
ハリウッド映画でメキシコ国境近くが舞台となると、ほぼ100%の確率で主人公は何らかの犯罪に巻き込まれる😅
監督がリドリー・スコットで、脚本はあの「ノーカントリー」の原作者コーマック・マッカーシー、更>>続きを読む
北野武監督の「ソナチネ」は、元々のタイトルを〝沖縄ピエロ〟としていた。もちろんジャン=ポール・ベルモンドの代表作「気狂いピエロ」へのオマージュである。
もはやベルモンドを知らない人もいるだろうが、ス>>続きを読む
今年の夏、日本でもリメイク作品が公開されて話題になった映画のオリジナルとなる台湾発のファンタジーロマンス。
楽しみにしていたデートは、目覚めるとなぜかバレンタインの翌日に!消えてしまったバレンタイン>>続きを読む
全米が泣いたに対抗して、全仏が笑った😆かどうかはわからないけど私は面白かった。
ハリウッド映画を良くも悪くも茶化してる。誰もが知ってる、あのヒーローやこのヒーローが、徹底的にイジり倒されて😅
劇中>>続きを読む
かつて探偵は、タフでなければ生きられず、優しくなければ、生きていく資格がなかった。
現代の名探偵に必要なのは、腕っ節の強さでも、タフな心でも、灰色の脳細胞でも、ましてや葉巻や咥えタバコでもない。マー>>続きを読む
村上春樹原作の「ノルウェイの森」の監督としても有名なベトナム生まれ、フランス育ちのトラン・アン・ユン監督の長編デビュー作。1993年・第46回カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)を受賞した。>>続きを読む
ルイ・マル監督作品と聞いて「死刑台のエレベーター」を思い浮かべて見ると肩透かしを喰らう。
10歳の少女ザジがパリを離れるまでの36時間の冒険を当時としては斬新なカメラアングルや実験的な映像で描いたコ>>続きを読む