bowzZさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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ミクロの決死圏(1966年製作の映画)

3.5

むかし観た頃は21世紀にもなっていれば、こういう手術法が普通に可能になっているものとばかり思っていたな。
これが可能だったら、未知のウィルスであれ何であれ、レーザービームで直接やっつけられるww
その
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北朝鮮をロックした日 ライバッハ・デイ(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

いかなるバンドでも、北朝鮮でロックすることは不可能。ロックとは元々、大人への反抗とか反体制への若者のエネルギーが生んだもの。
北朝鮮のような強力な独裁国家で、反体制など叫べるわけもなく、また許すわけも
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荒野にて(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

彼はかなり犯罪を犯しているのに、何もお咎めがないのがしっくりこない。
馬と車泥棒、無銭飲食、ガソリン窃盗、暴行。少年で同情の余地があっても許されないのに、その辺はウヤムヤ。馬が死んだのも元を正せば彼の
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

普段ドキュメンタリーを撮る監督らしいが、どうしてこれはドキュメンタリーでやらなかったのだろう?
中途半端に似て非なるモノである劇映画にしているが上手ではないね。
面白くないのは、事件がちっこいせいでも
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.5

アメリカファーストという主張が、KKKと今のトランプ政権の言い分で全く一緒ですな。で、白人も黒人も双方がそれぞれホワイトファースト、ブラックファーストと叫ぶし、どちらもそれぞれが被害者意識を抱いて相手>>続きを読む

SANJU/サンジュ(2018年製作の映画)

3.3

このサンジャイ・ダットという人とその半生は、たぶんインドではすごく有名なことなんだろう。こうして伝記映画が出来あがるくらいに。
だけどその人の存在自体からして、これで初めて認識する日本人や他国人が観て
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

もう少し芸術作品スクエアを用いた人間心理実験のような映画かと思ったが、その作品を展示したキュレーターの話ではないか。
それも淡々と描き、結局持ち上がった問題も何一つ解決しないし、モンキーマンの暴走が意
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ウィンチェスター銃'73(1950年製作の映画)

3.7

'73とあると今の人間はつい1973年の事だと思ってしまうところだが、1873年とその100年前の話である。
銃製造において1万か2万に一挺だけ、完璧な銃が出来上がるという”千に一挺の銃”(なぜか万と
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前にNHKでの短縮版の放送を観たけど、こうして本編観てみるとだいぶカットされていたのだなあと。特にエロいシーンとヤバイシーンww
何でNHKがその短縮版を放送したのか不思議だったけど、そもそもこの映画
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ダンシング・クィーン(2012年製作の映画)

3.5

コメディとして面白い、最後は感動で〆るのは定番だが、セリフでの笑わしが効いていて結構おもろい。
韓国で386世代って言うの?若い頃革命で民主化を自力で勝ち得たと自負する世代。今や偉くなっていて、今の若
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.4

この家族(というより父親)は、反現代社会で原始至上主義とでも呼べばよいだろうか?
まるっきり反文明という訳ではない、服も着るし車もあるし学問もさせるし楽器もやるし。ただ現代社会の矛盾に反発している感じ
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チャイナ・ゲイト(1957年製作の映画)

3.0

主役の米兵のアジア人蔑視が気になりすぎる。自分の子供すら見た目だけで認めないとは。もっともこの時代の欧米白人のアジア人への認識なんて、こんなもんだろう。
太平洋戦争の時でも、英軍の女性兵士が日本人捕虜
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日の名残り(1993年製作の映画)

3.5

一見ラブストーリーには見えない、謹厳実直な執事(バトラーというらしいが)のお勤めぶりの映画である。
しかし謹厳実直すぎて、恋愛がものすごく不器用なためにそのように思えてしまう。また相手方も似たタイプで
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ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.5

結構おもろい。欲を言えば一夜だけでカタつけて欲しかった、ミッドナイトランナーというだけに。
青年警察、あぶない未刑事。

いのちぼうにふろう(1971年製作の映画)

3.6

他人事に無関心だったならず者たちが、他人のひとつの純愛のために命を投げ出す。それは命を棒に振ることだろうか?
現代人のように、命を小出しに長々と生き長らえる方が、よほど命を棒に振っているのではないか?
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チョ・ピロ 怒りの逆襲(2018年製作の映画)

3.2

これもいわゆる韓国ノワール、韓国大得意で定番なやつだね。
それで悪質警察、ようするに悪徳警官が、もっと悪い奴らに怒りの逆襲をする話。映画で3Dプリンターの銃を使ってるのは、今まであまり観たことなかった
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.6

最初ヤドカリ一家のような話になるのかと思った。そんな展開をちょっと期待したら、やっぱり韓国映画は力業に持っていくわけだ。韓流のくるくる変わる読めない展開は、いつもながら見事だけど。
しかしアカデミー賞
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

3.0

どうして最近になって、30年以上前のこの作品がリバイバルしたんだろう?キューブリックが絶賛したというけれど、今観ると古臭さは否めないね。
今ならもっと過激なサイコモノや失踪モノなんかいくらでもある。て
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.7

2019年のアカデミー賞作品賞受賞。やはりこの賞はここ数年、人種の偏見やLGBTなどに過敏になっているんだろうな。アカデミー賞狙うならそういうテーマ選んだ方がいいww あと格差とか報道の自由など。>>続きを読む

神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

3.1

俗界に多く時間が配分されて、第一章よりもより俗っぽい。出てくる大王たちも現世人のただの裁判長みたいだ。
総じて映像や俳優のレベルは高いけど、軽くて浅くて長い大作であった。

二人いる判官のうち片方だっ
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.2

ウェブコミックが原作らしく、冥界エンタメとでもいえばいいのか。映像技術は高いけど、ファンタジーアクションだし軽いし浅いな。
韓国は訴訟沙汰が多いそうで、映画やドラマでも法廷モノが多いけど、それで冥界で
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運命は踊る(2017年製作の映画)

3.0

フォックストロットは社交ダンスでのステップのことらしいが、4ステップで元の位置に戻るという、つまり映画自体も後に振り出しの状態に戻るんだよね。父親がキレて息子の帰省を強要したが為にあーなって。まさに運>>続きを読む

ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

3.1

これ映像を加工してなかったらかなり滑稽だろなw
どーしても撮影風景を想像してしまって。サルと差し向かいでマジメにサル(ジャック)を問い詰めてるところww
リンチの新作といえるのかもだけど、もう長編はや
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迫り来る嵐(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

新人監督の1作目らしいが画面が暗いな、まるで邦画みたいだ。
インタビューでハリウッドスタイルではない、行間を読むような、直接的でない演出を心掛けたと語っているんだが、それをするなら何もサスペンスモノで
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ポップ・アイ(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

映画に出てくる動物は、犬や猫でも出演者だから演技している(させられている)としても、この象にはかなりそれが見てとれて作為的でシラケてしまった。
ただタイもだいぶ近代化が進み、これからは象との共存も大変
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静かなる叫び(2009年製作の映画)

3.2

なぜモノクロにしている映画なのにジャケはカラーなんだ?
それはともかく、モントリオールで実際に起きた銃乱射事件を登場人物を変えて描いている。
現在では多発している銃乱射事件だけど、先駆けとなったのはて
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.5

ミレニアムシリーズでは4作目だけど、アメリカ版映画としては2作目。ということで気付いたけど、つまりオリジナルシリーズの2と3を飛ばして観ても、米版映画の1作目に続く、これが2として観ても全然OKだとい>>続きを読む

500ページの夢の束(2017年製作の映画)

3.5

小品だろうけど意外と良かった。
興味の偏りと強い愛着ということも自閉症の症状であるらしく、この主人公におけるスタートレックはそれなんだろう。
あとこの作品、アメリカ社会のシビアさ冷酷さも感じられる。主
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バハールの涙(2018年製作の映画)

3.3

自分の暮らしている場所に、突然ISのような集団がやってきて占領されたらどうだろう?
そしてイキナリ一方的に伴侶を殺され、自分は奴隷にされ、小さい子供は強制連行されて軍事訓練を受けさせられている。
こう
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華氏 119(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

トランプ大統領誕生は予想外でも何でもなく、必然だった。大方がアメリカの下層の現状をよく把握せず、泡沫候補は当然負けると楽観視していただけだ。
マイケル・ムーアは選挙前からトランプ勝利を予測していた。ム
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台北の朝、僕は恋をする(2009年製作の映画)

3.4

台湾版の或る夜の出来事。邦題だとめっちゃラブストーリーみたいだけど、そうではあるけどそうではなかった。
ヤバいブツ(っぽいモノ)の運び屋やるハメになって、ヤバい奴ら(っぽい連中)に追いかけられて、デカ
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オペレーション・フィナーレ(2018年製作の映画)

3.3

ナチス関係の映画は多いけど、その中でもアイヒマン関連のモノは結構多い。
これはその中でもスタンダードな、モサドによるアイヒマンの逮捕と移送を描いたもの。
アイヒマンの映画が近年特に多いのは、彼が我々大
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暁に祈れ(2017年製作の映画)

3.4

タイの刑務所は囚人服もないのか、にしても全員がパンツ一丁で、大部屋で雑魚寝とはね。モンモンもだんだん見慣れてくるから、慣れとは恐ろしい。
世界中どこの刑務所もキャパオーバーらしく、凶悪犯でもなるべく出
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