かふぇおれさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.9

倫理観を丸ごと捨て去りスクープを追い求める報道パパラッチ。最初は純粋なジャーナリズムが…とかじゃなくて序盤からもう良心が外れてるのが面白い。
終始それっぽい言葉と理屈を並べて上っ面の主人公の浅はかな感
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永遠の0(2013年製作の映画)

4.3

小学生の頃に地上波かなんかで観た時は戦争って嫌だね程度の解釈で終わらせてたけど改めて観るとまた考えさせられる。

2004年にある青年が祖母の死をきっかけに臆病者と呼ばれた特攻兵の祖父について調べる現
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.8

麻薬カルテル撲滅のために引き抜かれたFBI捜査官のケイトとCIA側のマットで守るものは最終的に同じでも守る手段や正義は違う。この時何が善で何が悪なのか、法律が善の絶対的な基準なのか考えさせられた。にし>>続きを読む

七つの会議(2018年製作の映画)

3.8

日本に蔓延る不正を問題提起しつつサスペンス映画やエンタメとしての面白さもあって良かった。
ぐーたら社員のパワハラ告発から始まったと思いきや会社ひいては下請けから親会社まで企業グループぐるみの不正隠蔽に
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.3

内なる狂気と憎しみを包み込む理性と良心に知らぬ間に✕‬印を切り込む間宮の恐ろしさ。そしてそれでも夢中になって観てしまうこの映画そのものも同じような恐ろしさがあって良かった。
教祖、伝道師、信者と宗教の
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

3.5

妻と離婚し子供とは不仲で、子のアレルギーも子守唄も知らない主人公。そんな頼りない主人公と家族の逃走の中で少しだけでも変化する関係性がスピルバーグ本人と重なってグッとくるものがあった

ゴジラのような怪
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.6

とあるコインランドリーを経営する家族が突如としてマルチバースを舞台に壮大な敵に立ち向かうことに。と思いきやどうやらその敵は自分の娘だそうで……。エブリンとその父、夫、娘の関係性が存分にストーリーに詰め>>続きを読む

ALWAYS 三丁目の夕日’64(2012年製作の映画)

4.0

六子の結婚、一平と淳之介の成長と三部作の3作目に相応しい旅立ちの物語
キャストが成長して声変わりやらで演技大変だったろうな
1作目からのオマージュもあったりして良かった。東京タワー建設から始まった物語
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ALWAYS続・三丁目の夕日(2007年製作の映画)

3.9

今回は茶川が芥川賞に向き合う流れが中心となったストーリー
前作からの茶川とヒロミの関係だったり小日向文世演じる川渕だったり、新しく登場した美加だったり割と要素がてんこ盛りだった

最初のゴジラがオマー
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ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

4.2

小さい頃に少し観たくらいだったけど改めて観てもやっぱり良い映画

当時の街並み、町民の距離感、情熱が正しくこのイメージだから世界観に入り込みやすかった。ゴリゴリの平成生まれの自分にとって、もはや昭和の
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.6

IMAX先行上映行ってきました!(何気に初のIMAX)
まさに映画館のための映画って感じだった。ここまで来たら今後の映像表現ってどう進化するんだろう

前評判が良すぎるのもあってハードルが上がってるし
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.6

独り身を収容するホテルでは45日以内に交際成立しないと動物に、独り身の組織では交際したら罰執行と両極端にも程がある設定が面白かった
異性との共通点に惹かれる一方で、共通であることを強いる風潮と集団ある
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ドラゴンボールZ 復活の「F」(2015年製作の映画)

3.5

【過去鑑賞】
鳥山先生への追悼も兼ねて記録。
初めて映画の前売り券を買った作品。
当時はフリーザをもう1度観れた喜びが凄まじくてスクリーンいっぱいに悟空とフリーザがバトルを繰り広げる様子がとにかくたま
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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

3.9

【過去鑑賞】
鳥山先生への追悼も兼ねて記録。
今までのDB映画とはもはや段違いの迫力満点の作画。ここに来てまたブロリーかって当時思ったけど劇場出る頃にはあそこのバトル最高だったなって思えた作品。今作の
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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

4.0

【過去鑑賞】
映画館で観た時は、小さい頃見てたあのバカでお茶目なRR軍が帰ってきたって感じがして嬉しかったな
初のCG作品とは思えないほど完成度が高くて特にピッコロが塔から飛び降りるところの描写が最高
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.9

クライムサスペンスっていう括りだからてっきりサイコパスを神妙に描いた作品……と思ってたけど想像の倍コメディ…と思いきや…と作品の印象が二転三転させられて面白かった。
名刺バトルや人気店予約などしょうも
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ブレードランナー(1982年製作の映画)

4.3

観る度に色々な解釈できるからやっぱり面白い

個人的にはファイナル・カット版のラストの方が割り切った感じがして好きだけど、こっちはこっちで爽やかで良かった。日本や香港のトンデモ要素が良い意味で異質感を
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.6

フリーガイでお馴染みのサングラスかけたら世界が違って見える設定はここから来てたのか……!!って驚きも込みで面白かった

資本主義批判のメッセージが剥き出しで権力者を文字通り(地球)人外扱いしてて金の亡
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

前々から気になってたのでようやくGEOでレンタル!

前半は主人公とドーラの馴れ初めを描いた彼女への愛、後半は主人公とその家族を描いた家族愛を主軸に物語が進んでいく。前半の陰りのないあの幸せな日常がず
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オブリビオン(2013年製作の映画)

3.5

まさにハリウッドの金がかかったSF映画って感じで世界観に嘘っぽさがなくて良かった。小道具の面でもドローンや武器の白を基調としたスタイリッシュなデザインが世界観とマッチして物語に入り込めた。
ただヴィカ
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月に囚われた男(2009年製作の映画)

4.0

資源が底をついた地球に月から1人でエネルギー源を送っている宇宙飛行士。契約期間は3年であと2週間で地球に帰れる……がしかし。

SFならではのド派手な描写もなければ宇宙人も出てこないのに話で惹き込まれ
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禁断の惑星(1956年製作の映画)

3.4

時は西暦2200年、アダムス船長率いる宇宙船は博士とその娘、加えてロボットのいる惑星・アルテア4へ。

ロビーや光線銃などマシンのレトロな雰囲気漂うディテールだったり古典SFならではの興味深さがあった
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追跡者(1998年製作の映画)

3.5

逃亡者のトミー・リー・ジョーンズ演じるジェラード保安官を主役として描いたスピンオフ作品
大まかな展開は前作と変わらなかったけどキャラが増えて所々散らかってた気がした(特に外交保安局と中国側)
その分前
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ハリソン・フォード 逃亡者(1993年製作の映画)

3.9

妻殺しの冤罪をかけられた医師が護送中の事故に便乗して逃亡、妻を殺した真犯人を追う。
警察→主人公→黒幕の三つ巴で繰り広げられる駆け引きがとにかく良かった。外科医とはいえ主人公がさすがに有能すぎて……笑
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.9

楽しい2人旅になるはずがテルマを襲ったレイプ男を殺したことでとんだ逃避行に。
あんな事件があったのに警戒心無いわ貞操観念低いわオマケに目的地ペラペラ喋ってルイーズの金も盗られるわ、知らん顔で励ますわで
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.9

タイカ・ワイティティ監督最新作
0-31で大敗して以来1ゴールも決めてない米領サモアの弱小チームとそこに左遷させられた破天荒鬼コーチが共に1ゴールを目指す!

オープニングからタイカ・ワイティティ全開
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スモーク(1995年製作の映画)

4.2

街角の小さいタバコ屋で交差する物語

日々をカメラに収めながらタバコ屋を経営する店主、妻を亡くしてスランプ気味の作家、かつて蒸発した父に会いにいく青年それぞれのドラマが温かくて良かった。ラストが良すぎ
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.8

温泉で記憶を失った凄腕の殺し屋⇄たまたま居合わせた売れない役者

割と真剣にコメディやってて面白かった
恐らく何やっても上手くこなせちゃうコンドウとどうやってもボロが出るしょうがないけど何か奥底に光る
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.7

特製の車で美女を殺し回る異常性癖殺人鬼という飛び抜けて狂った設定がB級アクションホラーって感じで面白かった

イカれた性癖持ちスタントマンとイカした品がないスタントウーマンとキャラが各々立ってて良かっ
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.9

電話担当は黒人刑事、対面担当はユダヤ系白人の刑事でKKKに潜入する、現代の人種差別問題に深くメスを入れた作品。

KKKが支持するアホ丸出しの思想をボロカスに描いた一方で、実際ただの妄言じゃ済まなくな
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スピルバーグ!(2017年製作の映画)

3.9

スピルバーグとその半生に焦点を当てたドキュメンタリー作品

ついこの前フェイブルマンズを観たばかりだったから併せて楽しめた
Disney+のライト&マジック然り作り手が語るドキュメンタリーは新しい発見
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.0

出所したばかりの兄弟が生まれ育った孤児院を救うべく、かつての友人を集めてバンド結成。

ゴリゴリのコメディなのに予算を掛けて本格的に作られてて面白かった!
ガラスをバンバン割りながらショッピングモール
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フットルース(1984年製作の映画)

3.5

ケヴィン・ベーコン演じる主人公がとある事故が原因でダンスが禁じられた町に転校、卒業パーティーを開催するために町を相手に大奮闘。

アメリカの青春映画って感じのストーリーともはや作品のメインとも言えるリ
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エリジウム(2013年製作の映画)

3.5

労災で余命5日間を宣告された主人公が医療ポッドのため富裕層のみに許された上空の理想郷エリジウムを目指す。

荒廃して医療もままならない地球と綺麗に整えられてコロニーの対比が貧富の差そのもので第9地区の
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「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ(2024年製作の映画)

3.7

何だかんだ初めて観る鬼滅作品かも

なんか急に始まって途中で終わったなって思ってたら前期のアニメの最終話+これから始まる柱稽古編の第1話を繋いだ作品だったのか(最初にちょっと差し込まれる回想がありがた
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.7

幼少期に見たのは平成ライダーということもあって仮面ライダー1号のようなライダー像に親しみはなかったけど思ったより楽しめた
自分含めた大衆向けの娯楽作というよりオタクによるオタクのための作品って感じがし
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