monaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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この庭に死す(1956年製作の映画)

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面白かった
鉱山の話、ということしか把握せずに観てサバイバル展開にぎょっとする。街で人間同士で争う前半と、自然にただ気力体力を削られて仲間内(?)でも諍いを起こす蟻地獄のような後半との、違う色相のよう
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映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

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映画に描かれる愛にもいくつか種類があるけれどトリュフォーのそれは限りなく優しい慈しみのような愛だ

EO イーオー(2022年製作の映画)

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いわゆる動物もの映画にある人間のエゴを無言で批判する。果たして我々には動物に対して「可哀想」という情を抱く事がほんとうに許されているのか。
謎の式典に連れて来られたEOがハァ?みたいな顔でニンジン食べ
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秋日和(1960年製作の映画)

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撮り方というか端々の演出に何となく怖いところが時々あって、あの感触は何だったのだろう。「あきちゃん、分かってるね」と声をかける友人の顔が映っていないところとか、記念写真でカメラを見つめる二人の正面のカ>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

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村上春樹の読後感とかなり近いの興味深い
無意識の深淵というものの捉え方と、女の人の戦い方と

夜歩く男(1948年製作の映画)

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第三の男の元になった映画、後半でなるほどとなる。
ナレーションがあちこち挟まれてどことなく事件ルポ漫画っぽい一方、登場人物によるモノローグは無いので物語を作るエゴみたいなものの影があまり無いように感じ
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

終盤の疾走感に涙流して笑った、面白すぎる。今敏、生きていてほしかった作家ナンバーワンだな‥
伏線じゃない要素が無いぐらい全部回収してくる
家族の愛と他人の愛と。放り出されて無我夢中で宙ぶらりんになって
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スペイン狂想曲(1934年製作の映画)

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コンチャ、見れば見るほどブニュエルの『欲望のあいまいな対象』に出てきたコンチータだった。
芝居小屋でコンチャの歌う三人の恋人の歌のシーンが最高、惚れてしまう。あけすけに愛嬌を振りまいてお金を稼いでいる
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画家と泥棒(2020年製作の映画)

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話が凄くてドキュメンタリーじゃないみたいだった
助ける、助けられるという関係が裏返ったり混ざり合うような、人間と人間の関わりというのは本来複雑で語り切れないものだということを、装置のように見せてくれる
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

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遠近の画角に弱い、カットがいちいち格好良過ぎる
会話する人物の後ろにピンボケ状態から近づいてくる人、捨て台詞の後間延びしたように背中を追うカメラ

ゴールデン・エイティーズ(1986年製作の映画)

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シャルル・デネはこれが最後の出演作なのね‥
美容室の女の子たちの元気な歌可愛かった。デルフィーヌ・セイリグ声も好きだな

ブローニュの森の貴婦人たち(1944年製作の映画)

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間抜けな男に惚れたという点で両人が不幸、
不敵に笑うマリア・カザレスの永遠の美しさよ

お嬢さん(2016年製作の映画)

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この時代の洋服とキム・ミニの相性が良過ぎる、ずっと見てられる。
朗読会は笑わせに来てんのかと思った

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

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Son of bixxx!!!て悪態つくところとオンボロのトラックで橋渡るところが好き

一晩中(1982年製作の映画)

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調律する作用がある映画。MVかよぐらい断片的だけどこの調律が機能するためにはこの尺が要る、多分。
ぶつ切りのすべての恋人たちの夜、踊るのに全く適さない歌

ウィンナー・ワルツ/ウィーンからのワルツ(1934年製作の映画)

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夢を追うか恋人を選ぶかのどちらにも踏み切れず両方に自分を捧げるふりをしてしまう若い音楽家にイラッとするが、なんか昔の某文豪みたいだなと思うと納得できてしまう。
ウィキペディアによるとヨハン・シュトラウ
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華麗なる賭け(1968年製作の映画)

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市場で買い物した後石碑か墓石かを二人で覗き込むところと潮が満ちてくる砂浜を慌てて引き返すシーンが好き

逃げた女(2019年製作の映画)

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正体がよく分からない感じのそこはかとない不穏な気配がある前半が村上春樹っぽい。猫の演技が良過ぎる

劇伴のピアノの音がありえない歪み方をしていて仰天したのだけどどういうコンセプトの音なのだろう、、街の
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赤い影(1973年製作の映画)

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冒頭の悲劇の後で夫婦がぎくしゃくしていることを台詞で説明、みたいになっていて説得力が足りていないような。
悲しむ描写が省かれているせいであちこち付いて行けず、姉妹に会って半狂乱で喜ぶ妻も単に頭の弱い人
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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全く刺さらない人とクリティカルヒットしてしまう人とがどうやらいるようで私は後者だった。
矛盾をちょっと拾えていなかったりする考えるな感じろスタイルの構造、しかし感覚的に解る、解らされてしまう。

取り
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

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無茶苦茶やりよる‥
オープニング、アンダーグラウンドかと思った
一台目の車を買って乗り込んだカットとテキーラやってたバーのシーンが好き

キツネとウサギ(1973年製作の映画)

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ニワトリの雄叫びがコケコッコー!!!なのちょっと面白かった

RRR(2022年製作の映画)

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インド人のインド人によるインド人のための映画。。国力と予算が凄い(語彙)。
途中回想が長くてダレるけれどインド、ベンガルの人々にとって英占領下の血の流れた歴史は現代の日本人である自分が想像できるよりも
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

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母にも祖母にも子供時代があったのだという当たり前の事を思う、そうして母たちの産んでくれた自分を通して子供時代の彼女たちに会える気がする、それがどうしてこうも救いであるのか。母に、娘としてでなく友達のよ>>続きを読む

相続人(1973年製作の映画)

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カットの切り返しがシャープで良い。
映画に出て来る男性俳優陣に眼福って思う事ほぼ無いのだが主役も親友も探偵も側近も揃ってダンディで凄え

エンディングの別カメ3本立ては一体何‥テレビっぽい演出っていう
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