カフェオレさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

カフェオレ

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マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

4.3

芸術家の父と異母兄姉弟たちの物語。
とにかく登場人物全員のキャラ造形が最高。一癖も二癖もある面倒くさい人ばかりなんだけど、その面倒くささがとにかく愛おしい。ずっとこの人たちの日常を覗いていたい。
ユー
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フェアウェル(2019年製作の映画)

4.2

公開が半年延期されていたけどやっと観ることができた。

祖母が癌であることを本人に伝えず、従兄弟の結婚式という嘘の口実を作り祖母に会いに行く家族親戚と、本人に伝えたいけど伝えられない主人公ビリーの物語
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時をかける少女(2006年製作の映画)

3.8

「やり直したい願望」が刺激される。
主人公がタイムリープできる特殊能力を使うことができる設定は『バタフライエフェクト』とか『アバウトタイム』と似てるけど、『時をかける少女』はとにかく青春全開で眩しい。
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

3.9

とても繊細な映画だった。
グザヴィエ・ドランの作品は『胸騒ぎの恋人』しか観たことないけど、登場人物が自分の感情に翻弄される様子はそれと少し被って見えた。

マティアスとマキシムやその周辺の人たちの感情
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.3

全編モノクロなのにどうしてここまで映像が美しいのだろうかと感動してしまった。オープニングの水面に映る飛行機、汚れたテーブルを拭くと映る家政婦クレオの顔、浜辺に押し寄せる波に反射する太陽光...。

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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.1

主人公が初期衝動に駆られてヒップホップやスケートボードなどのカルチャーをdigっていく描写が自分の経験とも重ねられてやられてしまった。

それらのカルチャーに足を踏み入れたことで良いことも悪いことも経
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.7

映画でこんなに笑ったの初めてだし、涙もしっかり搾り取られた。青春の美しい瞬間や苦々しい瞬間が凝縮された卒業前夜を最強バディの2人と共に体験する青春コメディ。

主演の2人は撮影にあたり仲を深めるために
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.3

2回目の鑑賞。
「考えるな、感じろ」精神で理解することを放棄した初回とは違って大まかなあらすじや登場人物の行動動機などが少しわかるようになった。

2回目以降の鑑賞は初回と別視点で観ることができて楽し
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

4.2

久しぶりに観たけど大爆笑してしまった...。

ダサい男は切り捨てられるという、男としてはなかなかシビアな冒頭にいきなり胸が痛くなるけど、登場人物全員が愛おしい、笑えてちょっと感動できる最高のラブコメ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

二度目の鑑賞

戦争や人種差別の悲惨さを主人公ジョジョの視点から描き、「寛容と愛」について考えさせられる大大大傑作。
タイカ・ワイティティ節全開な作りで重くなり過ぎずむしろめちゃくちゃ笑えるシーンがた
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

3.8

1960年代のボルチモアを舞台に、人種差別問題に立ち向かう者たちと、ぽっちゃり女子が人気ダンス番組に出演してサクセスを掴むストーリーをミュージカル・コメディで描いている。

主人公のトレイシーはぽっち
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

4.0

大胆なBGM+スローモーションの使い方が印象的で、映像の色彩感覚が美しかった。

自分の経験上、ニコラの何気ない一言や行動に終始振り回されるフランシスとマリーに感情移入してしまったし、2人の表情や所作
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

2回目の鑑賞

早々にハーランの死因が明かされて、そこから観客はひたすらマルタに捜査の目が向けられないよう見守るという展開が面白いしハラハラさせられる。

宣伝もダニエル・クレイグ × クリス・エヴァ
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.3

「私はどこにでもいる平凡な男だ。でも一つだけ誰にも負けなかったことがある。命懸けである人を愛した。私にはそれで十分だ」
というオープニングの台詞がもう最高。

ガチガチにお決まりの展開のラブストーリー
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.8

フロリダのディズニーワールド近くの安モーテルで暮らす母と娘の日常を描いた作品。
決して恵まれている環境ではなく、割と悲惨な日常だけど、その悲惨さを強く引きずらないのはモーテルの外壁を代表に、映画全体を
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

4.3

ネットで「※ただしイケメンに限る」なんて言ってるやつらにグーパンチを食らわす作品。
外見じゃなくて内面を見てくれて選んでくれるって本当に嬉しいことだと思う。

「遠く離れて暮らしている間に相手に何かあ
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.3

桐島が部活を辞めたことをきっかけに周囲の人間に波紋が広がり様々な人間模様に亀裂が入る青春群像劇。
とにかく様々な立場の人間模様描写がリアルすぎて、観たら絶対に自分の高校時代と照らし合わせて語りたくなる
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スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃ笑える青春童貞コメディ。
エマ・ストーンのデビュー作がこれというのもウケる。

仲良くなるというステップを無視してとにかくヤリたいがためにあれこれ頑張るけど、結局最後は素直に心の内をさらけ
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セブン(1995年製作の映画)

4.0

あまりの後味の悪さと救いようのなさに呆然としてしまった。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

公開時に劇場で観て以来の鑑賞。

‪夢、家族、恋愛など人が生きる希望となる要素をポキポキと一つずつへし折られて、とことん社会から切り離されていくのがとても辛い。

アカデミー賞最優秀主演男優賞を取った
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恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

4.2

なぜか同じ日をループしてしまう元祖タイムループモノのラブコメディ。

ループから抜け出す方法もわからず鬱になりつつトライ&エラーを繰り返し自分を磨き続けた結果、意中の女性と結ばれ、無事"新しい日"を迎
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.5

トム・クルーズがリセマラ地獄に巻き込まれてテンポ良く死にまくる。
エミリー・ブラントが美しい。

プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

3.8

話題になっているので鑑賞。

アメリカのニューオーリンズが舞台のディズニープリンセスモノ。
ジャズ発祥の地とされているニューオーリンズが舞台というだけあって物語を通して軽快なジャズ音楽が最高。

何か
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

冒頭ド頭からAnimal Collectiveの"FloriDada"をかけて彼女とドライブするシーンの爽快感や高揚感、縦横無尽にグルグル回る映像に心を持っていかれた。

美人の彼女がいる、豪邸に住ん
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.3

「結婚だけが女性の幸せじゃない!でも...」

過去の回想シーンと現在のシーンを時系列シャッフルして物語が進んで行くけど、これによって過去と現在の対比が時に美しく、時に残酷に表現されていたと思う。
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.1

「目を覚ませ!!!!」
『ブラック・クランズマン』しかり本作品しかり、スパイク・リー作品はこの台詞が多用されるのだけど、現実を見ろというメッセージなのだろうか。

現在、白人警官による黒人男性殺害事件
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.8

不器用ながら全力で生きるフランシスが愛おしくて仕方ない。
フランシスのように泥臭くとも前向きに生きたいとポジティブな気持ちにさせてくれる作品。
最後の最後にタイトルの意味が回収されて、思わずニッコリ。

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.2

グレタ・ガーウィグ監督×シアーシャ・ローナンなので『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の予習的な感覚で鑑賞。

「fxxk 大人の抑止力」「俺ら東京さ行ぐだ」的、
カリフォルニア州サク
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若草物語(1949年製作の映画)

3.5

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の予習として鑑賞

海街diary(2015年製作の映画)

4.2

複雑な関係が言葉の積み重ねで解けて行く様子が尊い。最後、4人の姉妹が歩幅を合わせて浜辺を歩いて行くシーンは、三姉妹プラス一人という関係から、正真正銘の四姉妹となったことを表す象徴的なシーンでとても美し>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.1

予想外にSF要素強めだった。
前回のループ地獄で度胸がついて行動力を持ったツリーは最強。ノリノリ連続自殺(ループ)シークエンスは超必見。
ちょっと怖くて笑えるだけじゃなく、ガッツリ涙を誘われる展開もあ
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.0

清々しいほどに全方位に敵を作っていくビッチが時をかける。
ホラー×サスペンス×コメディ×ラブストーリーとあらゆるジャンルミックスって感じで楽しかった。