この話の展開、ちょっと浮気した、不倫しただけでハチの巣をつついた騒ぎになる日本の風土では到底考えられないでしょうね。そこのところの葛藤はもちろんありますが、親たちも子どもたちも慣れっこになってしまって>>続きを読む
もしこの設定が1950年代あたりだったら、展開はしっくり来たかもしれませんが、現代となるとマシューの犯罪のあれやこれやが穴がありすぎ。銃窃盗の時点で犯人わかるはず… 事故やボートも状況証拠ありすぎで>>続きを読む
遠藤周作の世界が元々好きです。必ず作品中に内省的なものを包括していて、そこを丹念に見ていくところが。そして映画の予告でもそこを重視しているように感じられたので楽しみにしていました。これは原作未読なので>>続きを読む
ジャック・ブラックが一瞬サイコパスキャラ?と思いきや、彼自身が抱えたトラウマが生み出したモンスターが繰り出すコメディへと変身。
様々なキャラクターは、たぶん商品化はされないであろう緩さとでも言うか、>>続きを読む
何故か今まで観た山岳映画は、どれも残念なものが多かった。アタックの経過も関係するのだが、山岳映画の出来は多くは登山者たちの性格に左右されるからだ。チームの誰かが大体癖のある性格や、激しい気質を持ち、そ>>続きを読む
『ブルーに生まれついて』と共通してることは、アーティストのある一定期間に映画の設定をフォーカスして、そこにそれまでの経歴を付加することで、俯瞰と濃密さの双方を補っていることである。これにより彼らの往年>>続きを読む
今年の映画始め🎬
…って、まだ昨年のまとめもしとらんのに。忙しいのよ。ここ最近。(苦笑)
ザッくんって時々めちゃめちゃコミカルな顔になる時ない?女の子に例えられてたけど(笑)、身体はマッチョなので>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
2016.12.8 試写@一ツ橋ホール
実話に基づいてるらしいですけど、恐らくかなり削ったのであろう感じがする。秘密警察のくだりや、校長の背景なんかももっと複雑なはず。
そしてフェンシングの試合の>>続きを読む
2016.11.29 試写@ユーロライブ by coco
遠く離れた場所から遠隔で指示を出し、ドローンが攻撃する戦術が当たり前になっている今、その一部始終を見せてくれたかのようなストーリー。
最初>>続きを読む
ラース・フォン・トリアーの甥御さんの、ヨアキム・トリアー監督作品。
叔父さんほどおどろおどろしくなくシンプルな仕上がり。このくらいの濃さならすんなり観れるのでは?
この映画の核はたぶんコンラッドな>>続きを読む
毎日電車から眺める、気になる家。ミステリアスな導入から繰り広げられるストーリーは、モチーフを丁寧に繋げていくかのようだ。
レイチェル、メーガン、アナ。登場する3人の女性たちの関係性が、徐々に明らかに>>続きを読む
大真面目でこのカートゥーン(と敢えて言う)作ったベテラン俳優たち(笑) まあ息抜きみたいなもんですかね。
ほぼおふざけなのですが、それでも人種問題だの、パロディだのきっちり入れてくるところが芸が細か>>続きを読む
1980年、大学野球部に入った新入部員の3日間を切り取って映画にした作品。
細かな所までよく頑張ったというか、80年のあれやこれやというか、小物から音楽から空気感まで再現。
最後、よくありがちな自>>続きを読む
これ、3Dが何故出てるんでしょうね。2Dでも十分過ぎるほど綺麗な映像ですが。
1つの事故から始まる、家族たちの物語。被害者と加害者、どちらも苦しみを抱えて生きる。その苦しみの中で、何を乗り越え、何を>>続きを読む
これは秋葉原UDXの試写が来てたんだけど熱出して行けなくなっちゃってたやつ。是非ともリベンジしなければと鑑賞。
そんなに期待してなかっただけに、余計によかったなあ。わざとらしいホラーではないし、サス>>続きを読む
映画版との違いを確かめたくて鑑賞。
結果としては大満足。あの馬をどう表現しているのか?精巧な造りのパペットは用意するだけでも大変な労苦なのに、それを寸分も乱れないチームワークで動かす努力。この舞台の>>続きを読む
菅田くん。観ててゾクゾクする日本の男優は、今のところ彼だけ。私はね。
やっぱり俳優って、ある意味、ミステリアスな部分がないといけないと思うんですよ。男も女も。小松さんは、キャラクター的にはとてもミス>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
認知症って虚しい…と思う。自分のしたこと、記憶、まだらボケになるのは切ない。
いくら高齢になったとしても、された側はいつまでも、末代までも忘れることはない。恨み骨髄とはよく言ったもので。
最後のど>>続きを読む
タイトルの意味が本当にわかるのは、ラストです。
単に「立ち向かう」だけだったらよくある展開かなあと思ったけど違ったね。これはヒューマニズムを脚本に折り込んだ成功例でしょう。
人は生きているうちに、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
なんと言うか、事務所的な制約なんでしょうけど、あのシーンなら野火は脱がなきゃねえ、と思うんですよ。子どもじゃないんだから。
もっとギラギラした感じの話が出てくるかと思ったんですけど少し違う。チャラ源>>続きを読む
「高慢と偏見」+ゾンビ、これが結構いい感じだった。ジェイン・オースティン的な、ちょっと嫁入お説教っぽさだのガツガツさを薄くして、少女マンガ的要素を多くしたのがいい。
そしてゾンビ関連だけど、これも誰>>続きを読む
バットマン云々の関連は全く知らない状態で鑑賞。
うーん。話的には展開が読めちゃってて、そこでもう乗れなかった。あと1人出て来てない人ったらあの人しかいないもんね。そこでラストまで読めた。
みんな悪>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
誘拐なんて1番割に合わない犯罪なのに、何回も成功しちゃってるってことは、相当目配せしてもらってたんでしょう。
己の欲のためには家族にも無理を強いるって、家族愛が強い人たちにありがち。愛するがゆえに無>>続きを読む
ビートルズってそれなりに負の部分もあって、それでいてビッグネームだし、どんな風にまとめるんだろうと思ったけど、あくまで彼らの栄光が中心なのでちょっと安心した。
まだ自分が生まれる前のミュージシャンの>>続きを読む
子育てって本来こうあるべきですよね。
見返りとか、甘えとか、一切ありません。
リターンを期待し過ぎている現代にこそ必要な映画です。
したコメ2016にて鑑賞。
個人的に「ボリウッドは全てまやかしである」と思っているので、延々とダンスシーンが続いて恋愛が引き延ばされる作品にはかなりうんざりしている。概ねインド映画は長いので、最近は>>続きを読む
男も女も、訳の分からない満たされなさを抱えて生きて、時折どうしてそんなことをするのかわからない行動を取る。安定した場所は手放したくはないけど、だからと言って満たされなさが消えるということでもない。>>続きを読む
ライトのオンオフのアイデアはなかなか面白いけど、音が出る=ダイアナ、がすっかり定着してしまっているので、そこにひと工夫あるとよかった。そこがワンパターンなので不気味さが薄くなってる。
しかしながら、>>続きを読む
マジックシーン、引っ張り過ぎてないですかね?ちょっと途中飽きてしまいました。
最後の大仕掛けなトリックもそんなにうまくいくものなのかな。話に「絆」を出してくるためだとしても、さすがにそれ気づかれるで>>続きを読む
試写にて。
松竹さんらしいよね。前作もそうなんだけど、ツッコミどころ満載でも最後はね。そういう安心感というか、何にも考えずに笑いたいならこれ。
まあ実際の柳生がやってたことなんてとても凄惨で映画に>>続きを読む
11分間の出来事がオムニバスっぽいモチーフで繋がって、遂には… という展開。これはネタバレ読んだらあきまへん。
最後の場面は、横光利一の「蝿」を思い出しましたね。愛する者のために必死になっても全てが>>続きを読む
いやあ、これ、面白かった!って書いちゃうととんでもなく月並みな言い方なんだけど、でも'84年の『ゴーストバスターズ』を観てる人なら、程度の差こそあれ、楽しめると思いますよ。
カメオがきっちりしてない>>続きを読む
かなり年配から、中年くらいまで(何故か若手はいなかったが)の幅をもたせたカメラマンのセレクトはどんな基準で行われたのだろう。写真における一定の功労者が選ばれたのかどうかはわからないが。
警官、ホーム>>続きを読む
スノーデンの告発をリアルタイムで収録していたとは、さすがとしか言いようがなく。映画として公開することが前提で撮られているし、
メディアへの発表のタイミング、脅威への対策など、スノーデンもジャーナリス>>続きを読む
この前に『ニュースの真相』を観て、続けてこちらだったので、ジャーナリズムと脚本との共通項について改めて考えることができました。続けて観るのおすすめ。
信念が気に入らなければ、主旨から外れたところを攻>>続きを読む
予想よりもずっとよかったなあと。
最近のロバート・レッドフォードの役によく見られる、「単なるいい人」だけの枠じゃなくて、きちんと苦悩が描かれているんですね。それはダンとメアリーの、互いにリスペクトし>>続きを読む