rosechocolatさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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オマールの父(2020年製作の映画)

3.0

イスラエルとパレスチナの宿敵の関係、そこに両地域間の医療格差がある。敵側に行けば医療が得られる皮肉、人道的措置とはいえ敵を入国させる矛盾の中で、人々は生きている。

ロードムービーの形式はいい。パレス
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二月(2020年製作の映画)

2.4

「何も起こらなさすぎて」私はちょっとこれ、ん〜と思ってしまった。人によりけりだと思いますが退屈なんですよね。お好きな方には刺さると思いますが、この手の作品は90分以内にしていただきたいです。

スウェット(2020年製作の映画)

3.5

賛否両論あるようですが私はこれ好きです。

たぶんなんですが、インスタグラマーの日常って、こんな感じの温度なんじゃないかなと思うんですね。

特に確固たる信念を持ってSNSやってる訳じゃない、仕事柄配
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ゲキ×シネ「偽義経冥界歌」(2020年製作の映画)

3.7

久々のゲキシネはドルビーで鑑賞。

偽の義経として生きるのも己の過ちから逃れるため。見切りをつけたはずの故郷に戻ってきた偽物を待っていたのは、故郷の危機だった。
何が真実か、どちらを向いて生きるのか。
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平静(2020年製作の映画)

1.7

これは、環境映画?
日本の各所をめぐる旅映画?

綺麗綺麗な感じなのはよいですが、「何も起こらなさすぎた平静」。川端のくだりも、他の作品でちょいちょい見かけてるし。主人公の過去で何かあるのかと思ってい
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リトル・ガール(2020年製作の映画)

3.7


演技かと見まがうほどのドキュメンタリーとは。

サシャの抱える苦しみや怒り、家族の葛藤は、それを噴出させながらも激情には決して流されることがない。それ故にかえってその悩みの深さが伝わってくる。

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スウィート・シング(2020年製作の映画)

2.9

父はアル中、母は他の男と家を出て行ったビリーとニコの姉弟。
学校にも行けずまともに生きたくても生きられない、逃げる術も場所もない。母と男が暮らす家に置いてもらっても、ありえない扱いを受けた姉弟は、そこ
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.0

このシリーズは全然観てなくて、殆ど三浦春馬くんと竹内結子さんを観に行ったようなもんです。

なんていうのかな、話としてはどんでん返しもちゃんとあるんだけど、なんか物足りないというか。クレイジー・リッチ
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.1

想像を絶する光景だけが延々と続いて「一体何を観させられてるんだろう」とまで思ってしまう。早く終わらないかなとしきりに時計を見るのだけど、何故か展開される出来事から目が離せない。

戦争とは人の心を破壊
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.9

元SMAPの中でも、「新しい地図」メンバーたちの演技の方が好きなんですよね。3人とも、どんな役でも捨て身でやってる。『凪待ち』『半世界』しかり。そしてこの作品も。

トランスジェンダーが抱える問題を飾
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ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン(2019年製作の映画)

3.8

98歳になって更に壮健にすら感じるピエール・カルダン氏。

誰でも知ってる、誰の家にも何かの商品がある、それでいてブランド力は衰えを知らず。

ブランドを支える人の存在って本当に大事。
支えがダメだと
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.3

スケボー、少年たちということで『mid90s』とかぶる部分はあったかな。こっちの方がよりドキュメンタリーなので、よりシリアスだったり笑えない部分もあったかも。時間経っちゃったから細部よく覚えていない、>>続きを読む

僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46(2020年製作の映画)

3.6

欅坂46とは何だったのか。
今までも、そしてこれからも、幾多の考察がなされることであろう。

例えて言えば、「2,000万画素クラスの集まりの中に、1億画素の人が入ってしまった」んじゃないだろうか。
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.8

普通にLGBTQが描かれていて市民権を得ているって、映画の中でもなかなかないだけに、これが監督の思う理想系なのかなと。

イケてなかった女子高生が、一夜でどこまで取り戻せるか?
メインイベントにたどり
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.3

男同士の関係は、側から見ているほど気楽ではなく、ハードで孤独なもの。

若者たちが自分の立ち位置を探す。
よくありがちな設定にも関わらず、圧倒的なリアル感がそれを包み込む。

全員がスケボーの技術があ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

すこい肝心なところはいつもぼやかされちゃうんですが、
煙に巻かれたようでも結局楽しませてしまうノーラン作品。
今回はめちゃくちゃ親切でしたよね。わざわざ丁寧に「解説」してくれたも同然ですし。

ノーラ
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

4.2

主役の2人の佇まいだの、演技も合わせて、よかったですよね。

恭一みたいな人って結構いそうな気がするんですよね。
女に対して、自分から何の深淵も覗かない奴。だから誰がパートナーになっても同じことの繰り
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

4.1

清原果耶の透明感が観たくて、これは絶対行かねば!と。

真っ直ぐに、そのままに、つばめはそこにいた。
その真っ直ぐなつばめと、これまた大胆だけどピュアな星ばあとの出会い。

「会いたい人がいる」ことに
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(2020年製作の映画)

3.0

綺麗すぎるんですよね。
歌の中身が分かっているだけに。
あまりにもそこで運命的なこと感じさせすぎでしょ! 辻褄合わせすぎでしょ! が多すぎた。

あと、「糸」の曲を使いすぎ。
何回もかけなくてもいいの
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人数の町(2020年製作の映画)

3.5

日本人はどんどん「人数化」しているんだよ。
そう言われても、何も言い返せない現実がある。

誰でもいい、何でもいい、頭数だけいればいい。
「その人でなくては困ること」がどんどん減っている。単純作業だけ
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⼭猫は眠らない8 暗殺者の終幕(2020年製作の映画)

2.8

このシリーズ初めて観ましたが、トム・ベレンジャーのシリーズなんですね。『プラトーン』懐かしい!

というのはさておき肝心の映画ですが、どうも全体的に「丸く」収めがち。
ユキ・ミフネの最初〜中盤のアクシ
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.8

エミリオ・エステベスがこうして真面目に映画やってるのを見ると嬉しいですね。
これって実話なの?

メッセージも力強く、結末もユーモラスなところがよいですよね。

もったいないキッチン(2020年製作の映画)

3.7

前作も確か観ています。
今回は吹替版で鑑賞。

非常に興味深く、色々なパターンを日本で発掘したのは素晴らしい。
LAWSONにあそこまでさせたのは大金星でしょう。

のですが、最後の場面は必要だったの
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ハニーボーイ(2019年製作の映画)

2.6

ラブーフくんはよいのだけど、役がねえ。見ていて怒鳴りっぱなしなのでこちらが辛くなった。
年がら年中怒鳴られて暴力振るわれてる感覚になってくる。

そのトラウマから逃れられたのか、それとも完全ではないの
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.3

2020.8.26 評価変更しました。


中村守里ちゃんが前からめちゃ気になってましたので迷わず鑑賞。

固定したスタンドから、試合の一喜一憂がリアルに伝わってくるのは上手かったですね。
最初は何に
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劇場(2020年製作の映画)

4.0

これってめちゃくちゃリアル演劇人あるあるなんでしょうね。

プライドと現実の境目が分からなくなって、
自分以外全く受け付けなくなった人がどれだけ周りを振り回すか。
振り回される方も共依存になっているこ
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ハニーランド 永遠の谷(2019年製作の映画)

4.2

これがドキュメンタリーとは信じられないくらいのストーリーのハマり方。
ドキュメンタリーなのにこれだけ起承転結が綺麗に決まるとは。
養蜂家の謙虚さと、移住者の傲慢の対比です。

自然とは共存しないといけ
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ステップ(2020年製作の映画)

3.4

母子家庭の大変さと父子家庭の大変さ。
大変さの中身は違うかもしれないけど、家の中と外の両方の仕事、どちらも落とせないことが同時に訪れてしまう負担は同じでしょう。

この映画は、父子家庭を10年間続ける
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.4

景色だけでなく日常の生活の場さえも美しく彩りながらも、ストーリーは一気に最悪の方向に進んでいく。ここまて加速度的な悪さになるとは、予告からは想像がつかない。しかし振り返るときちんと伏線はあった。
若さ
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透明人間(2019年製作の映画)

2.8

なんか色々とツッコミどころがありすぎるんですよね。

まずあのスーツ。
カメラばっかりついているから監視できるのか?
なんであの液体をかけると見えちゃうのか?
最後も「察してくれ!」なのか?
ちょっと
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半世界(2018年製作の映画)

4.0

カメラワーク、特に長回しの時がとても滑らかで、観ていて心地よさを感じるんですね。
風景とストーリーをマッチさせているからこそカメラワークが生きてくる。

長谷川博己さんって、実はあまり今まで意識して見
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台風家族(2019年製作の映画)

3.3

予想以上に破天荒な草彅くんの役。

クライマックスは全員体当たりでしたね。
ファンタジーみたいな後味でした。

フィール・ザ・ビート(2020年製作の映画)

3.4

なんといっても、ソフィア・カーソンが綺麗。ダンスも上手い。本人踊ってるんですよね?

あとは、あのちっちゃい男の子が最高!
ダンスものは展開わかってるけど、やっぱり見てて楽しい。
コスチュームとかコレ
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ライド・ライク・ア・ガール(2019年製作の映画)

3.3

実話ということもあり、流れに沿って進みました、という印象。

メルボルンカップの雰囲気も、イギリスの昔の競馬みたいでとてもクラッシック。
女性騎手を取り巻く環境も、映画ではさらりとしか描かれていません
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バルーン 奇蹟の脱出飛行(2018年製作の映画)

3.2

もし今こういうことをしようとしたら、瞬時にわかっちゃうと思うんですよね。ネットあるし。
1979年だってそんなに昔でもないのに、あれだけの人員を動員しても大して収穫がなかったのは警察の無能でしょう。あ
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.0

テーマとしてはものすごく多国籍が絡んでいて、

イギリスに移住したパキスタン人
パキスタン人、かつムスリムなのにボスを聴く

という、およそ自分たちのルーツなどすっ飛ばしてストーリーが進みます。
でも
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