emediaさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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ファミリア(2023年製作の映画)

4.0

哀しみや苦しみを糧にして人間は生きてはいけない
何か守りたいものがあったなら助けたい人がいたなら
「ファミリー」なのだろう

内戦で家族を喪った人
違法労働で脅えて暮らす人
夢も希望も持てないと荒む人
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パージ(2013年製作の映画)

3.0

「粛清」という犯罪心理を剥き出しにする一日

グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.0

ギャング🔫マフィアものでは
最も怖いロバート・デ・ニーロだと思う

念願のマフィアに成り上がったヘンリーが
デートで待ちぼうけをくらって怒るカレンに
「話せばわかる!」というシーンが好き

ヘンリーの
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六月燈の三姉妹(2013年製作の映画)

3.4

鹿児島の古い商店街にある和菓子店「とら屋」
複雑な家族構成ながらも穏やかに暮らしている

離婚調停中の娘(吹石一恵)が実家に戻り
あとから夫(津田寛治)も追いかけてきた

離婚したあとも共に店を営んで
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.0

あの『お嬢さん』で圧倒されてから6年が経ったらしい
このラブストーリーには常にもどかしさがつきまとう
言葉の違い(韓国語・中国語)からの微妙な受け取りかたや伝わりかたが二人の心を縺れさせる
「疑心暗鬼
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ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

4.1

クライヴ・デイヴィスへのお披露目となった「How Will I Know」はステージママ(シシー・ヒューストン)の咄嗟の機転であった
もう・・冒頭から痺れたね・・
この大物プロデューサーに出逢いスター
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ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

4.4

「犠牲」が最たる愛の証というのなら生きているうちには愛せない
では遺された者にとって愛の証とは?

他人を拒むクールなランドーとは対照的に
癖のあるポーが何とも魅力的で惹きつけられる

あるときを境に
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.9

#パーフェクト・ドライバー
@fansvoicejp
冒頭から華麗なるドライビングテクニックを魅せつけるウナ
路地裏を猛スピードで駆け抜けたあと音を潜めて坂道をくだる
車と一体化したようなウナのハンド
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

3.9

「何もない人生」から脱出するジャンの瞳がキラキラと輝いてくる
組合馬主となる村人がコツコツと資金(週10ポンド)を貯める姿も微笑ましい

競走馬にのめりこむあまり窮地にも追いこまれたハワード
家族から
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.2

何のためにケイコはボクシングを続けるのか?
いつもキッと開いた両目で相手の動きを追っている

硬い表情のケイコが頬をゆるめたのは女友達との時間
このシーンでは手話に字幕が表示されないのだが
ケイコの生
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離ればなれになっても(2020年製作の映画)

4.0

#離ればなれになっても
@fansvoicejp
「宝石」と「若気の至り団」の40年にわたる愛と葛藤である
自分を構ってくれない男は捨てる「ジェンマ」の強さと
「パオロ」「ジュリオ」「リッカルド」の友
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トゥモロー・モーニング(2022年製作の映画)

3.4

別離の前日に10年前の出逢いを思い出し
善き日を取り戻すための反復を試みる夫婦

スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.8

愛する娘のために全てを費やした男の話である
どう蔑まれようが父として成すべきことを追い
自らの幸せは手離してでも・・
非常に複雑な想いに包まれる

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.0

#ナイブズアウトグラスオニオン#Netflix
ブノワ・ブランはエキセントリックでありつつ紳士的である
ブロン(エドワード・ノートン)の傲慢な富裕層っぷりに対して
ブノワ(ダニエル・クレイグ)が凪のよ
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トムとジェリー(2021年製作の映画)

3.2

トムのボディーランゲージが好き🐱
なりふり構わず猛突撃するトムと生意気なジェリー
いま思えば生活習慣が違う国でも猫と鼠の関わりは同じ

テレビ番組とは違って懐かしい気持ちは置いていかれた
もっと些細な
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

4.2

尽きる命が極めて自然に語られる故に「命が美しい」と知らされる

迫力のある美しい映像と素晴らしい声優にアニメーションだということを忘れかけた





木の精霊が姉妹?なので
出てくるたびに叶姉妹が思
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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

3.9

ルイスを孤独にさせないように描き続けることを望んだエミリー
ある意味で純粋な男は家族(母・姉妹)を支えるために生きていた
エミリーとの出逢いを一目惚れとも気づかないルイス
何という面白い人間なのだろう
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.8

気色の悪い男どもが渋滞して脳内拒絶反応がマックスに至り「愛って何?」というハーパーの表情が素敵・・

「ワイルド・ローズ」のジェシー・バックリーが身の毛もよだつストーリーテーラー

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.4

歪んだ執着心が「自分を必要とする子」を育てようとする
ママが守ってあげるという言葉が「わたしのモノ」扱いで空々しい
積年の恨みは晴らすべきなのか?
実に嫌な気分になるストーリーである

泣いたり笑ったり(2019年製作の映画)

4.0

家族に愛される「父」と「父」が結婚するまでのハートフルストーリー
息子や娘が「父」の生き方を理解できずに悶々とする中で
誰だって「愛する人」「愛した人」には幸せになってもらいたい

トニ:富裕層・結婚
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シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)

4.5

もう何も言えないくらいに良かった・・





涙もろい人は是非ともタオル持参で


ヴィッキー・チャオ主演「最愛の子」でも描かれた
中国の一人っ子政策(1979-2014)に翻弄される家族

もう一
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.8

この「いったい何?」的なレイフ・ファインズの微笑みを求めて・・
正解は?シェフたるやゲストを満足させてこそ完結するコースなのである
ごちそうさまでした

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

他人と違うだけで奇異だと面白味を感じ寄ってくる人間は信用できない
「大切にする」という本当の意味を知らないまま誰かを愛せると思わないでほしい









「ハッシュパピー バスタブ島の少女」
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母性(2022年製作の映画)

4.0

女性が生まれながらに「母性」を抱えているなら我が子に哀しみを与えることもないのだろう
あくまでも「母性」は「子」から「親」に成長する中で備わるもの
早い人も遅い人も育たない「母性」に不向きな人もいて
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ある男(2022年製作の映画)

4.5

ただ生きていくだけでも重荷になるなら「自分」を手離したい
時には顔や血縁が人生の邪魔をすることがあるのは確かである

同じ時間を生きた者にとっては「知らない」ほうが良かったのかも知れない
いつも「この
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.0

やっぱり最強の武器は「槍」だっ!!
でも「足に羽のある蛇の神」は不死身なのか?!

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

4.3

怖すぎるのに泣けてくるところが素晴らしい
オリヴィア・ワイルドが放つ恐怖感は容赦ないね

「愛する人」を幸せに・・
制御された「安全地帯」で忠誠を誓ったなら
あとは踊り続けるだけなのか?

ジャックと
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ビー・ジーズ 栄光の軌跡(2020年製作の映画)

4.2

ギブ3兄弟の声が重なってひとつになるビー・ジーズ
ここまで家族愛に溢れたグループだとは知らなかった
両親やアンディ(末弟)を大切に想っていることが解る

数々のディスコ音楽がヒットすると嫉妬・攻撃
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恋人はアンバー(2020年製作の映画)

4.2

お互いに求めるものから目を逸らせていては何も始まらない
エディもアンバーも選ぶべきは逃げ道の反対側にあるのだヨ!
力強い背中の押しかた(投石)もエディにとっては効果的

パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

3.8

シングルマザーの乳児取り違えは出生から1年経って発覚する
このタイミングのずれによって真実を伝えられないまま二人の母は共に暮らす

妊娠について明かすアナは心も体も若すぎる
「母」として自立した気分に
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.9

ユダヤ系である故に?義父母に戦地へ送りこまれる医師のバート
「国のために仕えたなら箔がつく」という強引な理由に妻も逆らわない・・
苛酷な戦場では軍における人種差別が罷り通り
黒人のハロルドには軍服さえ
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.0

人間もクローンもテクノ(AI)も誰かを想い誰かを愛して誰かの死を哀しむのだと信じたい
たとえ「終わりは新たな始まり」とプログラムされていても記憶は何かを求めている
ヤンの記憶にある確かな「愛」に泣けて
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.9

最愛なる夫の戦死に悲嘆するハリス
ある1着のドレスに魅せられ
パリでドレスを買う💓と心が弾む
目指すはクリスチャン・ディオール
家政婦として貯めた元手で賭けに?!
誰をも惹きつけるハリスの魅力は圧巻
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.9

祖母の死を切っ掛けに家を出た「ママ」を想う「わたし」が出逢った「あの頃のママ」
森の中には「わたし」と「ママ」と「あの頃のママ」と「ママのママ」がいる


「オンネリとアンネリ」シリーズくらいの気持ち
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