emediaさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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トリとロキタ(2022年製作の映画)

3.8

物質的にも精神的にも搾取は「大罪」だと言える国が平和であり
この搾取が生まれない国に生きる人が幸せなのだと思う


トリ(弟)とロキタ(姉)は
家族と称してビザ取得に挑む
ただ実情は甘いものではない
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

「人生を楽しむ」とは生き甲斐や達成感を伴うもの

余命半年の宣告を受けながら家族に伝えられず
「人生を楽しみたい」とは思うけれど
どう楽しんでいいのかも解らないウィリアム

妻に先立たれたあとは再婚も
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.8

フォージ(ヒュー・グラント)の裏切り者っぷりが清々しい!

ものごっつい強すぎるホルガ(ミシェル・ロドリゲス)には圧倒される
もし斧で襲われたらメンテナンスを訊けばいいらしい
生き抜くための処世術を教
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

夢に向かってひたむきに挑むことを
恐いもの知らずに抗うことを
もう忘れたという人には
18歳の魂が痛すぎるほどに刺さる

雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

3.8

小学6年生の男子達というと
このくらい生意気で感受性が強い
両親や担任に逆らうのも当たり前

ただ群れているのとは違う
何かがあって寄り集まっている

「おとな」になると教えられるのは
「普通でいるこ
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マジック・マイク ラストダンス(2023年製作の映画)

3.8

チャニング・テイタム!むふふ・・💋💋

ステージは全員がムッキムキの肉体美💪
週末に良い目の保養になった👀

本当にラストなのかしら😢

ビクター(執事)の目隠しは
教育的指導として素晴らしい!

薄化粧(1985年製作の映画)

3.4

女がいるから生きてきた
ろくでなし
ひとでなし

人は心で化粧する
生きんがための闘いに


緒形拳(当時48歳)の迫力たるや・・
「復讐するは我にあり」に次ぐ凶悪犯である
妻子を殺しながら仏壇を持ち
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.0

恋のために家族を棄てながら
愛する人を喪い自暴自棄になる
世間に身を晒さず死を待つ男は
ただ家族の幸せを願うことも
いまとなっては身勝手なのか?
ひとりの人間としての尊厳
肉体と精神が重なり合うまで
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The Son/息子(2022年製作の映画)

4.1

「愛だけでは足りない」と言われたなら何を差し出せるのだろう?
息子の心に根づいた焦燥感と父親の罪悪感は向き合えないまま
ピーターは実父への想いから自分主体の人生を形成するが
ニコラスが大切にしていた「
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ブリング・ミー・ホーム 尋ね人(2018年製作の映画)

3.0

他人の金や物を奪うのも悪党だけど
「人拐い」というのは
紛れもない獣(けだもの)のすること
気色の悪い人々が集まる釣り場の話である

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.0

窓硝子ごしの霞んだ景色や温かい陽射しが好き

寝台列車で乗り合わせたのは
きっと出逢うことのないような二人

いかにも粗野なリョーハを敬遠するラウラ
素っ気ないラウラにも構ってくるリョーハ

停車駅で
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トルソ(2009年製作の映画)

3.0

血が繋がっていても
性格が真逆という兄弟姉妹はいるが
時に姉妹は嫉妬を絡めた関係になる
苛々したりさせたりと
日頃の鬱陶しさが積み重なっていく

この姉妹の母親(山口美也子)は
「女を捨てない」という
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.0

明らかに結婚システムに不適合で尚且つヒューマンエラーです

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.0

純粋にラブストーリーとして受け止めたい💖
同じ秘密を抱えた二人のロードムービー
ただ鉄分が多いだけ・・





マーク・ライランス(サリー)が癖の強い(いつもながら)親父っぷりで嫌いになれないのだけ
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.2

このままストーリーが進まないでほしいと思った

余命幾許もないシングルファーザー
遺される幼いマイケルのために
養子縁組の家族を求めるジョン
選択を間違えば息子は?と苦悩する
面談の家族はパーフェクト
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ワース 命の値段(2019年製作の映画)

3.9

同時多発テロによって奪われた多くの命
被害者の人生を弔い遺族を守るためには
何らかの数字を示すことになるが
誰をも平等に均一にとはならないのである

対象者は7000人にも及ぶ
このプログラムを無償で
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.9

心の拠り所があれば
きっと生きていける


映画館で勤務していながら
鑑賞する時間もない気力もないヒラリー
「何でもいいから観せて」と頼むと
ピーター・セラーズの『チャンス』
このチョイスが素晴らしい
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

4.2

サンタクロースはハードボイルドでなければ生きてはいけない
とはいっても結婚して1100年らしいから不死身?!
必殺「脳天潰し」のあとも教育的指導を忘れない!

ここまで不謹慎に笑える殺戮シーンは珍しい
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バビロン(2021年製作の映画)

4.5

とにかく楽しかった~~~~っ!!



何故だろう?
鑑賞した3作品連続で排泄もしくは嘔吐シーンがある

すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

3.9

通報者はアンドレを「愛した」人なのだろう

シャーロット・ランプリングが格好いい


父親が齧ったサンドイッチ
棄てるのを躊躇い冷蔵室に
また違う日には更に冷凍室
最終的にはごみ箱に沈める
自分も同じ
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.9

ヒエラルキーをも覆す
人間の欲望が描かれる
嫌味のない傲慢が鏤められ
絶対奉仕のクルーが微笑む
豪華客船が一転して地獄絵図
いま生き延びるための術は?
あなたの魅力は何?
サバイバル感にざわめいた

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.2

何から何まで理不尽で巧妙にしてもどかしい


いまから100年前
アイルランドにある孤島
本土の内戦を遠目に眺める島民たち
特に娯楽や刺激があるわけもない
噂話が広まるには何の邪魔もない島
まだまだ男
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対峙(2021年製作の映画)

4.0

他の親と何が違ったのか?
他の子とどう違ったのか?
加害者家族と被害者家族が
息子が生きた証を語り合う
家族を喪う哀しみ
反復される憎しみ
遺された者の苦しみ
再び繰り反さないために
抗う心を鎮めて進
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

4.0

好奇心と知恵と工夫があれば夢は叶えられると信じたい
サマイの「映画になりたい」という言葉を
「映画を作りたい」と正し「英語を学べ」と諭す先生
いつかサマイが村から発つことを予測していたのかも知れない
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.8

国家の議案において「倫理」や「人道」や「心身」を慮る人間がいたことは解った
然しながら・・たった90分で「1100万人のユダヤ人を殺害する」という最終的な答えは誰にも覆されなかった
戦争は・・戦争に動
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.2

ハリウッドの大物プロデューサーが闇に葬ろうとした醜聞
この男の持つ力に恐れ画策した組織の人々は
口を閉ざしたまま20数年が経ち
心に深い傷を負った人々だけが癒されていない
いま止めなければ被害者は増え
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ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

4.0

#ピンク・クラウド
@fansvoicejp

ぽっかり浮かんだピンクの雲がディストピア☁️

ワンナイトの余韻を掻き消すような警報
10秒で死に至らす物体から逃れるため
ヤーゴとジョヴァナのロックダ
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

3.9

「善き人のためのソナタ」と「縞模様のパジャマの少年」を観たときの気持ちが甦った


出任せのペルシャ語レッスン


ナウエル・ペレ・ビスカヤー
かなり癖の強い雰囲気があるのヨ
滝藤賢一っぽいかも?

非常宣言(2020年製作の映画)

4.0

最たるウィルスは「理性を超えた邪悪」という強者である