べっさんさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

べっさん

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BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント(2016年製作の映画)

3.4

夜のおとぎ話。自分も小さい頃は夜の暗闇の中に何かいるんじゃないか(怖い意味でなく)と思っていた。夜のシーンがとてもロマンティックで良い。夜はニューヨークよりはやはりロンドンの方が雰囲気なんだろうね。後>>続きを読む

ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

3.2

まずマーベルでさえ現代の日本をキチンと描けていないのが本当哀しい。刀とか侍とか忍者とかヤクザとか...
後、長崎の原爆もサラッとだけ見せてなんか平和の為に良き事のように扱っているのも腹立つ。
アメリカ
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.7

見せ場の決戦シーンは一箇所だけという割とコンパクトな作品。思っていたよりエグいシーンも無く。そんなに強烈な怖さを感じる登場キャラクターもいなく小さい子供から年配まで広い客層を取り込もうとしたのだろうな>>続きを読む

帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

なんか最後に真実を知った主人公が狂乱してしまうのが唐突過ぎて無理矢理な演出に見えてイマイチだった。ずっとヒトラーと一緒に行動してたんだから「ひょっとして本物...」は想定内だっただろうよ。

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.7

前作「フューチャー&パスト」で「センチネル計画」が消滅し歴史が変わった新X-MENの第1作という事なんだよな。つまり今回登場したストームもジーンもサイクロップスもこのさきは「X-MEN1」「X-MEN>>続きを読む

ジャングル・ブック(2015年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

バルーは最後はシア・カーンと一戦交えると思ったよ。そしてまがりなりにも熊なんだから実は結構強いと思ってたよ。でも実際一番強いのはあのデカさからしてキング・ルーイなんだろうな。あとカーの表情は本当に見る>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.2

凄まじくスタイリッシュ。
オープニングのタイトル群の見せ方やラストカットからのエンドクレジットへの入り方からしてもうひたすらカッコ良い。
邦画大作でここまでゴリゴリの監督主導映画は珍しいんではないか。
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ブルックリン(2015年製作の映画)

4.3

一言で言えば素敵な映画。
エイリシュの目力が本当に素晴らしい。
何処までも優しく素朴なイタリア人の彼も素敵。
自分は女性ではないけど女性が人を好きになり愛するようになっていく様子が上手く描けていたので
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ペレ 伝説の誕生(2014年製作の映画)

3.8

ブラジルも最初っからサッカー王国だったわけではない。
その中で美しく楽しくそして圧倒的に強いブラジルサッカーを造り出し牽引していったペレは、出現したタイミングやそのインパクト、さらには貧しいスラム
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教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

3.6

そんなに悪い奴なら完全犯罪で殺せるなら殺っちゃっていいんじゃないかと思えてしまった俺。

なんだよジル、恋愛とかは二股かけるくせに殺人はダメとか生真面目すぎるよと思えてしまった俺。

そんな俺はきっと
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

大自然に囲まれた無機質な研究施設の中でスタイリッシュかつ美しいエヴァが動いているだけで大満足。

終盤、助けてくれたケイレブには目もくれず、研究施設の外に出ていく彼女の姿は近未来のAIと人類との関係性
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ヘイル、シーザー!(2016年製作の映画)

3.6

基本的にこの映画は主人公といろんな人との会話で話が繋がってくんだけど。
正直会話の内容が難しかったり、会話シーンが長すぎたり飽きてくる時間帯もある。
それでも要所要所にお馴染みのスターを配する事で面白
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.6

ちょっと中盤中だるみして尺長いかなとは思ったけど全体的にはワシャワシャした古き良き日本映画の感じを楽しめました。

ただ矢吹春奈さんがあれだけキチンと乳首まで見せて熱演したのだからセックスシーンはもう
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レジェンド 狂気の美学(2015年製作の映画)

3.5

フランシスが若き日の黒柳徹子さんにしか見えなかった。

弟もロクでもないがアニキも大概ロクでもない。

まあこういうクレージーな兄弟が居て皆な不幸になりましたとさという映画。

あっでも面白くなかった
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

何かあの太ったおっさんが全て仕掛けたシェルターごっこというオチで終わってもそれはそれで楽しかったのかもしれない。

けど後半の怒涛の展開は「冗談でしょ」て言うくらい口あんぐり状態で折角必死に地上に出
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.0

予告篇が素晴らしくて、U2のONEが素晴らしくて、もちろん本編も泣けて、クリスマスの夜に1人で見て1番輝いていた時の恋愛を思い出すには持ってこいの映画ですな。
こういうタイムワープ物には弱い。

デッドプール(2016年製作の映画)

3.5

予告篇の印象そのまま。
あんましフレッシュな感じはしなかったかな。
字幕版で観ればもう少し印象が違うのかもしれない。
ヴァネッサ役のモリーナ・バッカリンは凄くキュートでした。
ライアン・レイノルズは顔
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サウスポー(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

スタンダードなボクシングストーリーをどう見せていくのかということだけど、ギレンホール、マクアダムスを始めとした役者陣はさすがだし、まあ楽しめる作品にはなっていると思います。

ただもう少しドラマティッ
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神様メール(2015年製作の映画)

3.6

ヨーロッパ発の単館系ファンタジー映画でありながら黒澤明監督の「生きる」を何となく思い出しながら観ていました。
「死ぬまでの期間」を知らされて真摯に向かい合う人、絶望する人、今までの人生を捨てる人、やり
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エンド・オブ・キングダム(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ビックリしたのはG7各国の首相や大統領が次々とテロで殺されていく展開。伊勢志摩サミットの後にこんなもの観てしまうと本当にサミットが無事に済んで良かったなあと思いました。
何にも考えず楽しめる映画ではあ
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.7

限られたシチュエーション。
狭くて古い室内。
地味な登場人物たち。
色を抜いたモノクロに近い色調。
これで映画にしてしまうんだな。

クズな主人公に終始ムカついてしまったのは自分も何処か似ているからな
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ズートピア(2016年製作の映画)

3.7

さすがディズニー。
学校の道徳の時間に鑑賞しても良い内容の映画。そのテーマは圧倒的に正しい。
「どうせまた面白いんでしょ」と期待される中、当然のように面白いものを創るのは本当の本当の本当に大変なことな
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

3.7

成る程なかなかにシビアな話。
特にトニースタークにしてみればとても切ない着地。
ただ多分最大の見所であるキャプテン軍VSアイアンマン軍はやはり色々無理があるよ。
アントマンとかスパイダーマンまで出す
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.9

今回は前回ほど主役である広瀬すず演じる千早と太一を前面に出さずにむしろ大江、西田、駒野のかるた部の3人や新君、須藤君、若宮さんなど他のキャラクターをバランスよく立たせた所が非常に良かったと思う。
みん
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

実際に神父の性的虐待シーンを見せる訳でもなく、
スポットライトの面々が教会が手配したスナイパーに命を狙われるなんてこともなく、
実はボストングローブ内にスパイがいて最後にその正体がわかるなんて展開でも
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ルーム(2015年製作の映画)

3.5

事の真相がわかるまでが少し長く感じられました。
まあでもこの長さが母子の長年の閉塞した暮らし振りを表現していたのかな。

逆にジャックの脱出劇からのママの救出までは非常に手際良く見せていると思えました
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ミラクル・ニール!(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

終始乗れねー!でした。
なんで乗れなかったのか考えてみたら、とにかくキャサリンパートの練り込み不足でした。

例えばレイに対してはニールは骸骨に喋らせたり部屋を沢山の花で飾ったり分かりやすく自分の
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モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

3.4

ブラスバンド部の面々の顔面力や前田敦子さんなど相変わらずこの監督のキャスティングは素晴らしい。がストーリーが割と普通。いや極めて普通。さらにキツツキや世之介の時よりも監督が色々と「上手く」なり普通感が>>続きを読む

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

3.8

直球ど真ん中の青春映画。
天真爛漫&白目で寝る広瀬すずは凄いなあ。
クライマックスの「来ないと分かってるなら取りに行け。」は号泣の台詞でしたね。
そっか、あの子「舞妓はレディ」の主役の子ね。
ラストの
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.6

テレビで観て思った。やっぱり映画は映画館で観ないと。特にこれは公開時の期待感とかも込みでやはり映画館で観た時の印象があまりに強い。テレビだとなあKAIJUもイェーガーも若干軽く薄っぺらい感じがするんだ>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.9

凹む時はあっても深くは悩まない。落ち込みすぎない。ただ最善を尽くし淡々と問題をひとつずつ解決していきトラブルにも耐え、後は天命を待つ。これって良い人生の歩み方そのものやね。

それとこの映画ええ所でデ
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千年医師物語 ペルシアの彼方へ(2013年製作の映画)

3.9

タイトルからはイメージしにくいだろうが、この映画はロードオブザリングが好きな人にはお勧めの壮大な冒険ファンタジー物。(但し医療がメインの話なので戦闘シーンはそれほどない)

かなり昔のお話で世界にまだ
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ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

4.1

冷戦時代を描いただけあってドンパチは殆どないけど緊張感ある会話が紡ぐ濃厚なストーリーの映画。
ベルリンの壁をまさにそこで作っていて、行きは普通に素通り出来たのが帰りはすっかり壁が出来ちゃっていて西側に
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の・ようなもの のようなもの(2015年製作の映画)

3.2

普通にほのぼのと爽やかな後味。
きっと前作へのオマージュがそこかしこにあって森田芳光ファンにはたまらないんだろうな。

007 スペクター(2015年製作の映画)

3.6

凄く金かけてカッコよく丁寧に作っているんだけど、どうも毎回毎回007は印象薄いんだよなあ。

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

3.9

余りにも辛すぎる体験をした人のそれでも生き抜いていかねばならぬ為にイマジネーションというものがあるのだろう。余りにも美し過ぎる風景。CGで動く虎にも合点が行く。