回想シーンでご飯3杯いけるさんの映画レビュー・感想・評価 - 73ページ目

回想シーンでご飯3杯いける

回想シーンでご飯3杯いける

孤独な天使たち(2012年製作の映画)

3.1

CureやDavid Bowieの名曲を上手く取り入れて、カメラワークや脚本も素晴らしいけど「孤独を愛する少年と薬物依存の姉」という設定は、2012年の映画としてはやや使い古されすぎてないだろうか? >>続きを読む

スリング・ブレイド(1996年製作の映画)

3.8

殺人により施設に25年間入れられていた知的障がい者を演じるビリー・ボブ・ソーントンの演技がとにかく凄い。

いわゆるトラウマものであるが、ジメジメした感触は無くドラマのテイストはどこか優しい。それ故に
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セブン(1995年製作の映画)

3.7

ストイックでスタイリッシュ、映画としての安定感を兼ね備えたサスペンスの名作だと思うけど、とにかく暗い。もうちょっとだけで良いので、出演者の素の人間としての平凡さを描いた方が、最後のバッドエンドもより活>>続きを読む

ペタル ダンス(2012年製作の映画)

3.1

ほぼ女4人しか出てきません。

雰囲気あるし、地味なのに引き込まれる。こういうのが好きな人は多いと思う。でも、ちょっと薄口過ぎたかなぁ。

指に包帯を巻いているだけで絵になる女優だから成立している映画
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ヒッチコック(2012年製作の映画)

3.3

もっとカルトな雰囲気を想像していたんだけど、奥さんとの関係を中心に映画としてはわかり易くどこかコミカルな内容。

要するにヒッチコックという人がそういう人だったという事なんだけど。

ニューオーリンズ・トライアル(2003年製作の映画)

3.6

所謂法廷ものなんだけど、陪審員を裏で操る「陪審員コンサルタント」にスポットを当てているのが新しい。法廷以外のシーンも多く、この手の映画の中では娯楽性高め。

ジーン・ハックマン vs ダスティン・ホ
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恋のロンドン狂騒曲(2010年製作の映画)

3.3

ウディ・アレン監督による「ミッドナイト・イン・パリ」の前作に当たる作品。

2組のカップルを巡る三角関係を、相変わらずの巧みな脚本で面白おかしく描く。90分の間にこれだけ色んな人間の部分を描くのは流石
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俺はまだ本気出してないだけ(2013年製作の映画)

2.7

堤真一の俳優としての力量を存分に楽しめる映画。

しかし、42歳でこの駄目大人っぷりは凄い。で、特に未来が見えないまま終わっちゃって、まるで漫画みたいと思ったら、漫画が原作なんだね。なるほど。

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.6

嫁に浮気された男と、旦那に死なれた女が惹かれあっていくお話。

この手のアメリカ映画の例にもれず、2人は精神の病を持っていて、前半は重い雰囲気が続く。それを開放に導くのはダンス!手紙に関するトリックは
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.3

夫婦でグルになって女を騙し金を巻き取っていくお話。

松たか子ありきな映画です。彼女の演技がとにかく際立つ。

コメディ、シリアス、抽象表現のバランスがいまいち整理されていないのが、僕的には残念だった
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ホワイトハウス・ダウン(2013年製作の映画)

2.6

文字通りホワイトハウス陥落を描いたアクション映画。

サービス万点の派手派手映画なのに、途中で何度も寝てしまいそうになったのは何故だろう?

心に残る画や台詞が少ない。そんなところか。

サンシャイン・クリーニング(2008年製作の映画)

3.2

2006年の映画「リトル・ミス・サンシャイン」とスタッフが被っているので、続編的位置付けかと思い観てみた。

アメリカの田舎町と親子三代の触れ合いという点で「~サンシャイン」と同じ雰囲気。でも単なるシ
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ボクたちの交換日記(2013年製作の映画)

3.8

原作:鈴木おさむ、監督:内村光良という前情報から想像出来る、期待通り内容。

気をてらわない直球ストレートな青春映画。後半はかなり泣ける。笑う犬から2人の女性が出ていたけど中島は無し(笑) 

エンド・オブ・ザ・ワールド(2012年製作の映画)

2.6

大好きな「エターナル・サンシャイン」とスタッフが被っていてDVDのパッケージもそれっぽかったのだけど、地味な部分だけが継承されていて、ファンタジーや恋愛の要素は平凡な印象。

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

4.6

少年とトラがひとつのボートで227日漂流する物語、、、、だと思ってたんだけど!!え?え?違うの? 

これ以上、言えないよね。
すんごい映画。

スティング(1973年製作の映画)

3.9

こいつもこいつもグルだった。

どんでん返しの爽快感と、軽快な脚本、音楽で楽しませてくれる、とっても明るい詐欺師もの。

アフタースクール(2008年製作の映画)

3.5

「運命じゃない人」が最高に素晴らしかった内田けんじ監督の、一般的にはこれが出世作。

こいつもこいつもグルだった、という「スティング」系の騙しもので、今回も思いっきり楽しませてくれるけど、ちょっと風呂
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

3.4

心に傷を負った帰還兵と新興宗教の教祖の、奇妙な心の絆を描いた作品。

2人を中心に印象的な演技やカットが続き、映画好きの心をくすぐるけど、あとひと押し、核になるメッセージが欲しかった。

クロニクル(2012年製作の映画)

3.3

超能力&青春映画という、ありそうでなかった組み合わせが新鮮。AKIRAやドラゴンボール的なカタルシスがあって面白いけど、主人公のキャラ設定はイマイチ

ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.3

9.11からビン・ラディン殺害までをCIA視点で描いた映画。

えらくドキュメンタリータッチで描かれていて、リアル志向な人には絶賛されそうだけど、僕的にはもう少し映画的な演出がほしかった。

似たテー
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グッモーエビアン!(2012年製作の映画)

2.4

麻生久美子、大泉洋、 能年玲奈、小池栄子等、手堅いキャスティングなんだけど、何があかんのやろ?

大泉洋が使う名古屋弁をはじめ、とにかく台詞が聞き辛い。映画としての基本が成立していない印象。たぶん伝
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パシフィック・リム(2013年製作の映画)

3.1

うぉー凄い映像!と興奮したのは最初の20分位。人間が軸になるパートがかなり希薄な内容なので2時間以上観るには少々眠い。

考えてみれば、日本の古い特撮やロボットアニメって魅力溢れるキャラ(人間)の宝庫
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アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)

3.5

イジメ、シングルマザー、精神を病んだ母親、、、けっこうシリアスな題材を扱っているのに、全体としてドライな雰囲気に仕上がっているのは、主演のヒュー・グラントの、良い意味での適当さによる部分が大きいんだろ>>続きを読む

HICK ルリ13歳の旅(2011年製作の映画)

2.2

「キックアス」でのヒットガール役が当たり役だったクロエ・グレース・モレッツの、初主演映画らしい。

13歳女子の真っ直ぐな反抗と自立を描くロードムービーなんだけど、その対比として登場する大人達がみんな
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神様のカルテ(2011年製作の映画)

3.1

原作が面白かったのでその勢いで観たけど、それが良く無かったかも(笑)

原作特有の台詞回しがかなり薄味になっている。重要なエピソード、アイテムが省かれている。そうした比較を抜きで考えれば良い映画。
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青い鳥(2008年製作の映画)

3.4

前から観たかったんだけど、主演の阿部寛が色んな映画に出すぎで、イメージがごっちゃになりそうだから我慢していた(笑)

で、今回は特に彼の存在ありきの映画だったので、間を開けて観たのは正解。

いじめ
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プロメテウス(2012年製作の映画)

2.4

リドリー・スコットが久々に監督するSF映画ということで、あの「エイリアン」(1作目)を愛する人にとっては期待の一作となる訳ですが、これってもう完全にエイリアンのリメイク、というかエイリアン前史ですね(>>続きを読む

デタッチメント 優しい無関心(2011年製作の映画)

3.9

アメリカの荒れた学校に臨時教師が入ってきて、学校の立て直しを目指す映画、、、、といえば熱血っぽいイメージが浮かぶけど、それとは全くベクトルの違う映画。

「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディを
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ツナグ(2012年製作の映画)

1.6

とにかく説明的な台詞、画や間で魅せようとしない演出。映画として成り立っていなかった。語彙の少ない人に2時間説教されているような感触。

さらにエンドロールで詩の朗読が始まって、ほんとキツかった(この詩
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人生はノー・リターン ~僕とオカン、涙の3000マイル~(2012年製作の映画)

3.4

バーブラ・ストライサンドが主演。

アメリカにもオカンっているんだね。そんなオカンと息子の心温まるロードムービー。邦題は酷いけど良作。

パトリオット(2000年製作の映画)

3.6

アメリカの田園風景と独立戦争の血なまぐさい肉弾戦の対比がかなり強烈。このテイストは「ラストサムライ」にも近い。

ジョン・ウィリアムズによる音楽が素晴らしい。

青春デンデケデケデケ(1992年製作の映画)

3.8

タイトルどおりベンチャーズに影響を受けた高校生達の青春物語。僕よりさらに上の世代の話だと思うけど、何となく共感出来る部分が多くて、爽やかに感動。

浅野忠信が高校生役で登場。ちなみに忌野清志郎はビート
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歓びを歌にのせて(2004年製作の映画)

3.9

聖歌隊として集まった村人と、そのコーチを買って出た一流指揮者のふれあいを描いたスウェーデンの映画。

とにかく俳優陣(主に老人)の演技が良い。派手さは無いけど心を揺さぶられる映画。

タイム・アフター・タイム(1979年製作の映画)

3.2

H.G.ウェルズを主人公にしたタイムスリップもので、キャスティングが「バックトゥザフィーチャー」と被っていたり、タイトルがシンディ・ローパーの曲名と同じだったり、色々な想像をめぐらせる事が出来る。>>続きを読む

娼婦ベロニカ(1998年製作の映画)

3.8

16世紀のベネチアにいた高級娼婦の活躍を描いた実話物。

女性が男の所有物だった時代の話。娼婦、政治、戦争、魔女裁判、、、決して軽く無い題材をあつかっているわりに、全体の印象は華やかでお洒落。そこを受
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卒業(1967年製作の映画)

3.5

ストーンローゼズも替え歌にしていた"スカボロー・フェア”など、サイモン&ガーファンクルの音楽にかなり助けられている感あり。

目の前にいる人しか目に入っていなさそうな主人公の表情が何とも特徴的。

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