「トイストーリー」「モンスターズ・インク」で始まったディズニー/ピクサーによる裏方物、自虐ユーモア路線を更に突き詰めた2004年の作品。
登場するのはスーパーヒーローだけど、物を壊せば訴えられたりと>>続きを読む
奈良県五條市を舞台にした日韓合作映画、というだけでかなり珍しいパターン。
前半は映画監督とスタッフが五條市をロケハンするドキュメンタリー風の物語。後半は、韓国から観光で五條市を訪れた女性と、地元男性>>続きを読む
ロックバンド「KISS」がアメリカでどれだけ絶大な人気があるのかを理解していないと、肩透かしを喰らってしまうかもしれない。
アメリカのティーンエイジャーにとって、'70~'80年代のKISSはロック>>続きを読む
記憶喪失になった女性に対して「君は僕の奥さんだ」と引き込んでしまう展開はどうかと思うんだけど、結果的にハッピーエンド一直線で、観ていて幸せな気分になれる。
'90年前後のラブコメに漂う、そんなアホな>>続きを読む
スピルバーグお得意の、対象物を見せない手法が、この作品でも炸裂。前半1時間は鮫が出てこない!
だからこそ、僕達は水面の下で起きている恐ろしい事に想像を膨らませドキドキさせられる。
鮫が姿を現してか>>続きを読む
離婚を軸に、老人介護、宗教、育児等の社会問題の中で悩み苦しむ人達の葛藤を描いた群像劇的サスペンス。
登場人物全てに個別の価値観があり、観る側も感動や涙を享受するのではなく、一緒になって考えるタイプの>>続きを読む
監督がリドリー・スコットからジェームズ・キャメロンにバトンタッチ。原題が「ALIEN」から「ALIENS」に変更。この2つの変更をそのまま絵にしたような続編。
前作の「見えそうで見えない」恐怖感はな>>続きを読む
「スターウォーズ」を始めSF系シリーズの1作目が多く作られた'70年代後半の中で、今観ても古さを感じないのは、この「エイリアン」だと思う。
というのも、この「エイリアン」は、敵である「エイリアン」が>>続きを読む
「ラピュタ」と並ぶジブリ初期の名作。
現代文明と環境問題に対するメッセージ性も強く、実は万人受けというわけでもなく、開いてはいけない古い絵本のような、何とも不思議な魅力を持っている。
盲目の偏屈親父という、何とも難しい役どころを、実に魅力的に演じてしまうアル・パチーノ、やはり恐るべし。
時期的には「カリートの道」とほぼ同じ時期の製作なのに、両者のテイストはかなり違う。僕は「カリー>>続きを読む
「オトナ帝国」と並ぶクレしん映画の名作。
「水」という得体の知れない物質の恐怖を最大限に描いたパニック映画の元祖的存在。
「タイタニック」もそうだけど、豪華客船の内部が壊れていく描写が物凄く丁寧に描かれている。まだ飛行機が一般的ではなかった>>続きを読む
少年達の夏休みの体験を描いた映画だけど、これを観て感動するのって、実は大人になってからだったりする。
若い頃の経験は、若い自分の為だけにあるのではない。そんな大事な事を改めて教えてくれる映画。
基本どんな映画でも観るけど、痛い奴だけは苦手なんです。
ごめんなさい、全ての場面を直視していないので、評価対象外。
あのジョージ・ルーカスによる長編デビュー作。
公開は'71年らしいのだけれど、当時としては「ガタカ」にも似た近未来の描写は斬新だったはず。ただ、これといった主題も無く、他の若手と同じで、20歳代のル>>続きを読む
田舎町の国道沿いになるハンバーガーショップでバイトしている女の子が主人公って言う、青春映画の王道パターン。その女の子をエレン・ペイジが演じていて、凄くハマリ役。
アメリカでは'60年代から流行ってい>>続きを読む
DVDのパッケージを観ると'70年代の映画みたいだけど、実際は、そろそろCGを使った映画も観掛けるようになった'88年の公開。僕は後追いで観たんだけど、恐らく公開当時も、ある程度ノスタルジックなムード>>続きを読む
「カリオストロの城」の前年に公開された、ルパン・シリーズの劇場1作目。
「カリオストロ」が良く出来すぎていた為、あまり話題にならないけど、「ルパン三世」の世界観という意味では、こっちの方がハードボイ>>続きを読む
「ルパン三世」としてどうなのかは微妙だけど、1本の映画としてはほぼ完璧な作品。
このレビューはネタバレを含みます
シリーズ1作目は所詮マイナー会社製作によるもので、この続編を作るまでに権利関係で色々ややこしかったらしい。
そして、実に7年の歳月を経て公開された本作は、監督、俳優、脚本、映像技術、、、、そして日本>>続きを読む
アクション/SF映画にCGが取り入れられる前夜の、1984年公開作品。
ターミネーターの骨格状態での動き等、機械が活躍する部分は、ミニチュアを使ったストップモーション・アニメーション、いわゆるパラパ>>続きを読む
大企業の重役の息子が誘拐される映画ならいくらでもあるけど、犯人が、重役が雇っていた運転手の息子を「人違い」して誘拐するだけで、これだけ濃厚な人間模様を描き出せるのか!という驚き。
犯人役の山崎努が終>>続きを読む
「トンネルを掘る映画にハズレ無し」だと思っているんだけど、その法則を最初に確立した映画がこれ。
戦時中のドイツを舞台にしているが、テイストは基本的にコミカル。子供の時にゴールデン洋画劇場で観た時は凄>>続きを読む
昭和天皇による玉音放送に至るまでの24時間を、史実に基づいて描いたノンフィクション作品。
1967年の作品なのに、もっと古い映像に見えるのは、1940年代を描いているから当たり前なのかもしれないが、>>続きを読む
ドッカンドッカン派手なアクション映画のイメージがあるけど、実はお忍び行動的な側面も強くストイック。
そんな渋めの作品の中でスパイスになっているのが、主人公とパウエル巡査の無線を通じたやりとり。この限>>続きを読む
「ドレミの歌」が有名な映画だけど、大自然の中の明るいイメージだけで認知されて、反戦のメッセージを含んだ作品だという事は、殆ど知られていないと思う。
基本的には主人公と子供達の可愛らしいやりとりだけで>>続きを読む
観ていて本当につらい描写が続く前半。レッドとの友情を描いた中盤(これがラストへの伏線として重要になる)。
そこからアクション/サスペンス描写に満ちた脱走シーン。そして開放。
この長い時間の流れの中>>続きを読む
スペインの内戦で妻子を失った喜劇役者と、戦争孤児の少年。2人の出会いから、本当の親子のような絆が生まれていく様を描いた映画。2人の微妙な変化を映し出す脚本、そして少年の演技が素晴らしい。
物語は喜劇>>続きを読む