来夢さんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.7

髪型のせい?
レア・セドゥがボン・ジョヴィに見えてしかたがない。まぁ整った顔立ちということではあるけれども。
それは置いといて、
同性愛者の話というよりは、保身のために嘘をついてしまう女性の話って感じ
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ディスタービア(2007年製作の映画)

3.5

なんだか一昔前のディズニー映画的な雰囲気。軽いノリとか、セットの作り物感とか。彼女が美人でセクシーなので観る価値はあり。最後急に空気化してしてしまうけれどね。
それにしても全体的に設定の無駄遣いが酷す
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スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.8

あのオシャレなダニー・ボイルがクイズミリオネア? うーん。って思ったのは、みのさんがあまり好きでなかったために、ミリオネアの印象が良くなかったからかもしれない。
いざ観てみたら、どっからどうみてもダニ
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.6

所見の時はリアリティが無さ過ぎて微妙だなーって思ったけれど、それをわかった上で観たら、ダークファンタジーとして観られて楽しめたかな。
ただ、途中から目的よりもただの材料集め(殺人)にスポットが行ってし
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エスター(2009年製作の映画)

3.8

終盤まではかなり面白い。女の子ってませてるから実際ありそうで怖いよね。そう感じさせるのはエスター役の子の演技力あってかもしれない。すごいね。そしてその怖さを引き立てるのが妹マックスの可愛さ。無条件にか>>続きを読む

ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.6

28日後系のゾンビ映画。もう走るゾンビも普通になってしまったけれど、本作の特徴はそのゾンビの量。とにかく多くて派手。ホラーというよりはアクション映画的に豪快で、陰鬱さよりも爽快感がえられるよね。ゾンビ>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

まず、素晴らしい映画です。
で、その前提があったうえで、きびしめに。

主人公たちを認めない人たちがすべて悪であるかのような勧善懲悪な描き方に納得がいかなかった。少なくとも14才になるまで障害を持つ子
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17歳(2013年製作の映画)

4.0

思春期のなんだか説明の付かない感情ってのが、とても繊細に描かれている。
で、それが何だと言われるとやはりうまく説明ができないんだけれど、その年代でしか感じ得ない不安だったり、怒りだったり、リビドーだっ
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ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

3.5

DVDが出始めの頃だったかに、こういう試みがあったよね。選択式の動画。
言ってしまえばノベルゲームやゲームブックの動画版ってだけで、ユーザーが神視点だったりって設定も特別斬新ではない。ただ、うまいこと
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人狼(2018年製作の映画)

3.2

大好きなアニメ「人狼 JIN-ROH」を韓国で実写化。してたんだね。
わかっちゃいたけれど、原作とは雲泥の差。日本映画史に残るであろうあのラストシーンを改変したのは勇気があるというか無謀というか。うま
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人狼 JIN-ROH(1999年製作の映画)

4.7

今ひとつ知名度が低いような気がするけれど、間違いなく名作中の名作。
まずアニメーションとしてのクオリティが半端ない。
アニメとは思えないくらいの表情を使った演出に、リアリティのある動き。初監督作品って
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ANIMA(2019年製作の映画)

4.5

PTAの作品ってあんまり観てないや。ってことに気づいたので、あまり他の作品と比べて作風どうのはわからないけれど。Radiohead好きとしては、こんなトム・ヨークが見られて満足。映像面白いね。
サスペ
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ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年製作の映画)

3.5

実は酔う酔うって聞いてビビってずっと避けてきた。観たいけれど観れない。でもよく考えたらゲームで酔ったことは幾度もあるけど、映画で酔ったこと無いなっ。しかも家でみるんだったら最悪酔ってもいいじゃんってこ>>続きを読む

監督・出演陣が語るアイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.9

仲良し4人組って感じで、映画の中であるような緊張感はどこにもなく、ウィットに富んだ会話が映画館でやるトークショーみたいで楽しいね。
本編で一番驚いた年齢変化の謎もわかって、ナルホドー、凄いな。むしろ驚
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.8

年齢の変化の表現がすごいな。
話的にゴッドファーザーの1~3をぎゅっと濃縮したような感じではあるし(そう考えると3時間半は短いね)、とくに目新しくはないけれど、大物役者たちの会話や表情だけでも楽しいね
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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

4.7

所見のときは、
なんだこの展開、面白い!
ストーリーも深い!
(ネタバレになるから幼稚な感想でごめんなさい)
って感じで興奮したんだけれど、
自分に子供が出来てから見直したら、ひたすら泣けるわ。エンド
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キョンシー/リゴル・モルティス 死後硬直(2013年製作の映画)

3.3

霊幻道士も幽幻道士もDVD揃えてるくらいに好き(もろ世代ですし)なんだけれど、やはりコメディ要素が強いので、いつか誰かが本当に怖い笑い抜きのキョンシー作ってくれないかなぁってずっと思ってた。そしてその>>続きを読む

バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.8

『ブラインドネス』にゾンビ系ホラー要素を足した感じっぽいよね。『ブラインドネス』大好きな俺としては比較しちゃうと少し劣るなと思うし、突っ込みどころもあり、主人公もあまり好みじゃなかったけれど、でもなか>>続きを読む

ザ・ライト -エクソシストの真実-(2011年製作の映画)

3.6

映画の「エクソシスト」をフィクションの
ホラー映画として、今作はホラーというより実在する変わったお仕事系の映画。にしたかったんだろうけれど、元々エクソシストをヒューマンドラマとして観ている俺からすると
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2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.0

アマプラ入ってるのに攻殻機動隊のためにNetflix入っちゃったので、もと取るぞ、なんかオリジナルの観なきゃ って思ってオススメされてたのを取りあえず観ました(好きな監督の作品と気づかずに)

ほぼ2
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キラー・メイズ(2017年製作の映画)

3.0

ダンボール工作の家を楽しむ以外に楽しむ要素が無いので、ダンボール工作の家を作るドキュメンタリーにした方が面白かっただろうなーって思う。
ダンボールハウスが迷宮になっちゃって人を襲うっていう発想も、ギミ
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.6

実は初めて観た園子温作品。「自殺サークル」も「愛のむきだし」も園子温の名前も知っていたけれど、特に気にせずスルーしてしまっていたんだよね。テアトル新宿で公開前にたまたま観たポスターに何故か物凄く惹かれ>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.6

今度のオマージュはバック・トゥ・ザ・フューチャーですね。引き続き、恋はデジャ・ブ要素もあり。選択に苦悩するところはSTEINS;GATE(恋はデジャ・ブやバタフライエフェクトなどをオマージュしたXbo>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.5

2を観る前と観たあとでだいぶ評価が変わるな。2観てしまったけれど、まず、1だけ観た時点で思ったことを素直に。

作中でも言ってるけれど、基本的には「恋はデジャ・ブ」。
ループ物のヒット作はすでにたくさ
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チャッピー(2015年製作の映画)

4.4

ロボコップを現代版としてリブートさせたような内容だね。
所謂AIものではあるのだけれど、AIに心はあるのか? なんてテーマはもう古いのかもしれないね。
人間は嘘をつく生き物だけれど、AIは嘘をつくこと
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.6

AIに恋しちゃった系の映画はいくらでもあるので、今更感はあるんだよね。
それでもこの映画が魅力的なのはやっぱりホアキン。
あと妙なエロさ。
冷静に考えると主人公のやってることは、ラブプラスの現象(ゲー
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.8

一番のサイコパスは誰だろうか。
もちろん主人公ルイスも、TV局のお姉さんも相当にイカれてるけれど、彼らが成り立ってしまうのは需要があるから。彼らを求めてる人がいるってことだよね。
ルイスは人の心の隙間
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危険なプロット(2012年製作の映画)

3.8

続きが読みたいのにっ~続きが読める喜び!
この焦らしからの喜びを1本の映画の中で何度も連続的に味わえる面白さ。作品の雰囲気もよし。劇中の作文(小説?)にもっと面白みがあればいいなと思うのだけれど、そこ
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.8

二つの物語が同じ画を使って同時進行する。
ひとつは邦題の通り「ゼロ・グラビティ」
もう一つは原題の通り「グラビティ」
表向きのゼロ・グラビティの方のストーリーにしか気づけないと駄作に感じるだろうけれど
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クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

3.5

松尾スズキ節のギャグ満載。ちょっとクドすぎる感じがしなくもない。「恋の門」より一回り濃いくらい。
大衆向け映画と作家性の高い作風を併せ持ったような作品で、ギャグ9割だけれど、最後にクールにメッセージ性
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.2

ダニー・ボイルもユアン・マクレガーもUnderworldも、ここから世界中に知れ渡った(たぶん)。
ただのスタイリッシュなだけの映画じゃない。この疾走感溢れる90分の中に、青春時代に抱えるすべての重み
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キャロル(2015年製作の映画)

4.0

なんとも綺麗な映画。ドロドロな不倫ドラマの筈なのに、まるでピュアな純愛ドラマに見えてしまうから凄いよね。どちらのキャラにも繊細さと豪快さがあって、似た属性を持たせているのに、キャラづくり、演出、役者の>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.8

メキシコって治安悪いみたいだねー
位の感覚でいたけれど、想像以上にやばい状態なんだな。ってビビる前半。このまま社会派ドラマで行くかと思いきや後半は意外とエンターテインメント感が増す。このバランスが良い
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劇場版 Gのレコンギスタ II ベルリ撃進(2020年製作の映画)

3.9

第2部も勿論面白い。
2部では勢力図がちょっとだけややこしくなるけれど、1部がTV版よりだいぶわかりやすくなったお陰で、まだ大人ならちゃんとついていけると思います(こっからもう少しややこしくなるので)
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.7

ガイ・リッチーのセンスが光る映画。
かなり笑いの要素が多いのに、コメディっぽさは無く、あくまで人と人の通常のやり取りをごく自然に笑いにしているから、スタイリッシュさを損なわない。得意の重さのあるアクシ
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ポール・ヴァーホーヴェン トリック(2012年製作の映画)

3.8

面白い!
いや、俺がヴァーホーヴェン好きっ子だからかもしれないけれど、このメイキングからの本編って流れいいね。順番逆だったらこうは面白さを感じなかったかも。プロセスを含めて初めて一つの作品になっている
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