シリアルキラーさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.6

実話を元にした、ストリッパーが泥棒まがいの事をする話。

勝手に女性版オーシャンズみたいな話を想像していたのだけれど、全く違った笑。

タッグを組んで悪事を働く女性たち。確かにやったことはよくないのだ
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

4.1

個人的な感想になるけど、文句なしに面白かった。ようやくLEONと比べなくて済むような傑作がリュック・ベッソン監督の作品で誕生したイメージだ。

華麗なアクションシーンに、何重にも張り巡らされたシナリオ
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漂うがごとく(2009年製作の映画)

3.3

中々、アーティスティックな作品。評価は控えめにしたけれど、自分の理解が追いついていない部分があるような気がして、もう1回ぐらい見返したい。

知り合ってすぐに結婚した夫婦だが、奥さんの方は性的に満たさ
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愛欲の渦(2019年製作の映画)

3.1

仕事先で良い恋人を見つけたにも関わらず、元カノとも関係を保つ主人公のフェルナンド。しかし元恋人、元カノ、双方が妊娠したことにより人生が変わっていく…。

フェルナンドは罰をうけても仕方ないような、どう
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リバース・オブ・ブリッツ(2018年製作の映画)

3.1

全然悪くない。むしろ好み。

死産とされていたはずの娘が実は生きていて、実の母親を探す話。

ピカチュウも驚きの電撃攻撃で邪魔者や不愉快なやつを殺しまくる。

内容が薄いと言われればそうなのだが、結構
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イーブルアイ(2020年製作の映画)

3.0

結婚しろと母親がうるさいので婚約相手を見つけてきたら、「その相手は悪いやつの生まれ変わりだ!」みたいに母親が騒ぎ出す話。

私事だが過保護に育てられたので、このような毒親を見ると自分の親を見ているよう
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ブルータル・ジャスティス(2018年製作の映画)

3.8

面白すぎた。

バディの刑事物だけど、刑事が悪を倒すみたいな単純な話ではない。でも内容は誰にでも伝わるぐらいわかりやすく表現されている。

目立ったBGMもなく、カーチェイスですら地味。敢えて言うなら
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デス・サファリ サバンナの悪夢(2007年製作の映画)

3.1

ありそうでなかった、アフリカでの動物ホラー。

ガイドに連れられて観光してたら、ガイドがライオンに食い殺されて家族は孤立してしまうという話。

シンプルな内容だが、ライオンが出てくるだけでも新鮮味があ
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ面白かった。

殺人鬼と女学生の体が入れ替わってしまう設定自体は斬新だが、それ以外の部分は古き良きスラッシャー映画のような古典的ホラーを踏襲している。

この手の映画はB級以下の内容になり
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CUBE2(2002年製作の映画)

3.6

前作と比較しなければ普通に面白かった。

確かに今作は役者が騒ぎ立てる上に、展開が進むごとに謎が解明されていって、前作にあった得体のしれない不安感や緊張感は半減した。

しかしCG技術を駆使した演出は
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フローズン・ライター(2011年製作の映画)

2.3

シチュエーションスリラーにしては凝った設定の映画。

友人宅の冷蔵庫にこもって脚本を書くという主人公。更に映画内では、その脚本の中の話も再現されて二重構造になっている。

ただ、そもそも冷蔵庫にこもっ
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乱暴な記録(2019年製作の映画)

2.5

ノワール物なのだが、どうにも面白くない。

復讐や恋愛という定番のドラマが発生するのだが、人物像の掘り下げが浅すぎて全然感情移入できない。

カット割が雑なので、集中して見ていないとすぐにストーリーが
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カランコエの花(2016年製作の映画)

3.9

出演者の演技が自然すぎて、冒頭から一気に世界観に引き込まれた。

LGBTに対する差別は無いと自分では思い込んでいたが、この映画を見て、実際にそういう人が身近にいた場合に、自分は正しい行動を取れるだろ
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皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇(2013年製作の映画)

3.2

地元警察官と、麻薬に関して歌うシンガーという2人の対照的な男にピンポイントを当てながらメキシコを紐解くドキュメンタリー。

ナルコ・コリードという音楽を、この映画を通じて初めて知れて良かった。

内容
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早熟のアイオワ(2008年製作の映画)

3.4

悲劇的な話なんだけれど悲壮感は少なく、1人の少女が逞しく生きる姿を捉えた映画。

後半に色々と起こるのだが、そこまでの過程が散漫なため人間関係の深さが見えづらく、えっ!いきなりそんなことになるの!とい
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ゾンビ津波(2019年製作の映画)

3.0

想像以上に真っ当なゾンビホラーだった。

津波に乗ってゾンビが迫ってくるのはシュールではあるが、よくあるZ級のゾンビ映画やサメ映画のようなチープな演出ではなく、一定水準以上の現実味のある世界観を見せて
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生き人形マリア(2014年製作の映画)

3.0

結構真面目なシナリオなのだが、人形のヴィジュアルに全て持っていかれてしまうホラー映画。

バスの事故から娘の死という重い展開から始まるのだが、話はあれよあれよと進んでいき、結構想像もつかない展開になっ
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Noise ノイズ(2018年製作の映画)

3.8

若手監督の長編デビュー作とは思えない完成度にして異端の輝きを放った作品。

私が見てきた邦画の中でも徹底して暗い内容で息が詰まる。

それぞれの人物の苦悩が非常にリアルに描かれており、実際に自分が同じ
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風たちの午後(1980年製作の映画)

3.8

80年代の日本の映画は母国であるからこそ、妙に古臭く感じられて敬遠していたのだけれど、この映画に関しては「古さ」は微塵も感じさせず。普遍的な新しさを感じた。

モノクロなのに物足りないことはなく、最初
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ディアスキン 鹿革の殺人鬼(2019年製作の映画)

3.7

非常に良かった。人の狂気を描いた作品としては満点をつけたい。

幼い頃のトラウマを原因に殺人行為に及ぶ人間はホラー映画に多いが、そんな風に原因と行動が容易に結びつくのは真の狂人ではない。

彼こそ本物
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ウッドランド(2018年製作の映画)

2.0

好意的な評価も多い中で申し訳ないけれど、何を表現したかったのかよくわからなかった。

いや、恐らくは主人公の幼い頃の葛藤とか劣等感とか、そういうものと戦う姿を描いたのではないかと思うのだけれど…色々と
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スノーシャーク 悪魔のフカヒレ(2011年製作の映画)

2.0

Z級サメ映画の中ではかなり真っ当な方。

ちゃんとサメに食われれば血も出るし、引きづられていく等の芸風もある。

低予算映画にも関わらず、しっかりとサメのお顔を拝む事もできる。あってないようなストーリ
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父の秘密(2012年製作の映画)

3.7

妻を失った主人公と娘が、引越し先で心機一転の生活を送るも上手くいかない話。

目を背けたくなるような描写の連続。淡々と進んでいく展開と斬新なカメラワークは新鮮。衝撃のラストまで目が離せない。

見る人
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.8

面白くもわかりやすいSF的設定。

時間の大切さと、死の儚さを考えさせられる作品でもある。全編勢いがあって面白かった。

また、あまりシナリオや人間像が深く追求されていないのも、反対に痛快でわかりやす
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ザ・マミー(2017年製作の映画)

3.6

メキシコのホラー映画!これは面白かった!

ミイラ男じゃなくて、お母さんの「マミー」。ただし邦題は正直的外れで不要な気がする。

内容はメキシコの社会問題をテーマにした内容で、確かにホラー的要素はある
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デッドウォーカー・インフェルノ(2015年製作の映画)

2.8

褒められた映画ではないけれど、なんだか憎めない。

キャンプに行って騒いで寝たら、主人公たち以外はほとんどゾンビになっていたという話。

しかし、ただの若者だと思っていた主人公たちは元軍人でめちゃくち
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アメリカン・ドリーマー 理想の代償(2015年製作の映画)

3.7

いわゆる社会派に位置づけられる内容だと思うが、シナリオ自体はわかりやすくて無知な私にも理解できた。

地味な話なのだが、見せ方が上手いせいか一切退屈しない。

登場人物にリアリティがあり、常に緊迫感が
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デッド/エンド(2013年製作の映画)

2.2

ロードスリラーなんて書かれてるから「激突」みたいな誰かに追われる話かと思ったら全然違った。

元々は仲良しだったであろう二人組が車の故障に苛まれ、仕舞いにはどうでもいい事で喧嘩しだす。

車はほぼ停止
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ザ・タイガー!!!(2014年製作の映画)

2.3

人間に化けて現れる妖虎を倒そうと奮闘する話。

CGはアジア映画である事を考えると及第点。他の国では生まれないようなシナリオも面白いのだけれど、登場人物が多くてややこしい。

戦って倒されて戦って倒さ
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バッド・ヘアー(2020年製作の映画)

3.5

素晴らしい!よかった!

70か80年代のホラー映画と見間違うようなチープな画質と演出は、恐らく狙ったもの。

パッケージに「ゲットアウト」「アス」に続く…なんて書かれているが、そんな大層な社会派ホラ
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エージェント・スミス(2019年製作の映画)

3.6

邦題が悪い!内容は普通に面白かった!

「ソルト」の監督とタイトルからクライムアクションを連想するも、原題は「Above Suspicion(疑惑の上で)」。

頭の固い日本人には否定派も多い不倫物の
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殺人狂騒曲 第9の生贄(2019年製作の映画)

2.9

それなりに面白かった。

B級な邦題で損してそうなロシアのサスペンス。アメリカの馬鹿映画みたいなタイトルだけれど、内容はシリアスなもの。

2人の刑事と、霊視ができるオリヴィアによるドラマ。陰鬱でゴシ
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.7

アクションシーンも派手で見応えがあるのだが、主人公ヒルの冷静で無表情な姿が、矛盾して強い怒りを感じさせる!

様々な時系列から物語を見せていくタイプのシナリオだが、話はわかりやすく難解ではなく緊張感を
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ファンタズム(2014年製作の映画)

2.9

中々に面白かった。

いかにもJホラーと言った感じのジトジトした不穏な作品で、低予算ながら演出も工夫されており、マイナーな国産ホラーには珍しくシラケない内容だ。

演技も及第点。オチが弱いのが惜しい気
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ポラロイド(2018年製作の映画)

3.6

良質なホラー。

古典的な題材だが画質も良く、映画自体は古臭い印象は受けない。

テンポもよく、適度に驚かせられながらラストに向かっていく。光を上手く使った恐怖の表現法も良い感じ。90分に満たない長さ
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ビューティフル・プリズン(2016年製作の映画)

3.0

面白いとか退屈では表現しづらい映画。メキシコとアメリカの合作と珍しいので見てみた。

父親からの虐待で障害者となり仕事も上手くいかないベン。更に交通事故にあって昏睡するが…。

かなりシリアスな内容な
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