シリアルキラーさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.5

監督の過去作「ドント・ブリーズ」や「死霊のはらわた」が閉塞的な空間での、誤解を恐れずに言えばこじんまりとした話だったのに対して、今回はかなりスケールの大きい話で驚いた。

雰囲気も十分。いろんな有名映
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盗まれたカラヴァッジョ(2018年製作の映画)

3.6

派手なところはないが、よく練られたシナリオをじっくり楽しみたい映画。

緊張感もあるし、あっと驚くような展開もある。そしてイタリア映画らしく小粋だ。

見ごたえのある内容で個人的に大満足。

マッド・レイジ Z(2018年製作の映画)

1.5

「マッドマックス」と「ウォーキング・デッド」の融合と言うと聞こえはいいが、絶望的につまらない映画。

画面は暗めで廃墟みたいな場所が舞台。緊張感はあるのだが、テンポが悪くて眠くなってくる。

また主人
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無敵のドラゴン(2019年製作の映画)

2.8

そんなに退屈な映画ではないんだけれど…手放しで褒めづらい映画。

まず主人公の敵となる男だが、そんな事で主人公を恨んでしまうのかと思うような理由で殺しにかかってくる。そもそも主人公のせいじゃないし!
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ゲット・イン(2019年製作の映画)

3.6

面白かった。

「ゲットアウト」を意識したタイトルで人種差別ホラーみたいな売り出し方だが、個人的には社会科ホラーの印象は薄く、どちらかというと復讐物のシンプルなサスペンスな気がする。

主人公は旅行か
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メタモルフォーゼ/変身(2019年製作の映画)

3.2

サスペンス系ではなく、悪魔払い系の正統派ホラー。

家族の誰かに化けて出る悪魔という発想は面白く、緊張感のあるシーンも多々ある。

人物像の掘り下げが浅く、ラストもあっけないのが少し残念。尺の短い映画
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誰がための日々(2016年製作の映画)

3.7

なかなか凄いどんより映画。

介護の末に母親を殺した疑いをかけられ躁鬱病になる主人公。退院してからも世間の白い目に晒されながら、父親と2人で暮らしていく。

行き場のない思いが見え隠れ。登場人物全てが
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.2

レビュー評価ほど悪い映画ではない。

実際に事故物件に住んだ芸人の話が題材になっている映画。

適度に緊張感もあり先が気になる展開なのだが、特撮じみた演出がギャグのように映るところがあり残念。

怖が
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MORTAL モータル(2020年製作の映画)

3.0

北欧神話のトールを題材にしたダーク・ファンタジー映画。

トールへの思い入れがあれば楽しんで見られるだろうが、ちょっとテンポが悪くて間延びして感じた。

よく言えば、しっかりと丁寧に描かれたシナリオと
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ファイナル・プラン(2020年製作の映画)

3.5

テンポもよくて面白かった。

強盗をしたものの、盗んだ金も警察に返して自主し、罪を償い最愛の人と一緒にやりなおしたいと願う主人公。

しかしFBIの裏切りに合い、金を盗まれた上に殺人犯に仕立て上げられ
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ツイン・ドラゴン(1992年製作の映画)

3.3

なんと兄弟設定でジャッキーが2人分(?)登場。

暮らしも職業も違う2人が間違えられて大騒ぎ。

あまりのくだらないギャグの数々には笑えてくる。ふざけててもアクションシーンは流石。特に後半はヤバい。

美しき獣(2012年製作の映画)

3.4

よくある不倫ものかと思ったら、意外とよくできたヴァンパイアホラー。

偶然知り合った男女、体の関係を持つけれど、女性の方はヴァンパイア。噛まれた男性はヴァンパイア一族となり平和に暮らすものの、問題人物
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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

3.4

なかなか緊張感のある映画。様々な要因ですぐに決断がなされないことにやきもきする。

派手な演出でドカーンというよりは、シナリオや過程を楽しませてくれる映画だった。

地獄愛(2014年製作の映画)

3.4

2022年1月26日現在、GYAOで無料で視聴可能。

「変態村」は私の大好きなホラー映画の1つだが、その監督の作品。

舞台こそ日常的な街なのだが、行われる内容は狂気そのもの。特に主人公のグロリアが
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切り裂き魔ゴーレム(2016年製作の映画)

3.3

中々に個性的なサスペンス映画。

中々に凝ったシナリオ。人間関係が複雑だが、ラストまで見れば、なんとなくこういう話だったんだなというのは理解できる。

ミュージカルのような雰囲気も感じさせるミステリー
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サイゴン・クチュール(2017年製作の映画)

3.7

2022年1月24日現在、GYAOで無料で見られる。めちゃ面白かった。

「プラダを着た悪魔」×「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と予告で宣伝されたベトナム映画。

ベトナムの伝統衣装「アオザイ」の仕
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マーシュランド(2014年製作の映画)

3.2

話がシンプルな割には、しっかり見ていないと話に置いてけぼりにされると感じた。

常に暗くてジメジメした感じのミステリーサスペンスものなのだが、緊張感はそんなに感じないし、よく言えば余韻を残すような内容
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バスルーム 裸の2日間(2011年製作の映画)

2.0

この世で考えられる限りの最低要素を集めたようなおじさんが、女性を家に招き入れたあげく、バスルームの鍵が開かなくなって2人で閉じこもる話。

2人の会話に関心が持てる人には楽しむ余地もあるのだろうが、B
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約束の時間(2018年製作の映画)

3.5

ちょっとコメディ要素のあるドラマ的な短編映画。

見てるこっちがこっ恥ずかしくなってしまうような仰々しい演技も、下手なわけではなく狙っているのだろうが、駄目な人は駄目かもしれない。

そんなことを思い
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エクストロ(1983年製作の映画)

3.6

VFX技術を使った古いSFホラーだけど今見ても斬新。

アイデアも秀逸だし、得体の知れないエイリアンはしっかりと今見ても怖いなと思わされる。

他の映画のオマージュみたいなシーンも多々あるが、B級感も
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ウルフ・アワー(2019年製作の映画)

3.0

低評価映画あるあるの、結局なにが言いたかったのかわからないやつ。

伏線は回収されず投げられっぱなしだし、自己解釈系にしては結構ちゃんとしたシナリオがある。

でも雰囲気映画としては好きでに暗くて退廃
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.7

マ・ドンソク主演のクライム映画。警察とヤクザが組むというエンターテイメント的要素も交えながらもシリアスな展開。

アクションシーンは多くはないが見せ場はあり。最後まで飽きることなく楽しめる。エンターテ
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ソン・ランの響き(2018年製作の映画)

3.8

すごく良い映画だった。2022/1/18現在、GYAOで無料で見れます。

ベトナムの街並みも異国感があって映画の雰囲気に引き込まれる。

主人公の心の移り変わりが丁寧に描かれていて世界観に入り込みや
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海抜(2018年製作の映画)

4.2

すごい作品を見てしまった。

大学生の卒業制作の作品、素人の作品にしては面白いとか、そういう部類のものかと思っていたけれど、見終わる頃には先入観を忘れるぐらいの作品だった。

まるで現実の世界を見てい
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音楽(2019年製作の映画)

3.8

すごい面白かった。

アニメなのに映画的な長回し(?)があって、独特の間が面白い。

シュールな光景に笑ってしまうこともしばしば。サブカルチャーな音楽好きはより一層楽しめると思うけれど、誰が見ても理解
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キリング・グラウンド(2016年製作の映画)

2.8

キャンプに行ったら変な奴らに会って、さぁ大変!という、ホラー映画によくある話。

最初時系列がバラバラだったので、何の話なのか戸惑ったが、最後に向かって話が収束していく。

序盤のグダグダした展開が退
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REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

3.4

またまたフランスから悪趣味なホラーものが登場。

パッケージを見るとアクションっぽいし、最初のヘリコプターから登場するシーンとか、ついにフランスからもアメリカ映画みたいなドンパチ系が出てきたのかと思っ
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幼い依頼人(2019年製作の映画)

3.8

泣く子も黙る、韓国の実話ベース物。

児童虐待の話だが、あまりにも卑劣な映像に、映画とは言え胸が苦しくなるようなシーンが多々ある。

それでも、この話はかなり救いがあって助かった。類似した内容のものだ
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スクールズ・アウト(2018年製作の映画)

3.2

あれ、前に見てレビューしたつもりだったけどしてなかった。

淡々と進んで最後はこんな感じかぁという作品。

テルマ(2017年製作の映画)

3.3

話の流れはわかるのだけれど、最後まで見ても「ふーん」という感じではある。

自己解釈をする系の映画にしてはシナリオがしっかりし過ぎているし、結局なにを伝えたかったのだろうと思ってしまった。

でも全体
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フェイクプラスティックプラネット(2019年製作の映画)

3.2

暗くてジメジメしてて好みの映画だし、最後まで見終わると良い話なんだけど、どうにもインパクトが弱いと言うか、あと一歩と言うか。

シンプルな話だけど色々と話が脇道にそれて、その割に伏線を回収しない。伝え
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ゴーストマスク -傷-(2018年製作の映画)

3.1

これは結構好きだった。

日本の映画だけど韓国人が出てきて字幕も出てくるので、韓国映画のような印象で見進めてしまう。

常に妹と比較されて卑屈になっていた姉が婚約に漕ぎ着けるも、婚約者と妹が浮気してい
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ホイッスラーズ 誓いの口笛(2019年製作の映画)

3.0

エロティックなクライム・サスペンスを期待してた人は残念でした。

確かに序盤にエッチなシーンはあるけど、終始坦々と進んでいくフランス式クライム。

時系列がバラバラのやつで、多分6割ぐらいしか理解でき
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キャノンレース(2014年製作の映画)

3.0

「ワイルドスピード」から影響を受けたと思われるノルウェーのカーアクション物。

勝手に公道でレースを始めた迷惑な2人が、どっちが勝つかと勝負する話。

カーアクションの見どころはそれなりにあるのだが、
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ショートウェーブ(2016年製作の映画)

3.1

この映画は好き。

影みたいな存在だけど異星人(?)も視覚的に認識できる形で存在するし、人が殺されたら血が出る。

これは低予算のホラー映画では起こらない要素なので嬉しい。

BGMもエモーショナルだ
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真犯人(2019年製作の映画)

3.3

過激なシーンもあるがアクション要素は少なめのサスペンス映画。

映画の時間が大して長くないにもかかわらず、ヒステリックな人物が多数登場するので精神的に疲れる(笑)。

言い争う人間たちの姿や後味の悪さ
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