シリアルキラーさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

4.0

超よかった。久しぶりに映画で泣いてしまった。「あの花」の監督の長編映画。

一言で言うとエモい。語彙を失うね。感情移入しすぎて、アニメなのに実写の映画以上に感情移入してしまう。

スクリーンで見たかっ
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超擬態人間(2018年製作の映画)

2.9

なんとも評価しづらい映画。

まずやっている事は日本のホラー映画でもかなり斬新だと思う。雰囲気もしっかりとあるし、低予算の中でも安っぽくならないような工夫がある。事実、恐怖心を不安感を煽られるし雰囲気
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ディヴァイン・フューリー/使者(2019年製作の映画)

3.0

「ミッドナイト・ランナー」の監督の2作目。

率直に言うと冗長な部分が多く、テンポが悪くてのめり込めなかった。悪魔にも狂気は感じるのだけれど、変に高画質な分、興醒めしてしまう。

主人公がボクサー設定
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ノー・エスケープ(2016年製作の映画)

3.0

キャンプに行ったら知らないやつに襲われて、死ぬ気で逃げた!…みたいな話。

あってないようなシナリオは深く追求する気も起きない。手軽にグロ描写が味わえる映画と考えた方が楽しめそうだ。

退屈ではないけ
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ザ・プロテクター 絶対に渡してはいけない機密情報24時(2019年製作の映画)

3.0

「マッハ!!!!!!!!」「トム・ヤム・クン!」の元・メンバーが織りなすアジアアクション。

悪い奴を倒すという明解なストーリー。アクションはすごいのだが、銃撃戦が多くて、「マッハ!!!!!!!!」の
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.6

家族に手を出そうとした悪い奴を倒すという、シンプルなストーリー。

ただ見せ方が上手いし、話もわかりやすくて痛快。主人公も最強というわけではなく、殴られたり苦しんだりで、007シリーズのジェームズ・ボ
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かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

4.1

この作品を見て思ったのだけれど今泉力哉監督の作品、自分の好みなんだなと思った。

今作は光や、間の使い方が上手い。監督のフィルターを通して登場人物の感情が丁寧に表現されている気がした。

序盤が少しス
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プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(2020年製作の映画)

3.8

投獄された主人公たちが脱出を図るまでの物語。

シリアスな内容だけれど、エンターテインメント映画としても非常に完成度が高い。緊張感のあるシーンの数々に心臓バクバク、目を見開いて見てしまった。

テンポ
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.8

GYAOで鑑賞。

バグダッドのカフェ兼モーテルに訪れたドイツ人女性と、カフェを経営する人々の触れ合いを描いた話。

砂漠にポツンとあるカフェとモーテルの姿だけでも素敵だし、ほのぼのとした話で、良かっ
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ディアボロ(2017年製作の映画)

2.5

「インシディアス」のクリエイター等の有名ホラー映画の人が関わってる、B級ホラー映画。

実際の事件を題材にしたらしいが、それにしてはエンタメ要素が強すぎて説得力がない。

何より敵役(?)が全く怖くな
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.1

個人的には前作よりダントツで面白い!

しばらくはこれより面白いヤクザ映画なんて出てこないのではないだろうか?

凶暴の限りを尽くす上林が怖すぎる。全編が見せ場のような映画。

RPG リアル・プレイング・ゲーム(2013年製作の映画)

2.8

ブレードランナーのルトガー・ハウアー主演が、やたらと推されてる映画。

SF映画風の導入で近未来でのサバイバルゲームかと思いきや、実際はポルトガルの廃墟に飛ばされてしまう。

この廃墟での淡々とした撮
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イグジスツ 遭遇(2014年製作の映画)

3.0

ブレア・ウィッチ・プロジェクトで一躍有名になった監督の作品。

お得意のPOV形式で、今回はビックフットが登場。

しかしブレア・ウィッチ~は得体の知れない敵が怖かったのに対し、ビックフットは実態があ
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シアター・プノンペン(2014年製作の映画)

3.6

主人公が、偶然に映画館で見た映画に母が出演していてビックリ。映画の結末部分のフィルムが紛失されていることを知ると、映画の完結に向けて動き出す主人公。しかし話が進むうちに、カンボジアや家族の悲しい歴史を>>続きを読む

ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

3.6

体の痛みにより無気力と化していた映画監督が、過去の仲間と再会する事により生きる力を取り戻していく話。

全体を通してどこか暗いトーンの話なのだが、彼自身が立ち直っていく姿は勇気づけられる。何歳になって
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殺意の誓約(2016年製作の映画)

3.0

娘と付き合うのがドラッグの売人だと知ると、娘の彼氏の事を警察に垂れ込む主人公。しかしドラッグの売人の恨みを買い、仕舞には報復合戦になる話。

気持ちがわからないでもないが、主人公のお父さんも中々に強引
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ブラックシープ(2006年製作の映画)

3.5

羊を題材にした珍しいホラー映画。

シリアスな表情で話は進んでいくが、合間合間にかなりくだらない要素が散りばめられている。シュールで独特なセンスの映画だが、ハマれば面白い。

少し変わったホラー映画を
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.2

めちゃ面白かった。2時間半、一度も止める事なく見てしまった。

インドの貧民街からYoutube投稿やラップバトル出場で有名になっていくラッパーの半生を描いた話。

インドにラップバトルがあった事も衝
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3時間/THREE HOURS(2015年製作の映画)

3.4

面白かった。誘拐された赤ちゃんを救うために特殊な訓練を受けた母親が孤立奮闘する話。

アクションがかっこいいし、スピード感がある。何よりモロッコの異国情緒あふれる風景の中、ビルからビルに移ったりと、迫
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ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦(2020年製作の映画)

2.8

この映画を見ても何のためにもならないし得る事は何もない。

人生の貴重な時間を70分消費するだけである。

しかし疲れた現代人には物を考えなくても済む「無の時間」を意図的に作り出す必要があるのではない
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テスター・ルーム(2014年製作の映画)

2.5

悪くはないんだけど、面白くもない映画。

悪魔払いの実験にされているジェーンと、それの監視役のカメラマンの青年の話。POV風の見せ方の作品だ。

緊張感もあり、悪霊が実態を見せるシーンなどは迫力がある
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愛と銃弾(2017年製作の映画)

3.6

序盤はミュージカル調が強く、コメディ映画かと思ったが、中盤以降一気にシリアスに。

よく練られた壮大なシナリオだが、変に複雑なところがなく、終始わかりやすいストーリーなのが良かった。

ところどころに
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Xing クロッシング(2018年製作の映画)

3.2

これは想像していたよりずっと面白かった。

スペイン産のミステリーで、父が死んだ原因を探るうちに事件に巻き込まれていく兄弟の姿を描いている。

登場人物が多くてシナリオが把握しづらい上に、過去と現代を
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ホームレス ニューヨークと寝た男(2014年製作の映画)

3.3

自宅を持たない52歳のフォトグラファーのドキュメンタリー映画。

パッケージを見るとハンサムな親父が映っていて、自由気ままに生きた上で成功を収めた人間の話かと思ったが、実際の内容は成功とは言い難く悲壮
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最初で最後のキス(2016年製作の映画)

3.8

すごい面白かったけれど、この面白さが上手く表現できない。

暗めの話だと思うけれど、でもしっかりと青春している話。こんな楽しい青春が送れたらと思うし、自分自身の良かった過去も思い出せる。

LGBT的
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ホワイト・ストーム(2019年製作の映画)

3.4

香港スターが主演の映画。同じ組にいながら、片や円満脱退からの実業家、片や破門になって麻薬製造に精を出す男が、後に対立する話。

シナリオもしっかりしており、アクションシーンは後半で大爆発。シリアスな話
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ハロウィン(2018年製作の映画)

3.4

初代は見た記憶があるのだけれど、リメイクも多く、個人的にはどの順番で見れば良いのか混乱してしまっている「ハロウィン」シリーズ。

こちらの作品は続編にあたるようだが、オリジナルの設定を生かしつつも初め
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ネバー・ダイ(2018年製作の映画)

2.0

旧友に誘われて金儲けできる仕事をしようとしたら、なんとその仕事は臓器売買やストリートチルドレンの誘拐!

とんでもないので断ろうとしたら悪い奴らに追われて…、そう、なんと追われているだけの話なのだ。
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インサニティ(2016年製作の映画)

2.0

久しぶりに再会した3組のカップル。旅行に出かけて泊まったら、メンバーの1人がドラッグを所持していて、それをみんなでキメたらテロリストのウィルスが入っていて、ゾンビみたいになって友人を噛みまくる!

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英雄都市(2018年製作の映画)

3.2

「犯罪都市」の監督による、引き続きヤクザ物映画。

アクションや抗争メインかと思っていたのだが、シナリオ重視で、アクションシーンは僅か。敢えてジャンル分けするならラブコメディな気がする(笑)


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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.6

まず、この世界観をストップモーションアニメで作り上げてしまった事に脱帽。徹底したスチームパンクの世界観は、いつのまにか現実の世界のように見えてくる。

映画としては少しテンポが悪い部分がある。また人物
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ボヤンシー 眼差しの向こうに(2019年製作の映画)

3.8

東南アジアの奴隷漁船を題材にした映画。

会話のシーンは少ないのだが、得体の知れない凄味みたいなものがあり、多くを語らずとも少年の心境の変化を感じとることができる。

狂気的な話だが、生きるためには仕
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HOMESTAY(2022年製作の映画)

3.8

大好きな「ずとまよ」が主題歌との事で、宣伝を見た時から楽しみにしていた映画。

反面、Amazon Originalの映画は突き抜けた作品が少なく、あまり期待していなかったのだが非常に良い内容だった。
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アルファ、殺しの権利(2018年製作の映画)

3.5

「ローサは密告された」であまりにも生々しい映像で衝撃を与えた監督の作品。

映画というよりは闇社会の様子をそのままカメラで納めたような映像は健在。淡々と進み、大きな浮き沈みのない展開がリアル。必然的に
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ホワイト・バレット(2016年製作の映画)

3.2

一見激しい銃撃戦が展開されそうなパッケージだが、地味な映画。

派手なシーンはラスト付近に用意されてるが、シナリオ重視で淡々と進んでいく。

悪い内容では無いのだが、もう少し見せ場的なものがあればよか
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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

3.7

アニメのシーズン1の続きの話なので、単体で見るのは厳しいかもしれない。アニメを全話見ている事が前提となる映画。

ここまで敷居の高さがありながら、ダントツで面白かった。アニメの時点で完成されていた世界
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