シリアルキラーさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.5

ネットで"荒らし"をするのが趣味の男が、ひょんなことからリアルな銃撃戦に巻き込まれる話。

コメディ・アクションとしてテンポがよく、音楽もノリノリ。かなり白熱の銃撃戦が楽しめる。

ただシナリオがあっ
>>続きを読む

嘆きのピエタ(2012年製作の映画)

3.7

キム・ギドクの作品の中では比較的意図がわかりやすく、起承転結もしっかりしていて見やすい作品だと感じた。

それでも人を選ぶような表現や、全体に漂う薄気味悪さ、悲壮感はキム・ギドク監督作品でしか感じられ
>>続きを読む

砂の惑星(1984年製作の映画)

-

2時間16分、全部見たけど、ほぼ全てわからなかった。香料を奪い合って競う話なのは唯一わかった。

脳に意味不明な情報が永遠と送られ続けて、体調が良い状態で見始めても、強制的に睡眠状態にされてしまう。
>>続きを読む

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.6

色々とモヤモヤするところも残るが、幻想的な恋愛ドラマだった。

奥菜恵の美しさが浮いているような気もする。

不夜城の男(2020年製作の映画)

3.6

これは想像より面白かった。水商売の世界で成り上がった主人公が、ひょんな事から事件に巻き込まれ、裏切ったり裏切られたりする話。

どんでん返しの連続のシナリオは痛快で、最後まで目が離せなかった。

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.4

主に大阪を舞台にしたクライム物なのだが、撮り方の問題か、大阪がまるで異国の街のようだ。

映画的にも英語と日本語が入り乱れ、海外のアクション映画と日本のヤクザ映画の融合的な試みがあって面白い。

少し
>>続きを読む

ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!(2018年製作の映画)

3.7

どうせくだらないギャグ映画だろうと思って見たら、想像してたよりずっと面白かった。

片田舎でデスメタルバンドを組んでるバンドメンバーの話。メタルの事が全くわからなくても楽しめる内容になってるし、メタル
>>続きを読む

Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆(2019年製作の映画)

3.1

OVA第二弾。エミリアとパックが出会う前の話を見る事ができる。

迫力のバトルシーンはあるものの、登場人物も限られていて、OVA第一弾のようなワイワイ感がない。

また尺が短い割には本編後半のような複
>>続きを読む

マルドゥック・スクランブル 燃焼(2011年製作の映画)

3.4

前回のお話からの続き。そして急に楽園に飛ばされ、舞台はカジノに。

目まぐるしい展開に頭がついていくのが精一杯。今回も次回をお楽しみ的な感じで終わっていく。

雰囲気はあってかっこいいのだが、何の話を
>>続きを読む

マルドゥック・スクランブル 排気(2012年製作の映画)

3.4

3部作の最終章。カジノでは熱いバトルが行われているものの、ゲームの内容がわからないと、そもそも何を競っているのかわからず。

後半は肉弾戦になり視覚的にも楽しめるし、街の夜景が綺麗で、終わり良ければ全
>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.8

最近のホラー映画の中ではダントツで面白かった。ああ、こういう表現もできるんだと素直に感心した。

テンポも良くて退屈させるような場面がなく、あれよあれよと話が進みフィナーレに到達。

ホラーと言っても
>>続きを読む

芳華-Youth-(2017年製作の映画)

3.8

面白かった。戦争の話なので、いい話と言うのは語弊があるけど、悲しいだけの話じゃなくて良かった。

中国史が全然わからない私でも話の流れは理解出来たし、美しい音楽に彩られた青春映画と言えよう。

マルドゥック・スクランブル 圧縮(2010年製作の映画)

3.5

SFらしい奇想天外な展開に圧倒される。喋るネズミが印象的。

ラストは明らかに次の作品が気になるような終わり方。リアルタイムで見ていた人は、ここから1年も待たされると思うと大変だ。

原作は未読。

憂鬱な楽園(1996年製作の映画)

3.5

大した事のないチンピラの揉め事を、ダラダラとした長回しで撮った内容。

登場人物の見分けがつくまでに時間を要するのと、場所が変わっても、そもそもが日本以外の風景なので、話の流れが掴みづらい部分があるが
>>続きを読む

守護教師(2018年製作の映画)

3.5

マ・ドンソク主演のサスペンス。

韓国映画らしい暴力的なシーンや凄惨な表現はあるものの、特別に目新しさは感じなかった。

ただ100分ほどのコンパクトな時間なので、気軽に見るのに適している佳作だった。
>>続きを読む

ワイルドバンチ(1969年製作の映画)

3.5

西部劇には詳しくないので適当な事は言えないんだけれど、他の西部劇の名作とは違う個性がある作品なのはわかった。

どことなく漂う哀愁と、激しい銃撃戦。インパクトのある内容だった。

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.5

複雑に絡み合う、元親友の3人の話。これで良かったのかと思う部分も多々あるが、ミステリー・サスペンス物として、よく出来たシナリオだと感じた。

ジャームス 狂気の秘密(2007年製作の映画)

3.7

LAの狂気のパンクバンド、ジャームスのドキュメンタリー映画。

ジャームスを知らない方でも、ギターのパットが後にNIRVANAのサポートギターを務めたと言えば興味を持ってもらえるだろうか?

私は、こ
>>続きを読む

悪の偶像(2017年製作の映画)

3.8

長い上にモヤモヤするところも多々あるので、評価が高くなりづらいのは理解できるが、その上で最後まで飽きさせない展開は見事だったと思う。

ただ詰めが甘いのか、見る者に解釈を委ねているのかわからないような
>>続きを読む

シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)

3.3

幻のホラー映画が2022年5月14日からPrime Videoで見放題配信開始。

60年代の白黒ホラー映画ということで古さは否めないが、緊張感は維持され、集中して見れる。

当時は怖かったのかもしれ
>>続きを読む

友は風の彼方に(1986年製作の映画)

3.7

前半から中盤にかけての展開も悪くないのだが、ラスト30分に全て持っていかれてしまう。

ちょっとギャグっぽい雰囲気もあるが、シリアスなところはシリアスに。香港ノワールの傑作。

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.7

2022年5月、U-NEXT見放題に追加されました。

狂気の沙汰としか思えない内容。モルカーで話題になったストップモーションアニメで、こんな表現ができる事にも驚き。

全編がアニメではなく、ほとんど
>>続きを読む

この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(2018年製作の映画)

3.6

アニメ本編を見たついでに映画も鑑賞。単体でも楽しめない事はないが、アニメの、このすば→このすば2を見終わってから見るのが一番良いと思った。

内容は本編と変わらないくだらない内容が、そのまま映画化され
>>続きを読む

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(2013年製作の映画)

3.6

内容はアニメ本編か、映画の第一弾、第二弾を見ていないと掴みづらいだろう。どちらかを見た前提で見る映画だと思う。

その上で映画らしいスケールの大きさや、画面全体を使った演出は嬉しいが、情報量が多くて頭
>>続きを読む

壊れた心(2014年製作の映画)

1.2

正直、良いところが見当たらない映画。

ノワール物にしては呑気なBGMが緊張感を壊す。浅野忠信はボソボソと喋るだけで、特別に良いところを感じない。

ほとんど台詞のない映画だが、ストーリーは解説通りな
>>続きを読む

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.9

妊娠の中絶がテーマの映画ではあるが、青春映画のようにも見えてくる。

主人公の不安な心境や、痛々しい描写は見ているこちらも不安にさせ、非常に興味深い映画でありながら、早くこの不安から解放されないか、映
>>続きを読む

エレファント(2003年製作の映画)

3.2

リアルで怖いなと思ったし、ドキュメンタリー的な性質の映画なんだろうけど、そんなに映画としてはハマらなかった。

淡々と進んでいき、あ、そうなんだ、という印象だった。

隣の影(2017年製作の映画)

3.6

想像してたより面白かった。

常に不穏な影が付きまとう人々。一線を越えるシナリオ。

ホラー映画なみのインパクトのある演出と、淡々と進んでいく展開とのギャップも面白い。

良質なサスペンス佳作でした。

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

-

全然わからなかった。割と真剣に見れていたし、リンチも好きだけど、初見は意味不明。

ネタバレサイトを見て、なんとなく、ああ、なるほどね、という感覚はある。

生きている間に見直そう。

Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow(2018年製作の映画)

3.8

本編以上にギャグ要素の強いOVA第一弾。

アニメ本編を見ていて、尚且つキャラクターに思い入れがあるなら、楽しめるだろう。

クスッと笑える場面が多いし、人気キャラクターのラムとレムが尊い。またエミリ
>>続きを読む

ブリング・ミー・ホーム 尋ね人(2018年製作の映画)

3.7

大女優、イ・ヨンエ14年ぶりのスクリーン復帰という事だが、こんな極悪サスペンスでの復帰を本人は望んでいたのだろうか(笑)。

韓国映画の振り切れた感じが見れる内容で、こんな事は起こってほしくないと思う
>>続きを読む

ゲロゾイド(1988年製作の映画)

3.2

これはすごい!何をされてるかわからない。かろうじてわかるのは、悪いやつに襲われて逃げているという事。

とにかく叫びまくるヒロインと、ゾンビモドキとの追いかけっこは、良く言えば「悪魔のいけにえ」の名シ
>>続きを読む

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

3.7

ベトナム戦争から帰った主人公が幻覚に悩まされる話。

1990年の映画ながら不気味な雰囲気がしっかりと出ているし、時系列がバラバラの映画にしては話がわかりやすく、世界観に浸りやすい。

ホラー映画と言
>>続きを読む

ルチオ・フルチのザ・サイキック(1977年製作の映画)

3.6

初っ端から、主人公の母親の自殺シーンが面白すぎ。崖に顔ぶつけまくった上に、どう見ても人間ではなくて大爆笑。フルチ先生のゴア描写炸裂。

しかし後半は結構正統派なサスペンスで、透視で見た内容が現実になっ
>>続きを読む

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

4.0

90分と気軽に見れる尺ながら、オリジナルアニメと同じような感動を詰め込んだ内容。

90分を、美しすぎる映像と、先が気になる展開で一気に魅せてくれる。一瞬だけどツインテールのヴァイオレットが見れるだけ
>>続きを読む

悪魔のいけにえ レザーフェイス・リターンズ(2022年製作の映画)

3.3

特別に目新しいところがあるわけじゃないんだけど、オリジナルの設定を活かしながら過剰なゴア描写で魅せる佳作。

オリジナルの緊張感や個性には到底、及ばないが、スピンオフ作品としては悪くない。最近は派手な
>>続きを読む