eop421さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

さらば友よ(1968年製作の映画)

4.0

異色コンビのというのでしょうか。
アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソン
が共演している作品です。
最初のほう、なんだか違和感を覚えまして…。
美男とぶちゃいく(失礼…)が並んでいるこの
不思議…。敢
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若草物語(1949年製作の映画)

4.5

子供の頃親に買ってもらった原作を
何度も読み返すほど好きな作品でした。
映画化も何度かされてますが、最初に
観たのがこちらでした。他のも観たけど
やはりマーヴィン・ルロイ監督作のが
一番好きです。
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

3.0

自分の正論を相手が聞き入れないなら暴力で
ねじ伏せよう、という考えに呆れる。
なんでそんな簡単にキレる必要があるのか?
相手を尊重しないから暴力がはびこるのだと
思う。また怒りや暴力は何かに対する恐れ
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巴里の空の下セーヌは流れる(1951年製作の映画)

4.0

読んでないけど石井好子氏の『巴里の空
の下オムレツのにおいは流れる』はこの
映画から題名を拝借したのですね。知らな
かった。料理に関するエッセイだそうで、
食に興味がないのでどうも手がでません。
こち
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

5.0

なんて豪華でメチャクチャな映画なんでしょ…。
JBの教会のシーンから惹き込まれます(チャカ・
カーンもいるよ)。
ジョン・ベルーシのあの体躯からは想像でき
ない軽やかな身のこなしにビックリです。
それ
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ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

-

凄いドキュメンタリーだと言われている
のは知っていたが手が出ず…。やっと観る
気になったので鑑賞。戦争のことだとは
なんとなく知っていたけどこんなだとは…。

私には凄いとは思えなかった。やはり怒りや
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太陽は夜も輝く(1990年製作の映画)

3.0

俗世間から離れたいと思っても世間は
放ってくれず…。なんとか煩悩から開放
されたいと思って行ったことが人々の
注目を集めてしまうとは悲しい皮肉です。
小さい頃から願掛けをしていたセルジュ
神父。願いは
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カルロス、そしてもうひとりのカルロス(2021年製作の映画)

3.5

酷い、酷すぎる…。
似ているカルロスを葬って真相を
うやむやにしようなんて警察のする
ことかね?
事実を隠した関係者は全員地獄行き
確実でしょう。
死刑制度ってどうなんだろう?と
考え込んでしまった。

Tommy/トミー(1975年製作の映画)

4.2

久し振りの鑑賞。映画館で、しかも良い音で
観れるというなら行かない訳にはいきません。
何度観てもシッチャカメッチャカだなぁ、
と思います。悪い意味ではなく良い意味で。
The Whoの音楽と映像的な面
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エクソシスト3(1990年製作の映画)

3.5

エクソシストが名作過ぎて続編には興味が
持てなかった。だいたい続編て良くないと
いう偏見と、大した作品でないという話し
を聞いたことがあったので。
Netflixにあったのでどんな作風か調べたら
ウィ
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ヨーロッパ一九五一年(1952年製作の映画)

3.6

そういえばお初だわ、のロッセリーニ
監督作です。
息子を亡くした女性が悲しみを紛らわす
かのように社会に目を向けるようなるの
です。それからどうなっていくか?という
お話です。
上流階級のアイリーンが
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道化師の夜(1953年製作の映画)

3.8

ベルイマンの作品を観て思うのは、同時代
の他の作品と比べて明らかに視点が違う気が
するのです。うまく説明はできないけど…。
冒頭の馬車のシーンも良いけれど、車輪が
水溜りを踏んでいくシーンと水溜りに雨
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愛人ジュリエット(1950年製作の映画)

3.5

夢の中のこととはいえなんとも寝覚めの
悪いお話です。
全ての人が記憶を無くして他人の思い出
話しや嘘の思い出話しを慰めにしている
という怖い村(主人公の夢の中の村)が舞台
です。やっと愛するジュリエッ
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汚名(1946年製作の映画)

2.5

ケイリー・グラントってどうにも
こうにも好きになれないなぁ。
作品はイマイチ。割とあっさり
終ってしまいなんだかな、な
感じでした。

家なき子 希望の歌声(2018年製作の映画)

5.0

実家に行った時、父が『まだとっておいて⁡
あるぞ。』と誇らしげに見せてくれたのが⁡
昔テレビで放映されていたアニメ“家なき子”⁡
の主題歌のレコードでした。親というのは⁡
子供が好きだった物はとってお
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.0

物語への誘い方が巧みで、観ている側⁡
を惹き込む手腕が見事。⁡
今どきの監督でもここまで出来る人は⁡
そうそういない気がします。⁡
カメラワークも斬新だったのではない⁡
でしょうか。写真のように印象に
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クリスマスとよばれた男の子(2021年製作の映画)

4.0

クリスマスをクリスマスとよぶように⁡
なった由来のお話。ですが本来の起源や⁡
由来とは別の、夢のある素敵な由来です。⁡
クリスマス映画としてリストに入れて⁡
おきたい作品。⁡

ルースおばさんが話し
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Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(2015年製作の映画)

4.5

ヤングシャーロック・ホームズを観た後、⁡
ニコラス・ロウって他に何に出演してる⁡
んだろう?と思って見つけたのがこの作品。⁡
役は劇中劇のホームズ…。ここでもホームズ⁡
演じてたのですね。⁡

イア
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第七の予言(1988年製作の映画)

-

題名で聖書の予言とホラーの組合せ⁡
かと思って鑑賞。⁡
これ、ホラーじゃないですね。⁡
キリスト教の啓蒙に使うための映画なの⁡
ではないかと勘ぐってしまった。⁡
最後の終わり方も一見感動的なんだが⁡
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ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎(1985年製作の映画)

5.0

私的クリスマス映画です。⁡
特にクリスマスが舞台の作品では⁡
ございません。冬といえば冬ですが。⁡
何故か12月になると観たくなるのです。⁡
初めて観たのは小学生の時。一度観て⁡
から好きになり何度も
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INSTRUMENT フガジ:インストゥルメント(2003年製作の映画)

5.0

『貫く』ということの凄さ、尊さを⁡
見た気がした。彼らからしてみれば⁡
好きだからやってるだけ、と言うのだ⁡
ろうけど…。⁡

『Salad Days』も良かったけどこちら⁡
もね。映像の粗さが逆に
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ミディアン ディレクターズ・カット版(1990年製作の映画)

5.0

クライブ・バーカーついでにこちらも⁡
感想書いてみます。⁡
北米版でディレクターズカット&Blur-ayで⁡
発売されたので日本でも⁉と思ったのですが⁡
待てど暮らせど発売する気配もなく…。⁡
手持の
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イベント・ホライゾン(1997年製作の映画)

3.0

観よう観よう、としてたのに何故か⁡
いつも先延ばし…、やっと観ることが⁡
できました。⁡
サム・ニールが出てるなら悪い事が起こるよ⁡
120%ですね。その意味においてやっぱり〜、⁡
な展開でした。⁡
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愛の渇き(1967年製作の映画)

2.0

浅丘ルリ子の演技が素晴らしいですね。
自分の弱い部分を巧みに相手に見せない
女性の役をうまく演じているな、と思い
ました。
ただ、ただですね、肝心の相手役がいけ
ませんね。これは私の勝手なことなのです
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嘘をつく男(1968年製作の映画)

4.0

アラン·ロブ·グリエの作品二つ目。⁡

実験的な作品ですね。⁡
ジャン・ルイ・トランティニャン演じる⁡
男の嘘の話しの映像と、現実の映像とが⁡
交差してわけが分からなくなります。⁡
でもトランティニ
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反撥(1964年製作の映画)

3.0

内気なキャロルがだんだんと正気を失って⁡
いく様が怖いです。⁡
幻聴、幻覚が酷くなり果ては殺しまで⁡
してしまうのでホラーの要素もありかと。⁡

不倫はやはりするもんじゃないですね。⁡
絶対天罰が下
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白痴(1945年製作の映画)

3.5

あの大作を90分程度でどこまで描けるのか?⁡
と疑問に思いながら鑑賞。⁡
ざっくりではあるけどうまい具合にまとめて⁡
るかな。でも浅いと言えば浅いけど。⁡

ジェラール・フィリップはお初。⁡
あまり
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悪魔が夜来る(1942年製作の映画)

4.2

マルセル・カルネの映画は『天井桟敷の人々』 ⁡
しか観たことがないのですがこちらの⁡
作品を見つけたので鑑賞してみました。⁡

人を墮落させたり貶めたりするのが悪魔⁡
のお仕事。悪魔の手下ジルとドミ
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幕末太陽傳(1957年製作の映画)

5.0

デジタル修復版を鑑賞。映像がクリアになる⁡
のは素晴らしいことですね。⁡

労咳(結核)を患ってるのに大して深刻に⁡
ならず飄々としている左平次。彼のような⁡
男は案外しぶとく生きていくのかな、と思
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大いなる幻影(1937年製作の映画)

4.0

戦時中なのに戦う人間より捕虜と⁡
して捕らえられた人間のほうが⁡
楽しく過ごせてるなんてなんなん⁡
だろう?と思った。⁡
第一次世界大戦の時、割と捕虜に⁡
対する待遇は良かったみたいですね。⁡
戦時中
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獣人(1938年製作の映画)

3.8

冒頭の汽車のシーンが素晴らしい。⁡
真っ暗なトンネルの中、奥の方に⁡
かすかに見えていた日の光がだん⁡
だん大きくなるところが特に…。⁡
車輪からのアングルも。⁡

女に運命を狂わされる男どもの話し
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憂国(1966年製作の映画)

5.0

本日11月25日は憂国忌です。⁡
映画『憂国』を観て三島由紀夫を偲びます。⁡
DVDのボックスセットは素晴らしいです。⁡
開けると石庭に倒れる二人の写真が見開きで⁡
現れます。三島氏本人による解説の冊
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グレンとグレンダ(1953年製作の映画)

1.0

この内容にベラ・ルゴシの怪しげな⁡
キャラクターが必要なのか?⁡
服装倒錯や性転換などの啓蒙的な作品⁡
なのか?と思いきや悪魔みたいなのや⁡
ソフトコアな映像が出てきて、えっ?⁡
服装倒錯やらは悪魔の
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飛行士の妻(1980年製作の映画)

1.5

何故か手が出なかったエリック・ロメール。⁡
やっと観るきになったけど、選んだ作品⁡
が悪かったかも…。⁡
しつこい男とグダグダ言う女はちょっと⁡
私にはイラつくだけだった。⁡
リシューとの件が意外な展
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どん底(1957年製作の映画)

3.5

最初に観たのは多分大学生の頃。⁡
黒澤明の作品の中では珍しく眠気を⁡
もよおしてしまったので今回が多分2回目の⁡
鑑賞だと思われる。やっぱり途中睡魔が…。⁡
ジャン・ルノワールがゴーリキーの同じ⁡
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どん底(1936年製作の映画)

4.5

ジャン・ルノワールの作品てそういえば⁡
観てない…。⁡
というわけで最初に選んだのがこの作品。⁡
ゴーリキーの原作で、黒澤明版を観ていた⁡
からというのが理由です。⁡

黒澤版のほうは原作にほぼ忠実
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