えちぜんさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

3.8

「アルゴ」の前からベン・アフレックの監督としての才能を感じさせる作品。テンポよいのがいい持ち味。ただ役者としては、弟さんのケイシー・アフレックのほうが好きだな♫

原作はクリント・イーストウッドの「ミ
>>続きを読む

ザ・セル(2000年製作の映画)

3.4

公開当時に映像に観て衝撃的だったが、今になって再び鑑賞。真っ先に思うのが、「当時はCGだったのかな?」というギモン。実写やと思うけど、衣装、舞台、小道具まで大変やろ〜ƪ(˘⌣˘)ʃ

ジェニファー・ロ
>>続きを読む

エリザのために(2016年製作の映画)

3.5

クリスティアン・ムンジウは「4ヶ月、3週と2日」も「穢れなき祈り」も大好きだったので、ウキウキで鑑賞。けど、少しトーンダウンやなぁ…

ある意味、「4ヶ月」と同じで、ルーマニアの圧政下で奔走する主人公
>>続きを読む

マイマイ新子と千年の魔法(2009年製作の映画)

4.1

この世界の片隅にを想像して鑑賞すると全然違うタイプだけど、これはこれで児童アニメとしてクオリティ高いよー^_−☆

むかーしやってた、「ハウス名作劇場」の(もうこういうの作らないのかな…)、上位互換て
>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.9

低予算だけど佳作。ストーリーうまいなあ。んで怖いなあ。ホラーとは違う怖さ、ディズニーとかのアトラクションですごくよくできたやつみたいな。( ͡° ͜ʖ ͡°)

フィラデルフィア(1993年製作の映画)

3.5

学生のとき見て、2度目の鑑賞。

1度目はあまり思わなかったけど、ゲイという点について触れ方がソフトですね。今の映画ならもっとエグいくらいの描写してるだろうな、それも時代か。

トム・ハンクス全盛期。
>>続きを読む

レイチェルの結婚(2008年製作の映画)

4.7

あまり評価高くないけど見事な作品。「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミが監督だと思うと幅の広さになお驚く(追悼)。

主人公の過去や家族の状況などじわじわと判ってゆくサスペンスフルな脚本に、手持ちカメラ
>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.0

説明やストーリー性を排除し、リアリティを追求した臨場感ある作品。ノーランていつもオリジナリティある挑戦をして偉大だな、映画史に残るクリエイターになるだろうね。

けど、好き嫌いも分かれるんだよね…70
>>続きを読む

セールスマン(2016年製作の映画)

4.1

アスガー・ファルハディ好き♫サスペンスだけど決定的な瞬間は見せないで、観客にモヤモヤさせつつ、心理的圧迫感に焦らすのはいつもの得意技(当方どM)(●´ω`●)。

ダンナが妻のことであそこまで執拗に怒
>>続きを読む

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.0

メル・ギブソンは監督としてファンで、過去作は「顔のない天使」から「アポカリプト」まで全て好きなんです。

けれど10年ぶりのメガホンは…イマイチ。そもそも、演出が古い。もはや20世紀のまま。

序盤で
>>続きを読む

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

1.9

子ども連れていったけど…申し訳ないがどこをどう切り取っても平凡。

賛否両論でもいい。過去作含め、もっと映画作家として発信力がほしいな。

霧の中の風景(1988年製作の映画)

4.4

アンゲロプロス作品の中で一番レビューが多いんですね。確かに、最もとっつきやす作品かもしれない。

解説読むとより理解が深まる。ヴーラ役の少女はバイクの青年にリアルでも恋してたっぽいとか。

エレニ・カ
>>続きを読む

こうのとり、たちずさんで(1991年製作の映画)

4.7

アンゲロプロス作の中でも好きなほう♫にしても「アンゲロプロスDVD集」の値上がりハンパない…元々高いけど買っておいてよかった…


「国境とはなんぞや?」…こうのとりを鑑賞してから色々と考えるる。それ
>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

4.6

「日本人ウケしないだろうなあ…」と思いつつ、「やっぱり点数は低めだな」と納得するも、コーエン兄弟ではワン・ツーを争うくらい好き☆

冷徹で残虐なのに、どこかみんなおバカで笑ってしまう。人間のユーモアと
>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.9

主役2人の演技がスゴい。特にアリシア・ヴィキャンデルはいい意味で美しいお人形さんから脱却して名女優。個人的にはアカデミー助演女優賞でなく、主演女優と思うけどなぁ…

繰り返すが主演2人、エディ・レッド
>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

4.2

ネタバレ投稿はあまりしたくないんだけど、触れずにコメントは難しい作品なので…(*´◒`*)

「灼熱の魂」から、「複製された男」「ボーダーライン」など、ドゥ二・ヴィルヌーヴ作品に外れなし。サスペンスの
>>続きを読む

アウェイ・フロム・ハー 君を想う(2006年製作の映画)

3.0

本当に好きな相手に対して。何としてでも手に入れたいと思うことが本当の愛なのか。相手のためならば身を引くことが真実の愛なのか。「バタフライエフェクト」など、これはよくあるテーマだし、思うところは人それぞ>>続きを読む

サウルの息子(2015年製作の映画)

3.5

ホロコースト映画にも様々あれど、これまた「体験型」とでも言うべき新しい手法の作品。こうして新しい切り口の作品が途絶えないところに、忘れてはいけない歴史なのだと認識を感じる。

ゾンダーコマンドか。アウ
>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「アララトの聖母」とか面白かったけど、最近は不振続きな気もするアトム・エゴヤン。

けど本作はなかなか楽しめた。メメントじゃないけど起きると全て忘れている。認知症のじいちゃんが、銃携帯で、一人で旅をす
>>続きを読む

I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE(2015年製作の映画)

3.8

当方、おっさんのちょい手前くらいの年代やけど…


スヌーピーってかわいいな♡


改めて可愛いですわ〜。チャーリーもいい子やねぇ。

ドラえもん=スヌーピー
のび太=チャーリー
スネ夫=ルーシー
>>続きを読む

天使の分け前(2012年製作の映画)

4.1

面白い。

痛快な逆転劇だけど、不謹慎で手放しには喜べない⁈しかしそこはケン・ローチが監督となると解釈も変わってくる。社会的弱者を、肯定的でも否定的でもなく、冷静に見つめる人だから。

とはいえ、この
>>続きを読む

ディーパンの闘い(2015年製作の映画)

3.5

移民問題。異文化交流。戦争。宗教。麻薬抗争。異性愛と親子愛。いじめ問題。そして家族の定義とは?

…など、これほど多くのファクターが自然に詰まった物語ってあまり聞いたことがない。なかなかすごい題材。
>>続きを読む

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.8

ただ歩いてくるだけ。デトロイトの寂れた街が舞台。…などなどの要素を取り出すと、人を怖がらせるのって実に奥が深いね。

いきなり「わっ!」と出てきて驚かすようなホラー性は過去のもの。そういう意味で、「低
>>続きを読む

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.2

スターウォーズシリーズのなかでは良い方だと思うけど、さすがに2016年という時代にて、ハリウッド的ご都合主義な運び方をされるのは、もう食傷気味ですわ…( ´Д`)y━・~~

フェリシティ・ジョーンズ
>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.5

前衛的な作品だからとっつきにくさもあったけど…面白いよね♫

エマニュエル・ルベツキは、テレンス・マリックとの正統派に美しすぎる映像は最高だけど、ゼログラビティのSFからバードマンのノーカット風まで何
>>続きを読む

ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

3.9

近年は、「難病もの」もあまりシリアスでなくて、ポップで前向きなスタイルが多いなぁƪ(˘⌣˘)ʃ。「きっと、星のせいじゃない」とか「忘れられない人」も好きだけどさ。

ただ、ちっとポップすぎる作品だと、
>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

ちょっとこれは…これまで2000本以上観てきたが、作品の熱量がすごすぎて、鑑賞後に軽く放心、まっすぐ歩けなかった…

今年ブレイクの『君の名は。』はもちろん素晴らしいけど、あの感動とは種類が違う。また
>>続きを読む

Re:LIFE リライフ(2014年製作の映画)

3.7

マリサ・トメイのファンとして鑑賞。

脚本家が主人公(ヒュー・グラント)なわけだけど、脚本家が脚本家を主役にして物語を書くとは、どういった心境なんだろう?業界のネタバレ?

…とか思ったけどそういう内
>>続きを読む

シュア・シング(1985年製作の映画)

3.6

80年代の映画って、何ていうか今世紀の作品に比べて構造が単純というか、シンプルでいいよね٩(๑❛ᴗ❛๑)۶。特にコメディ系は、今観るとコテコテで、でもそこが分かりやすくて好きだなぁ〜(๑>◡<๑)>>続きを読む

|<