えちぜんさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

3.5

珍しく邦題が絶妙のセンスと思った🎵

1番非情な仕事をしている人が、実は相手への敬意と思いやりを忘れてないってギャップが面白い( ͡° ͜ʖ ͡°)ヴェラ・ファミーガは最初はプライド高いインテリ女かと
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スプリット(2017年製作の映画)

3.5

本作の評価のうち、65パーセントはマカヴォイさんの器用さじゃないかと(*≧∀≦*)

個人的には3.5と微妙な点数つけたけども、これから「ミスターガラス」を見て「二部作ワンセットもの」と思い至るような
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桜桃の味(1997年製作の映画)

4.3

90年代のパルムドールは好きな作品が多い。なぜかキアロスタミがGEOで再レンタルされていたので借りられた。

素朴なストーリーで、シンプルな内容のはずなのによく分からない(笑)。自殺がテーマだが、爺さ
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.2

ケネス・ブラナーのサスペンスでは「愛と死の間で」のほうが好きかな。ミッシェル・ファイファー懐かしいなぁ(おばあちゃんになったなぁ)( ͡° ͜ʖ ͡°)

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.8

天才的な少女が、その才能を求められる大人によって不幸にならないか?と願う優しいおはなし。

その一方で、主演の女の子が子役としてあまりにも愛くるしくて、願わくばこの子こそ芸能界に人生を狂わされないでく
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エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

4.0

ソダーバーグは最初の「セックス と嘘とビデオテープ」が1番好きだけど、それ以後の作品性が多彩すぎ( ͡° ͜ʖ ͡°)

んにしてもエリンのマイルドヤンキーぶりが少し面倒くさいけど惹かれてしまうナイス
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修道士は沈黙する(2016年製作の映画)

3.4

鑑賞前はかなり期待していたが(これ系は好物)、G8の強欲・色欲ぶりなど各人のキャラが色をつけすぎで(笑)リアリティは薄いなぁ( ̄▽ ̄)

ただ、告解の謎をベースに、国同士の対立を個人間に置き換えて、か
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

3.8

デジタルリマスターで鑑賞。意外と言っちゃ失礼だがカルトな作品かと思いきやお客さん多かった( ͡° ͜ʖ ͡°)

後のリメイク作より面白い。上手く言えないけど、エイリアンのグロさにセンスありますね🎵C
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.8

昔色々あったダウニーJr.とマリサ・トメイが共演てのも面白いし、てかマリサ・トメイのメイおばさんには反対しないけどあまりにも美魔女すぎてファンでさえむしろ軽くひく(笑)。だけど1番活き活きしてるのは元>>続きを読む

婚約者の友人(2016年製作の映画)

3.9

オゾン作品はいつもベースに「嘘」や「秘密」を抱えている。その背徳的なゾクゾク感が、日本人とは相性は良いだろうな〜と感じながら楽しんでます(^^)

アドリアン側とアンヌ側のお話がシンメトリーになってる
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

4.0

マフィア×バイオレンスはそもそも好きなジャンルではないけれどスコセッシのはスタイリッシュだから結構イケる🎵というか下っ端の構成員たちの話なので庶民的な雰囲気。だけどまごうことなきヤクザの世界。

面白
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ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

2.9

リンチ作品はクセがすごい!!(ストレイト・ストーリーが唯一の異色)。ニコラス・ケイジもローラ・ダーンもあまり好きじゃないけど、ウィレム・デフォーの楽しそうなことといったら(笑)

なぜ本作がパルムドー
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シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)

3.3

極地の映像美と内省的なうんちゃらかんちゃら。今のテレンス・マリックらしさが出始めたのはこの作品くらいから?大物俳優がこぞって共演、そりゃ役者さんも一生に一度は出演させてもらいたい監督だろう。

白人と
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めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

3.6

20年ぶりくらいに観た。男と女が「出会うまで」で一本の映画にするという「挑戦的ラブコメ」なんだけど、中盤まではあまり好きな展開でないのにラストはドキュメンタリーを見てるかのようにドキドキさせられてしま>>続きを読む

ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

3.7

中盤からの激烈戦闘がメインだけど、個人的にはアフガン同士でもタリバンもいれば義のある村人など多様化があるところが興味深い。戦争は敵味方の2色だけではないという、ケン・ローチの傑作「麦の穂をゆらす風」の>>続きを読む

ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

4.7

あまり期待せず観たけどこれはすごい。こんな映画観たことないという理由で今年のベストスコアです(*´ω`*)

まずコメディ?なのに3時間もやるのが前代未聞。しかもBGMにも頼らない。セオリーとはまるで
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.6

15年ぶりに再鑑賞、やっぱり名作。

アル・パチーノはマフィアから刑事までこなす名優だけど、この作品が1番好きかもしれない( ͡° ͜ʖ ͡°)始めから終わりまで、アル・パチーノ中佐ありきの映画。屈折
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.3

そもそもは原作者の自伝らしく、ストーリーが分かりにくいところがあるのも、日記とは自省のためのものですからね、他者への解説は必要ないということでしょうし、物語に明確なオチやテーマが感じにくいのも、日記は>>続きを読む

ラストタンゴ・イン・パリ(1972年製作の映画)

4.3

大好きなベルトルッチ追悼で再鑑賞。

ベルトルッチは「1900年」や「ラストエンペラー」のような大河ものから、「シャンドライの恋」など恋愛ものまで、振り幅がすごいなぁとつくづく感動( ͡° ͜ʖ ͡°
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

4.4

キューバ音楽と、そのまわりにある風景、文化、ファッション、そしてクラシックカーまで全てが愛おしい。路地裏の野良犬までも(笑)。

このおじさんたちはもちろんミュージシャンとして一流なんだけど、「厳しい
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.9

穏やかで朴訥で優しい。北欧版「小津安二郎」ともいえるいつものカウリスマキですね( ͡° ͜ʖ ͡°)ちなみに私事ながら、数日前に「バーフバリ」観たもんで、メンタル的にいっそうギャップが…( ̄▽ ̄)>>続きを読む

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.0

「アフリカン×テクノロジー」って映像が新鮮だし、ファッションや色彩がいちいちオシャレですごくクール★だけど内容はヒーローものの正統派良作( ͡° ͜ʖ ͡°)なにより、非白人の映画が大ヒットを記録した>>続きを読む

ソフィーの選択(1982年製作の映画)

3.0

とてもよいストーリーなのだが、^メリル・ストリープの演技あれども冗長な会話劇が中心の進行が…それを2時間半はどうにも辛いよ_:(´ཀ`」 ∠):

ピーター・マクニコル、「アリーmyラブ」が懐かしいな
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彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

深夜から見始めたが、オゾンの語りの巧さで最後まで一気見(●´ω`●)

ダヴィッドはLGBTで言うと、女性に生まれたかったが対象は女性ということで、トランスジェンダーに分類されるのかな?だから性を基軸
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パターソン(2016年製作の映画)

3.8

ジャームッシュ=アメリカ的小津安二郎( ͡° ͜ʖ ͡°)な印象。

大きな盛り上がりもなく、まさに「日常」なストーリーの繰り返しがクセになる。ブサカワなブルドッグ。不思議ちゃんだが美人で常に夫を気に
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.4

ハリウッドなら、ジョン・ウーが「ワンピース」と「真・三國無双」を映画化したらこうなるのかい!?(笑)

とりあえず、一緒に観ていた小学生の娘が
「バーフバリと結婚したい」
と呟いたのでよしとする(*⁰
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.5

「グーニーズ」×「スタンド・バイ・ミー」×「ジョジョ4部」(笑)

近年話題になるホラーはアイデア勝負なのが多かったので、こういう正統派はむしろ新鮮( ͡° ͜ʖ ͡°)てかドラマ重視のホラー★

ボヴァリー夫人とパン屋(2014年製作の映画)

3.5

アンヌ・フォンテーヌは「夜明けの祈り」がすこぶるよかったので鑑賞。しかし全然違うジャンルで幅が広いなぁとƪ(˘⌣˘)ʃ

小説「ボヴァリー夫人」が下知識としてあった方がいいな、夫人のエロ可愛さが全ての
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恋しくて(1987年製作の映画)

3.8

もう、30年前なのか…80〜90年代の青春系ラブストーリーって(思い出補正もあるけど)好きで、「妹の恋人」とか「忘れられない人」とか、いいですよね〜♡。当時の作品て、みんなキャラクターがわかりやすいく>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.5

近年のヒットホラー「イット、フォローズ」「ドント・ブリーズ」「ゲットアウト」の中では1番好き🎵「音」を用いての頭脳戦なんかジョジョバトルっぽいし(笑)、ドラマとして家族愛もきちんと抑えているし、そこか>>続きを読む

エル ELLE(2016年製作の映画)

3.0

主役のミシェル役って、本来なら40〜50才くらいの、まぁ「美魔女系女優」が演じるのが普通だと思うんですよね。てか、常識的な配役をする製作陣なら。それを還暦過ぎで自分流に仕上げてしまうイザベル・ユペール>>続きを読む

午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

4.7

ダルデンヌ兄弟はほとんど鑑賞していて、最初に「ロルナの祈り」をみて、その地味さとブツ切りな終わり方に「?」となったが、以後は段々とダルデンヌ中毒患者となっていったワタス( ̄▽ ̄)そして前作「サンドラの>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.6

元夫のジェイク・ギレンホールが相変わらず芸達者で、緊迫感のある復讐劇はそれだけで見応えあり。しかし本当は、元夫→妻への復讐劇でもあるという二重のストーリーであるとも。ん〜賢い人ならもう少し掘り下げた解>>続きを読む

クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

3.7

ロッキー1はまごうことなき傑作。そこからトーンダウンしていったけど、ロッキーが教えてくれたのは、
「他人に勝つこと以上に、自分自身に勝つことに最も価値がある」
という超シンプルな哲学。ロッキーはアポロ
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.8

監督名を伏せて鑑賞しても、このテンションはまごうことなきクストリッツァ風(笑)。動物パレードな展開からいきなり遠慮なくヒツジを吹き飛ばすホラーな辺りとか(笑)。酒を飲んで歌い踊り明かす夜のはっちゃけ方>>続きを読む

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.2

国産アニメは次々と公開されているけど、近年では「この世界の片隅に」以来の秀作。児童向けながら大人なのに魅入ってしまった( ͡° ͜ʖ ͡°)。

展開の早さからおっこちゃんの成長をじっくり感じ取れない
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