エディさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ミュータント・タートルズ(2014年製作の映画)

3.3

化学兵器対策の薬を作っている過程でミュータント化した亀が、人間みたいになって忍者として犯罪組織を戦うSFアクション。。。

たったこれだけの文章を書いている時点で、あまりのナンセンスぶりに笑ってしまう
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ライムライト(1952年製作の映画)

4.9

チャップリンが道化師の化粧をしない素顔で出演した初めての長編作品で、彼の自伝といっても良い映画。年老いた芸人が自身の再起にかける一方で献身的に支えてくれる娘ほどの年の差のある若い踊り子に対する愛情を描>>続きを読む

ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

4.8

この映画は「ワイルドスピード」シリーズ最高作というだけでなく、全アクション映画でも最高の傑作だと思う。単なるスピード狂のストリートレーサーたちの物語だったのに、いつの間にかスピード感溢れるアクション映>>続きを読む

約束の地(2014年製作の映画)

3.7

ロード・オブ・ザ・リングでアラゴルンを演じたヴィゴ・モーテンセンが、制作、主演製作だけでなく音楽までてがけた不思議なロードムービー。完全な自己満足で自慰的な作品だが、確信犯的な自慰作品なのでこれはこれ>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.3

過去を引きづる流浪者マックスが水資源を牛耳るジョー一族から逃げ出した女達を救うスピード感溢れるアクション。シリーズ第4作目にして最も面白く見応えがある傑作に仕上がった。通常シリーズモノは第1作を超える>>続きを読む

無法松の一生(1958年製作の映画)

4.2

小倉の豪放磊落な人力車夫の無法松こと松五郎の、豪傑だが心優しい生き様を描いた名作。古臭いタイトルなのだが、今も通じる人情や面白さを持った名作だと思う。
若い頃から自由奔放、豪放磊落に振る舞い無法松と慕
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宗方姉妹(1950年製作の映画)

3.4

古風な姉と現代的な妹の考え方の違いを通して、戦後の価値観変化による家庭崩壊を描いた小津作品。小津の作品にしてはかなりドラマティックだし、会話のキャッチボールが出来ない姉節子の夫の存在が作品に緊張感を与>>続きを読む

きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

4.2

余命僅かな癌患者たちの恋愛を描いたロマンス映画だが、べたなお涙頂戴物になっていないのが好感持て、さっぱりした展開のお陰でラストは感動した。上手い脚本だと思った。

主人公ヘイゼルは幼少から癌治療を繰り
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ゼロの未来(2013年製作の映画)

3.6

コミュニケーション障害の気持ちの悪いおっさんがコミュニケーションに目覚め、生きる喜びを発見するというSF仕立てのヒューマンドラマ。カルト的なSF映画「未来世紀ブラジル」の監督だけあって、奇妙奇天烈な世>>続きを読む

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.4

人間に恋した天使が人間になるまでを描くファンタジーのように素敵なロマンス。形而上学的で難解な詩が流れる中で、色彩、撮影法、カメラの目線、モノクロとカラーの対比などが印象的に展開する。辛いことばかりで醜>>続きを読む

メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

3.0

記憶を消去させられた少年達が送り込まれる謎の空間から出るために、日々変わる迷路を脱出しようと奮闘する主人公たちの姿を描いたサバイバルアクション。

原作は読んでいないし全く期待しないで観たらそんなに悪
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フランケンウィニー(2012年製作の映画)

3.9

愛犬の死を受け入れられない主人公の少年が、実験で愛犬を蘇らせてしまうことで起きる騒動を描いたファンタジーホラー。ティムバートン自らの短編作品のリメイクだが、ナイトメアビフォアクリスマスなど彼のアニメ作>>続きを読む

ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

3.6

大学のアカペラ部を舞台にした青春ドラマ。脚本、演出がどうしょうもないけど、随所に出てくる歌の素晴らしさでカバーしている。
主人公ベッカはDJをやりたかったが、大学に行けという父の圧力で仕方なく大学に来
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浮草(1959年製作の映画)

3.6

地方のドサ周りをする芸者一座の座長を中心に根無し草のような生き様を描いた小津作品。小津の映画にしては珍しく事件が起こり起伏のある映画になっているが、登場人物のどれもこれもがうわっついたしょうもない奴な>>続きを読む

ラスト・リベンジ(2014年製作の映画)

1.2

CIAのベテラン捜査官がかつて自分に拷問をした人物への復讐をするというサスペンスタッチのアクション映画だが、ちょっとありえないくらいにひどい脚本のせいでこの映画で何が言いたいのかさっぱりわからなかった>>続きを読む

お早よう(1959年製作の映画)

3.9

子供と大人の対立や近所の付き合いを通して、「おはよう」「良いお天気ですね」といった人々の交わす形式的な挨拶や会話の持つ大切さを感じさせてくれる小津作品。

小さな家が密集した新興住宅地では近所の噂話や
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オール・イズ・ロスト 最後の手紙(2013年製作の映画)

3.7

インド洋上で遭難したヨットマンがサバイバルする姿を淡々と描く人間ドラマ。孤独なサバイバルを描く映画にありがりな妄想シーンや回想シーンはほとんどないし、言葉も音楽もない無言のシーンだげが続くのだが、美し>>続きを読む

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.2

アメリカ軍史上最強の狙撃手と言われた故クリス・カイルの自伝を、ブラッドリー・クーパーを主演に迎え、クリント・イーストウッド監督が映画化した人間ドラマ。過酷な戦場での実情や、故郷に残してきた家族への思い>>続きを読む

スタンリーのお弁当箱(2011年製作の映画)

2.3

ボリウッドで活躍するインド人俳優がメガホンを撮った、ダンスシーンのない異色のインド映画。主役と言って良い様々なインド料理の弁当はおいしそうだが、肝心のストーリーや設定が不自然すぎて楽しめなかった。
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ユリシーズの瞳(1995年製作の映画)

4.3

ギリシャ最古とされる幻の映画フィルムを追い求めて、米国在住の映画監督が動乱の続くバルカン半島を彷徨い旅する壮大な叙事詩的映画。あまりに長いしメッセージが判り難いが、映像の美しさは非常に印象的だし、ラス>>続きを読む

チャッピー(2015年製作の映画)

3.7

ロボットエンジニアが電池寿命が尽きる寸前で廃棄予定のロボットを人工知能ロボットに改造しようとしたところ、ギャングに誘拐されて、ストリートギャングの学習をしていく過程で、人間らしさに目覚めていくというS>>続きを読む

フォーカス(2015年製作の映画)

2.8

ウィルスミス演じる詐欺師がかつての教え子で元恋人だった女性詐欺師と騙しあいをするストーリーだが、ロマンスに時間を割きすぎなのと演出のせいか非常に間が抜けている。
視点を操ることで天才的な詐欺を働くニッ
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.2

第二次世界大戦中の解読不可能とされたドイツの暗号を解読し、英独戦争を早期終結させることに多大な貢献をした実在の天才数学者を描いたとても切ないヒューマンドラマ。
主人公アランチューニングは27歳にしてケ
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パロアルト・ストーリー(2013年製作の映画)

2.0

10代の若者達の不安定な心と交流を描いた青春群像劇。フランシス・コッポラの孫でソフィアコッポラの姪であるジア・コッポラによる作品だが、良くも悪くもソフィア・コッポラ臭が強くて個人的には非常に苦手だった>>続きを読む

ナイト ミュージアム エジプト王の秘密(2014年製作の映画)

3.9

シリーズ完結編。前作と比べてはちゃめちゃ度合いが薄れ、息子との関係や新入りの原始人などに時間を割いている点が不満といえば不満だが、面白おかしいファンタジーがこれで終ってしまうのかという感慨でしんみりし>>続きを読む

天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.1

双子の弟が死んだことでトラウマになった天才少年スピヴェットが、自身考案のアイデアの受賞式典に向かう旅を続ける中で弟の死を乗り越え家族との関係修復をしていくというロードムービー。期待しすぎたのかもしれな>>続きを読む

トラッシュ!-この街が輝く日まで-(2014年製作の映画)

4.3

ブラジル・リオの貧民街でゴミ拾いをして生活する貧困の少年達3人が悪徳政治家の秘密資料が入った財布を拾ったことがきっかけで、正義のために戦いを始めることで起きる奇跡を描いたドラマ。リチャード・カーティス>>続きを読む

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.0

バードマンという人気アクションシリーズのヒーローだったが今は落ちぶれた俳優が、自分の存在意義を見出そうと自作をひっさげてブロードウェイに進出を目論む姿を描いたブラックユーモア溢れる作品。
随所で笑って
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ビッグママ・ハウス2(2006年製作の映画)

3.4

マーティンロレンスが女装してビッグママに扮するシリーズ第二策。ビッグママは元々は元彼女シェリーの祖母だったが、この作品では、マーティン演じるマルコムが軍の機密情報を盗もうとしている容疑者フラー宅に前作>>続きを読む

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

4.4

幻の映画とされる奇才ホドロフスキーが進めていたSF叙事詩「デューン」映画化の舞台裏を描いた素晴らしいドキュメンタリー作品。この作品が日の目を見ていたら、スターウォーズよりも前に発表されていたので、SF>>続きを読む

はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.5

「Onceダブリンの街角で」の監督による、男に裏切られ失意に沈んだミュージシャンが落ちぶれたプロデューサーと出会い、素晴らしいCDを仕上げるまでを描いた物語。
ゲリラ的な街角レコーディングを通し素敵な
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犯人は21番に住む(1943年製作の映画)

3.6

サスペンスの巨匠クルーゾーの初期の作品なので、緊張感があまりなくツメの甘さを感じるけど、それなりに満足する。
藻奇怪な殺人事件が頻発したので、腕利きの刑事である本庁のウエンスが請われることになる。聞き
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王様と私(1956年製作の映画)

3.3

非常に有名なミュージカルの映画版で、ミュージカル同様にユル・ブリンナーがシャムの王様を演じた話題作。ユル・ブリンナーの王様があまりにもはまり役なので、その後の役の幅が狭くなってしまった気がする位に良く>>続きを読む

あと1センチの恋(2014年製作の映画)

2.3

幼馴染で仲良しの二人が、友人以上恋人未満のもどかしく切ない人生を過ごしていくが、最後はハッピーエンドになるというラブストーリー。一つ一つのシーンが予告編のように目まぐるしく変わるのでせわしない印象を受>>続きを読む

M(1931年製作の映画)

4.2

連続少女誘拐殺人事件を追う街の人々と犯人の攻防を描いたサスペンス。モノクロだが実に優れたサスペンスで、モノクロゆえの怖さがひしひしと伝わってくる素晴らしい名作。
舞台はドイツのとある町で、そこでは最近
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.4

車椅子の科学者として難病と戦いながら研究を続ける宇宙物理学者ホーキング博士の家庭やロマンスを描いたヒューマンドラマ。元妻による手記を元にしたこの映画は、怪しい三角関係や浮気と離婚など、キレイごとでない>>続きを読む