mさんの映画レビュー・感想・評価 - 47ページ目

SPY/スパイ(2015年製作の映画)

4.7

いま女性が活躍する娯楽映画を撮らせれば右に出る者はいないポール・フェイグ監督、こちらもさすがの良作。
大口叩くが全く使えないスパイ役がステイサムというキャスティングが最高(「ゴーストバスターズ」のクリ
>>続きを読む

ゾンビスクール!(2014年製作の映画)

3.8

程よく楽しいB級映画。こういうのを嬉々としてプロデュースするイライジャ・ウッドの事は好きです。

ラスト・ボディガード(2015年製作の映画)

4.2

パッケージの印象とはまるで違う、言葉にしづらい奇妙な映画。

ヒットマン: エージェント47(2015年製作の映画)

4.5

本編より予告編が最高だったよね。
ヒロイン=主人公も、主人公を狙うハゲの殺し屋も、主人公を守ってくれそうな男も、全員特殊技能保持者の為(観客を置き去りにして)話が怒涛の勢いで突っ走っていくのは良い。そ
>>続きを読む

デンジャラス・バディ(2013年製作の映画)

4.7

こういうのを撮らせればポール・フェイグ監督は最強。

スロウ・ウエスト(2015年製作の映画)

4.3

ちょっと新感覚な西部劇。主人公の想いの意外な顛末には驚いた。

マイ・ファニー・レディ(2014年製作の映画)

3.6

最後に出てくるアイツに全部持っていかれた。イモージェン・プーツがキュート。

クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

4.7

序盤の主人公の人物描写やあの姉の人物造形で、デルトロが日本のオタク監督達とは似て非なる優れた存在だという事がよく分かる。絢爛豪華なだけでなくこれ自体がキャラクターである、という屋敷の作り込みも見事。

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

4.9

流麗な映画話法をたっぷり堪能する作品。
トム・ハンクスも流石ですが、やはりマーク・ライランスが良い。

ボクソール★ライドショー 恐怖の廃校脱出!(2016年製作の映画)

3.0

大迫さん大活躍!アナーキーさもエモさも白石作品としては物足りない。4DXはシャボン玉だけが良い思い出です。あの劇場に舞うシャボン玉の事はずっと覚えてる。

知らない、ふたり(2016年製作の映画)

4.5

「最低」等の短編でその才能に驚嘆した今泉監督だが、長編に初めて挑んだ「終わってる」を観た際に嗚呼この人のスタイルは長編は無理かもしれないと感じて気持ちが離れた。しかし「サッドティー」で今泉監督スタイル>>続きを読む

呼吸 友情と破壊(2014年製作の映画)

4.8

今年一番怖かった映画。本気で映画館から逃げ出したいと思った。恐るべし、メラニー・ロラン監督。

ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

4.8

全ての芸術家に捧げられた、表現に取り憑かれた男の冒険譚。3Dが活きる。

ピンクとグレー(2016年製作の映画)

1.9

脚本(恐らく原作も)・演出が陳腐で、価値観が醜悪。醜悪なだけでなく演出は酷いし、露悪的に走り過ぎた菅田将暉や夏帆ら俳優陣の演技も酷い。撮影のモノクロの試みも失敗としか思えない。
健やかに演じた中島裕翔
>>続きを読む

パディントン(2014年製作の映画)

4.7

程良く楽しく観れるコメディながら、パディントン=移民のメタファーという大人のテーマも仕込んである良作。

スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015年製作の映画)

4.8

特に前半の流麗な語り口が最高で、前半だけならスターウォーズ史上最高傑作。
新キャラクター達は全員魅力的!特に新世代のヒーローに相応しいレイ、ダースベイダーにはなれないひょろくて厨二病な現代っ子のカイロ
>>続きを読む

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

2.9

演出やCGの幽霊がしょぼいのが残念。恐らく小説で読んだ方が想像力が刺激されて怖かったはず。しかしこの物語自体は本当に薄気味悪くて怖い。

呪いの源泉の場所があそこなのは同じ市の出身者としては納得という
>>続きを読む

俳優 亀岡拓次(2016年製作の映画)

4.8

横浜聡子監督にしては分かりやすい映画だが、それでも現場から現場を渡り歩いてずっと夢の中にいるような主人公の人生に合わせて、独特のドリーミーな感覚を有していて作家性を発揮している。『ものづくり』に身を投>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.8

プロフェッショナル達が無駄な衝突や葛藤をする事なく、とにかく自分達が為すべき事を懸命に考えて実行していく、ドラマではなく行動の積み重ねの映画。その独特の勢いが素晴らしい。行動の狭間から彼らの人間性や関>>続きを読む

スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

4.8

「ソーシャル・ネットワーク」とはまた違う手法の、新しい話法の映画。最近のフィンチャー映画と同じ領域、これが近未来の映画だと思う。
脚本のコンセプトが恐ろしく優れている。一体こんな発想をどこから思い付く
>>続きを読む

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.8

タランティーノらしい超巧みな密室会話劇。前二作と同じく、差別が重要なテーマになっている。
ウルトラパナビジョンを用いた映像の挑戦は素晴らしいが、これを完全な形で観れる環境が日本には無いのが残念。

>>続きを読む

サウルの息子(2015年製作の映画)

4.8

体感型地獄巡り。主人公がすがる希望のあまりの残酷さに心が折れる。

こうして歴史は映画として後世に受け継がれていく。

女が眠る時(2016年製作の映画)

3.6

わざわざ日本に来て撮ったのがこれかと脱力したが、忽那汐里は良い。

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.8

ちっとも華麗ではない大逆転劇で、彼らの勝利の足元には大勢の人々の屍が転がっているのを彼ら自身が自覚している故の虚無感が空恐ろしい。世界の破綻をとても分かりやすく見せてくれます(解説してくれるマーゴット>>続きを読む

キネマ純情(2016年製作の映画)

3.9

女の子達がキスし合うPOVショットに「わびしゃび」イズムが感じられて感涙。

ロブスター(2015年製作の映画)

4.7

恋愛や結婚への価値観が変容していく現代へのシニカルな寓話。この監督はやはり面白い。

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.8

夫の物語であるのと同時に妻の物語でもある。複雑さが素晴らしい。

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

4.7

段々と、役者達の生の青春が映画に宿っていくのが素晴らしい。
競技かるたがアクションとして演出され撮られているのがまた良い。振る腕の素早さ、畳を叩く音の重さ、そこに息を呑む迫力と彼らの青春の熱が宿る。
>>続きを読む