eulogist2001さんの映画レビュー・感想・評価

eulogist2001

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ある愛へと続く旅(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ラストのどんでん返しが凄かった。驚愕の展開と事実に号泣しかない。

それぞれの愛が凄まじく、そのもつれや絡み合いが哀しいまでに深い。

生まれてきた子どもには、どういう経緯があったにせよ、なんの罪もな
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ミクロの決死圏(1966年製作の映画)

3.5

Blu-ray
サスペンスの要素もたっぷり。科学的にも今観てもなるほどと思わせるくらいしっかりとしている。

1966年制作なので、半世紀以上前の作品。そう考えるとすごいとしか言いようがない。

ただ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

解釈や論理で観る作品ではなく、そこにある世界観に浸り揺さぶられる映画だった。

不安や恐怖は理由が分からないからこそ生まれる。そしてその原因や根拠を求めながら、ストーリーを追いかける。

演技の臨場感
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正しいバスの見分けかた(2015年製作の映画)

3.6

なかなか良かった。思春期のぎこちなさや恥ずかしい気持ち、曖昧な感情がよく描かれている。

4人の役者たちがほんのりとした機微をうまく演じていて好感が持てた。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.4

音楽をアニメで扱う。しかもジャズ。どんなものかなぁと思い、見始めたがストーリーはともあれ演奏とアニメーションのハマり具合は素晴らしかった。

ただものがたりに入り込めるかどうかは、人それぞれかもしれな
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殺人ワークショップ(2012年製作の映画)

3.4

なかなかエグいところもあったけれど、全体としていろいろと構成やシナリオも考えられていて飽きることはない。時間もちょうどよかったかも。

宇野祥平の演技が秀逸。

逃げきれた夢(2023年製作の映画)

3.6

ラストの末永教頭とその元教え子の平賀との対話が圧巻。シンプルな内容だが、互いの強い想いと時間が凝縮されている。

最期までなんらかの希望や夢を持ち続けること。それは何によらず大事だ。

セフレの品格(プライド) 決意(2023年製作の映画)

3.9

前編での予想はまったくその通りだった。いや、それを越えてきた。B級っぽさを蔑んだり、軽くみたりせずにぜひぜひラストまでご覧いただきたい。

作品のタイトルがなんなので、いろんなひとが手を出すには少しば
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セフレの品格(プライド) 初恋(2023年製作の映画)

3.7

B級っぽさ満点。ほとんど無名の役者、ピンク映画ばりの濡れ場。分かりやすい演技。

とはいえ、どこか情深い脚本。時間とともに、それぞれの役柄がどこか憎めない。ほんとうの悪者がいない。完全なる良いひととそ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

怪作というべきか。ふだんの理性や倫理観や感情ではうまく説明できない作品。あらすじを辿り直しても、内容の表面的な理解では溢れてしまうものが多すぎるのだ。

都合、印象的なシーンや状況について感想を述べた
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波紋(2023年製作の映画)

3.6

面白かった。夫婦、家族、友人、仕事場での関係、子ども、その友だち。宗教組織での仲間。

いろんな関係性が波紋のように絡み合い影響を与えたり受けたり。

結局は自分の中の芯がないと、振り回されることにな
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.8

ストーリーはともあれ、緊迫感は切れることなく維持されていて、最後まで飽きることがなかった。

著名な役者さんの演技力もさることながら、背景や状況説明の小出しでさらに謎を深めるところが、気分が盛りあがる
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圧殺の森 高崎経済大学闘争の記録(1967年製作の映画)

3.4

学生運動の生の状況の一端を垣間見る。当時の政治的な姿勢、官憲のあり方も描かれている。学生たちの正義感に満ちたアツい気持ちも伝わってくる。

しかし運動そのものがひとによって成り立つものであることもわか
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ラッキーナンバー7(2006年製作の映画)

3.8

最後の最後までどうなっているのか分からなかった。結果を見れば、当たり前ともいえるものだが、そこに至るまでの緊張感や謎は宙ぶらりん。一気に種あかしとなる流れはなるほど〜の急降下爆撃。

ジョシュ・ハート
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ロレーナ: サンダル履きのランナー(2019年製作の映画)

3.0

サンダル履きで100キロマラソン優勝って。しかもメキシコ人の若い女性。

生まれ故郷の風景がほんとうに美しい。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

ルーチンワークのような同じような日々の繰り返し。仕事は公衆トイレを巡って掃除すること。そんな晩秋を迎えている一人暮らしの初老の男。

そんな暮らしをじっくりと眺めていると、その基調にあるのはほんとうに
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PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)

3.2

シャールクカーンだいすきなのだが、本作はハマらなかったかも。アクションもすばらしい。それぞれの演技も力強い。ただどこかで観たような・・・。既視感が強め。

せかいのおきく(2023年製作の映画)

3.0

題材というか素材が、たしかにおもしろい。けど、それを選択した必然性はあまりよく理解出来なかったかも。

寛一郎のセルフ回しや表情が、父親の佐藤浩一にあまりにも似ていて驚いた。うりふたつとはこのことだろ
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.0

ロバのロードムービー?ロバの叙事詩。なんとも不思議な作品。しかし人と同様に感情移入もして、緊張感もあった。

わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

3.6

金正男のクアラルンプール国際空港での暗殺については、国際政治の闇があからさまに見えてしまった。結局は国益優先で政治どころか司法までも動く。その狭間で犠牲になるのはいつも弱者だということも。

今回のケ
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異人たちとの夏(1988年製作の映画)

3.0

大林宣彦らしい。お伽話と純粋さが溢れる。山田太一の原作とも妙な釣り合いだ。

ともあれこの歳になってみるには、いささかB級さ加減がなんとも応えたかも。

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.8

女性蔑視、黒人差別、老い。年齢や人種を超えた恋。他者と繋がる悦びと恐怖。時にイギリスの映画は余白こそ楽しむべきものが多い。刹那的な感情や激情よりは、より深くより遠くを見つめる。
力強くどっしりと覆い被
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.4

今回も続く、なのかぁ。
アクションがより激しく強くなってきた。どこに落とすのかわからないが、着地点を見届けたい。

君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.2

思春期の過剰さ、センシティブさがよく描かれてる。そしてそのことに自らも自覚的ではない点も。

役者の振り切り方に微妙な温度差があるのと、群像劇としての輪郭がボヤけている気もした。つまりキャスティングと
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共謀家族(2019年製作の映画)

3.8

シナリオがすばらしい。先が読めるようで読めない。関係性が近い遠い含めて、拡がりがあって深い。妻や子どもも含めて演技が秀逸。

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.6

旧友同士、ひさしぶりに山奥の温泉にキャンプに向かう。一方は出産間近の妻がいて、一方は相変わらずのヒッピーのようなその日暮らし。

古いVolvoのワゴンでのなんでもないような会話。カーラジオから流れて
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トカレフ(1994年製作の映画)

3.2

30年前。懐かしさが湧き起こる。千葉市で撮影されたようだ。
佐藤浩一と大和武士。佐藤浩一はさらに渋い俳優となった。

育ちざかり(1967年製作の映画)

3.6

想像していたよりおもしろい。55年前の作品だが、ファッションや風俗や男女のモノの考え方は今とほとんど変わらない。もちろん細部には時代を感じるけれど、懐かしいというより、変わらないなぁと。

ただ昭和の
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わさび(2016年製作の映画)

3.0

短編。短い時間でどこまで作品世界に引き込むか。起承転結が作れないだけに厳しかった気がする。

芳根京子がじっくりと性根の据わった演技をしていたが、それでもねー。

なぜ君は絶望と闘えたのか(2010年製作の映画)

3.8

ドラマとしてなかなか泣かせる。しかしこれが実話に基づく作品であると思うと複雑な気持ちにもなるし深く胸が痛む。

・死刑制度も一般論として考えてみたら、廃止したほうが良いように思う。ただこうした個別の事
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対峙(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

こころの交わりこそ、いとも尊きもの
父の前にひざまずき思いを込めて祈らん
我らの望みも恐れもともにひとつ
やがては去りなん
別れゆくときは哀しみに心沈めど
再び相見るときの喜びやいかに

まさにラスト
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彼女はひとり(2018年製作の映画)

3.2

学生監督の作品。演者がみな真剣に演じてるのが伝わる。内容としてはわたしには響くものはなかったけれど、こうかんは持った。

次回作はもう少し肩の力が抜けたものが観たい。

シェアの法則(2022年製作の映画)

4.1

シナリオが秀逸。群像劇タッチながら、中心は明確にされているので、作品を観始めてから焦点をどこに定めるか徒に迷うことがない。

またストーリーを進め、後半にかけて回収するための伏線がけっこうばら撒かれて
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銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ラスト30分までは、どうなるものかと思った。脇役たちのしょうもなさ、楽屋落ち、劇中劇の素人臭、名優たちを含めて全体としてのクサい演技。

ところが最後にそれらのどうしようもなさが、非常に重要な伏線であ
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