Scarboroughさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Scarborough

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ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.8

テイラーシェリダンのおさらい。
淡々とお話が進んでいくからこそ、自分だけが何か大事なことを理解していないまま置いていかれているような不安と疑念でいっぱいになる。
久しぶりに観ると、やっぱりその切迫感に
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ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

4.3

昔観たはずだけれど、夜更かしのせいでほとんど覚えていなかったので、再鑑賞。
「書いたことがまさか本当に?」ってストーリーも斬新で面白いけれど、なによりゾーイ・カザンが本当にかわいい。そして、狂ったよう
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抱きたいカンケイ(2011年製作の映画)

3.2

ちょっと前に、友達にこれが観たいと誘われて、お家で鑑賞会。ナタリー・ポートマンがこんな役?!って思ったけれど、キュートな姿にこちらまでたじたじになってしまった…。

歳を重ねると難しいことも多いけれど
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

2.6

何も深いことを考えずに観られるコメディ。

ライアン・ゴズリングにラッセル・クロウ…俳優陣は豪華だし、アクションシーンも迫力があって見ごたえばっちりなのだけれど、残念なのは、ストーリーの中であまりそれ
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フォー・ウェディング(1994年製作の映画)

3.6

この映画が上映された1990年代当時より、今の時代の方が、チャールズの結婚に対する曖昧な気持ちとか、キャリーの「婚約はいつ?」発言とか、理解できる(自分の身に引きつけて考えられる)人が多いのでは、と思>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.8

実話に基づく作品。
同性愛者のルディとポールが守ろうとしたのは、ダウン症の男の子マルコのささやかな幸せ。

差別・偏見、は、勿論この悲劇を招いた一因であるけれど、それだけではないと思う。

他者を陥れ
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人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

3.8

第二次世界大戦中のイギリス。ひょんなことから「ダンケルクの戦い」をテーマにしたプロバガンダ映画の脚本作りに参加することになったカトリン。
彼女は絵描きである夫(仮)とのロンドンでの生活を守るため、必死
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.7

ケン・ローチ監督ならではの「労働者階級へのまなざし」がよく感じられる映画だと思う。
イギリス社会の矛盾、弱者の虚しさ、権威に対する怒り、様々な問題とそれに対する人々の感情を露わに描き出した作品。

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一枚のめぐり逢い(2012年製作の映画)

3.3

戦場で拾った一枚の女性の写真に命を救われたローガンは、戦地から戻ると、写真の女性を探し出すために愛犬のゼウスとある街を訪れる。

ザックエフロンがひたすらかっこいい。
あんな綺麗な青い目、見惚れずにい
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.6

やっぱりコリンファースがカッコイイ。というかコリンファースの英語が好き。何時間でも聴いていたい。

色々あっけないところとか、え、その程度なの?というところがあったにしろ、お話は面白かった。
全体的に
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あなたの旅立ち、綴ります(2016年製作の映画)

4.8

シャーリー・マクレーンの演技、やっぱり大好き。ちょっとエグ味のあるおばさま役を、こんなにも愛嬌たっぷりに、お茶目に演じられるなんてさすが。

レコード音楽も最高。キンクスで盛り上がるところ、つい頷きた
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.9

アメコミが下地だし、そもそもバットマンあまり好きではなかったしで、観ないでいたのを心から後悔する…

やっぱりノーラン監督すごいなぁ。これは他の2作もおいおいちゃんと観ていきたい…

奇跡の絆(2017年製作の映画)

3.5

黒人の歴史に関して背景知識があると、色々思うところがある映画だと思うけれど、そうでないと、ただの良い話で終わってしまいそう。

ロンと父親との関係修復の様子がもう少しちゃんと描かれていたら良いのになと
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.9

ひたすらにライアン・ゴズリングがカッコいい。ちょっと影があるところも素敵。

巡り巡ってうまくそれぞれのお話が繋がる最後の修羅場はみもの。なんだかんだ、みんなハッピーになれる映画なので、ちょっと心落ち
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神様メール(2015年製作の映画)

3.8

端的に言うと、聖書のパロディ。
なんだけれど、とってもブラックでシュールなお話。(痛快ハッピーコメディ的な宣伝文句を見たけれど、ちょっとちがう気がする、、)
好き嫌いが分かれそうだけれど、アメリ系フラ
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ラブソングができるまで(2007年製作の映画)

3.2

頭が疲れた時に、甘いものが欲しくなるのと同じような感覚で、甘々な映画が観たくなったけれど、ドキドキハラハラするのはちょっと…という日の流し観にぴったりなラブストーリー。先が読めちゃうんだれど、それが逆>>続きを読む

バリー・リンドン(1975年製作の映画)

3.5

昔、世界史の授業で話題になって、観てみたのが最初。七年戦争の様子や18世紀の貴族たちの生活ぶりが鮮明な映像で再現されていて、時代考証が念入りに行われていたことが伺える。アイルランドとイギリスの力関係な>>続きを読む

親愛なるきみへ(2010年製作の映画)

3.4

陸軍特殊部隊に所属するジョンが2週間の休暇中に出会ったサヴァナと恋に落ちる物語。一年後、きっと戻ってきて除隊すると約束したのに…世の中思い通りにはならないもの。

最初のシーンの言葉を聞いていると、よ
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パターソン(2016年製作の映画)

3.5

パターソンはニュージャージー州、パターソンに妻とブルドッグのマーヴィンと暮らしているバスの運転手。
朝、ベッドで目覚めて、仕事へ出かけて、帰宅して、マーヴィンの散歩途中にバーへ寄って…
そんな日々の繰
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

4.0

これは、ただのアクション映画と見るか、文学ベースの謎解きサスペンス映画と見るか、観る側の知識によって、面白味がだいぶ変わってしまう作品。良い意味で期待を裏切られた…すごい。

元警官のマイケルが帰宅途
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.5

何も考えずに笑いたい時にはうってつけの作品。前作も観てみたいかも。

個人的に好きだったのは、逆に、ゲームを終えて、現実世界に戻ってきてからのお話。
あー、もう。青春っていいなぁと、この映画で甘酸っぱ
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ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)

4.1

憧れのまとだった美人姉妹が自ら命を絶ってしまう、プロットだけ読むと、スリラー映画なのかと思うけれど、全然違う。

透けるように清らかに描かれるティーンエイジャーの少女たち。純粋で汚れのない存在としてど
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ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

3.2

マーベル作品は記憶が曖昧なものも多いので、時々、アベンジャーズとごっちゃになってしまうのが悩み。

お話は面白かったけれど、悪役が本当に「ただの」敵でしかなかったせいか、いまいち深みに欠ける気もする。
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

トロント訪問中に好きな映画のロケ地になったレストランを訪れたところ、この映画のロケ地でもあったと分かったことがきっかけで鑑賞。

政府の研究機関に運び込まれた謎の生き物と、そこで清掃員として働く女性(
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.4

時間軸の繋ぎ方がやっぱりノーラン監督だった。

まるで自分が追われているかのような焦燥感と切迫感に終始圧倒されてしまう。
音楽と映像の重なり方も本当に秀逸。すごい。

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.7

久しぶりにLeedsのvueで鑑賞。

どの音楽も本当に良かった…ヒュー・ジャックマンとザック・エフロンの歌う the other sideが最高。

ただ、ミュージカル映画だから仕方ないのかもしれな
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.0

アガサ・クリスティにトラウマがあるせいかもしれないけれど、映画になってもアガサ・クリスティはアガサ・クリスティでした。笑

ポワロが謎を一つ一つ解き明かしていく過程も、どこか盛り上がりに欠けてしまって
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ブリングリング(2013年製作の映画)

3.0

ティーンエイジャーたちがセレブの邸宅に忍び込み盗みを働いていた…という実際の事件を映画化したということで、あまりお話に面白みがあるかと言われると、うーんとなるのだけれど、やっぱり、映像の美しさ・透明感>>続きを読む

操作された都市(2017年製作の映画)

3.6

フラットメイトに勧められて一緒に観てみたけれど、最初のアクションで思わずクスクス笑ってしまったのも嘘のように後半はお話に引き込まれてしまった。

ゲーム大好きな主人公が、ある女性に頼まれてお財布をホテ
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.0

亡くなった姉の娘メアリー(7歳)を育てる独り身のフランク。
おませなメアリーに手を焼きながらも、愛猫を含めた2人と1匹の穏やかな生活を愛おしく感じていた。ところが、メアリーの天才的頭脳が明らかになり、
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリー鑑賞後に再鑑賞。

頸髄損傷で体が不自由な大富豪フィリップが介護者を募集していたが、やってくるのは、上っ面を取り繕った言葉を並べる求職者ばかり。そんな中、うんざりするフィリップの目に留
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.8

フラットメイトがどうしても観たいというから、よしよしと思って観てみたけれど、ディズニーだと油断していたら、思わずホロリとしてしまったほどいいお話。

家族の期待と自分の夢との間に挟まれ、葛藤を抱えてい
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.3

ウェンブリーのデザイナーズアウトレットにて。

外交の難しさを痛感する面白い映画だったし、ケンドリック・ラマーの音楽が世界観とマッチしていてとても良かった。

一緒に観に行ったフラットメイトが、アフリ
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パレードへようこそ(2014年製作の映画)

4.6

1980年代、サッチャー政権下のイギリスを舞台に、社会のマイノリティーであったLGBT団体が、同じく政府を相手に闘うマイノリティー炭坑労働組合を支援しようと行動を起こした実話に基づく作品。

愉快な映
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エリックを探して(2009年製作の映画)

4.0

ケン・ローチ作品の中でも、特にお気に入りな作品。イングランド北部の方言に愛着を感じるようになったのには、この映画の影響があったのかもしれない。

妻と別れ、息子たちは怪しい輩と関係を持っているらしい、
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リフ・ラフ(1991年製作の映画)

3.7

高校生の時に観て、衝撃を受けた映画。
それまで、私の中にあったイギリスのイメージが一気に崩されて、同時に、生の人々やその人たちの話す英語に一層強く興味を抱くきっかけとなった作品。

生々しい描写もある
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