【事件と、その後】
原題は「Mass」。意味は、多数、集い、沢山など。“mass murder"なら大量殺人。"mass shooting“なら
「大量無差別銃乱射」
監督:フラン・クランツ
脚>>続きを読む
【死者の書、再び】
若かりしサム・ライミの初監督作品でもあり、世界中に多くのコアなファンを生み出してきた低予算インディーズB級ホラー。それが
“The Evil Dead (死霊のはらわた)“>>続きを読む
【サイコパス(精神病質者)】
常軌を逸したサイコの“森田くん“を描いたR15指定作品。類似作が多い題材の中にあって、今作で描かれているのは
“笑い(日常)と狂気(非日常)"
一見すると相反する要>>続きを読む
【狩られる者は誰だ】
「極悪犯罪者VS警察VS怪人」
なんだ、良くあるキャッチコピーかと流そうとしたら、違和感に気づく。
“怪人“
何食わぬ顔で鎮座している超弩級のパワーワード。これには、長年>>続きを読む
【語り継がれる遺作】
第31回(1970年)ヴェネツィア国際映画祭 最優秀外国映画賞 受賞作品。
アメリカ国立フィルム登録簿永久保存作品(2017年)。
“1970年から2017年"
公開時は>>続きを読む
【新たなる英雄譚】
ずーっと観たかった作品。
そして、世間の度肝を抜いた “あの“ 「バーフバリ」の系譜でもある。皆様のレビューを見ては1人親指をガジガジしていたものです。嘘です。
まず、最初に>>続きを読む
【薬物禁止】
よーし、今日は“血“でも観るか。なっしー!○汁プッシャー!と、意気込んで視聴開始。
劇中に出てくるドラッグ名は
「ディアブロ(悪魔)」
ならば、「BLISS(恍惚)」とは何を指し>>続きを読む
【願い】
この邦題だけを見れば「狙った感動モノ」に思えるかも知れない。事実、私は今作の評判を知っていながらも、同監督の「おみおくりの作法」が好みではなかった事も加わり、二の足を踏んでいた。
監督:>>続きを読む
【0距離BBA】
あらすじ
ある“老夫婦"が住む農場の離れを借り、ナイショでポルノ撮影を開始する一同であったが…。ハーイ、皆様が思った通りの展開にナリマース。
「今作のテーマ」
それは若さや老い>>続きを読む
【鼓舞】
タイトルの意味は
「まだ暗い」
40分のショート映画。その短い時間に反し、ここまで視聴後の充足感と満足感が得られるとは思いもしなかった。
「盲目と料理」
今作の内容は至ってシンプル。>>続きを読む
【王道】
なんでもアリなホラー作品の中にあって、一際、神聖さと邪悪さと人間ドラマが混ざり合うジャンルがある。それが
「悪魔祓い」
今作のようなカトリックの悪魔祓いは、概ね「ローマ典礼儀礼書」に記>>続きを読む
【凄愴】
長年に渡り、自分の「観たい映画ベスト5」に入っていた作品。
なぜ観ないのか、には各々理由がある。単純に視聴する手立てがないもの、楽しみにとってあるもの、私から見ても残酷すぎるもの、そして>>続きを読む
【アイデンティティ】
"統合失調症"
その向き合い方と支え方を描いた作品
監督:トール・フロイデンタール
脚本:ニック・ナヴェダ
原作:ジュリア・ウォルトン
小説『Words on Bathroo>>続きを読む
【創造神】
どの業界にもこう形容される先駆者や偉人たちがいる。
「神様」
映像関連での一例を挙げるとすれば
ストップモーションのウィリス・オブライエン(キングコング)。
特撮のレイ・ハリーハ>>続きを読む
【分岐点】
第95回アカデミー賞作品賞他、計7部門で受賞し世間を席巻した作品。そう、通称「エブエブ」だ。
今作は皆んな大好きマルチバース作品。「マーベル(MCU)作品」を初め、今や当たり前の様に使>>続きを読む
【記憶】
今尚、世界中の人々に多大な影響を与え続けている小津安二郎。
その中でも特に彼を敬愛し、小津作品の脚本を手掛けた野田高梧から名前を取った映像作家、監督がいる。それが
監督・脚本・編集:コ>>続きを読む
【月間ヌー10月号】
世間、そして周囲でも「面白い!」と話題になっていた作品。
「このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」と、そのままの副題にあるように、ループの原因に辿り着くため如何に>>続きを読む
【(΄◉◞౪◟◉`)】
恐怖の裏側。身に迫った怖さが緩和された時、必ずと言って良いほど自然とこぼれるものがある。それが
「笑顔」
社会学者マーギー・カーの言葉より抜粋
「“笑い“と“恐れ"は非常>>続きを読む
【伝染されるものとは】
146分間絶え間なく続く奇妙な異世界。そして、視聴者が目の当たりにするのは夢という名の多義的な幻覚劇。
監督:キリル・セレブレンニコフ
脚本:キリル・セレブレニコフ
原作:>>続きを読む
【これまでも、これからも】
⚠︎キャッチコピー程度のネタバレあり
原題は「PETITE MAMAN」
意味は
“小さなお母さん、大好きなお母さん“
観終わって時間が経てば経つほど沁みて深まる温>>続きを読む
【待って帰らないで】
第58回ベルリン国際映画祭 金熊賞受賞作品
“タイトルからはB級アクション"
“パッケージからも時間の無駄感"
ハッキリと駄作且つ大外れの匂いがプンプン漂っている。恐らくは>>続きを読む
【終戦】
原案となったのは、500人以上の従軍女性の証言集であり証言文学、そこから「女性視点の戦争」を描いたのが今作。
戦争を記録するのが「男の言葉」だけだった事に疑問を持って生まれ乍も、その内容>>続きを読む
【エテルナインパクト】
初監督と主演女優を主軸に置いた劇中劇による"体験型“の作品。同時刻の撮影現場を画面分割で追いながら視聴者を混沌へと誘う異色作だ。
監督:ギャスパー・ノエ
脚本:ギャスパー・>>続きを読む
【30万人の家政婦たち】
淪落とは
「おちぶれること。また、堕落すること」
監督:オリヴァー・チャン
脚本:オリヴァー・チャン
あらすじ
香港で暮らす半身不随となってしまった男、リョン・チョンウ>>続きを読む
【おい副題】
今作は、賛否を含め大きく評価が分かれる異質で異常なホラー作品。単純な面白さや怖さを求める人には非推奨。
監督:アレックス・ガーランド
脚本:アレックス・ガーランド
あらすじ
夫ジェ>>続きを読む
【トランスフォーメーション】
第74回カンヌ国際映画賞最高賞(パルムドール)受賞作品
監督:ジュリア・デュクルノー
脚本:ジュリア・デュクルノー
あらすじ
幼少時に交通事故に遭い、頭蓋骨にチタン>>続きを読む
【見据えた先へ】
ノルウェーの首都オスロで起きた
“2枚の絵画盗難事件"
この事件に興味を持った監督は画家と連絡をとって撮影を始めた。短編ドキュメンタリーを撮るつもりが、その実、3年以上も密着する>>続きを読む
【歪みと、その後】
三姉妹のほのぼのした日常を連想させるパッケージ。が、内容はその“真逆“だ。
監督:イ・スンウォン
脚本:イ・スンウォン
あらすじ
ソウルに住む三姉妹。長女ヒスク(キム・ソニョ>>続きを読む
【冒頭5点】
タイトルからも察せられる通りの韓国ノワール、そして「ブロマンス作品」でもある。
ブロマンスとは
「ブラザー」と「ロマンス」を掛け合わせた造語で、絆などで結ばれた男同士の濃ーい関係性を>>続きを読む
【笑顔の裏】
1992年-1999年にかけて、南オーストラリアで実際に起きた「スノータウン男女12人猟奇殺人事件」に関する書籍を原作とし、「ニトラム/NITRAM」の監督&脚本コンビが映画化、そして>>続きを読む
【神風とカミカゼ】
“タクシー運転手と若いチンピラが織り成す刹那的なロードムービー"
同じ1995年の作品と言う事もあり、邦画の「GONIN」を彷彿とさせる良くも悪くもオーバーな表現が一部では目立>>続きを読む
【固定観念】
“ネタバレ厳禁作品“
SFホラーと言われているが、個人的にはNOPE!(ありえない!) を軸にしたSF“エンタメ“作品。
「ゲット・アウト」や「アス」同様に、監督特有の社会風刺やフラ>>続きを読む
【その果てに】
ある一人のアルピニスト(登山家)を追ったドキュメンタリー作品
同じ題材の作品
「フリーソロ」を初めて観た時は、常軌を逸した光景に鳥肌が立った事をよく覚えている。"あの偉業“を成し遂>>続きを読む
【疑心暗鬼】
原題は「Under the Tree」
“木の陰“が招くモノとは何か
主軸となるは「隣人トラブル」
別で並行する「離婚トラブル」
その二つの話が、嫌ーな相乗効果として入り混じる陰鬱>>続きを読む
【これぞ問題作】
TV番組などでよくある
「ドッキリ企画」
その多くは、“ここまで"とラインが決められ、攻めたとしてもラインギリギリ。だが、俳優のホアキン・フェニックスとケイシー・アフレックは、そ>>続きを読む
【エピソード0】
原題は「ミニオンズ/ライズ・オブ・グルー(Minions: The Rise of Gru)」
“グルーの始まり“
シリーズ物ではあるが、「怪盗グルー」への始まりの話なので過去>>続きを読む