歩きスマホによる転倒、接触、ホームからの転落。そしてソシャゲを中心とした次から次へと新しきを求めるようになる限りの無い欲。朝目覚めてから下手したらスマホの画面しか見ていないんじゃないかというご時世。>>続きを読む
携帯彼氏部分はひたすらに(でもないけど)険しい表情で、過去回想におけるリアル彼氏部分はひたすらに明るい笑顔で。この川島海荷の観せ方は堪らない。
本格派、プロの仕事、この作品にピッタリな言葉だ。
大げさで大味なアクションは無い。しかしこの世界特有の失敗が許されない、失敗すればこちらの命が危ういというところからくる、細かな気配りや無駄の無さ>>続きを読む
よく台詞の応酬というものがある。発された言葉一言一句に的確に答える台詞が用意されている。私はあなたの話を聞いていると。そして相手も私の話を聞いていると。両者が互いにその言葉の本心を捉えているような。>>続きを読む
前編はドラマ要素十分、後編はサスペンス要素十分。
個々で別々の作品と観ればそれなりに評価されることだろう。しかしこれを分けざるをえない事態が、今の日本映画界のしがらみであり実情であり実力であると>>続きを読む
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前半は疑似家族の違和感や危うさのお披露目だった。
一見ありふれた一家団欒。交わされる言葉の節々に違和感を感じる。そしてお気楽な感じ。しかしその後の様子で、危険な橋を渡る父親の仕事ぶりが描かれる>>続きを読む
自分を殺し黒子に徹する八方美人、強がる不良、兄弟と比べられるガリ勉、おそらく初めて望まれる存在となれた援助交際女子、見栄を張る弁当屋。そんな彼女らがとあるきっかけでつながっていく。このサクセスストー>>続きを読む
思考や行動の順序がバラバラで且つアクションの際に過去回想に入るという、このテンポ・緩急がおもしろかったわけだが・・・
ぼくちんヒーローじゃないからってなノリでふざけてるってよりも、観客側が喜ぶよ>>続きを読む
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「人」ってのはそもそも何なのかと。愛し合う生き物だと。ただ生きている物だと。そこら辺を動いている物だと。いや、ただの肉塊に過ぎないと・・・ 子どものこづかいで買えちまう・・・ っとまぁいろんな見方が>>続きを読む
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YESMANという誤った解釈を前面に披露してこの映画は終わる。主人公の最後の行動は、誰かしらを救うための一見善意からくるものに見える。しかし、YESMANという団体をいつでも都合の良いように利用でき>>続きを読む
有機組織の縮小実験においてヤギが出現した時に「ネズミは?」と言わせたのも意味があったのが素敵だった。実験の段階として、だんだんと大型化だったり人間の組成に近い被験体で実験を行っていくわけだが、ネズミ>>続きを読む
雷だと言い、その後すぐに車を破壊したのはうまい。安全な場所という概念を突き崩す。
それぞれがそれぞれにコンプレックスを抱き、独りで抱え込んでいた。これが今回のエクスポゾン騒動で明らかとなり、蟠>>続きを読む
「TAKERS」ってところがミソなのかな。「奪う者」として銀行強盗は定義していたが、彼らを逮捕しようとする刑事もまた「TAKERS」なわけだ。家族や兄弟といった強盗団と刑事それぞれに抱える事情を一々>>続きを読む
ゲームの説明によりすぐに思い付く、侵されるであろう安全性の演出を明らかに1人異質な人間でやってしまっているのが何よりもイタい。痛い痛い痛い痛い痛い。
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負けます。地球は滅亡します。しかし、アークトゥリアンが生き残った人類を別の惑星に移してくれるそうで。そこで新たな人類史を築いていくそうで。
最初の場面に意識が戻る。何かしらで荒れ果てた太陽系第三>>続きを読む
あらゆるところで事象はつながっている。遠いところにあるようで近い、近いところにあるようで遠い。視えそうで視えない、視えていて視ようとしない。そんなたくさんある偶然・必然を見事に演出してくれる。ネガと>>続きを読む
彼女に共感しようとしていたら、いつのまにかに彼女を送り出す者の気持ちになっていたという・・・
「Thanks」「Thank you」って言葉がよく響くんですは。
音楽はパターンであるとスー。パターンを意識させて、期待させると。この映画は当にその期待を植えつけ、そのままほったらかしにする作品である。物語が動き出しそう、面白くなりそう・・・のまま終わる(正確には>>続きを読む
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複数の人物による証言や証拠から真実を明らかにする場である裁判。どんな真実であろうと明らかにするということが強調されている。その真実へと至る道を、大人になり出身校へ赴任してくることになった藤野涼子1人>>続きを読む
この事件は伝説として代々校長先生が語り継いでいるのだとか。赴任してきた藤野涼子自身が校長先生に概要を説明しているわけだが、この作品を通してわかるように、受け取り手によってその情報の印象ってのは大分変>>続きを読む
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男女のそれぞれのやり取りが良いね。言葉のチョイスかな。皮肉を交えたり悪態をついてしまう夫婦間。新鮮でロマンチックな浮気間。そして湿疹の位置づけ。隠したりすぐにさらけ出したり、なかなか見せなかったり。>>続きを読む
これでもかというほどに観せられる残虐的な描写。閉じ込められている者たちにとっては指示に従わないとこうなるという見せしめとして機能する。反抗するなという抑止力。恐怖を植え付けるのにこれ以上のものは無い>>続きを読む
話す相手によって嘘を織り交ぜ、さらには情報収集したものを繋ぎ合わせ、あたかも自分が見たかのような状況で、自分がその状況に置かれているかのように話を進める。真相を突き止めたいが故であろうが、ここから我>>続きを読む
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一音も間違うことができないという緊張感で話を盛り上げ、しかもそれが大衆の前ということで緊迫感はピカイチだった。
・・・にも関わらず、最後の最後で4章節だけを弾き直すことで金庫が開く。となると主人公>>続きを読む
「縁」という言葉が使われていた。アニキは人と人との関わり、めぐりあわせの中にこそ希望や夢があると思っている。そしてめぐりめぐって自分に還ってくるものがあると。さらにそれをまた他者にひたすらに恩返しを>>続きを読む
我々ならではの第三者的視点で、登場人物のベクトルが見えているからこそ楽しめる作品だ。
火事場で馬鹿力。この辺の表現からも伺えるが、主人公にはじまり何ともストレートなお話。登場人物の特徴や対比がわ>>続きを読む
殺せんせーの教育理念と言いましょうか、生徒1人1人の性格やら特徴やらを捉えて活かそうとする。これが全く活きてこない。オールラウンダー集団の育成ではなく、ある才能の特化型集団の育成。そしてそれぞれの特>>続きを読む
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合衆国大統領自らがテロリストをばったばったとなぎ倒していく系の映画を(例えば「エアフォース・ワン」とか)観てからね、鑑賞するとひたすらに楽しめるのでは・・・
ところどころ皮肉ってるのが笑えてく>>続きを読む
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父と子でロボットの見方が違う。それぞれお世話ロボットとして、お友達として見ている。人間の友達はいないそうな・・・、そしてティムも馬鹿にされている。
そしてとある少女との出会い。
父(人間)>>続きを読む
アメリカという宗教、イスラム原理主義といったそれぞれに持つ[values]を振りかざし、自らには何が還ってくるのか。この戦いはどこへ向かおうとしているのか。残された者は1つの戦いを終え、何を思うのか>>続きを読む
ゲームでしかスパイやら暗殺者やらの情報が無い一般人たちと、DVD(映画やドラマ)でしか一般人の生活(主にハイスクールライフ)を知らないという妙なズレが、噛み合いそうで噛み合わない、いや妙に噛み合って>>続きを読む
チャンピオンと挑戦者の駆け引きの描き方はもうさすがとしか言いようがない。
リング内外でひたすらにジャブを浴びるアドニス。それが段々と募っていきメンタル面は最高潮に。そしてタイトルマッチ。堪らない>>続きを読む
タクシーの運ちゃんが最後言うんだよ。イ博士が嘘をつくとは信じられないけど、プロデューサーも嘘をつくわけがないと。PD追跡は唯一信頼していると。ここに全てが込められていると思う。
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ラスト不動産業者の男との再会。パリの動脈に関して納得。そして英語はどこで覚えたのかとさらに聞きこむ。金になる話ではない。
彼ははじめ何が何でもお金を手に入れたかった。足元を見られないため、すくわ>>続きを読む
屋根があるところが必ずしも家では無い。でも屋根がないと不自由することはよくある。
ま、そういう屁理屈をこねるんじゃないんだわな。
家とはいったい何なのか・・・
パディントンの起こす行動>>続きを読む
彼は平和な世界を築きたいのだと豪語しているが、歴史が変わっていないとわかった時点で、彼の知っている平和な世界がいずれ訪れるであろうことは明白であろう。それなのに彼は敵をばったばったとなぎ倒す。ここに>>続きを読む