猫田さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

猫田

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スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方(2014年製作の映画)

3.8

クリステンウィグのシリアスな役のはまり具合にビックリ。彼女の出演作はコメディ色強めな作品ばかり観てるけど、これでは繊細な演技が抜群に良かった。双子には妙なシンクロや息の合い方があるってのはよく聞くけど>>続きを読む

キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

3.5

1を観ないまま鑑賞。主人公そっちのけで、ヒットガールのクロエちゃんが主人公のようなストーリー展開。でも、それも納得の可愛さ。そんなクロエちゃんを変な気持ちにさせたあのボーイズグループは、本当に実在する>>続きを読む

MAMA(2013年製作の映画)

2.5

よく行くレンタル屋のホラーランキングコーナーに置いてあった。裏の内容を読んだらば、失踪から5年後、山小屋で幼い姉妹が発見されるという、序盤の入り方がなかなか興味をそそったので鑑賞。狼少女的に野生化した>>続きを読む

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.0

冒頭から衝撃的なシーン。戦地へ4度も赴いた一人の兵士の姿を通して、よりリアルに戦争が人間に与える深い闇を見せられた気がした。戦闘シーンの臨場感や緊迫感がまた凄い。スナイパーである主人公が引き金に指をか>>続きを読む

百円の恋(2014年製作の映画)

4.5

勝ちたかった!と言って泣きじゃくる一子の一言に、彼女がこれまで言わなかった本当の気持ちを聞いたようで、私も泣けた。世間的に見れば完全な負け組の主人公。きっかけはなんであれ、ダメな過去を振りきるように、>>続きを読む

レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

4.0

涙腺決壊というキャッチコピーをなかば疑いつつ鑑賞。が、見事に号泣。ラストはもうひたすら涙が止まらなかった。資本主義は敵だと教え込まれた人間と資本主義の中で生きる人間。同じ国でありながら38度線で北と南>>続きを読む

紀子の食卓(2005年製作の映画)

3.8

家族の見方が変わってしまうわ…。家庭という空間の中で、それぞれが役割を果たすのが当たり前。「ではない」というのを淡々と見せられた感じ。決定的に言葉にしないからか、それが余計に怖い。自分的にはサスペンス>>続きを読む

嗤う分身(2013年製作の映画)

3.7

自分で自分の首をじわじわ絞めてるような感覚を映像で見せられた感じ。少しずつ人間が壊れてくような。でも、不思議とコミカルで、見ていて嫌な感じがしない。レトロな雰囲気や色使い、小道具もなんだか個人的にツボ>>続きを読む

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

5.0

興味半分で覗きに来たら、現実なのか悪夢なのか分からなくなってきて、自分も片足突っ込んでた主人公。ゆっくりどっぷりSMの世界にハマってくこの感じが不思議で好き。マスクで酸素を吸ってハイになるデニスホッパ>>続きを読む

ザ・ゲスト(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

今までどこに隠れていたんだ…ブラッドリークーパーとライアンゴズリングを足して2で割ったような、こんなイイ男。裏がある男ではあるけど、真の裏側が分からずじまいで多少モヤモヤしていたら、それを煙に巻くかの>>続きを読む

ザ・レイド GOKUDO(2013年製作の映画)

4.0

前作も見ながらアドレナリンがほとばしったけど、今回も期待を裏切らず、小道具やら敵やらいろいろバージョンアップしていて面白かった。ただ、死のビルからやっと生還したのに、主人公はすぐさま潜入捜査に送り込ま>>続きを読む

ネイバーズ(2014年製作の映画)

3.8

天使のような赤ん坊と愛する家族のため念願の一戸建てを買ったら、隣に毎晩毎晩パーティーする奴らが越してきて終わらない隣人戦争が勃発。下ネタも含むアホさ加減とその軽いノリでひたすら笑った。色々と小ネタが散>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

5.0

劇中に漂うこの独特の空気が好きで、何回も見てしまう映画の1つ。変わらなきゃならない自分と変われない自分との狭間で揺れ動く感じがこれまたイイ。一歩がなかなか踏み出せなくて大人になりきれない感じも。斜め上>>続きを読む

女は女である(1961年製作の映画)

3.9

四角いフレームの中を動き回る、ひたすら可愛いアンナカリーナをウフフと愛でる映画だった。普通の女が上目遣いで目をパチパチさせた所で「…はぁ?」となるもんの、彼女だと当たり前に画になるので全面的に許されて>>続きを読む

P2(2007年製作の映画)

3.8

全然期待せずに見たけど、なかなか面白いサスペンス。ウェスベントレーをアメリカンビューティー以来に見た。あっちでも相当陰のあるパンチが効いた役だったけど、そんな彼は相変わらず陰を背負ったパンチのある役で>>続きを読む

永遠の僕たち(2011年製作の映画)

3.9

ミアちゃんのベリーショート姿に惚れ惚れ。反則的な可愛さだった。死にとり憑かれるというと恐ろしいものを想像しがちだけど、そんな感覚とは全く真逆に見せる見せ方が好き。遊び心が満載。そんな死にとり憑かれた少>>続きを読む

寄生獣(2014年製作の映画)

3.5

東出くんはどこか人間離れしてると、前から薄々思っていた(体格抜きで)。どちらかと言えばターミネーター系のサイボーグっぽいけど、この映画では寄生されてしまう東出くん。彼だけは選ばれるべくして、この映画に>>続きを読む

シャイン(1996年製作の映画)

3.6

才能ある人間は、その才能と引き替えに神様によってなにかしらの試練が用意されるもんなのかもしれないなぁと、このての映画を見るといつも思う。そんな実在のピアニストの話。音楽が引き裂き、繋ぎ止める父親と息子>>続きを読む

イン・ザ・ヒーロー(2014年製作の映画)

4.0

女だけど男泣き。1人で熱くなってしまった。夢を売る映画業界で夢を追う人間のお話。話自体はまぁ淡々と進むけど、唐沢寿明がとにかく魅せる。ラストが激熱。思わず息を止めて見てしまった。夢をかける夢追い人の集>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

4.0

話題になったのに、なんとなく機会がなくて見られていないままの映画が意外と多いことに気付いた私。これもその1つで、やっと満を持して鑑賞。結果、めっちゃイイ話だった。ポジティブな人って、こういう人のことを>>続きを読む

裁判長!ここは懲役4年でどうすか(2010年製作の映画)

3.5

大根1本で人生激変するなんて、面白すぎる。確かに下手なドラマ見るより、裁判所で見るリアルな人間の人生ドラマは何倍も面白そう。不謹慎だけど。他人は他人だと割りきって、他人の人生ドラマを裁判所に覗きに来る>>続きを読む

ショート・ターム(2013年製作の映画)

3.7

心の問題を扱った作品だけど、不思議なくらい爽やかな映画。物語の中で、ふとした瞬間に言葉や表情に現れる恐怖や弱さがズッシリくる。それがすごくリアルだった。見終わって、終わりの見えない不安や恐怖と戦う彼ら>>続きを読む

滝を見にいく(2014年製作の映画)

3.6

タイトル通り、滝を見に行くツアーに参加する「どのタイプもいる!」と思うようなおばちゃん7人が、山で迷子に。そんなおばちゃん達のちょっとした遭難体験記。おばちゃんらしい会話や行動、女学生みたいにキャッキ>>続きを読む

バベル(2006年製作の映画)

3.8

この監督さんは色んな人間の人生が交錯してゆく作品が多いけど、どれも必ず主軸となるテーマがひとつある気がする。これは家族愛がテーマな気がした。事件を通し、様々な状況に直面していく国も違う人間たちとその家>>続きを読む

マップ・トゥ・ザ・スターズ(2014年製作の映画)

3.9

なにが凄いって、これが実話を元に作られた脚本らしく、脚本家は元ハリウッドのリムジン運転手らしい。どこまでが実話なのかは分からないけど。華やかな世界の裏で、少しの均衡で保たれていたボロボロの人間たちが、>>続きを読む

リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

5.0

心が折れ気味の時に見たくなる映画。ダメだとか負け組だとか言われたり思われている人たちの応援ムービー。だと、勝手に思っている。上手くいかなくてなかなか認めてもらえなくても、家族とか自分を理解してくれる人>>続きを読む

薄氷の殺人(2014年製作の映画)

3.8

筋書きだけ読むと、どうも2時間サスペンスドラマっぽいけど、それだけじゃなく、事件の核心に迫っていく中で、なんとも説明しがたい背徳感の漂う微妙な距離の男と女の姿も描かれる。作り込んでない感じの雑多な中国>>続きを読む

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