猫田さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

猫田

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サイコ(1960年製作の映画)

3.9

シチュエーション勝負だったり、色んな異常者が出てきたりと過激さを増す映画を見てると物足りなさはあるもんの、「見よ!これが王道やぞ!」とでも言わんばかりの無駄のないTHEサスペンス。見せ方も上手いし、 >>続きを読む

SHIFT 恋よりも強いミカタ(2013年製作の映画)

3.6

主人公が、もう途中からYUIにしか見えなくなってしまった。チェリーみたいな恋しちゃうし、アコギで歌い出すし…。パッケージだけ見るとそうでもないのに、似てた。現代のフィリピンを生きる若者の恋と、先の見え>>続きを読む

テロ、ライブ(2013年製作の映画)

4.0

前もって設定を知っていても、スゴイ緊迫感。なんだかあっという間に見終わった。じんわり脇汗が出てくるような展開が続くわ続くわ。メインニュースキャスターからラジオパーソナリティに降格させられ、どうにか返り>>続きを読む

ホラー・シネマ・パラダイス(2010年製作の映画)

3.5

全体的にダサくてチープな作りや設定は好き。ただ、なんとなく中途半端で、爆発せぬまま見終わってしまった感じ。もっとメチャクチャ出来るところは山ほどあったはずなのに。ただ、おっぱいギロチンは新しかった。そ>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

5.0

正義を貫く男による男のための映画。正義でもって悪を制する超正統派映画。今じゃあなかなかお目にかかれない豪華キャストたちの並びも凄いけど、駅での銃撃戦やら劇中の登場人物たちと一緒に武者震いするような見所>>続きを読む

クラウン(2014年製作の映画)

3.3

なんなのか…この哀愁のある切ないお話。設定はホラーっちゃホラーなんだけど、その切なさにちょっとだけ現代版のグリム童話的なものを見てるような感覚だった。怖さとかはもうどうでも良くなってくる不思議な感じ。>>続きを読む

ドライブイン蒲生(2014年製作の映画)

3.0

巷で話題のマイルドヤンキーの生態を観察してるような映画だった。飯が不味いから誰も長居しないようなドライブインを実家にもつマイルドヤンキー姉弟。そんなドライブインで生きていかなきゃならない子供たちがグレ>>続きを読む

プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

4.0

あんな経験したら、忘れられないだろうなーと見終わってニンマリしてしまった。シリアスさとユーモラスさのバランスがほんとに絶妙。全体的に漂うちょいダサなレトロ感が、またイイ。大人に振り回されて繊細に揺れ動>>続きを読む

メビウス(2013年製作の映画)

-

強烈、悶絶。セリフはなくとも、壮絶なシーンの連続で目を覆いたくなるのに見てしまった…。「やめてぇぇぇー!!!! ……(指の隙間からチラッ)」みたいな。なんとなくメビウスの輪のような輪廻天象的なものも感>>続きを読む

シン・シティ 復讐の女神(2014年製作の映画)

3.5

色んな人のレビューを読んでいたら、エヴァグリーンへの賞賛の嵐。納得の脱ぎっぷりも潔い妖艶な悪女で必見。正直、ジェシカアルバがかすむ程。モノクロの中にピンポイントで入るカラー映像とバイオレンスな描写は相>>続きを読む

荒野はつらいよ アリゾナより愛をこめて(2014年製作の映画)

3.6

テッドの感じのノリも下ネタも下品さもあり、笑いもありという感じで、何にも考えずにダラダラしながら見るのには丁度いい映画。セスマクファーレンって意外と男前だなぁ。私の中で想像していたイメージと全然違う。>>続きを読む

親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

4.0

男の復讐劇とは違って、女であり母親である女性ならではの復讐劇。時にはマリア様のように、ある時にはジャンヌダルクのように、色んな顔を見せる主人公。復讐というか、彼女がそんな自分自身と闘ってるようにも見え>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

5.0

これ見ると黒髪ボブにしたくなる(感化されすぎ)。久々に鑑賞。何回見ても面白い。 まさにセンスとノリで作られたような感じの映画だけど、なんか憎めない登場人物ばかりが出てきて個性豊かで面白い。音楽も最高だ>>続きを読む

ビッグ(1988年製作の映画)

4.0

大人は疲れるから子供時代に戻りたいと常々思っている自分の考えの逆をいくストーリー。大人になりたいと思った少年の願いがある日いきなり叶ってしまうというシンプルなお話。名探偵コナンの逆をいく、頭は子供で体>>続きを読む

ある過去の行方(2013年製作の映画)

4.0

元夫婦と妻の再婚相手の過去を巡る話。なんとも頭が痛くなってくるシリアスな人間ドラマだけど、そこへ少しサスペンスチックな要素が上手く盛り込まれてある。カンヌでの主演女優賞も納得のぶちギレ姿を見せた妻役の>>続きを読む

パラノーマン ブライス・ホローの謎(2012年製作の映画)

3.8

幽霊が見えちゃうせいで家族や学校でも変人扱いされている少年が主人公。切ないけれど、最後はほっこりする話で好きだった。ストップモーションアニメって、やっぱり些細な所に特有のカクカク感が残ってたりするけど>>続きを読む

リーカー 地獄のモーテル(2005年製作の映画)

1.0

こんなに面白くないホラー映画を久々に見た…。なぜ殺人鬼はあんなに(息が出来なくなるくらい)クサいのか。なぜあんな移動方法なのか。誰も何も教えてくれないし、奴に追われてるキャストたちも何も知るわけないの>>続きを読む

クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!(2013年製作の映画)

3.0

こっそりクレヨンしんちゃんの劇場版を楽しみにしている私。春日部防衛隊が活躍してはいるけど、あの5人組の活躍ぶりが少し中途半端な気がして、これはイマイチだった。個人的に栄光のヤキニクロードが一番好きなの>>続きを読む

マーサ、あるいはマーシー・メイ(2011年製作の映画)

3.6

全編通して貫かれるなんとも言えないこのまとわりつくよな気持ち悪さ。グロいとかではなくて、人間の気持ち悪さが前面に押し出されたような映画だった。洗脳された女性が現実社会に戻ってきてからのお話。当の本人の>>続きを読む

トレーニング デイ(2001年製作の映画)

4.0

とんでもねぇパイセンの下に配属された新米麻薬捜査官。正義に燃え、家族と出世のためパイセンの理不尽さにも耐え、愛想笑いしながら彼についてく新米を演じるイーサンホークの姿が序盤は涙ぐましいほど健気に見える>>続きを読む

ソナチネ(1993年製作の映画)

5.0

ヤクザたちの束の間のバカンス。恐怖と笑い。生と死。アンバランスなようで対極なものが見事に調和したかのような映画。無駄なセリフもないからなのか、登場人物たちが交わす些細な言葉さえセンス良く聞こえてくる。>>続きを読む

愛の渦(2013年製作の映画)

3.4

エロが目的で集まった赤の他人たちを観察する映画。完全にエロが目的のくせに、初対面の人間に会えばバスタオル1枚の格好でも猫かぶってるのは笑ってしまった。服の存在を忘れるくらい始終ほぼ裸の役者陣。裸も見慣>>続きを読む

ソウ5(2008年製作の映画)

2.3

見てなかった気がして借りたら、見ている内に思い出した。…見ていた。(個人的に)記憶に残らない5作目。なぜなら、ずっと次はどんな仕掛けが出てくるのかが、期待のパーセンテージの99%をしめていたので、スト>>続きを読む

マーゴット・ウェディング(2007年製作の映画)

3.8

イライラしながらも、面白くて仕方なかった。姉を演じるニコールキッドマンが凄いの一言。妹の家庭をただ引っ掻き回しにやってきたデストロイヤーにしか見えない。陰口なんか当たり前。でも、登場人物たちが皆、やた>>続きを読む

ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

4.2

絵画になりそうなくらい美しい空と美しい風景。そんな美しい場所で、密かに愛を確かめる二人のキラキラした澄んだ目に吸い込まれそうだった。ヒースレジャーもジェイクギレンホールも素晴らしかった。たまらなく切な>>続きを読む

イコライザー(2014年製作の映画)

4.0

もう続編が決まってるのか。でも、それも納得の面白さ。きっとこの男の目の前に立つ敵は、3秒であの世行きに違いねぇと信じてしまうくらい圧倒的な強さと早技。あんだけ強かったら、敵がWho are YOU?っ>>続きを読む

蛇イチゴ(2003年製作の映画)

3.8

ありきたりなはずの普通の家庭が、積み上げられた嘘でガラガラと壊れてゆく。芥川龍之介じゃないけど、地獄に垂れ下がった救いの蜘蛛の糸が勘当したはずのダメ息子って構図は、やっぱり地獄絵図にしか見えなかった。>>続きを読む

なんちゃって家族(2013年製作の映画)

3.9

なんちゃって家族の珍道中に爆笑。まるで過酷な軍隊訓練を乗り越えた先に芽生えた絆に近いような変に見事なチームワークでピンチを切り抜けるニセ家族。絶体絶命なピンチより、邪気もないご陽気なアメリカンファミリ>>続きを読む

マレフィセント(2014年製作の映画)

2.9

アンジーがディズニー大好きな自分の子供たちのために出演したというこの映画。そんな子供たちがもっと大きくなって見たら、きっと母親の愛の深さに気付くだろうな。ただ、個人的には少し期待し過ぎた。むしろ、この>>続きを読む

ブロークン(2012年製作の映画)

3.5

世界中探せば、こんな事がありそうな変なリアリティに、見ながらなんか胸糞悪かった。隣人同士のそれぞれの3家族。思春期の女の子はマセすぎてて見ていて恐い。タイトル通り、たった一言で少しずつ壊れてゆく様が描>>続きを読む

シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.0

目が楽しい。北欧好きには、たまらんこの色使いのポップさ。オープニングからハートを鷲掴み。主人公のアスペルガー症候群をこんなに可愛く見せられるのかと驚いた。個人的にハートを鷲掴みにされるシーンが続く。キ>>続きを読む

デス・レース2000年(1975年製作の映画)

3.5

デヴィッドキャラダイン、かっこいいなぁ。スティーブマックイーンにちょっと似てる。政府主催の人を轢き殺して得点を稼ぐ大陸横断ロードレースに熱狂する国民。40年も前に製作されてるので、色々とレトロに感じる>>続きを読む

死霊館(2013年製作の映画)

3.9

ワンさんのインシディアスは個人的にハマらなかったけど、これは久々に面白かった。ホラーが怖いってのは大前提で見てるけど、そういうのを忘れて素で驚いた。何回ビクッとしたかわからん。リリーテイラー怖かったな>>続きを読む

トランスフォーマー/ロストエイジ(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

トランスフォーマーに起用される美女たちは、やたらと唇がセクシーな女揃いだなと思っていたけど、今回もやっぱり。海外だとイイ女は唇がセクシーって定説かなんかあるんだろうな。アクションは見応え十分だけど、話>>続きを読む

WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

4.2

凄く良かった。なんでも経験しなけりゃ分からないなぁ。うちの母方の田舎は、あの村と大して変わらんような…五右衛門風呂があったような村なので、見ながら小さい頃を思い出した。田舎あるあるがすごい。その土地の>>続きを読む

息もできない(2008年製作の映画)

4.0

目も痛いし、心も痛い。暴力や暴言でしか自分を表現出来ない男の不器用さ加減がたまらんかった。暴力をふるうことで、何も出来ない情けない自分を逆に痛め付けてるような自暴自棄な感じ。でも、子供には優しいという>>続きを読む