玻璃さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

「君の名は。」や「言の葉の庭」は好きだったのに前作はあまり好きじゃなかったこともあって、今作は映画館に見に行くつもりはなかったのだけど....
予告で聞いた松村北斗くんの声があまりに良くて映画館へ。
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さくら(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

あたたかい家族の愛の話かと思いきや、予想外にドロドロと重たい話で驚いた。
結構精神的にくる作品。

この1本だけで家族・性・同性愛・差別・兄妹愛などなど、色んなテーマが描かれているのがすごい。珍しい作
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天気の子(2019年製作の映画)

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ところどころ違和感を感じる部分があってあまりストーリーに入り込むことはできなかったけど、とにかく雨と空の表現が美しすぎてそこは見入ってしまった。
「言の葉の庭」「君の名は」に続いて、新海監督が描く自然
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.0


ポスターの美しさと「半分、青い」の2人が2度目の親友役をやるということで元々気になっていた映画ではあったけど、作者さんのツイートで原作を試し読みして半ば衝動的に映画館へ。

原作を読んだときは号泣す
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プライドと偏見(2005年製作の映画)

4.0

✍️課題として鑑賞

開始数十秒からあまりの映像の美しさにびっくりした。朝日が昇って、エリザベスが家へと歩いていくあの数分間でぐっと引き込まれたし、音楽映像ともにあまりにも素敵すぎて胸が締め付けられる
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

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アニメでものすごくハマって原作も途中まで読んでいる身だけど、残念に思うところが一切なかった!!

完結していない作品だったからどういうふうに終わらせるのかも気になっていたけど、腑に落ちないなんてことは
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下妻物語(2004年製作の映画)

3.8

全てが可愛すぎて、すごく好きな雰囲気だった!途中に挟まれるフィルムっぽい映像も良い。ギャグっぽい展開やセリフが多くて笑えて、ストーリーもサクッと見れる感じなのに途中で飽きることもなく、最後まで楽しんで>>続きを読む

ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

3.0

原作を読んだことがなければアニメも見たことがない、完全にキャスト(松村北斗さん)と蜷川さんが創り出す色彩美、世界観目当てで行ったから、それなりに楽しんで見れたかな。
北斗くんもティナちゃんも美しすぎて
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ムーンライト・シャドウ(2021年製作の映画)

3.3

映画が気になったから予習として原作を読んだのに、あまりの素晴らしさに映画を見る前から原作のほうに惚れ込んでしまって。
だからちょっと期待しすぎだったかな....

でも原作を読んで感じたあたたかみだと
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映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

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ドラマも見てて、主役も脇役もキャスティングが上手いしそれぞれの演技もすごくて面白かったんだけど、今回の映画は可もなく不可もなくという感じ....
つまらないってほどでは無いけどちょっと盛り上がりに欠け
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Petto(2021年製作の映画)

3.8

枝監督の作品の空気感って特徴的で、柔らかくて爽やかなのにどこかヒリヒリしたものを感じる。やっぱり好きだなと思った。
短編映画を見るのは初めてだったからか、ここで終わっちゃうの!?って気持ちにもなったけ
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.5

すごくよかった...
映画館に行って数日経つけどもう1回見に行きたくなってる。映像も音楽も最高で、2時間があっという間だった。

アニメから入ったから原作未読で、やんわり先の展開(夏油についてのあれこ
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ホットギミック ガールミーツボーイ(2019年製作の映画)

3.6

中盤くらいまでは幼馴染男子2人の性格や言動はもちろんマネージャーも怖すぎるし、主人公はすぐ流されてフラフラするしで、なんだかちょっと気持ち悪さまで感じてしまって、映像や音楽は好きなのに残念だなと感じて>>続きを読む

ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

3.8

幸せになりたい、ずっと一人は寂しいのかもしれない。でも結婚して必ず幸せになれるわけじゃない、むしろその逆になることもあることを母や祖母を見て感じていて、幼い頃から結婚願望が皆無だった。
そんな私だから
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ライアー×ライアー(2021年製作の映画)

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ストーリーが突飛すぎてかなりコメディ寄りのラブストーリーって感じがしたけど、テンポ良く進んでいくからサクッと見れるし笑えるところもあって普通に面白かった!
少女漫画原作の映画には珍しく、共感性羞恥を煽
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MIRRORLIAR FILMS Season1(2021年製作の映画)

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「petto」
枝監督の作品の空気感って特徴的で、柔らかくて爽やかなのにどこかヒリヒリしたものを感じる。やっぱり好きだなと思った。
短編映画を見るのは初めてだったからか、ここで終わっちゃうの!?って気
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暗黒女子(2017年製作の映画)

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麗しき少女たちが紡ぐ特別な時間。
選ばれし者が集う花園。
お嬢様学校や女子校にありがちな、素敵な上級生に抱く強い憧れ....
世界観がとても好きだった。

ラストにはギョッとしてしまったけれど、テンポ
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さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

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信じるものは救われると言うけれど、それが良い方にだけ作用するとは限らない。
信じないことが時に救いとなるということにはハッとさせられた。
人と付き合っていくうえで、自分の目で見て聞いたことだけを信じる
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.0

名前と手紙がつないだ不思議な縁。
優しくて、胸があたたかくなる物語でした。

岩井俊二監督作品の鑑賞は3作目だけど、やっぱりこの人の映画、好きだと感じた。
今まで見たどれもが誰かの死のうえにある物語な
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.9

過去と現在を行き来する、斬新な描き方。
最初は違和感を覚えていた邦題「ストーリー・オブ・マイライフ/ 私の若草物語」だったが、その意味がわかったような気がした。

小学生の頃に出会って、何度も読み返し
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ひらいて(2021年製作の映画)

4.8

傍から見たら異常ともいえる、暴力的な"愛"だった。
自らをも破壊しそうなほどに。
本人すら気づいていないその本質をいち早く見抜き目を向けさせたたとえと、彼女の激情を受け止めた美雪。
抱いていた恋心は叶
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.9

武田先生の「頭で考えないで、感じなさい」
という言葉が胸に響いた。
典子や美智子がお稽古に通い始めたばかりのころに「何故そうするんですか?」と聞いていたように、忙しない日々を送る現代の人々は全てのこと
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.7

原作は最後まで読めていないので衝撃の展開に混乱したけど、最後にきっちり伏線回収されたので納得して終われた...!

鹿野と小坂、キャピ子と地味子、撫子ちゃんと八千代くん、この3組に順々に焦点が当てられ
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.9

「普通」って何?

こういうのってちょっと重めなテーマに感じられるけど、先生と香住の噛み合ってないコントのような掛け合いがテンポ良く、クスッと笑えるところもあって軽い気持ちで見れる。
それでいて、何を
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.5

ポスターやタイトルの柔らかさからは想像し得なかった、そこはかとない気持ち悪さが漂う序盤。これはきっと、流されて生きる七海の薄暗い感情と比例している。
まるで大人になりきれていない少女のようだった。そん
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砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

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どんどんどんどん、恐ろしい展開になっていって怖かった。想像以上でした.....
一見青春ラブストーリーに見えますが、侮ってはいけません.... 後半に行くにつれてかなりサスペンス要素強めになります。
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.7

何年か前にアニメを見ていたのでキャラクターやストーリーを知ったうえで見たけど、キャスティングが上手い!
小松菜奈さんも大泉洋さんもハマり役....!

爽やかで優しい空気感がとても良かった。
この映画
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ブラック校則(2019年製作の映画)

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昨今問題になりつつある「ブラック校則」。
なんのためにあるのか分からない理不尽な校則が蔓延る高校で、好きな子のため、みんなのため、その校則を壊し自由を手に入れようと立ち上がった少年二人の戦いの物語。
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

感じたことが上手く言葉にならない。
言葉にならないのに、気を抜くと溢れ出てきそうになって苦しい。
疲れるほどに圧倒されて、もう頭が働かないけれど、色んなものが詰まっていたのを感じた。考えるより先に鳥肌
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