harumijanoさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

さがす(2022年製作の映画)

4.5

いやぁ・・・やばいな。
最初想像していた軌道からどんどん逸れていって最後まで釘づけになる感じ。
妻の首を絞める佐藤次郎はすごかったし、伊藤蒼さんも清水さんもみんなちょっと怖いくらい演技うますぎ。
さが
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音楽(2019年製作の映画)

3.8

一聴したときから、なんだか主人公たちはロックの原体験として大切なステップを踏み出しているように感じました。
フェスの描写など作画が素晴らしいアニメ映画はやっぱりいいなと感じさせられる作品です。しかも坂
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.5

ギャン泣き。
今の日本にこれが撮れるのか。
と思っていた矢先に「新聞記者」。

ロックンローラ(2008年製作の映画)

3.5

やっとこさガイ・リッチー克服できました。
話がつながるまでが長すぎで今まで他の作品も途中で飽きちゃってたけど、まとまり始めると面白いんですね。
俺も一緒にベッド行っていい?って聞くトム・ハーディかわい
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.2

アンソニーホプキンスすごいな・・・だし、映画として認知症を表現するのにこれ以上ってないのでは・・・

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.2

科学史や科学社会学をやってきた身としては笑えるような笑えないような話。
特にコロナの時期というのもあって、科学の専門性と社会での有用性というテーマでいうとタイムリーな作品なのかもしれない。

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.6

多分本で読んだ方が面白かったろうな・・・
なんというか、『ピエロがお前をあざ笑う』みたいなユーロ圏での新感覚ミステリーに共通するテンポというかハイテンション感というか。
まあ9人いるから仕方ないのかも
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.2

なんかきちんとホラーだったなぁ。トーマシンちゃんかわいすぎです。

エドガー・ライトがまたしても新しい映像表現の段階に足を踏み入れたのかと、ファンとしてはとても嬉しく思いました。
映像効果がすごかった
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街の上で(2019年製作の映画)

3.5

下北の男ってみんな髪ながいんですか?

出てくる女が三者三様で気持ち悪かったです。さながら嫌な女たちのモテキみたいな。

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.3

役者を正面から捉える瞬間がおもしろかった。どれも短編ながら起承転結がしっかりしており、観客を飽きさせず、置いてけぼりにもしない。

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.7

けっこう難解というか、意外な展開でした。初め想像した展開から大きく外れ、いい意味で裏切られるラスト。もう一回観たいな。

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.5

難しい。この二人でないとこの作品じゃない気もするし、この二人だからこそ原作が光るような気もする。

7つの贈り物(2008年製作の映画)

3.0

いや、自殺するって決めてたならなんでエミリーに近づいたの。いい人判定が済んだら離れないといけないでしょ。
ここにラブストーリーを持ってくる意味とは。残された側はどう決着をつけて生きていけばいいのか、無
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ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.6

良かった…最近見た中で一番良かったよ。
「友達は自分で選べる家族」
過去に苛まれるタイラーの「世話を」していたのはザックなのかもしれないね。

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.7

はぁ…よくあるやつ…
と思ってたらいい具合に裏切られた

ばるぼら(2019年製作の映画)

3.4

映像表現の稚拙さってどこから現れてくるんでしょう?カメラワーク?俳優による演技?美術系?
開始5分できな臭さが漂ってくる不思議。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.7

ちっと盛り上がりに欠けたような…
期待しすぎたのかな?
前評判もよかったし、なんせシャラメさんだしね…

デッドマン(1995年製作の映画)

4.0

めちゃめちゃ好き。全編ずっと流れるギターのひずみや冒頭から暗示される死の結末まで。最後の死に方いいのよ…自分もああやって海に流されながら、空を見上げながら死にたいものだ。

ヘルボーイ(2019年製作の映画)

3.4

リメイク版あったんかーい
でも特に後半B級ダークホラー感強すぎてちょっと萎えるわね。
B級にありがちなどうでもいいストーリー詰め込みすぎて全体がしゃばくなるやつ。でもちょくちょく見たことある俳優さん出
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飛行士の妻(1980年製作の映画)

3.8

なんて馬鹿な女なんだ…
「優しすぎるのね」だって?自分だけが悲劇のヒロインだと思って。こんな女と付き合ってるフランソワもバカだよ。

フランソワはペンが出なくてチャンスを失い、クリスチャンは何ともなく
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

ダニエル・クレイグ版007の冒頭では一番好みだった。最後は珍しくボンドが追われる。
ラストは日露エリアのため日本文化が多用されてるのも面白かったな。惜しいのはパロマちゃんが可愛すぎたのでもっと登場して
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それから(2017年製作の映画)

3.7

昨日溝口を見たからか、やたら長回しに目がいってしまう。
でも会話の部分とか切り返ししないんだねぇ。
時系列がちょい複雑でわかりづらいけれど面白い撮り方をするものです。
言ったことを守れない男。人のこと
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お遊さま(1951年製作の映画)

3.9

冒頭、座敷の窓ごしから竹林まで1分超の長回しで始まる。さすが溝口といったところ。その後一行が向かってくるシーンでは徹底的にお静さんの姿を見せないことで慎之助の目はお遊さんにもっていかれていることを暗示>>続きを読む

浮雲(1955年製作の映画)

3.9

浮雲のように軽く浮気な男に翻弄される女たちの物語。
どうしてこうも軽薄な男に弄ばれるんだろうか。
ゆき子が言った「私が勝手にやったことにして、自分だけいい子になってーー」
ほんとにその通り。
「ヤルセ
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

3.9

路子さんに結婚したらどうだと言って
和夫に自分のことは自分でしなさいと言った後、なんとなく畳んである洗濯物を仕分けて、神妙な面持ちでネクタイをほどくシーンがたまりません。

路子と三浦のくだりは、男ど
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.9

非常によくできた映画だと思いました。
展開が早い、言ってみれば112分ずっとキーポイントが続いてるような感覚にさせられるような。
何よりも恐ろしかったのは4分前警報の話。なんとなく引っ掛かりもなくこの
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.3

ちょっとパンチライン多すぎて覚えきれないです…笑
ただ小説から加筆修正されている部分(高槻の軽薄さなど)もそのまま落ち着いてもとの骨格に馴染んでいて濱口さんすごいなぁってかんじ。
「これをしたら今のま
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パピヨン(2017年製作の映画)

3.7

独房の描写とかが長く感じられて旧パピヨンの方がよかったけれどやっぱり脚本自体がもつ質量はそのままだった。
シャリエールのパピヨンも読んでみたいな。