hebさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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サイコ(1960年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

初見では色々とついていけていない感覚があったのでもう一度見直しました。
結果的に理解度が上がった2回目の方が圧倒的に面白く見る事ができたと思います。
逃走するマリオンが車中でその後の顛末を想像している
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(1963年製作の映画)

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ヒッチコックにチャレンジ!
惨敗!

序盤のメラニーとミッチのゴタゴタなのかイチャイチャなのかよく分からないやり取りに、さらに元カノだの不安定そうなママだの入り混じってその合間に鳥。不気味に鳥。
なる
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フォーン・ブース(2002年製作の映画)

4.1

始まった瞬間から主人公が運命の電話ボックスに収まるまでの流れで彼がどういう人間であるかを鮮やかに説明してしまうこの手際!
そこからの展開も非常にスピーディー且つ巧妙に仕組まれていて、彼と電話越しの犯人
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累 かさね(2018年製作の映画)

3.7

頑張れば頑張るほど空回りするおもしろ土屋太鳳案件のひとつかと思いきや、彼女以外の他の全ても過剰で振り切れていてなるほどこういう感じかと。
女優という存在を巡ってバチバチにやりあう2人の女。かつての大映
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凍った湖(2015年製作の映画)

2.5

開始からエンドロールまで恐ろしいほど単調なトーンで進むサスペンス。
演出らしい演出もほとんど入らないまま、淡々と捜査が進む様子をひたすら見せ続けられる不思議な時間。
登場人物の名前と顔が一致するまで時
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レリック ー遺物ー(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

何か起きそうで何も起きないまま、雰囲気だけはそれっぽく進んでいく地味な展開。こちらが飽き始めた辺りで気付けばなんとなくクライマックスっぽい展開にぬるっと突入していました。
結局これはなんなんだと思いな
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.2

ゴリゴリの「テレビ局映画」を久々に観て、なんだか懐かしい衝撃を喰らった感じがします。
演出からキャスティングまで一分の隙もなくザ・芸能界で構成されたトラディショナルお茶の間ドタバタコメディ。
しかしこ
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

ちょっと前までは日本にもこういう名物おじさんみたいな人ちらほらいた気がしますが最近はどうでしょうね。

最初からこの町の人達は彼の事をよく分かっていて、なんだかんだ繋がりを断つ様な関係にはなっていませ
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リピーテッド(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

目覚める度に一日の記憶がリセットされてしまう主人公。
どっかで聞いたような話ではあるものの、スピーディーに展開する物語は次々に謎を呼びこちらの興味をしっかりと惹き続けてくれます。
登場人物もロケーショ
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

3.8

容赦ないゴア表現に深みのある撮影、どこかに本当に居そうなキャラクター達。
真実味があるとでも言えばよいのか、ルックのリアリティでまず引き込まれます。
ストーリー自体は進めば進むほど強引で陳腐な部分も見
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

キューバ危機の裏で行われていたギリギリの駆け引き、あらゆるメディアで幾度となく語られてきた歴史的な大事件です。
今作はそんな時代にスパイとして働く事になったイギリスの商人のお話。彼を通して当時のソ連の
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前科者(2022年製作の映画)

4.0

元受刑者の更生・社会復帰というしんどいテーマに正面から切り込みつつ、普通に暮らしている限りではなかなか見えてこないそのシステムの実態をサスペンス仕立てのエンタメとして昇華させる見事なシナリオ。
どう考
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アンホーリー 忌まわしき聖地(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

所謂「神の御業」が本物なのかあるいは人の仕掛けたフェイクなのか、という観点で見ていくとあれ?となってしまうのは信仰テーマの作品あるある。
それなりに慣れてはきましたがやはり普通に悪魔とかなんとか出てき
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.1

ほとんど何言ってるか分からない虚無の時間の中で、これはおそらく五月革命の事なんだろうな…と微かに脳が動いたのが最後、あとは死んだ目でまどろむのみ。
雑誌の様な映画と考えても、興味のあるとこだけ適当に見
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カーム・ビヨンド 漂流者(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

大水害を生き残った女1人のサバイバル生活。
不意に出会った少女と断片的に蘇る過去の記憶が、主人公を静かにゆっくりと変えていきます。

ほぼセリフのないまま進む前半、廃墟となった街の画作りと丁寧な生活の
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サイゴン・クチュール(2017年製作の映画)

3.4

戦禍の中でもファッションを軸に逞しく生き抜く女性達の人生を描く、的な話だと思っていたらいきなりシットコムみたいな導入で面食らいました。
だいぶクセが強いなぁと思いながら見ているとなんとタイムリープで現
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パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.1

人生ギリギリの運転手と気難しい雇い主という構図でもう大体の筋は見えてしまいそうな話ですが、ほぼその予感の通りに進行し終わりました。
調香師という職業には確かに興味を惹かれるものの、この仕事じゃなければ
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氷の接吻(1999年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

導入はいかにも一級品の雰囲気を醸し出していて、これは本格サスペンスの匂いがするぞと背筋を伸ばして挑んだのですが…。
行く先々で関わった男を手にかけていく彼女と、それを密かに追いながら見守る主人公という
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

本当にあのウィッチやライトハウスを撮った監督の作品なのかと思うくらいの王道展開に驚きました。前2作に比べて圧倒的に見易いシンプルな復讐譚です。
エンタメ性に大きく振った分独特のクセの強さは減っているな
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7BOX [セブンボックス](2012年製作の映画)

3.5

多感な時期にダニーボイルやタランティーノを喰らった人間にはなかなかクるものがありました。
夢も謀略も生も死も、全てが巡り廻る世界の縮図の様な巨大な市場。
主人公がケータイを欲しがったのは動画撮影機能に
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パニック・ルーム(2002年製作の映画)

3.6

何回見てもどうやって犯人グループ+娘があの部屋に立てこもり、母親+元夫が外に出ている構図になるのか忘れてしまいます。
あとフライトプランと混ざる。
ちょっと緑がかった薄暗い画面のタッチとか凝ったカメラ
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ナイト・ウォッチャー(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

苦い恋を経てひとつ大人になる。
こういう話に出てくる必死な男子も、ちょっとワルいけど魅力的な女子も大好物なので、なんとなく悲しい終わりが見えていたとしても最後まで心を震わせながら見る事が出来ました。
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ハンナ(2011年製作の映画)

3.5

プロット自体はよくある美少女キリングマシーンもので、あんまり期待もせずに見たのですがなかなか楽しめました。
ちょっと前の作品なので古臭い演出も多いしアクションもこの手の作品にしてはキレが無いしで、じゃ
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ザ・キッチン(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ギャングの妻達が組織を牛耳って街ごと改革するという筋書きは痛快だし、大ネタ使いの挿入曲も相まってなかなか楽しい。
しかしなぜ「彼女達だから上手くやれた」のか、その部分の理屈がイマイチよく分からなくて最
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ストックホルム・ペンシルベニア(2015年製作の映画)

3.5

突然全く別の環境に放り込まれる事になった娘の戸惑いを想像しながら見る前半と、
娘を失い長い間自分を責め続けたであろう母親の心情を思わずにいられない後半。
洋画ではよくモチーフにされるこの手の事件ですが
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

ネオンギラギラの夜景をバックに馬を乗りこなすハチャメチャガンアクションへと変貌、一作目を思うと随分遠い所へ来てしまった感がありますが、ここまで振り切れば楽しくないわけがないのです。
何食ったらこんな事
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箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

こういう設定のお話は最後にそうだったのか!とスッキリするものとモヤモヤが残るものとに分かれる気がしますが今作はモヤモヤの方でした。
何か霊的な存在と精神的な問題によって生み出されるものとが混在している
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イノセント・ガーデン(2013年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

平気で時系列が飛ぶ上に観念的な映像も多くて話の筋が見え難い。
演出もどうもクドくてあんまり好きな雰囲気じゃないなぁと思いながら見終えましたが普通にイヤーな話だったっぽいのでまあいいか。
そういやお嬢さ
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ウエスト・エンド殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

箱庭的なルックにエキセントリックなキャラクターにおしゃれっぽい演出、推理モノに対するメタな視点を導入から遠慮なくぶちこんで来るのも好みはあるでしょうが個人的には好きなテイスト。
しかし笑っていいのか何
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ジュリアン(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

離婚調停の激しいやりとりから実際子供達の真意はどこにあるのか探っていく様な話になるのかと思いきや、全く違う方に展開するので驚きました。
抑制された静かなタッチで進行しますが、ジュリアンと父親2人だけの
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コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.4

キャラクターのビジュアルやガジェットの面白さには惹かれましたが、誰も彼もイマイチ要領を得ない思わせぶりな台詞を吐いてばかりで何の話なのか最後までよく分かりません。
悪魔とやり合うアクションシーンがたく
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左様なら今晩は(2022年製作の映画)

2.8

10分で読み終わるくらいの漫画を薄くのっぺり伸ばした様なかったるい展開。
設定とビジュアルから想像できる以下のことしか起こりません。
アルプススタンドの~メンバーが出ているという点で少しだけアガりまし
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スプライス(2008年製作の映画)

3.7

話運びにはやや強引な点もあるものの、こちらが見たいものを出し惜しみなく見せてくれる姿勢に無条件で興奮してしまいます。
生み出された「それ」を巡って徐々に変わっていく主演2人の関係性や、繰り返される娘v
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.8

過去にジョンの属していた組織の全貌が徐々に明らかになっていくシリーズ2作目。
今回は組織内でのパワーゲーム的な展開で、そういう話があまり得意ではない自分にとっては少し残念な方向へシフトした感はありまし
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彼女来来(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ファーストカットで彼女を覆う黒い影、ゆらゆらと動いて顔がよく見えない。
何もかも理解し合った運命の相手の様に思っている彼女でさえ、いつか誰かと入れ替わってしまってもおかしくない不安定な存在なのでは?
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ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

2.5

最初から最後までブリンブリンで何を言ってるのか何をしているのかほとんど分かりません。
筋書きらしいものも特に無い感じだったので半分くらいはちょっと別のことをしながら適当に流し見しました。

カウンター
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