2006年フジ。新年スペシャル3本目で古畑任三郎の最終作品。松嶋菜々子が双子の脚本家として二人一役で登場。犯人に意外な展開がある点で倒叙推理としてはやや徹底しないが、双子ということでうまく工夫したと>>続きを読む
1999年フジ。古畑任三郎第3シーズン。連ドラとしては最後のシリーズになりました。2ndシーズンに比べると、演出や脚本の新鮮味はややパワーダウンの印象はある。改めて見ると、石井正則の役は田村さんのセ>>続きを読む
1996年フジ。古畑任三郎シリーズのベスト・シーズンでしょう。犯人役の豪華さと演技力、ストーリーのバラエティと謎解きの面白さ、ストーリーを知っていても楽しめる。私の最もお気に入りは「動機の鑑定」。古>>続きを読む
1996年フジ。古畑任三郎の第2シリーズの最終作。夫婦で犯人役をやったのは唐沢寿明と山口智子だけじゃないのかな。山口のフラメンコ・ダンスはなかなかの迫力。
2009年TV朝日放送。松本清張生誕百周年と開局五十周年記念番組として製作されたとのことだが、田村正和さんの追悼番組として視聴。松本清張の本原作の映像化としては、1982年の桃井かおり、岩下志麻出演>>続きを読む
SPECオリジナルドラマで印象的なSPECホルダーだったサトリを主人公にしたスピンオフドラマ。堤幸彦ドラマとしてケイゾク、SICKSとつながっているそうだが、SPECの世界観の影響が一番強いと思う。>>続きを読む
2010年TBSドラマ。ケイゾク、トリック同様に男女ペアでサスペンスとコメディを組み合わせた堤幸彦お得意のパターンだが、戸田恵梨香、加瀬亮の主役二人の造形に竜雷太など脇役も力があって面白く見させる。>>続きを読む
MOZUはシーズン1を見たがシーズン2は途中で挫折。WOWOWでスピンオフの再放送を視聴。2作あるが、1作目と2作目の調子が全く違うのに驚いた。1作目の飯島直子を共演とした作品はスピンオフらしい1話>>続きを読む
2019年テレビ東京10回。マンガ原作を実写化したドラマ。原作者はかつて市役所に務めていたそうで、その経験と人の死の背景を探りたいという関心で「死役所」なるコンセプトを作ったようだ。死役所職員(実は>>続きを読む
2014年テレビ東京全11話。主演の柳楽優弥の力演が光るが、それを含めて福田雄一監督の演出が成功しているのだろう。勇者ヨシヒコ・シリーズなどのギャグ・パロディ・コメディの演出をかなり活かしていると思>>続きを読む
原作高村薫、監督鈴木浩介、脚本前川洋一トリオでの2010年WOWOWドラマ、5話。2013年のレディ・ジョーカーの前日譚なので、こちらから見た方が人間関係が分かりやすい(逆に見てしまった)。残酷な連続>>続きを読む
2013年WOWOW7話ドラマ。「マークスの山」と同じ原作高村薫、監督鈴木浩介、脚本前川洋一の制作陣。原作未読だが、原作の出来がよいのだろう、深みのある内容を重厚にドラマ化していて見応えがある。グリコ>>続きを読む
2017年WOWOWドラマ。4話。制作の鈴木おさむ得意の業界イメージを逆手にとったドラマ。誠実なテレビ局員だった主人公(堤真一)がクイズ番組をヒットさせ、傲慢な業界人になって関係者に復讐される、とい>>続きを読む
2012年製作。板尾創路(黒川鈴木)が地方警察署の捜査官で、田辺誠一、田中圭とコンビを組む。コメディタッチの推理ものなのだが、板尾のギャグは少なく、むしろ、田辺と、板尾の妻役の鶴田真由が破天荒な役柄>>続きを読む
すごく面白い訳ではなかったが、田辺誠一と小池里奈のコンビ感が楽しく深夜ドラマらしくて見ていました。ダメ探偵の田辺を小池が救うコメディ推理のストーリー。小池は体調を崩したこともあってテレビ出演があまり>>続きを読む
2013年読売テレビ制作。佐藤浩市、多部未華子、向井理となかなかの俳優が主演するサイコ・サスペンスなのだが、今ひとつ深みがない。殺人のにおいを感じたり、死体を完全に消去したり、といった「機械仕掛けの>>続きを読む
2011年、新参者のTVシリーズ放映の翌年正月のスペシャルドラマ。ただ、事件そのものは新参者シリーズの2年前ということになっており、加賀は人形町ではなく練馬西の警部補。捜査一課に所属するいとこの溝端>>続きを読む
2016年WOWOW製作ドラマ、全5話。各話でどんでん返しを入れながら、5話全体で謎解きをする複雑なプロットのできはかなりいい。他方で、セリフは今ひとつ。北島演じる駆け出し医師の主人公の行動は出すぎ>>続きを読む
2017年の日本のテレビドラマでこれほどレベルの高い作品が作られていたとは知らなかった。主演・貴地谷が冷静な判断力と正義感をもつ刑事として好演している(前半でのつぶやきが面白い)。しかし本作は助演が>>続きを読む
2014年にテレ朝で匿名探偵のシーズン2として放映された全9話。第1シーズンに比べて隣ビルのお色気ストリップ美女集団は物憂げな美女に変わり、依頼人も涙を流さず、三浦理恵子のおバカ大家さんの代わりに原>>続きを読む
テレ朝の金曜ナイトドラマ。全9話。お色気コメディ推理もので、特命係長只野仁と似たテイストだが、こちらの匿名の方が少しだけリアルか。金曜夜だけあって、お色気テイストが多いが、正味45分なので推理の方も>>続きを読む
大杉漣が中心となって脇役6人が同居する本人が本人を演じるドラマ。一応、幻となった映画製作を完成させるという目標があるものの、6人とゲストの演技とも本音ともつかないやりとりがメイン。普段、主演を引き立>>続きを読む
戦争に行った父をもち、昭和時代の従軍者の戦記を読んでいると違和感を感じるところは少なくない。特攻で死んだ実の祖父の背景を探りに孫(広末、桐谷)が調べ始めるのだが、長谷川(笹部)がいきなり孫に向かって>>続きを読む
アニメ化もされた人気マンガをWOWOWが実写化したもの。全8話。アニメが好きだったので視聴。独特のアンニュイな雰囲気をもつアニメと比べると実写版はどうしても分が悪い。すらりとした杏は「主さま」として>>続きを読む
2010年のTBSによる良質のドラマ。全10話。加賀恭一郎が主人公だが、事件は冒頭第1話で起きる殺人事件1件で、それが伏線となって東京下町(人形町)を舞台にした人情と推理の二重奏になっている。推理も>>続きを読む
2014年。視聴率に恵まれなかったが、ゴールデンの時間帯に珍しい攻めたドラマでとても楽しんだ記憶がある。尾野は体当たりの演技で切った張ったの裏金融世界で生きていく主人公を演じたし、三浦友和、小林薫他>>続きを読む
12年ぶりに主要キャストが集まれるドラマは少ないだろう。それだけこのドラマを出演者も楽しんだということでそれだけで評価できる。オダギリも麻生も時間を感じさせないくらい若々しく演じているが、やはり全体>>続きを読む
「時効警察」に人気が出て翌年作られた続編。新レギュラー(小出早織)を加えるなどマンネリを避ける工夫を色々していて、面白さは続いている。ただ、最後の2作の8話、最終話は演出、脚本ともとっちらかった印象>>続きを読む
実験ができる深夜ドラマとして成功した番組と思う。オダギリジョーの独特の雰囲気をコメディに起用して、警察内に時効を管理する閑職があるというありえない設定が生きた。何より麻生久美子の新しい魅力を引き出し>>続きを読む
こだわりの逸品、と呼びたくなるドラマ。浅草を舞台にした原作の粋な雰囲気を、オダギリジョー、石橋蓮司、小泉麻耶という性格の違う主演俳優の組み合わせで料理する。何よりもEgo-Wrappingによるオー>>続きを読む
2014年TBS制作。新参者シリーズの阿部寛の加賀ははまり役だと思う。冒頭のお見合いは、局が違うのにTrickトリビュートか。
本作は石原さとみの演技が光る一作と思う。原作未読だが、本作を見る限り>>続きを読む
テレ朝は捜査物の長寿番組がずらりですね。9係の終わり頃から見始めて、渡瀬さん逝去で終了かと思いましたが、何とか継続して喜んでいます。今年はコロナで撮影自体が大変だったと思うので何とか乗り切っただけで>>続きを読む
こちらのリストにはクレジットされていないようですが、2016年のシーズン11,2017年のシーズン12に準レギュラーで出演していた野際陽子さんの晩年の出演作として記憶に残っています。
仲間にとっても出世作と思うが、阿部寛の存在感が素晴らしい。野際陽子もさすがの存在感。ストーリーはそれほどひねりはないが、軽いホラーサスペンス風味で飽きさせない。テレビシリーズは全部見て損はないと思う>>続きを読む
ドタバタ系のコメディだがストーリーがなかなか面白く、大げさめの演技に辟易しなければ楽しめるドラマだと思う。石原のコメディエンヌは手慣れたものだが、色々な衣装で楽しめるし、大島優子の演技について評価は>>続きを読む
ガリレオ役に福山雅治を起用したことが大成功だったと思う。科学トリックを映像にする難しさをスタッフは楽しみながら克服していったのでは。柴咲コウはワトソン役として、変人ガリレオに振り回されながらその魅力>>続きを読む